リスティング広告はキーワード選定が重要!洗い出し方や業種別の掛け合わせ例を解説
リスティング広告で成果を出すには、キーワード選定が最も重要です。適切なキーワードを選べば、少ない予算でも高い費用対効果を実現できます。一方で、キーワード選びを間違えると、クリックされても成約に繋がらず、広告費だけが消費される事態に陥ります。
本記事では、リスティング広告のキーワード選定方法を初心者にもわかりやすく解説します。SEOキーワードとの違いや、予算別の戦略、業種別の具体例まで網羅しているので、これからリスティング広告を始める方も、すでに運用中で成果が出ていない方も、ぜひ参考にしてください。
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目次
リスティング広告のキーワードとは?

リスティング広告におけるキーワードとは、ユーザーが検索エンジンで入力した語句に対して、広告を表示させるために設定する単語やフレーズのことです。
GoogleやYahoo!などの検索結果画面の上部や下部に表示される広告は、このキーワード設定によって配信されます。広告主が設定したキーワードとユーザーの検索語句が一致または関連していると判断された場合に、広告が表示される仕組みです。
たとえば「引越し 安い」というキーワードを設定しておけば、ユーザーが「引越し 安い」「引っ越し 格安」「引越し業者 料金」などで検索したときに広告が表示される可能性があります。
キーワード選定が適切であれば、自社のサービスに興味を持つ見込み客に効率よくアプローチできます。
SEOキーワードとリスティング広告キーワードの違い
SEOキーワードとリスティング広告キーワードは、どちらも検索エンジンでの表示を目的としていますが、目的と特性が異なります。最も大きな違いは「即効性」と「費用」です。
SEOキーワードは、Webサイトやブログのコンテンツを最適化することで、検索結果の自然検索枠に表示させる手法です。上位表示されれば継続的に無料で集客できますが、効果が出るまでに数ヶ月から1年以上かかることも珍しくありません。
リスティング広告キーワードは、広告費を支払うことで即座に検索結果の広告枠に表示できます。クリックされるごとに費用が発生しますが、今日設定して明日から集客できる即効性が魅力です。
キーワードの選び方にも違いがあります。SEOでは検索ボリュームが大きく、コンテンツとの関連性が高いキーワードを選びます。リスティング広告では「コンバージョンに繋がりやすいか」「競合の入札状況はどうか」「予算内で運用できるか」といった観点が重要です。
1広告グループあたりのキーワード数の目安
1つの広告グループに設定するキーワード数の目安は、5〜20個程度です。少なすぎると十分なインプレッションが得られず、多すぎると管理が煩雑になり、広告文とキーワードの関連性が薄れてしまいます。
初心者の場合は、まず5〜10個のキーワードから始めるのがおすすめです。同じ検索意図を持つキーワードをグルーピングし、それに合った広告文とランディングページを紐づけます。
運用に慣れてきたら、キーワード数を増やすのではなく、広告グループ自体を細分化する方向で最適化を進めると良いです。「初心者向け」「ビジネス英会話」「TOEIC対策」など、ニーズごとに広告グループを分けることで、より精度の高い広告配信が可能になります。
リスティング広告のキーワード選定前の準備

キーワード選定を始める前に、必ず準備しておくべきことが3つあります。「誰に」「何を」「どう伝えるか」を明確にすることが重要です。
- ターゲットユーザーの検索行動を想定
- 自社商品・サービスの強みを言語化
- 競合の出稿キーワードを調査
ターゲットユーザーの検索行動を想定し、自社の強みを言語化し、競合の動向を把握することで、効果的なキーワード選定の土台が整います。
ターゲットユーザーの検索行動を想定
ターゲットユーザーがどのような言葉で検索するかを想定することが、キーワード選定の出発点です。年齢、性別、職業、課題によって、使用する検索語句は大きく変わります。
たとえば、同じ「仕事探し」でも、20代の学生は「バイト おすすめ」、30代の主婦は「パート 扶養内」、40代のビジネスパーソンは「転職 年収アップ」といった具合に検索キーワードが異なります。顧客アンケートやSNSでの口コミ、営業担当へのヒアリングなどが有効な情報源になります。
また、購買プロセスのどの段階にいるかによっても検索キーワードは変化します。情報収集段階では「〇〇 比較」「〇〇 おすすめ」、具体的な検討段階では「〇〇 料金」「〇〇 口コミ」、購入直前では「〇〇 申し込み」「〇〇 購入」などです。
自社商品・サービスの強みを言語化
自社商品やサービスの強み・特徴を具体的な言葉で表現できるようにしておくことが重要です。強みが明確になれば、それをキーワードに反映させることで、競合との差別化が図れます。
自社の強みを洗い出す際は「価格」「品質」「スピード」「専門性」「立地」「サポート体制」など、複数の切り口で考えると良いです。たとえば引越し業者なら「即日対応可能」「単身パック最安値」「梱包資材無料」「女性スタッフ対応」などが強みになります。
これらを「引越し 即日」「引越し 単身 安い」「引越し 女性スタッフ」といったキーワードに落とし込むことで、自社の強みを求めているユーザーにピンポイントでアプローチできます。
逆に弱みや対応できない範囲も把握しておくと良いです。たとえば高級路線の商品を扱っている場合、「格安」「激安」などのキーワードは除外設定の候補になります。
競合の出稿キーワードを調査
競合他社がどのようなキーワードで広告を出稿しているかを調査することで、自社のキーワード戦略のヒントが得られます。競合が力を入れているキーワードは、それだけ成果が出ている可能性が高いためです。
競合調査の方法は簡単です。自社が狙いたいキーワードで実際に検索し、表示される広告をチェックしてみましょう。複数のキーワードで繰り返し検索し、どの競合がどのキーワードで広告を出しているかをリスト化します。
また、Googleキーワードプランナーを使えば、キーワードの競合性(低・中・高)や推定入札単価も確認できます。競合が多いキーワードは入札単価が高騰しやすいため、予算が限られている場合は避けるか、より具体的なロングテールキーワードを狙う戦略が有効です。
成果に繋がる広告キーワードの選び方

リスティング広告のキーワード選定は、以下の4つのステップで進めるとスムーズです。
- Step①:軸となるキーワードを洗い出す
- Step②:サブキーワードを網羅的に収集する
- Step③:ユーザーニーズ別にキーワードを分類する
- Step④:コンバージョンに繋がるキーワードを優先する
「軸キーワードの洗い出し」→「サブキーワードの収集」→「ニーズ別の分類」→「優先度の決定」という流れで、数百から数千のキーワード候補の中から、本当に成果に繋がるものを絞り込んでいきます。
Step①:軸となるキーワードを洗い出す
軸キーワードとは、自社の商品やサービスを端的に表す1〜2語の単語のことです。
たとえば税理士事務所なら「税理士」「確定申告」、不動産会社なら「賃貸」「マンション」「一戸建て」などが軸キーワードになります。
軸キーワードは、この後のステップで掛け合わせるサブキーワードの土台になるため、できるだけ多く洗い出すことが重要です。
キーワードプランナーを活用した軸キーワード発見法
Googleキーワードプランナーは、リスティング広告のキーワード選定に欠かせない無料ツールです。キーワードプランナーにアクセスし「新しいキーワードを見つける」を選択します。
「ウェブサイトから開始」を選び、自社サイトや競合サイトのURLを入力すると、そのサイトに関連するキーワード候補が一覧表示されます。
各キーワードの月間平均検索ボリューム、競合性、推定入札単価も確認できるため、どのキーワードが狙い目かを判断する材料になります。
商品カテゴリ・サービス名から考える方法
自社の商品カテゴリやサービス名を細分化していくことで、軸キーワードの候補が見えてきます。まず大カテゴリを書き出し、次に中カテゴリ、小カテゴリへと分解していきましょう。
たとえばフィットネスジムの場合、大カテゴリは「ジム」「フィットネス」です。中カテゴリでは「パーソナルジム」「24時間ジム」「ヨガスタジオ」、小カテゴリでは「暗闇フィットネス」「ホットヨガ」などに細分化できます。
Step②:サブキーワードを網羅的に収集する
サブキーワードとは、軸キーワードと組み合わせる2語目以降の単語のことです。「税理士 相談」「税理士 費用」など、ユーザーの具体的なニーズを表すキーワードになります。
サブキーワードを効率よく収集するには、無料のキーワードツールを活用するのがおすすめです。
ラッコキーワードでサジェストを一括取得
ラッコキーワードは、Googleサジェストや関連キーワードを一括で取得できる無料ツールです。
検索窓に軸キーワードを入力するだけで、そのキーワードに関連するサジェストキーワードが一覧表示されます。たとえば「税理士」と入力すれば、「税理士 相談」「税理士 費用」「税理士 顧問料」など、ユーザーが実際に検索している組み合わせが数百件表示されます。
これらをCSVファイルでダウンロードし、Excelやスプレッドシートで整理すると良いです。
顧客の声・口コミからキーワードを拾う
ツールで取得できるキーワードは一般的なものが中心です。自社ならではのキーワードを見つけるには、顧客の生の声に耳を傾けることが重要になります。
顧客アンケートで「どのような言葉で検索して当社を見つけましたか」と質問したり、商品レビューや口コミサイトのコメントを読み込んだりすることで、ツールでは見つからないキーワードが発見できます。
たとえば「子連れOKの歯医者」「駐車場無料の美容院」「深夜営業のクリーニング」など、ユーザーの具体的なニーズを表す言葉は、コンバージョン率が非常に高い傾向にあります。
Step③:ユーザーニーズ別にキーワードを分類する
収集したキーワードをそのまま登録するのではなく、ユーザーのニーズや検索意図別に分類することが重要です。
分類することで、それぞれのニーズに合った広告文やランディングページを用意でき、広告の品質スコアが向上します。
購買意欲の高さで分ける「顕在層・潜在層」の考え方
ユーザーの購買意欲によって、キーワードを「顕在層向け」と「潜在層向け」に分けることができます。顕在層向けキーワードは「購入」「申し込み」「料金」「見積もり」「予約」などの言葉を含み、コンバージョン率が非常に高い特徴があります。
一方、潜在層向けキーワードは「比較」「おすすめ」「メリット」「デメリット」などを含み、まだ比較検討段階のユーザーが検索します。予算が限られている場合は、まず顕在層向けキーワードから優先的に配信し、余裕があれば潜在層にも広げていくのが定石です。
検索意図で分類する6つのカテゴリ
キーワードは検索意図によって、以下の6つのカテゴリに分類できます。
| 情報収集系 | 〇〇とは、〇〇 メリット、〇〇 デメリット |
|---|---|
| 比較検討系 | 〇〇 比較、〇〇 おすすめ、〇〇 ランキング |
| 価格重視系 | 〇〇 料金、〇〇 安い、〇〇 最安値 |
| エリア系 | 〇〇 東京、〇〇 渋谷、〇〇 近く |
| 購入直前系 | 〇〇 申し込み、〇〇 購入、〇〇 予約 |
| ブランド指名系 | 自社名、競合名 |
それぞれのカテゴリで広告グループを分け、検索意図に合った広告文とランディングページを用意することで、広告の関連性が高まり、クリック率とコンバージョン率の両方が向上します。
Step④:コンバージョンに繋がるキーワードを優先する
分類したキーワードの中から、実際に広告配信するキーワードを選定します。すべてのキーワードを一度に配信するのではなく、コンバージョンに繋がる可能性が高いものから優先的に設定していくと良いです。
優先順位の判断基準は「購買意欲の高さ」「競合の多さ」「予算とのバランス」の3つです。
予算別:優先すべきキーワードの選び方
リスティング広告の予算によって、優先すべきキーワードは変わります。月予算30万円以下の場合は、自社名や商品名などのブランド指名系キーワードと、購入直前系キーワードに集中すると成果が出やすいです。
月予算31〜50万円の場合は、業界キーワードや比較検討系キーワードにも拡張できます。月予算50万円以上の場合は、検索ボリュームの大きいビッグワードや、潜在層向けの情報収集系キーワードにも挑戦できます。
ただし、予算が多いからといって闇雲にキーワードを増やすのではなく、常に費用対効果を確認しながら、成果の出るキーワードに予算を寄せていくことが重要です。
キーワードのマッチタイプ3種類と使い分けのコツ

リスティング広告では、登録したキーワードに対して「どの範囲の検索語句まで広告を表示させるか」を決める「マッチタイプ」という設定があります。
- 完全一致:ピンポイントで狙うときに使う
- フレーズ一致:関連検索も拾いたいときに有効
- 部分一致:機械学習で拡張させる上級テクニック
それぞれ広告が表示される範囲が異なるので、覚えておきましょう。
完全一致:ピンポイントで狙うときに使う
完全一致は、登録したキーワードと同じ意味の検索語句に対してのみ広告を表示するマッチタイプです。設定方法は、キーワードを角括弧「[ ]」で囲みます。
完全一致のメリットは、狙ったキーワードにピンポイントで広告を配信できるため、無駄なクリックが発生しにくく、費用対効果が高い点です。予算が限られている場合や、コンバージョンに直結するキーワードが明確な場合に有効です。
デメリットは、表示される範囲が狭いため、機会損失が発生する可能性がある点です。
フレーズ一致:関連検索も拾いたいときに有効
フレーズ一致は、登録したキーワードと同じ意味のフレーズを含む検索語句に対して広告を表示するマッチタイプです。設定方法は、キーワードを引用符「” “」で囲みます。
フレーズ一致は、完全一致よりも広い範囲の検索語句をカバーできるため、表示機会が増えます。まずはフレーズ一致で配信を開始し、検索クエリレポートを確認しながら、成果の出るキーワードは完全一致に移行し、不要な検索語句は除外設定していくという運用方法が効果的です。
部分一致:機械学習で拡張させる上級テクニック
部分一致は、登録したキーワードに関連するあらゆる検索語句に対して広告を表示するマッチタイプです。設定方法は、キーワードをそのまま登録するだけです。
部分一致の最大のメリットは、自分では思いつかなかったキーワードでも広告が表示されるため、新たな顧客層を開拓できる点です。デメリットは、関連性の低い検索にも表示されるため、無駄なクリックが発生しやすく、予算がすぐに消化されるリスクがある点です。
部分一致を使う場合は、必ず除外キーワードを設定し、定期的に検索クエリレポートを確認して、不要な検索語句を除外していくメンテナンスが欠かせません。
マッチタイプの優先順位と併用パターン
初心者がリスティング広告を始める場合、最初は完全一致またはフレーズ一致から始めるのがおすすめです。効果的な併用パターンとしては、同じキーワードを複数のマッチタイプで登録する方法があります。
完全一致には高めの入札単価を設定し、フレーズ一致、部分一致の順に入札単価を下げていくことで、コンバージョン率の高い検索語句に予算を優先的に配分できます。
除外キーワードの設定で無駄なクリックを防ぐ方法

除外キーワードとは、特定の検索語句に対して広告を表示させないようにする設定のことです。
除外キーワードを適切に設定することで、自社のサービスに興味がないユーザーや、コンバージョンに繋がらない検索への広告表示を防ぎ、予算を本当に必要なところに集中させることができます。
除外すべきキーワードの見つけ方
除外キーワードを見つける最も効果的な方法は、Google広告やYahoo!広告の管理画面にある「検索クエリレポート」を確認することです。レポートを見て、クリックされているのにコンバージョンが全く発生していない検索語句を探してみてください。
また、自社のサービスと明らかに関連性が低い検索語句も除外対象です。検索クエリレポートは、広告配信開始後1〜2週間経ったら必ず確認し、その後も週に1回程度の頻度で定期的にチェックすることが推奨されます。
よくある除外キーワードの例一覧
業種を問わず、除外すべきキーワードには一定のパターンがあります。以下は、多くの広告主が除外設定しているキーワードの一例です。
| カテゴリ | 除外キーワード例 |
|---|---|
| 価格関連 | 無料、フリー、0円、タダ、安い、激安、格安、最安値 |
| 求人関連 | 求人、アルバイト、バイト、パート、採用、募集 |
| 情報収集 | とは、意味、やり方、方法、作り方、ブログ、Wiki |
| 競合・代替 | 競合他社名、代替サービス名、類似商品名 |
| その他 | 中古、レンタル、修理、DIY、自作、口コミ、評判 |
競合が対策していて勝てない、クリック単価が高すぎるキーワードも除外することをおすすめします。ただし、自社のビジネスモデルによっては、これらのキーワードが有効な場合もあります。自社の状況に合わせて判断しましょう。
除外キーワードの効果的な運用ルール
除外キーワードにもマッチタイプの設定があります。除外キーワードで「フレーズ一致」を設定した場合、その語句が含まれる検索には広告が表示されなくなります。
除外設定は広すぎると本来獲得できたはずの顧客を逃す可能性があるため、まずはフレーズ一致で設定し、検索クエリレポートを見ながら調整していくのがおすすめです。
また、キャンペーン単位、広告グループ単位の両方で除外設定ができるため、全体に適用したい除外キーワードはキャンペーン単位で設定すると管理が楽になります。
【予算別】適切なキーワード数と掛け合わせ戦略

リスティング広告の予算によって、設定すべきキーワード数や掛け合わせ戦略は大きく変わります。
- 月予算30万円以下:指名系キーワード中心の戦略
- 月予算31~50万円:業界キーワードへの拡張
- 月予算50万円以上:ビッグワードへの挑戦
予算が少ない場合は、確実に成果が出るキーワードに絞り込むと良いです。予算が潤沢な場合は、幅広いキーワードで認知拡大を図るのが基本戦略といえます。
月予算30万円以下:指名系キーワード中心の戦略
月予算30万円以下の場合、広告費を分散させずに、最もコンバージョン率が高いキーワードに集中させることが重要です。優先すべきは「指名系キーワード」と「購入直前キーワード」の2つです。
指名系キーワードとは、自社名や自社商品名で検索されるキーワードのことです。この予算帯では、1広告グループあたり5〜10個程度のキーワードに絞り、完全一致またはフレーズ一致で配信するのがおすすめです。
月予算31~50万円:業界キーワードへの拡張
月予算が31〜50万円になると、指名系キーワードだけでなく、業界キーワードや比較検討系キーワードにも手を広げることができます。
ただし、これらのキーワードは競合が多く、入札単価が高騰しやすいため、地域名や特徴を掛け合わせてニッチなキーワードにすることが重要です。「税理士 渋谷」「税理士 相続専門 渋谷」など、2〜3語の掛け合わせキーワードを狙いましょう。
月予算50万円以上:ビッグワードへの挑戦
月予算50万円以上になると、検索ボリュームの大きいビッグワードにも挑戦できるようになります。ビッグワードのメリットは、圧倒的な表示回数とリーチの広さです。
デメリットは、入札単価が非常に高く、コンバージョン率が低い点です。ビッグワードに挑戦する場合は、予算全体の30%以下に抑え、残り70%は確実に成果が出るキーワードに配分することをおすすめします。
キーワード数が多すぎるときの見直しポイント
キーワードを増やしすぎると、管理が煩雑になり、かえって成果が悪化することがあります。キーワード数が100個を超えたら、一度見直しを検討したほうが良いです。
見直しのポイントは、過去3ヶ月間でインプレッションが100回未満のキーワードを削除すること、クリックされているのにコンバージョンが全く発生していないキーワードを停止すること、似たような意味のキーワードを統合することの3つです。
【業種別】成果が出やすいキーワード設計例

業種によって、成果が出やすいキーワードの傾向は大きく異なります。ここでは、代表的な4つの業種別に、実際に成果が出ているキーワード設計の例を紹介します。
BtoB企業向け:リード獲得に繋がるキーワード例
BtoB企業の場合、商談や資料請求などのリード獲得が目的になります。成果が出やすいのは、具体的な課題や導入検討段階を示すキーワードです。
| 課題解決系 | 営業管理 効率化、在庫管理 システム |
|---|---|
| 比較検討系 | SFA ツール 比較、会計ソフト おすすめ |
| 導入検討系 | (商品カテゴリ)× 導入事例、(商品カテゴリ) ×料金 |
| 競合比較系 | (競合商品名) ×代わり、(自社商品名) vs (競合商品名) |
BtoB企業では、業種名や企業規模を掛け合わせることも効果的です。「製造業向け 在庫管理システム」「中小企業 勤怠管理」など、ターゲット企業が明確になるキーワードは、コンバージョン率が高い傾向にあります。
EC・通販向け:購買に直結するキーワード例
EC・通販サイトの場合、商品購入が直接の目的になるため、購買意欲の高いキーワードが重要です。
| 購入系 | (商品名) ×購入、(商品名) ×通販、(商品名) ×オンライン |
|---|---|
| 価格系 | (商品名) ×最安値、(商品名) ×激安、(商品名) ×送料無料 |
| 条件系 | (商品名) ×即日発送、(商品名) ×ポイント |
| ブランド系 | (ブランド名)× 公式、(ブランド名) ×正規品 |
ECサイトでは、商品の特徴や用途を表すキーワードも有効です。ファッションなら「レディース ワンピース 春」、食品なら「無添加 グラノーラ」など、商品の属性を具体的に示すキーワードを設定しましょう。
店舗ビジネス向け:来店促進キーワード例
飲食店、美容室、クリニックなど店舗ビジネスの場合、予約や来店を促すキーワードが重要です。地域名との掛け合わせが最も効果的です。
| エリア系 | (業種) ×(駅名)、(業種) ×(地域名)、(業種) ×近く |
|---|---|
| 予約系 | (業種) ×予約、(業種) ×当日予約、(業種) ×ネット予約 |
| 特徴系 | (業種) ×駐車場あり、(業種) ××個室、(業種) 深夜営業 |
| 用途系 | (業種) ×デート、(業種)× 女子会、(業種) ×一人でも |
店舗ビジネスでは、Googleビジネスプロフィールとの連携も重要です。リスティング広告に住所表示オプションを追加することで、地図や住所が広告に表示され、来店率が向上します。
サービス業向け:問い合わせを増やすキーワード例
コンサルティング、士業、リフォームなど無形サービスを提供する業種では、問い合わせや相談予約が最初のゴールになります。
| 相談系 | (業種)× 相談、(業種) ×無料相談、(業種)× 電話相談 |
|---|---|
| 課題系 | (課題)× 解決、(課題)× 対策、(課題) ×相談先 |
| 依頼系 | (サービス) ×依頼、(サービス) ×見積もり、(サービス) ×業者 |
| 緊急系 | (サービス) ×即日、(サービス)× 今すぐ、(サービス) ×24時間 |
サービス業では、専門性や実績を示すキーワードも重要です。「相続専門 税理士」「リフォーム 実績」など、選ばれる理由を明確にするキーワードを設定しましょう。
キーワード選定後の運用改善で押さえるべきポイント

リスティング広告のキーワード選定は、一度設定したら終わりではありません。運用改善する際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 検索クエリレポートで実際の検索語句を確認
- 成果の出るキーワードに予算を集中させる
- 定期的なキーワード見直しを行う
配信開始後のデータを分析し、継続的に改善していくことで、費用対効果を高めることができます。
検索クエリレポートで実際の検索語句を確認
検索クエリレポートは、ユーザーが実際に検索した語句を確認できる非常に重要なレポートです。このレポートを見ることで、自分が設定したキーワードに対して、実際にどのような検索語句で広告が表示され、クリックされ、コンバージョンしたのかがわかります。
この中から、コンバージョンに繋がっている検索語句は新たにキーワードとして追加し、コンバージョンに繋がっていない検索語句は除外キーワードに追加するという作業を繰り返すことで、精度が高まっていきます。
成果の出るキーワードに予算を集中させる方法
リスティング広告では、全てのキーワードが均等に成果を出すわけではありません。運用データを分析し、コンバージョン率やコンバージョン単価が優れているキーワードを特定してください。
そして、成果の出ているキーワードには入札単価を上げて掲載順位を高め、より多くの予算を配分します。逆に、コンバージョンが全く発生していないキーワードは入札単価を下げるか、停止または削除を検討します。
定期的なキーワード見直しのタイミング
リスティング広告のキーワードは、定期的に見直しをすることで常に最適な状態を保つことができます。配信開始後1週間は、毎日検索クエリレポートを確認し、除外キーワードの追加とキーワードの調整を行うと良いです。
配信開始後1ヶ月経ったら、成果の悪いキーワードの停止や削除、新しいキーワードの追加を検討します。配信開始後3ヶ月以降は、月1回のペースで全体的な見直しを行い、季節変動や市場トレンドに合わせてキーワード戦略を調整していきます。
リスティング広告のキーワード選定でよくある失敗例

「リスティング広告のキーワード選定では、初心者が陥りやすい失敗パターンがあります。
- キーワードを詰め込みすぎて管理不能に
- ビッグワードばかり狙って予算が枯渇
- 除外設定を怠り無駄クリックが多発
- 広告文とキーワードの関連性が低い
これらの失敗を事前に知っておくことで、同じ過ちを避け、効率的な運用ができます。
キーワードを詰め込みすぎて管理不能に
初心者がやりがちな失敗の1つが、「とにかく多くのキーワードを設定すれば成果が出るだろう」という考えで、数百、数千のキーワードを一度に登録してしまうことです。
キーワード数が多すぎると、どのキーワードがどれくらい成果を出しているのか把握できなくなり、改善が遅れます。初心者の場合は全体で50〜100個程度から始めることをおすすめします。キーワード管理に慣れてきたら、徐々に増やしていくと良いでしょう。
ビッグワードばかり狙って予算が枯渇
検索ボリュームの大きいビッグワードは魅力的に見えますが、競合が多く、入札単価が非常に高いため、予算が少ない場合はすぐに広告費が尽きてしまいます。たとえば月予算30万円で1クリック1,000円のビッグワードに集中すると、月300クリックしか獲得できません。
一方、3〜4語の掛け合わせキーワードなら、1クリック100円〜300円程度に抑えられ、同じ予算でも1,000〜3,000クリック獲得でき、結果的に多くのコンバージョンを得られる可能性が高まります。
除外設定を怠り無駄クリックが多発
リスティング広告では、キーワードの追加だけに注力し、除外キーワードの設定を怠ってしまうケースが非常に多く見られます。除外設定をしないと、自社のサービスと関連性の低い検索でも広告が表示され、クリックされるたびに費用が発生してしまいます。
除外キーワードは、配信開始前に想定できるものを設定しておき、配信開始後は検索クエリレポートを週1回以上確認して、随時追加していくことが重要です。
広告文とキーワードの関連性が低い
キーワードと広告文、ランディングページの関連性が低いと、ユーザーにクリックされにくく、クリックされても離脱率が高くなり、結果的に広告の品質スコアが下がって掲載順位が落ちてしまいます。
キーワードは検索意図ごとにグループ分けし、それぞれのグループに合った広告文とランディングページを用意することが、リスティング広告成功の鉄則です。
リスティング広告のキーワードは「選定→検証→改善」が成功の鍵

リスティング広告のキーワード選定は、「軸キーワードの洗い出し」→「サブキーワードの収集」→「ニーズ別の分類」→「優先度の決定」という4ステップで進めることが重要です。事前にターゲットユーザーの検索行動を想定し、自社の強みを言語化し、競合の出稿キーワードを調査することで、効果的なキーワード選定の土台が整います。
予算に応じたキーワード戦略も成功の鍵です。月予算30万円以下なら指名系キーワード中心、31〜50万円なら業界キーワードへの拡張、50万円以上ならビッグワードへの挑戦が可能になります。業種別のキーワード設計例も参考にしながら、自社に最適なキーワードを見つけてください。
キーワード選定は一度設定したら終わりではありません。配信開始後は検索クエリレポートを定期的に確認し、成果の出ているキーワードに予算を集中させ、成果の出ていないキーワードは停止または除外する「選定→検証→改善」のサイクルを回し続けることが、リスティング広告で成果を出す最大のポイントです。
自社にリソースがない、専門知識を持つ社員がいない場合は、無理に内製化せずに運用代行会社に依頼するのも手です。弊社でもリスティング広告の運用サポートを行っております。お悩みがありましたら、お気軽にご相談下さい。
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