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SEOでの注力ワードを決める際の競合調査のやり方

最終更新日:

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SEOを意識したコンテンツを作成するためには、対策するワードについて意識を向けておく必要があります。
やみくもに記事を書いたとしても、適切にSEO対策が施されていなければ、ユーザーの目に触れることすら難しいでしょう。
コンテンツを作成するときには検索上位に表示されるように、きちんと手順を踏んでいくことが大切です。
今回は、SEOに取り組む際に必要な対策ワードの競合調査のやり方について解説します。

SEOで注力すべきワードは3種類!

有効なSEO対策を行うためには、まずは注力するワードの特徴についておさえておく必要があります。
数多くの検索語句は「取引型」「情報型」「案内型」の大きく3種類に分けられます。
取引型はユーザーの行動に注目したものです。購入や資料請求などに紐づいたワードとなります。
たとえば、「ウォーターサーバー」であれば「ウォーターサーバー契約」や「ウォーターサーバー資料請求」などです。
情報型はユーザーが何らかの悩みを解消することや、知識獲得を目的とするワードとなります。
「ウォーターサーバーメリット」や「ウォーターサーバー月額料金」などといったワードを選ぶことになるでしょう。

リストアップと検索ボリュームの調査

どのようなワードを設定すべきか検討するために、リストアップ作業を進めていく必要があります。
まずは漠然とでも良いので、自分で考えたワードを紙に書き出すといった作業を行ってみましょう。
販売したい商品やサービス、提供したい情報などからユーザーに訴求したいことをまとめてみると、比較的スムーズにリストを作成できます。
ただ、偏りが出てしまうことを避けるために、競合サイトの対策ワードも調査してみましょう。
すでに検索上位に表示されているワードをチェックすることによって、どのような言葉を選ぶべきかがわかります。
ひとつひとつのWebサイトを確認するのは手間もかかってしまうため、分析ツールを使って効率的に調べていくことが大事です。

そして、「Google AdWords キーワードプランナー」や「Google Search Console」といった流入ワード調査のためのツールを使ってみましょう。
これらのツールを使うことによって、「どのようなワードで検索されているのか」といった点がわかります。
キーワードプランナーでは調べたい言葉だけでなく、関連語も検索できるため広い視点で対策すべきワードを見つけることができるのです。
それぞれGoogleが提供しているサービスであるため、SEO対策に取り組むうえでは使い方に慣れておくほうが良いでしょう。

また、「検索ボリューム」についても調べておく必要があります。
検索ボリュームが大きければ大きいほど、そのワードに対するニーズの高さがわかるのです。
ニーズが高いということはそれだけ競合が多く、検索上位を狙うのが難しくなります。
競合を避けつつ、ニーズのあるワードを見つけてみましょう。
キーワードプランナーを使えば、さまざまなパターンで調べられるので、検索ボリュームを調査するときに役立つはずです。

ワードを絞り込むときの留意点

ワードのリストアップ作業が完了した後には、検索ボリュームを調べたうえで第一に注力するワードを絞り込んでいく作業を行います。
検索ボリュームが低いワードは検索上位が狙える反面で、ニーズが少ないため成果につながりにくいと言えるでしょう。
そのため、適度な検索ボリュームがあるワードを選んでいく必要があります。
発信するコンテンツとの関連性やコンバージョンへの結びつきを考えたうえで、慎重に選んでいくことが大切です。
初めてSEO対策に取り組むのであれば、100~1000程度の検索ボリュームがあるものを選んでみるのが無難だと言えます。

ワードとして狙いやすいものであっても、発信するコンテンツとの関連が薄いものは避けましょう。
せっかくサイトを訪問してくれたユーザーに関連性の薄いコンテンツを提供しても、サイトからの離脱率を高めてしまうだけになります。
ユーザーに対して価値のある情報を提供していくユーザビリティの視点を忘れないことが、ワードの絞り込みにおいても大切なのです。
そのうえで、商材の購入や資料請求といった本来の目的を達成するためのワードを選んでいく必要があります。
SEO対策ばかりに意識が向いてしまい、ユーザー視点を見失わないように注意しましょう。

競合調査の手順

多くのユーザーを獲得するためには、競合調査に時間をかけることが重要です。
競合サイトに掲載されている情報で、自分でも発信できるものについてはおさえておく必要があります。
ほかのサイトよりも内容的に見劣りしてしまうものであれば、ユーザーはすぐに競合サイトに流れていってしまうからです。
まずは、狙いたいワードを検索して、上位にあがっているサイトを順にチェックしてみましょう。
過去の検索結果が影響しないように、シークレットモードで検索することが大切です。
検索結果の上位10サイトを1つずつ見ていくことによって、ワードの選定・調査だけでなく、どのようなサイトを作っていけばいいのかが把握できるでしょう。
ユーザーから求められるサイト作りの参考にもなるはずです。

また、キーワードプランナーを使えば、「競合性」をチェックすることもできます。
Google AdWordsで出稿されている広告の度合いを示すのが競合性であり、低・中・高の3つのレベルで表されるものです。
注力ワードの競合性と関連性をきちんと比べたうえで、競合調査を進めていきましょう。

キーワードプランナーの利用方法

Google AdWords キーワードプランナーをうまく使いこなせれば、競合調査をスムーズに進められるため、SEO対策にかける労力を軽減できます。
検索エンジンの最適化を図るためにも、利用方法をしっかりと身につけておくことが大切です。
Gmailアドレスとパスワードを入力すれば、ログインすることができます。
検索ボリュームを調べるときは、「新しいキーワードを見つける」という項目をクリックして、調べたいワードを入力しましょう。
単語だけでなく、複合ワードでの検索も可能です。
検索を行うと月間検索ボリュームが表示されるので、どのようなワードにニーズがあるのかがわかります。

国や地域、言語を指定して検索することもできるため、海外向けのWebサイトを運営している場合にもキーワードプランナーは重宝するでしょう。
また、ワードによっては季節的な要因を受けやすいものもあります。
データの参照期間を変更して調べられる点を押さえておきましょう。
個別に検索ボリュームを調べられるだけではなく、複数のワードを同時に調べることも可能です。
その際は、ホーム画面から「検索のボリュームと予測のデータを確認する」という項目をクリックしてみましょう。
キーワードプランナーにはさまざまな利用方法があるので、必要に応じて使いこなしていくことが大切です。

良質なコンテンツを作ることがSEOの目的

対策ワードの競合調査を行う目的は、Webサイトへのアクセス数を増やしたりコンバージョン率を上げたりするだけではありません。
ユーザーから求められている良質なコンテンツを作ることにもつながります。
SEO対策の目的はユーザビリティを高めることであるため、常にユーザーが何を求めているのかといった視点を持っておくようにしましょう。
キーワードプランナーを利用したり、競合サイトを細かく分析したりすることで、競合調査を丁寧に進めていくことが大切です。

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