
LINE WORKSとは?危険性・デメリットはある?LINEとの違いも解説
ビジネス用のコミュニケーションツール「LINE WORKS」をご存知でしょうか。
通常のLINE以上にビジネスの場で活用できる機能が搭載されているため、手軽なコミュニケーションを行いたい企業におすすめです。
そこで、本記事ではLINE WORKSについて解説します。危険性やメリット・デメリット、使い方や、LINEとの違いや料金プランも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
LINE WORKSとは?

LINE WORKSとは、LINE WORKS株式会社が提供しているビジネス向けのコミュニケーションツールです。LINEに似た使いやすい操作性を活かしながら、タスク管理やメールの送受信、連絡事項を共有できる掲示板など、仕事の効率化が期待できる機能を備えています。
一般的なLINEとは別のサービスですが、トークやビデオ通話、投票機能(アンケート)など、LINEで利用可能な機能も活用できます。
LINE WORKSのメリット

LINE WORKSの主なメリットは、情報漏洩を防ぎやすいことと、ビジネス向けの便利な機能の点です。
通常のLINEと異なり、会社専用のIDとパスワードでログインするため、プライベートと仕事を明確に分けられ、誤送信による情報漏洩リスクを防げます。また、管理者がアカウントを一元管理できるため、不正利用や、万が一の際のログ追跡も容易に行えます。
また、機能面では、業務効率を上げるためのツールが豊富です。最大200人でのビデオ通話、メンバーのスケジュールを共有できるカレンダー、情報を整理できる掲示板など、日々の業務をスムーズに進める機能が充実しています。
LINE WORKSのデメリット

LINE WORKSには、メッセージに既読を付けたユーザーと未読のユーザーを一覧で表示できるため、人によっては「煩わしい」と感じる場合があるかもしれません。
また、LINE WORKS内で行ったメッセージのやり取りは、管理者から閲覧できる「モニタリング機能」が備わっています。実行された全てのタスク履歴と操作したメンバーを確認でき、業務の透明性やトラブル防止に役立つ一方で、監視されていると感じてデメリットとして捉える人もいます。
通常のLINEに似た使い勝手から業務と私用が混同しないよう、導入前に検討しましょう。
LINE WORKSとLINEの違い

LINE WORKSとLINEの違いは、LINE WORKSは企業が従業員に業務用として配布・管理できるツールであるのに対し、LINEは個人が自由に使う私的なチャットアプリという点です。
また、LINE WORKSは「LINE WORKS株式会社」が提供していますが、LINEは「LINEヤフー株式会社」が担当しています。
機能の違い
LINE WORKSとLINEは、用途だけでなく、特徴にも多くの違いがあります。
機能 | LINE WORKS | LINE |
---|---|---|
既読確認 | ○ | ○ |
音声通話 | ○ | ○ |
ビデオ通話 | ○ | ○ |
スタンプ | ○ | ○ |
アドレス帳 | 個人単位で 登録 |
個人管理で 登録 |
グループウェア機能 | ○ | × |
トークログ・監査機能 | ○ | × |
セキュリティ管理機能 | ○ | × |
LINE WORKSは、企業向けに特化したツールのため、LINEに比べて効率的なタスク管理が可能です。
LINE WORKSの料金プラン

LINE WORKSの料金プランは、「フリー」「スタンダード」「アドバンスト」の3種類です。フリーのプランを選べば無料で利用できますが、追加できるユーザー数や音声・ビデオ通話の画面共有人数に制限があります。
項目 | フリー | スタンダード | アドバンスト |
---|---|---|---|
月額契約 | 0円 | 540円 | 960円 |
年間契約 | 0円 | 450円/月 | 800円/月 |
ユーザー数 | 30人まで | 無制限 | 無制限 |
ストレージ容量 | 5GB | 1TB | 100TB |
月額契約と比べて年間契約の方が割安になるため、契約の際はぜひご検討ください。
また、期間によって料金設定が変更する場合もあるため、最新情報はLINE WORKS公式サイトをご確認ください。
「フリー」プラン
LINE WORKSの「フリー」プランは、料金が一切かからずに利用できます。追加できるユーザー数に制限はあるものの、無料で利用できるため、初めてビジネスチャットを利用する企業におすすめです。
掲示板やカレンダー、タスクやアンケートなど、仕事に必要な基本機能が備わっています。
「スタンダード」プラン
「スタンダード」プランは、仕事に必要な充実した機能が備わった基本プランです。追加ユーザー数が無制限であることに加え、1TBのストレージが利用できます。
また、音声・ビデオ通話の画面共有が200人まで可能です。
「アドバンスト」プラン
「アドバンスト」プランは、メールとDriveを兼ね備え、社内外の連携をより強化したコラボレーションプランです。「スタンダード」プランの全機能が利用可能です。
Drive機能を活用すれば、特定のユーザーとファイルを共有したり、同時にファイルを編集したりできるため、チーム内でのプロジェクト管理や情報共有をスムーズに行えます。
LINE WORKSの使い方

LINE WORKSの使い方は大きく分けて、「トーク/通話」「掲示板」「カレンダー」「タスク」「アンケート」「アドレス帳」「メール」の7種類です。
使い方①:トーク/通話
LINE WORKSのトーク・通話は、一般的なLINEと同様に会話が可能です。また、メッセージに既読を付けたユーザーと未読のユーザーを一覧で表示することも可能なため、情報の伝達状況が瞬時に把握できます。
使い方は至ってシンプルです。画面下部にある「+」マークをタップすれば「トークルーム」「グループ」「ビデオ通話ミーティング」のなかから1つ選択し、トークをするメンバーを選びましょう。
使い方②:掲示板
掲示板を活用することで、重要な情報を目につきやすい場所に掲示できるため、トークで流れて見落とされがちな内容もしっかりと周知することができます。
掲示板の投稿方法は、掲示板の右下にある「+」マークをタップしたら、件名や本文を記入して「投稿」を選択すれば完了です。ファイルの添付も行えます。
使い方③:カレンダー
カレンダーはスケジュール管理に便利です。カレンダー画面の右下にある「+」マークをタップし、件名や参加者などの必要な情報を入力したうえで「保存」を選択すると、新しい予定を追加できます。
使い方④:タスク
LINE WORKSの「タスク」とは、顧客対応や資料作成などの業務を整理や一覧化し、効率的に管理できる機能です。自分のタスク管理だけでなく、トークルームでも管理が可能です。
タスクを新規で作成する方法
タスクを新規で作成するには、画面最下部のメニューバーの「その他」をタップして、「タスク」を選択します。その後、「+」マークをタップすれば、タスクを作成することができます。
タスクをトークから作成する方法
タスクをトークから作成する方法は、トークルーム内のトークをタスク化することができます。
トークを長押しすると吹き出しメニューが表示され、「タスク」を選択します。タスク化したいトークにチェックを付けたら、タスクの内容や期限を入力しましょう。
最後に「保存」を選択すれば、タスクを追加することができます。依頼者や担当者は変更可能です。
使い方⑤:アンケート
LINE WORKSにはアンケート機能があります。画面最下部のメニューバーの「その他」をタップして、「アンケート」を選択しましょう。
アンケート画面に移ったら、「+」マークをタップして、「新規作成」もしくは「テンプレート」を選択してください。
その後、「社内用アンケート」と「外部用アンケート」を選んだら、情報を入力しましょう。右上の「完了」をタップするとアンケートが作成されます。
使い方⑥:アドレス帳
LINE WORKSのアドレス帳は、各部署や各拠点の組織メンバーを一覧で表示できる機能です。
アドレス帳からメンバーを選択することで、トークやメールの作成が可能です。
使い方⑦:メール
LINE WORKSでは、アドレス帳と連携してメールの送受信を行うことができます。
メールの送受信は暗号化されているため、ウイルスや迷惑ソフトへの対策、なりすましメールへの警告表示などにより、危険をあらかじめ防ぐことができます。
また、送信後の開封確認や、送信取り消しなど、ビジネスに特化した便利な機能を備えています。
LINE WORKSに危険性はある?

LINE WORKSは高いセキュリティ基準で設計されたツールですが、誤送信による情報漏洩、私的利用による業務データの混在など、使用方法によって危険性が生じるリスクがあります。
ただし、危険性の多くは、運用ルールの整備や適切な設定、利用者のリテラシー向上によって十分に防ぐことが可能です。
基本的にLINE WORKS自体は信頼性の高いサービスのため、安全に運用することができます。
まとめ
LINE WORKSは、通常のLINEに似た使いやすい操作性を活かしつつ、タスク管理、メールの送受信、連絡事項を共有できる掲示板など、業務の効率化に役立つ機能を備えています。
使い方や操作方法も簡単なため、説明や研修を行う時間の削減も期待できます。デメリットも非常に少ないため、社内連携の強化や業務の効率化を図りたい企業は、ぜひLINE WORKSを始めてみてください。
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