
Boomy(ブーミィ)とは?使い方・商用利用・料金や生成した楽曲で収益化する方法を紹介!
Boomy(ブーミィ)は、誰でも手軽に本格的な音楽を作れるAIツールとして、注目を集めています。しかし、他の音楽生成AIツールとは何が違うのか、どのような人に向いているのかなど、よくわからないという人も多いでしょう。
そこでこの記事では、Boomyの基本機能や料金プラン、収益化の方法から、実際の使い方まで紹介します。
商用利用の注意点や活用シーンも含めて解説しているので、自分で制作した音楽を使って収益化をしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Boomyとは
Boomyは、数秒でオリジナル楽曲を自動生成し、そのまま配信や収益化までつなげられる音楽生成AIです。楽曲制作の経験がない人でも、画面に沿って進めるだけで曲が完成します。
生成した楽曲は、SpotifyやApple Music、YouTube、Instagramなど主要な音楽配信サービスと連携が可能で、ワンクリックで配信できます。配信後は再生回数に応じて収益を得られるため、副業として活用できる点も特徴の一つです。
登録や操作の導線もシンプルで、初めての人でも使い始められるため、音楽制作の経験がない人や、気軽に音源を発信したいライトユーザーを中心に利用が広がっています。楽曲を制作して収益を得たい方にとって、Boomyは便利なツールです。
Boomyの機能と特徴
Boomyは、制作、配信、コミュニケーションを楽しむための3つの機能があります。
- 音楽配信サービスと連携して収益化できる
- 自作の音声から楽曲を生成できる
- 公式Discordサーバーがある
それぞれの特徴や活用方法について解説しますので、参考にしてみてください。
音楽配信サービスと連携して収益化できる
Boomyでは、生成した音楽をその場で音楽配信サービスで世界中に配信できます。SpotifyやApple Music、Amazon Musicをはじめ、世界100以上の音楽配信サービスに対応しており、ユーザーが音楽配信サービス別にアカウントを用意したり、契約を交わしたりする必要はありません。
生成した音楽を保存した後、ユーザがボタンを押せば配信が完了です。各音楽配信サービスへの配信申請などの作業は、すべてBoomyが代行してくれます。
また、配信した音楽の再生数に応じて、収益が発生します。収益や再生状況は、Boomyの管理画面で確認できるため、データを参考に次の音楽を制作できます。Boomyの操作だけで創作した音楽を簡単に世界中へ配信できるので、初心者でも簡単に音楽制作から収益を目指せるでしょう。
参照:Boomyはどのストリーミングプラットフォームに配信していますか?
自作の音声から楽曲を生成できる
Boomyには、AIで音楽を生成するときに自分の声を取り込む機能も用意されています。マイクやスマートフォンで録音した音声ファイルをアップロードすると、そのボーカルをベースにした音楽を生成できるのです。
録音した音声は、アップロード後にカスタムボーカルとして読み込まれ、Boomyの音楽編集画面で、再生タイミングやボリュームなどの調整が可能です。簡単な操作で自分だけのオリジナルソングが作れるので、オリジナリティを出したいクリエイターにオススメです。
また、アップロードできる音声は、歌声だけではありません。一言だけのセリフや短い音声も利用できるので、歌唱力に自信がなくても、自由な発想さえあれば、独創性の高い音楽を生成できるのです。
公式Discordサーバーがある
Boomyには、Discord(ディスコード)というコミュニケーションサービス上に公式のサーバーが用意されており、ユーザー同士がBoomyの使い方の相談や楽曲の共有、追加された機能に関する意見交換をしています。多くの人々が活発に交流しているコミュニティとしての機能も果たしているのです。
Discord上でのやり取りは英語が多いですが、英語がわからない人でも翻訳ツールを使って、簡単にコミュニケーションを取れます。開発チームからのアナウンスも定期的に配信されており、初心者でも入りやすい雰囲気作りがされているのも特徴です。
1人で創作活動をしていると、孤独を感じて不安になることもあるでしょう。情報交換できる仲間や自分の生成した音楽を共有できる場があるのは、継続的にサービスを利用していくうえで、良い刺激になるほか、大きな安心材料にもなります。
Boomyと他のAI音楽生成ツールの違い
Boomyは、短いBGMやループ素材を量産するのではなく、一つの曲として盛り上がりやメリハリのある音楽を自動で生成できる点が大きく異なります。イントロから始まり、Aメロ、Bメロ、サビ、アウトロまでを一貫して構成できるため、最初から完成品に近い状態で受け取ることができます。
また、生成時には複数の楽曲候補が提示される仕組みが用意されています。それぞれ構成や雰囲気が異なるため、気に入った候補があればそのまま使うことも、微調整しながら理想に近づけていくことも可能です。
BGM用の簡素な音源にとどまらず、ボーカルを乗せる前提の曲や複雑なアレンジを施した音源などにも応用しやすく、幅広いニーズに応えられるツールです。
Boomyで生成した音楽は商用利用できる?
Boomyには無料・有料を含めて複数のプランがありますが、生成した音楽で収益を得るためには、CreatorプランかProプランの契約が必要です。
無料で使えるFreeプランでも楽曲の生成と共有は可能です。ただ、あくまで用途は個人利用のみです。上位プランのCreatorプランやProプランでは、生成した音楽の権利や商用利用の範囲が明確になっており、ユーザーが外部でトラブルに巻き込まれないように守られています。
制作物を公開したあとでトラブルにならないように、収益化を視野に入れているのであれば、CreatorプランかProプランを選ぶのがよいでしょう。
参照:Boomyメンバーシップにはどのような商用利用がありますか?
Boomyの利用料金は?
Boomyには、目的や使い方に応じて以下の3つの料金プランがあります。
- Free
- Creator
- Pro
とくに注意すべき点は、配信可能な楽曲数と商用利用の範囲です。プランによっては商用利用が許可されていないものもあるので、生成した音楽を使って収益化を考えている人は注意しましょう。
※記載している利用料金は、2025年5月29日時点の内容です。
参照:Boomy公式
Free
Freeプランは、Boomyを気軽に試してみたい方や、趣味として音楽制作を楽しむ人にオススメの無料プランです。商用利用は一切許可されていないので、SNSや動画投稿サイトでの使用は、非営利の個人利用に限られます。
生成した音楽は、最大25曲までBoomyのサービス上に保存できます。ただ、生成した音楽をPCやスマートフォンにダウンロードできません。保存数が上限に達している状態で新しい曲を保存するためには、既存の音楽のどれかを削除する必要があります。
音楽の保存数などの制限はありますが、音楽の生成数は無制限です。AIツールを使った音楽の生成初心者など、まずは少し触ってみたいという方は、Freeプランを試してみましょう。
Creator
Creatorプランは、月額9.99ドル(※期間限定。本来は14.99ドル)の有料プランです。音楽の保存数はFreeプランから大幅に増えて、最大500曲になります。また、毎月25回までWAV形式でのダウンロードも可能です。Freeプランに慣れてきて、音楽制作の幅を広げたいと感じ始めた人にオススメのプランです。
このプランでは、生成した音楽の商用利用が許可されています。動画投稿やポッドキャスト、広告・PR用途、クライアント案件など、収益を前提としたプロジェクトでも使用できるため、個人活動から一歩踏み出してみたいという人は検討してみてください。
Pro
Proプランは、月額29.99ドル(※期間限定。本来は39.99ドル)の有料プランで、Boomyの中で最も上位のプランです。Creatorプランに含まれるすべての機能が使え、さらに制作・運用面での制限がCreatorプランと比べると、大幅に緩和されています。
保存できる音楽数は無制限になり、WAV形式のダウンロード回数も月250回まで拡大しています。商用利用にももちろん対応しており、大量の楽曲を扱う必要がある事業者や制作チームでも十分に対応できる内容です。
個人利用から一歩進んで、継続的な収益化や本格的な活動を視野に入れたい、Creatorプランが少し物足りなくなってしまった、そんな人はProプランへの加入を検討してみましょう。
Boomyの使い方・登録方法の手順
Boomyは、以下の手順によりアカウント登録から音楽の生成・保存・配信まで、すべてシンプルな操作で行えます。
- 公式サイトからSign UPをクリック
- ログイン方法を選ぶ
- 利用規約に同意する
- 楽曲のジャンルを選択する
- 詳細なスタイルを選択する
- 生成された楽曲をカスタムしSaveする
- 楽曲を選んでシェアする
使い方をチェックして、Boomyで音楽制作を楽しんでいきましょう。
公式サイトから「Sign UP」をクリック
まず最初にBoomyの公式サイトにアクセスし、画面右上の「Sign UP」をクリックします。
ログイン方法を選ぶ
次にBoomyへのログイン方法を選択します。メールアドレス、Googleアカウント、Apple ID、Facebookアカウントでのログインが可能です。
利用規約に同意する
ログイン方法を選択したら、Boomyの利用規約を確認します。利用規約を一番下までスクロールし、「ACCEPT」をクリックすると、利用規約への同意が完了です。
楽曲のジャンルを選択する
ログインが完了したら、生成したい音楽のジャンルを選択します。
詳細なスタイルを選択する
次に音楽の詳細なスタイルを選択し、「Create song」をクリックします。これで音楽が生成されます。
生成された楽曲をカスタムし「Save」する
音楽の生成が完了すると、生成された音楽を編集する画面になります。音楽の名前をつけたり、楽器と音の調整などを済ませたら、「Save」をクリックして保存します。保存した音楽は、メインメニューの「Library」から確認可能です。
楽曲を選んでシェアする
「Library」から保存したい音楽を選択し、「…」(メニュー)から、「Share」をすると、自分で生成した音楽が配信されます。
Boomyはどんな人に向いている?
Boomyは、誰でも音楽制作に踏み出せる手軽さを持ちつつ、商用利用や収益化にも対応できる機能を持っています。そのため、以下のような方に向いています。
- オリジナル楽曲で収益化したい個人クリエイター
- 動画配信しているYouTuberやTikToker
- 世界中の音楽クリエイターと繋がりたい人
当てはまる方は、Boomyの利用を検討してみましょう。
オリジナル楽曲で収益化したい個人クリエイター
Boomyは、自分の制作した音楽で収益を得たいと考える個人クリエイターにオススメです。シンプルな操作で簡単に音楽を生成でき、その生成した音楽を配信して、収益化するまでを一貫して行えるためです。
特にCreatorプランやProプランでは、生成した音楽の商用利用が認められています。商用利用の範囲がハッキリしており、著作権に関する面倒な手続きをすべて対応してくれます。その範囲は、配信だけではありません。広告や音源販売など、とても幅広い範囲での商用利用が可能です。
クライアントワークでも、既存の音楽を使用するのでなく自作曲を使うことで、競合との差別化が図れるでしょう。
動画配信しているYouTuberやTikToker
YouTuberやTikTokerのように動画やライブ配信をする人々にとっても、Boomyは最適なサービスと言えるでしょう。
動画のテンポや印象は、映像だけではなく背景音やBGMにも強く影響されます。しかし、誰でも使えるフリー音源は便利な一方で、自分の動画だけではなく他のクリエイターと被る可能性が高いため、印象が似てしまいます。
その点、Boomyなら複数の音源が自動生成され、動画の雰囲気に合った楽曲を選べます。生成される音源は一つひとつ構成の違いがあるため、視聴者の記憶にも残りやすくなるのです。
自分らしい動画を制作するためにも、YouTuberやTikTokerに適していると言えます。
世界中の音楽クリエイターと繋がりたい人
BoomyはDiscord上に公式サーバーがあり、用意されたコミュニティで世界中の人達と交流できるため、世界中の音楽クリエイターと繋がりたい人にもおすすめです。
Boomyの使い方、自分で生成した音楽、創作活動における工夫や悩みなど、世界中の人達が、日々情報を共有しています。自分以外の人の意見や作品にふれ、視野が広がるでしょう。
音楽を通したコミュニケーションは、技術の向上を促すだけでなく、音楽制作のモチベーションや表現の方向性にもポジティブな影響を与えるものです。一人で制作を続けるのではなく、つながりの中で音楽活動を深めたい人にとって、Boomyのコミュニティはとても居心地の良い場所になるでしょう。
Boomyを活用して音楽制作を楽しもう
Boomyは、音楽制作を気軽に始めてみたいという初心者から、自分で制作した音楽で収益を得たいと思っているクリエイターまで、幅広いニーズに対応した音楽生成ツールです。
音楽の専門知識がなくても少ないステップで本格的な音楽を作れ、ワンクリックで自分の作品を世界中に配信できます。難しそうと感じる商用利用についても明確にされているため、安心して自作の音楽で収益化を目指せるのが、Boomyの特長です。
さらに、Boomyにはユーザー同士が作品を共有し合えるコミュニティがあります。自分と同じように音楽を制作している人とつながれるのは、創作活動への刺激になり、その刺激が作品をより良いものへと作り上げていくでしょう。
音楽制作は特別なスキルを持つ人だけのものではなく、誰にとっても身近な表現手段になりつつあります。Boomyを通じて、自分だけの音を世界に向けて発信してみてください。
その他の音楽生成AIを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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