interview #09
感性と再現性を両立し
最高の表現を追求する
責任ある立場にやりがいを感じる一方、撮影ジャンルが限られていることに成長の限界を感じていました。
具体的にどんな仕事をしていますか?
組織としてクオリティ向上を
実現する体制づくりです。
撮影・動画案件全体のクオリティに責任を持ち、メンバーの育成や評価、役割設計を担っています。個々の技術や感性を活かしながら、チームとして安定した成果を出せる体制づくりを重視しています。現在は「この組織でいかに再現性のあるクオリティを出し続けられるか」という視点から、表現と仕組みの両立を意識した判断基準の策定などに多くの時間を使っています。
現在メインで使用している機材や、社内のレタッチ環境について教えてください。
安定したクオリティを支える
最適な環境を整備しています。
機材は特定のメーカーに固定せず、案件や被写体に応じて最適な構成を選定しています。スチール・動画ともに幅広い撮影に対応できる体制を整えつつ、レタッチ環境はPhotoshop、Lightroom、Capture Oneを中心に標準化しています。個人のスキル差に左右されない仕上がりを目指し、チームとして安定したクオリティを出せる環境づくりを重視しています。
技術向上のためにチーム内で取り組んでいることはありますか?
個人の技術を
チームの資産に変える。
チーム内では、撮影データやレタッチ内容を共有し、良かった点や改善点を言語化することを大切にしています。経験や感覚に頼りがちな部分も、できるだけ再現できる形に落とし込み、誰でも学べる状態をつくることを意識しています。ベテランと若手が自然に意見交換できる環境を整えることで、個々の成長だけでなく、チーム全体の技術力向上につなげています。
多種多様な業界の撮影のなかで、これまでで最も印象に残っている現場のエピソードを教えてください
現場で問われるのは
最善を見極める判断力でした。
事前の準備がほとんど通用しなかった現場が印象に残っています。制約が多く理想を追うことが難しい状況でしたが、そのとき意識したのは「完璧な1枚」よりも「何を持ち帰るべきか」を見極めることでした。結果としてクライアントから納得の言葉をいただき、撮影は技術だけでなく、状況を読み最善を判断する力が求められる仕事だと強く実感しました。