
歯科医院・歯医者の集客方法8選!集患のコツや対策費用も解説
歯科医院・歯医者の集客を成功させるには、押さえておくべきポイントがあります。
本記事では、時代に即した集患に必要な事前知識から、具体的な集客方法8選、費用やコツに至るまで徹底解説。
競合医院に負けない集客力を身に着けたい、もっと地域に愛される歯医者さんになりたい。そんな熱い想いをもった先生方は必見の内容です。
目次
歯科医院・歯医者の集客のポイント

歯科医院・歯医者の集客について、まず押さえておきたいポイントは下記の通りです。
- 患者数の減少
- 患者ニーズの変化
- 外国人患者の増加
- 適切なターゲット設定
- 差別化の重要性
では一つずつ解説します。
患者数の減少
総務省統計局の調査によると、日本の総人口は12年連続で減少しているとされます。一方、厚生労働省の調査をみると歯科診療所の数が、ほぼ横ばいだとわかります。つまり、患者数(人口)は減っているのに、歯医者の数自体は変わっていないため、競争が激化しているということです。
実際に全国保険医団体連合会が公表した歯科会員アンケートでは、患者数・請求点数ともに「減った」という回答が4割近くにも上っており、長年地域医療に貢献してきた歯科医師ほど、経営状況が厳しさを増していることがうかがえます。マーケットが縮小するなかで生き残るためには、より一層時代に即した適切な集客・集患対策が必要といえるでしょう。
出典:総務省統計局「人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在)結果の要約」
出典:厚生労働省「令和3(2021)年医療施設調査」
出典:全国保険医団体連合会「2022年度 歯科会員アンケート」
患者ニーズの変化
歯科医院の集客・集患を語るうえで欠かせないのが、今の時代の患者が何を求めているのかという点です。
以前は、予防歯科や虫歯になってからの対処療法としての通院が一般的な患者のニーズだったかもしれません。しかし、今はどうでしょうか。新型コロナウイルス感染症も落ち着き、マスク生活も明け始めている昨今、国民のメイクアップニーズや美意識の高まりが見受けられます。
事実、Google検索上での検索トレンド(よく検索されているワード)を確認してみると、やはり「予防歯科」「虫歯治療」というワードの検索ニーズが横ばいである一方、「ホワイトニング」「歯科矯正」といったワードは右肩上がりに伸びていることが分かります。

つまり歯医者は歯医者でも、「見た目を良くしてくれる歯医者さん」の需要が堅調であるということです。
このように患者となりうる国民のニーズというのは、時代とともに移り変わるものです。患者ニーズの変化に敏感になることで、今あなたの歯科医院が何を強みとして打ち出すべきかも見えてくるでしょう。
外国人患者の増加
総務省統計局の情報によると日本人の人口が減少するなか、外国人は増えているという発表もあるため、今後は積極的に外国人の患者を受け入れる必要も出てくると考えられます。
言葉の問題もあり、敬遠している歯科医院もあるとうかがえますが、外国人を積極的に受け入れることで、他院との大きな差別化になるのは間違いのない事実です。
現状を鑑みるに、英語対応、中国語対応などが、今後の歯科経営には必要になってくることが予想できます。特に商圏内に外国人労働者や留学生が多い場合は、しっかりと対策を打っておいて損はないでしょう。
参照:総務省統計局「令和2年国勢調査-⼈⼝等基本集計結果からみる我が国の外国⼈⼈⼝の状況-」
適切なターゲット設定
ターゲット設定を明確にすることは、歯科医院が効果的な集客・集患戦略を立て、成功するための基盤となる重要なステップです。患者ニーズの変化をとらえることにも通じますが、ターゲット層の理解と彼らに合ったメニュー提供は、歯科医院の集客において不可欠な要素といえます。
特にホームページ制作やWeb広告など、ある程度の予算をかけてマーケティング活動を行う場合、特定のターゲット層にフォーカスすることで、効果的な集客施策展開し、無駄な費用を節約できます。
特定のターゲット層に向けて集客チャネルを介した継続的なコミュニケーションをとれば、患者との信頼関係を築くことにもつながります。患者ニーズを捉える重要性と併せて、適切なターゲット設定の必要性についても押さえておきましょう。
差別化の重要性
歯科医院の集客を成功させるためには、いくら適切な集客施策を実行したとしても、そもそものあなたの医院がきちんと他の競合医院と差別化された何かをもっていなければ、難しいかもしれません。
特に保険診療をメインにしている歯科医院の場合はなおさらです。一言で表すことのできるような、自院の特徴、ウリがないと、新規の患者さんの目にとまることが難しいのが現状ではないでしょうか。
歯科医院の差別化の例
- 予約の時間通りに診察を受けられる
- 丁寧な治療と、分かりやすい説明を心掛けている
- 忙しい人には、なるべく通院回数を減らせるように治療する
- どこよりも清潔な院内を目指している
- 無痛治療を行っている
- 地域で最も遅い時間まで診療している
- 土日に診察している
- キッズスペースがある
- 個室完備
- 最新の設備を導入している
- 駅から近い
立地や設備に関しては、簡単に変えられるものではありませんが、歯科医院を選ぶ基準として患者さんが見ているのは、立地の良さだけではありません。
「待ち時間」「治療の痛み」「技術力」「説明不足」「院内の清潔さ」「スタッフの対応」など、歯科医院から患者さんが離れていく原因として、多く挙がるものに対して、サービス向上の取り組みを行っていることをアピールできると、歯科医院を探している患者さんを獲得できる可能性が高まります。
「自院のウリ」をつくり集客を効率化しよう
歯科医院のコンセプトを明確にすると、ホームページやチラシ、SNS等で自院のことを発信する際に、メッセージが伝わりやすくなります。同じように広告費をかけるにしても、特徴のよく分からない歯科医院より、どんな医院か明確になっているところの方に、患者さんは興味をもちますし、印象にも残りやすいものです。
もし自院の特徴を一言であらわせない状態であるなら、まずは何をウリにできるのか、歯科医院としてのコンセプトは何なのか、というところから見直してみてください。そして、このあとご紹介する歯科医院の集客方法を実践することで、今よりも効率的よく集客ができるようになるはずです。
【8選】歯科医院・歯医者の集客方法と費用

歯科医院・歯医者に効果的な集客方法としては、主に以下のような手法が挙げられます。
- ホームページ
- Web広告
- ポータルサイト
- Googleビジネスプロフィール
- SNS
- チラシ
- 看板
- 交通広告
では、それぞれの有効性や費用について解説します。
ホームページ
パソコン・スマートフォンの普及により、歯科医院を探すときにも、インターネットで検索するのが当たり前になりました。その際に、自院のホームページがなければ、患者様の目に触れる機会がなく、そこに歯科医院があるということを知ってもらうことができません。
その結果、ホームページを開設している他の歯科医院に、どんどん患者が流れてしまいます。ホームページが無い状態は、たとえるならば、インターネット上の名刺をもっていない状態です。もしホームページの開設がまだなのであれば、まずはここから始めましょう。
無料のホームページ作成ツールを利用すれば、初心者でも比較的簡単に自院のホームページを立ち上げることが可能です。ただし、デザインや機能面での制限もあるため、長期的な運用や集客力を高めるSEO対策などを考える場合は、ホームページ製作会社へ依頼することも検討してみてください。
製作会社へ依頼する場合にかかる費用は、約10万円~100万円とピンキリです。5~10ページのミニサイト制作であれば、約10万円~30万円あたりが相場と考えられます。
SEO対策
SEO対策とは、インターネットで検索した際に自院のホームページを上位に表示させるための方法です。
広告費をかけずにネットから集客することを考えるなら、このSEO対策が非常に重要といえます。たとえば、「自院のある駅名+歯医者」で上位表示されれば、長期間自動的に集客することも可能です。
検索されたときに、周辺の競合歯科医院より上位表示されるためにも、ホームページを作成したらSEO対策のことも考えましょう。もし、ホームページ作成を製作会社へ依頼するのであれば、業者を選ぶ段階で、SEOについても相談できる会社を選ぶことが大切です。
SEO目的のホームページ制作を外注するとなると、100万円程度の費用がかかる場合も少なくありません。ただし、中長期的な視点から見れば費用対効果が高い場合もあります。
高度なSEO対策でなければ、自院のリソース内でも実現可能です。まずは、以下の記事も参考にしてみましょう。
Web広告
歯科医院・歯医者の集客におすすめな集客方法として「リスティング広告」や「ディスプレイ広告」「SNS広告」などのWeb広告の活用があげられます。
“広告”と耳にするとターゲティングできない大衆に向けたCMを想像する方も少なくないかもしれませんが、Web広告はしっかりと“届いてほしいユーザー”へターゲティングして届けることができるのが大きなポイントです。
なかでもリスティング広告は、出稿自体に費用はかからないため、広告予算やリソースの限られた歯科医院でも始めやすいと考えられます。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーがGoogleやYahooなどで検索をした際に、検索結果の上部や下部に表示される広告のことです。どのキーワードに出稿するか自由に決められるので、自院の地域名などで検索してくるユーザーに絞って広告を打つことができます。また、リスティング広告は広告がクリックされなければ課金されないため、費用対効果が高いのが特徴です。
リスティング広告の費用については、ひと月あたり20万~30万あたりが相場です。ただし、狙うキーワードの人気度合いなどによってクリック単価は上下するため、一概にはいえません。
クリックされないと費用が発生しませんが、広告出稿期間が長ければ長いほど、費用はかさんでいく傾向にあるのも事実なので、短期~中期を目安に取り組むのがおすすめです。「地域名+歯医者」「駅名+歯医者」などで検索してくるユーザーに、ピンポイントで自院のホームページへアクセスしてもらい、集客につなげていきましょう。
ポータルサイト
全国各地にある歯科医院の情報をまとめたポータルサイトや矯正治療、インプラント、審美歯科など各診療分野に特化した情報や患者からの口コミを集めたポータルサイトがあります。歯医者、歯科医院の検索、予約サイトとしてのポータルサイト「EPARK歯科」などが有名です。
ポータルサイトに登録しておくことにより、Googleなどで検索せずに、直接ポータルサイトを利用するようなユーザーの目に留まるようになり、効率的に新規患者の獲得につなげられるでしょう。
掲載費用は、媒体によって異なり月額0円~月額50,000円程度まで幅広いです。掲載料金によって、上位表示されるなどのオプションが付くところがほとんどです。
集客力に評判のある「EPARK歯科」だとベーシックプランで月額25,300円(税込)、リッチプランでは月額41,800円(税込)の費用が掛かります。また、PV数が多く外国人へ向けた集客もできる「歯科タウン」だと、費用は月額5,000円~10,000円(税込)です。
その他にも様々な歯科医院・歯医者向けのポータルサイトがあるため、予算やランニングコストを考慮しながら、慎重に比較検討してみましょう。
代表的な歯科医院・歯医者ポータルサイト
Googleビジネスプロフィール
近年では多くの人々がGoogleを使用して、ローカルビジネス(実店舗を構え、商圏エリアに根差したサービスを提供する事業)を比較検討しています。歯科医院も地域に密着したローカルビジネスであることが多いため、この点はしっかり押さえておきましょう。
Googleビジネスプロフィールは、無料で利用することができ、Google検索やGoogleマップなどに歯科医院の情報を掲載することが可能です。院の説明や詳細情報をしっかり記載するとともに、魅力的な写真を掲載することで、閲覧した人に対してセールスポイントをアピールすることができます。
実際に興味をもった顧客から電話やメッセージ、口コミ投稿などを通して問い合わせや予約を受け付けたり、個別にやりとりをしたりすることも可能です。新規顧客の開拓やリピーターの確保など、ビジネスチャンスを広げられる可能性が高まります。
さらに露出を広げ、集客力を高めていくために、MEO対策(マップエンジン最適化)に取り組むのもおすすめです。
SNS
Instagramで歯の治療や、ホワイトニング、矯正歯科のビフォー・アフターの様子を掲載したり、歯に関する治療や予防についてのアドバイスや豆知識などをX(旧Twitter)でつぶやいたりすることで、ユーザーとの接触回数を増やすことが、SNSの目的です。
もし、歯科医院に新規で行くことになったときに、まったく知らない歯科医院にいくなら、SNSで見たことのある医院に行こうと考える人も多いはずです。また、イベントやキャンペーン情報などを流すことで、新規患者獲得につながるかもしれません。
SNSにはGoogleなどで検索するユーザー層とは、また異なる人たちにアプローチすることができる強みがあることを覚えておきましょう。もちろん無料で開設・運用できるので、継続的に取り組んでファンを増やしてみてはどうでしょうか。
チラシ
歯科医院・歯医者がチラシで集客するメリットは、低コストで広告を展開し、地域の患者を引き付けることができる点にあります。情報をわかりやすく伝え、プロフェッショナルな印象を与えるデザインを選び、法律に準拠した広告を作成することが重要です。
チラシ自体の作成は、CanvaやデザインACといった無料テンプレートも利用しやすいため、ぜひ活用してみることをおすすめします。チラシの活用方法としては「折り込みチラシ」と「ポスティング」に大きく分けられるため、それぞれについて見ていきましょう。
折り込みチラシ
歯科医院を開業するにあたっては、地域住民に認知してもらうことが重要です。特に歯科医院の場合は、患者数の80%が地域住民といわれているため、商圏内に新聞を購読している世帯が多い場合は、1つの選択肢として検討してみて良いでしょう。
地域を限定して配布できるだけでなく、新聞等の折り込みチラシの場合、普段ネットを使わない、高齢者層や、新聞を購買し、読むことに時間とお金を使う余裕のある層に、アプローチできるという魅力があります。
また、歯科医院の内覧会を行う場合は、内覧会の前の週の水曜日か木曜日あたりに折り込みチラシを入れるとよいでしょう。週末は他の折り込みチラシも多いため、埋もれてしまって目に留まりにくくなるので避けたほうが無難です。
折込チラシの費用相場は、配布料金がA4B4サイズで3.3円程度、B3サイズだと4.8円ほどです。ただし、 制作や印刷も含む場合、この1.5倍~2倍程度の費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
ポスティング
新聞の折り込みチラシはその新聞を取っている世帯にしか広告が届きませんが、ポスティングチラシは、特定の地域の幅広い世帯にアプローチできる点が強みです。
開業する歯科医院の近隣住民にスポット的に広告することができます。歯周病の治療や口臭予防、ホワイトニングなど、歯科医院に通うことで歯の健康や美容上にプラスになることが分かるようなチラシを作成することがポイントです。
また、チラシを受け取った本人ではなく、その家庭の子どもを対象とした歯磨き教室などのサービス実施をチラシで宣伝することも効果があります。
ポスティングを業者へ依頼する際の費用相場は、一般的なチラシ(A4サイズまで)で1枚あたり約3円~4円、大きめのサイズ(A3・B3など)だと1枚あたり約4円~6円です。
看板
看板は、街ゆく人に歯科医院の存在を印象付けるものです。一般店舗と比べて新規来院のハードルが高い歯科医院だからこそ、看板の設置の仕方や色の選び方に工夫を必要とします。
歯科医院の前を通行する人が判断する基準は、看板や外装などのイメージです。すなわち、見た目の第一印象はとても大切なポイントとなります。
昼間に見たときに明るく見えること、夜は適切な位置に照明が当たっており明るく見えることが重要です。また、オレンジや黄緑などの明るい色を使うことで、優しい印象や安心感を表現できます。
看板の設置にかかる費用相場は、工事のみの場合で約15万~30万円、外観を含めた工事の場合だと約50万~100万円とされています。デザインや大きさによっても大きく変わってくるため、慎重に検討してみましょう。
交通広告
地域での認知度を高め、集客・集患につなげるのなら、電車やバス、タクシーといった交通手段への広告出稿に着目するのも大切です。
バス広告は地域密着なので、診療圏内の地域で広告する方法として効果的です。バス停の近くにある歯科医院なら、バスの車内アナウンスで流すことで集客効果が高まるでしょう。
駅のポスターは掲載期間が短いため、継続的に歯科医院の存在を人々に知らしめる目的で使用するのには向きません。開院時など一時的な広告目的で利用するのに適しています。ただし、駅構内にある壁面看板であれば、掲載期間は長く電車待ちをしている人々へ対して継続的にアプローチできるため、開業してからでも利用する価値はあるといえます。
電車広告は、JRの場合は広告料が高くなることが難点ですが、審美歯科は特に効果が期待できるケースもあります。ローカル線なら広告料も安く地域密着であるため、宣伝効果も表れやすいでしょう。
タクシー広告は、審美歯科や美容歯科との相性が良いと考えられます。ただし、駅などと比べると院から遠いエリアまでリーチしてしまい、費用対効果が薄まってしまうことも少なくないため、慎重に検討する必要があります。
交通広告の費用相場は以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
交通手段 | 費用相場 |
---|---|
電車 | ポスター類は1万円~、ステッカーは5万円~、デジタルサイネージは10万円~ |
駅 | ポスターは1,600円~、デジタルサイネージは3万円~ |
バス | 車内広告は3万円~、車体広告は8万円~ |
タクシー | 窓ステッカーは月額900円~、ボディステッカーは月額1万円~、デジタルサイネージは25万円~/週 |
歯科医院・歯医者の集客のコツ

歯科医院・歯医者を継続して運営していくためには、しっかりと利益につながる集客対策に取り組む必要があります。
- 自費診療患者にフォーカスする
- 再診率を高めるリピーター戦略を練る
上記2点の集客のコツについて解説していきます。
自費診療患者にフォーカスする
歯科医院の経営を考えたときに、保険診療だけでは厳しいというのが現状です。この流れは、今後さらに加速してくるだろうと予測されるので、自費診療の患者の集客も考えないとなりません。
患者さんに営利目的だと思われたくない。という気持ちがある院長もおられるかもしれませんが、患者さんにメリットのあるものであれば、それは患者さんのための治療です。また、自費診療をすることで、自院の特徴を明確にできるというメリットもあります。
他院と比較検討して選ぶ人が多いインプラント
インプラントは費用が高額なので、患者はどの歯科医院を選べばよいのか迷って、さまざまな歯科医院を比較検討します。地域を指定したうえで「インプラント治療を行っているおすすめの歯科医院10選」などの情報が掲載されたサイトを見て、通う歯科医院を検討する人も少なくありません。
そのため、ネットでインプラントや自院についての情報発信をし、他の歯科医院との違いや強みを打ち出していくことが効果的です。
競合の多いホワイトニングならではの戦略
ホワイトニングは多様化の傾向があり、美容室やエステサロンなどでも施術が受けられるようになっているため、競合相手は他の歯科医院だけではありません。ホワイトニングに興味はあるけれど踏み出せない患者も数多くいます。
そのため、ホワイトニングを検討する患者を集客するには、ホワイトニングのリスクを解消することがポイントです。自院で施術を受けるとどのようなメリットがあるのか。いくら費用がかかるのか。などを明確にすることも重要といえます。
歯科矯正はターゲットを絞ることが効果的
歯科矯正の集客を成功させるためには、ターゲットとなる患者層を絞り、その患者が必要とする情報を的確に発信していくことがポイントです。自院の特徴や歯科矯正のメニューなどから誰をターゲットにするのかを明確にしていきましょう。
小児矯正なら子どもを持つ保護者、かみ合わせ矯正なら健康を目的としている成人、審美歯科なら歯並びを手軽に治したい若者がターゲットとして考えられます。ターゲットを絞り込んだほうが他院との違いや強みを打ち出しやすくなり、訴求力も高まります。
再診率を高めるリピーター戦略を練る
一度来院した患者を他の歯科医院に取られないようにするには、リピーター戦略も不可欠です。せっかく集客できたとしても、リピート率が低ければ、常に広告費等のコストをかけて新規患者を集めなくてはなりません。
患者さんからしても、引っ越しでもなければ、できれば同じ歯科医院に通い続けたいというのが本音のはずです。ですが、何か不満があったり、合わないと感じてしまう理由があったりするため、わざわざ違う歯科医院を探すのです。そういった、他院へ移る理由をつぶしていくことで、リピーター率の高い歯科医院にしていきましょう。
歯科医院・歯医者の集客のまとめ

今後は人口減少が避けられない情勢となるため、何もしなければ患者数は自然と減ってしまいます。その中で歯科医院として生き残っていくためには、集客につながる戦略を考えなければなりません。
まずは大前提としてあなたの医院ならではの強みを見つけること。そして、その強みを適切な媒体で発信していくことが歯科医院の集客・集患の基本です。
ホームページはインターネットが発達した現代において、Web上の名刺のような役割を果たします。また、SEO対策やSNS運用も同時進行で展開していけば、低コストで長期的な集客を実現可能です。さらに予算と相談しつつ、リスティング広告やポータルサイトを活用すれば、ネット上のユーザーへ効率的にアピールできるでしょう。
町の歯医者さんは、地域密着型の集客への取り組みも大切です。ローカル検索ユーザーへ広くアプローチできるGoogleビジネスプロフィールの活用はもちろん、新聞等への折り込みチラシ、宣伝チラシのポスティング、第一印象を良くする看板、駅のポスター、バス、電車の広告といった比較的アナログな手法でも、近隣住民に対して大きな効果を与える可能性があります。
オンラインとオフライン、デジタルとアナログを上手く活用し、あなたの医院の魅力を広く宣伝しましょう。
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