fbpx

As Best Creative, Do Everything For a Goal…

Blog 社員ブログ

BLOG

社員ブログ

Web知識マーケティング
NIKE30周年の炎上マーケティング戦略に感動!
2019/08/05


2018年9月、NIKEは自社のスローガンである「Just Do It」の30周年記念キャンペーンビジュアルを発表しました。
ところが、キャンペーンは大炎上し、大きな批判にさらされることになります。
炎上が拡大した結果として、NIKEの株価が一時的に大きく下がることになったのです。
しかし、各種メディアに取り上げられることによって、結果的にかなりの広告効果を生み出したと言われています。
今回は、NIKEによる炎上マーケティングの経緯や結果について触れながら、炎上マーケティング戦略について解説します。

目次

NIKEのキャンペーンが炎上した理由

NIKEのキャンペーンが大きく炎上した原因は、メインビジュアルに採用された人物にありました。
このとき、メインビジュアルとして起用されたのは「コリン・キャパニック」というアメフト選手でした。
彼は当時のアメリカで頻発していた警察による黒人への暴力に抗議し、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の試合で、国歌斉唱時の起立を拒んだ人物です。
彼は「黒人や有色人種への差別がまかり通る国に敬意は払えない」という主張のために、自ら行動を起こしました。
この出来事がきっかけとなり、キャパニック選手はどのチームとも契約できないという状況が続き、事実上NFLを追放された状態になっていたのです。
彼の行動については、全米で擁護派と反対派が分かれる論争になるほど問題になっていました。
そうした騒動のなかで、NIKEがキャパニック選手をキャンペーンに起用したことが、反対派の人々による批判の対象となったのです。

炎上の拡大による不買運動

キャパニック選手を起用したキャンペーンは、すぐさま大きな批判にさらされました。
特に、キャパニック選手の行動に反対していた保守派は、NIKEの広告を「アメリカへの背信」として不買運動を起こしたのです。
さらに株式市場にもマイナスの影響を及ぼし、一時的にNIKEの株価は3.2%減、時価総額にして32億ドル(約3520億円)の減少となりました。
ところが、これだけの反発があったにもかかわらず、NIKEはこのキャンペーンを取りやめることはしなかったのです。

NIKEを支持する声が高まる

NIKEのキャンペーンに対する批判は大きかったのですが、キャンペーンをやめなかった理由としては、それ以上に支持する人々が多かったことが影響したと言えます。
特に、NIKEがメインターゲットとする若者層からの人気が高かったのです。
「Just Do It」というNIKEのスローガンは、若者が共感しやすいものであり、キャパニック選手はその象徴的な存在でした。
また、キャパニック選手と同様に、リスクを負ってでもメッセージを発信しようとするNIKEの姿勢自体も支持を集める原動力となったのでしょう。

キャンペーン開始直後には、NIKEの株価は大きく値を下げました。
しかし、NIKEの株価は最終的に大きく上昇し、史上最高値まで更新したのです。
これは、NIKEのキャンペーンが話題になることで、メディア露出が増大した結果だと言われています。
NIKEの広告は24時間で4300万ドル相当のエンゲージメントを生み出し、オンラインにおける驚異的な売上を実現しました。
四半期決算では、前年同期比10%増の売上高を達成したのです。
一時的に大きなマイナス影響が現れたにもかかわらず、NIKEはそれを補って余りあるだけの成果を手に入れました。

ブランドイメージの向上

この騒動によって、NIKEは単に株価上昇や売上増を達成しただけではありません。
NIKEが掲げる「Just Do It」というスローガンと、それを貫こうとするNIKEという企業のブランドへの支持が高まったのです。
これは炎上マーケティングによる成功例の1つであり、好例であるとも言えます。
つまり、「炎上したこと」が重要なのではなく、「炎上する理由」が自社ブランドとつながったことが成功の理由だったのです。
「批判にさらされても自社のポリシーを貫く」という姿勢が、「Just Do It」というスローガンと重なることで、NIKEを支持する若者を支持者として取り込むことができたわけです。
炎上を狙ったというよりは、「炎上しても企業理念に従った」という見方ができます。

炎上マーケティングにはリスクが伴う

NIKEの事例だけを見ると、炎上マーケティングは効果的に思えます。
批判されたことで注目を集め、広告としての効果を得られるのが炎上マーケティングの手法だからです。
ただし、炎上マーケティングには大きなリスクがあります。
それは、「結果的に誰からも支持されない」といった状況になることです。
NIKEの成功は、自社のターゲット層である若者たちから大きな支持を得られたため、批判に負けることなく結果を出すことができました。
しかし、一度炎上した問題が簡単に収まるわけではありません。
重要なのは、「批判者よりも支持者が多い」という状況を作れるかどうかです。
NIKEは自社のブランドやスローガンが若者から共感されるものであり、それを体現する方法として批判を恐れないマーケティングを行いました。
炎上マーケティングを実施したのではなく、「炎上に負けないマーケティングを実施した」といえます。

地道にブランディングを行おう!

炎上マーケティングは、費用対効果が高いマーケティングの手法です。
自ら宣伝するだけではなく、ネットなどで話題になることで一気に注目が集まる可能性があります。
しかし、予想以上の批判や反発を招いたり支持者が増えなかったりすれば、一気にブランドイメージが悪化する危険性もあるのです。
まずは一般的なマーケティングの手法を学び、地道にブランディングを行うことが大切です。

SHARE

PLEASE CONTACT US

Web制作、SEO、各種デザイン制作など、集客についてお困りのことがあれば、
いつでも下記のボタンからお問い合わせください。

Go to TOP
Go to TOP