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2018/07/09

インターネットでの集客、とりわけオウンドメディアを活用することで、コストパフォーマンスの向上はじめ、多くの成功事例・実績の蓄積が期待できます。
Web全盛にあって、その効果は如実に実感できるもの。
本記事では、オウンドメディアの基本や、その役割、メリットを伝えるとともに、具体的な成功事例をご紹介します。
見込み客を集め、育てたい方は必読!
ぜひ、参考にしてください。
目次
- ○ オウンドメディアとは?
- ○ オウンドメディアの目的
- ○ オウンドメディアのメリット
- ・コストカット
- ・自由なコンテンツ
- ・資産化
- ・ファン化
- ○ 成功事例1:北欧、暮らしの道具店
- ○ 成功事例2:石鹸百科
- ○ 成功事例3:オシャレの教科書
- ○ 成功事例4:ニキペディア
- ○ 成功事例5:サイボウズ式
- ○ ユーザー視点に立つことがオウンドメディア運営成功のカギ
オウンドメディアとは?
まずオウンドメディアとは何か?
それは、大まかにWebサイトや、メールマガジン、広報誌など自社が所有する媒体のことです。
そのほとんどはネット集客のできるメディアを指します。
トリプルメディアの一角として、費用を支払った分、広告の掲載が可能になるペイドメディアや、SNSなど一般ユーザーが情報の起点となるアーンドメディアと並ぶWebマーケティングを語るのに欠かせない集客装置です。
インターネットの普及に伴い、誰もが簡単に情報発信できるようになってきたからこそ、Webサイトやブログを活用しない手はありません。自社の商品やサービスを広く知ってもらうためにもオウンドメディアは有効なのです。
競合企業との差別化を図り、顧客との良好な関係を構築する術でもあります。
オウンドメディアは、不特定多数のユーザーにタイムリーな情報を継続して届け、潜在顧客との接点を生み、愛着度を高めることが可能です。
オウンドメディアで有益なコンテンツを配信し続ければ、見込み客の育成やユーザーの購買意欲のアップにつながります。
オウンドメディアの目的
オウンドメディアの目的はさまざまです。とはいえ、自社の認知度や収益アップを掲げているところがほとんどでしょう。
企業や商品のブランディングやファンを増やすためという理由も多いと思います。
いずれにせよ良質な情報発信が不可欠です。
それがユーザーとの関係性を強化するオウンドメディアの役割といえます。
発信する情報のなかで、ユーザーに会員登録やメルマガ登録、資料請求などの行動を促すことができれば、うまく機能できている証です。
受け手のインサイト(深層心理)に訴求する仕組みづくりがポイントになります。
オウンドメディアには先述したペイドメディア、アーンドメディアのハブとなる役割もあります。
したがって、
「ペイドメディアである広告から自社サイトに誘導してメルマガ登録を促す」
「アーンドメディアを巧みに使いSNSでの拡散につなげる」
といった戦略を立てることが可能です。
オウンドメディアのメリット
ここまでの内容で、すでにオウンドメディアの魅力の一端は感じていただけたのではないでしょうか。
本章では、より具体的にメリットをご紹介します。
コストカット
オウンドメディアのメリットとして、コストをおさえながら見込み客を獲得できる点が挙げられます。
ブログに掲載する記事やコンテンツも内製化を図れば費用は削減可能です。
たとえば、プレスリリースや広告を使う場合、どうしても出費が嵩みます。
かといって、何も対策を打たないとなると集客が見込めません。
そのジレンマを解消すべく、オウンドメディアが躍動します。
自由なコンテンツ
自由にコンテンツを作り上げていけるのもメリットの一つです。
ペイドメディアには、さまざまな制限があります。また、アーンドメディアの内容はそもそも思い通りにコントロールできません。
しかし、オウンドメディアであれば、自社のコンセプトをダイレクトに反映したコンテンツ作りが可能です。
資産化
個人的にも特段大きなメリットだと考えるのが、コンテンツを資産化できること。
Webサイトは生き物です。日々成長していきます。
なお、「蓄積されたコンテンツを冊子にして配る」「営業する際にツールとして使用する」「メールマガジンとして配信する」といった利用法もおすすめです。
ファン化
そしてやはり、ユーザーとの良好な関係が築ける点も無視できません。
一度でもアクセスしてくれた見込み客に対して、有益な情報を継続して届けることができれば、頻繁にサイトへ訪問してもらえるようになり、自社の商品やサービスに対してポジティブなアクションを繰り返してくれるでしょう。それは購入だったり、SNSでの拡散だったり。その結果、競合との差別化も可能になり、不毛な価格競争などにも巻き込まれにくくなるでしょう。
成功事例1:北欧、暮らしの道具店
さて、ここからはオウンドメディアの代表的な成功事例を紹介します。
まずは、「北欧、暮らしの道具店」です。
何よりコンテンツが充実しています。オシャレかつ親近感の湧くデザインはWebサイトというよりも良質な雑誌のような印象です。
「COLUMN」「LIFESTYLE」「INFORMATION」といったカテゴリー下で記事が毎日更新されています。
購入までの導線もシンプル。使いやすさもポイントです。
内容は、ファッションや料理のレシピなど生活に役立つ情報が多く、商品紹介よりもライフスタイルの提案が主たるものとなっています。
記事それぞれ独特の世界観があり、ファンになるユーザーが多いのも頷けます。
また、SNSでの発信も精力的です。
動画もうまく利用しています。
フォロワーからの「いいね!」やコメントも多数。紛うことなく人気のオウンドメディアです。
参考:北欧、暮らしの道具店>
成功事例2:石鹸百科
「石鹸百科」は、ネットショップ「石けん百貨」が運営するオウンドメディアです。
洗濯や掃除の際の石鹸の使い方について、さまざまな知識、情報を掲載しています。
また、姉妹サイト「せっけん楽会」「読んで美に効く基礎知識」では、スキンケア・ヘアケアに関する知識やテクニックも紹介されています。気になる方はぜひアクセスしてみてください。
ネットショップがコンテンツを作成すると、どうしても売り手側の視点になりがちです。
そのため、商品のメリットばかりアピールされて、使い方などユーザーがもっとも知りたい情報が抜け落ちていることも少なくありません。
しかし、「石鹸百科」の各コンテンツは明確に読者視点で作られているため、ユーザーが本当に知りたい情報が網羅されています。
おそらく、信頼感は相当高いでしょう。
参考:石鹸百科>
成功事例3:オシャレの教科書
「オシャレの教科書」は、男性向けのファッションECショップ「Dcollection」が運営するオウンドメディアです。
メンズファッションに関する情報が満載で、おすすめのアイテムや着こなしのテクニック、コーディネートのポイントなどが紹介されています。
動画を使ったファッション解説なども掲載されており、すぐに活用できるノウハウがわかりやすく説明されているのも特徴といえるでしょう。
自分のファッションのオシャレ度を診断してもらうコーディネート診断などユニークなコンテンツが多数。年代別の検索も可能とあって非常に便利です。
ほぼ毎日更新。
また、チャットを使ってオシャレに関する相談ができるなど、ユーザーと関係を作るための接点作りにも注力(工夫)されています
メールマガジンの配信も有効に作用しているようです。
上記の通り、オウンドメディアを軸に、あれこれあらゆるやり方でユーザーとの関係強化の仕組みづくりがなされています。
参考:オシャレの教科書>
成功事例4:ニキペディア
「ニキペディア」は、ニキビケア製品の「プロアクティブ」が運営するオウンドメディアです。
原因や種類、適切なケア方法の解説などニキビに関する情報が網羅されています。
「プロアクティブ」といえばタレントを起用したテレビCMで有名ですが、実は2011年以降、その効果が弱まっていました。
そこで、立ち上げたのがこの「ニキペディア」。
潜在的な顧客層にアプローチすべく、徹底したユーザー目線で情報が発信されています。
自社商品を宣伝するだけでなく、ときに競合商品も選択肢として紹介しているから驚きです。
自社商品を売り込むのではなく、ユーザーが求める商品を選んでもらうというこの姿勢。
コンテンツに対する信頼度が高いのも当然です。
もちろん、内容も質が高く、顔や背中など部分別のケアの仕方やメイクする際の注意点、ニキビ跡の対処法など、読者にとってためになる、役に立つハウツー記事が多く揃っています。
メルマガでも配信。全体的に隙が無い印象です。
参考:ニキペディア>
成功事例5:サイボウズ式
「サイボウズ式」は、サイボウズが運営するオウンドメディアです。2012年にサイボウズの認知向上を目的として開始されました。
サイボウズのコンセプトは、「新しい価値を生み出す、チームのためのコラボレーションとIT情報サイト」。つまり、決してコンテンツを製品のPRにつなげてはいません。
記事は、「会社・組織」「働き方・生き方」「家族と仕事」のカテゴリーに分けられています。チームワークや働き方をテーマにした内容が中心になっています。
「記事を読んだから製品を導入する」という考えではなく、記事を読んだ人との関係性を作ることが大事だという信念。
それゆえ、「サイボウズ式」には一般的なWebサイトで重要視されるKPIが設定されていないといいます。
また、「読者のためにならないコンテンツは作らない」「他メディアでも読めそうな企画はやらない」「二次情報だけで記事にしない」など、徹底的にユーザー視点に立ったコンテンツ作りをしています。ぶれませんね。
結果的に、誰もが知るほどの会社へと成長を遂げていることはもはや言うまでもありません。地道なオウンドメディアの運営が実を結んだサクセスストーリー。この事実には感服です。
参考:サイボウズ式>
ユーザー視点に立つことがオウンドメディア運営成功のカギ
インターネットの普及に伴い、ユーザーの購買行動も複雑化してきました。
そのため、従来型のプロモーションでは見込客が獲得しにくくなっています。
そこで、注目されているのがオウンドメディアです。
低コストで見込み客を獲得できるメリットは実に魅力的だと思います。
しかし、ただ闇雲に作ればいいわけではありません。
運営するうえでもっとも重要になる点が、ユーザーにとって有益な情報を提供することです。
今回紹介した成功事例からもわかるように、ユーザーから支持されるオウンドメディアは顧客視点に立って作成されています。
自社商品を売り込むためのコンテンツばかりでは、オウンドメディアとして評価されないだけでなく、結果として売り上げにもつながりません。
「誰のためのオウンドメディアか」を意識しつつ、うまく活用して業績アップにつなげていきましょう。
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