最先端のWebマーケティングを発信するメディア

最先端のWebマーケティングを発信するメディア

Instagram のショッピング機能「Shop Now(ショップナウ)」の導入・運用方法とは?

最終更新日:
SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

近年、SNSの普及によりInstagramは企業のマーケティングに欠かせないツールとなりました。「Shop Now(ショップナウ)」というショッピング機能を聞いたことはありませんか?これは、企業の商品に興味を持ったユーザーをInstagramの投稿からワンタップで商品購入ページへ誘導することのできる機能のこと。ユーザーにとっては、気になった商品をすぐに購入できる便利な機能です。

今回は、このInstagramのショッピング機能「Shop Now(ショップナウ)」について、導入から運用まで詳しくご紹介します。また、ショッピング機能の投稿枠を広告に利用することも可能です。ぜひこの記事を参考にしながら、自社のニーズにあわせて上手に運用してみてくださいね。

Instagram のショッピング機能とは?

Instagramのショッピング機能はひとことで表すと、商品投稿の画面からワンタップで自社ECサイトなどの商品購入ページへ誘導できる機能のことです。別名「Shop Now(ショップナウ)」と呼ばれており、現在では多くの企業が導入に踏み切っている機能のひとつといえるでしょう。

自社サイトまでの誘導の流れとしては以下の通りです。ユーザーは、とても簡単な手順で商品購入ページまでたどり着くことができるのです。

自社サイトへの導入の流れ
①企業が商品画像を投稿
②ユーザーがその画像をクリック
③商品の詳細ページが出るので「ウェブサイトで見る」を選択
④自社サイトの該当ページへ飛ぶ

Instagram ショッピング機能のメリット

これまでの説明で、なんとなく便利な機能というのはお分かりいただけたと思います。では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?企業側・ユーザー側どちらの視点からもご紹介します。

企業側のメリット
●すぐにユーザーを購入ページへ誘導できる
●画像から商品名・金額といった最低限の情報をユーザーに確認してもらえる
●商品のプロモーション方法に多様性がある
●導入コストがかからない(無料)

ユーザー側のメリット
●気になる商品をすぐ購入できる
●同ショップの他のアイテムもあわせて見ることができる
●タレントやインフルエンサーの洋服、小物がどこの商品かすぐ分かる

大きなメリットとしては、上記のものがあげられます。中でも最大のメリットは、商品購入までの即時性ではないでしょうか。

例えば、ユーザーは気になるアクセサリーをInstagramで見つけたとします。それはモデルが着用していたものでどこの商品かも分かりません。多くのユーザーはいちから商品を探すことはしないでしょう。よほど気になる商品であれば、ネットで検索したり通販サイトから似た商品を見つけたりするかもしれません。しかし、その商品がすぐに見つかる確率を考えると、探すのを諦めるユーザーが多いのが実状でしょう。

つまり、企業はせっかくの潜在ニーズを取り逃していることになります。この潜在ニーズをきっちりと獲得するためにも、ワンタップで商品購入ページに飛べる「Shop Now(ショップナウ)」は、企業・ユーザーともにメリットの多い機能といえるでしょう。

また、企業がPRしたい商品を有名なタレントやインフルエンサーに身に付けてもらい、Instagramに投稿すればライブコマースに近い形で商品をアピールできます。自社のアカウントをフォローしていない層にも、タレントやインフルエンサーを通して自社商品を紹介できるのは魅力的ですよね。ECサイトにはない使い方が、Instagramのショッピング機能には広がっているのではないでしょうか。

Instagram ショッピング機能の導入方法

ここでは、実際にショッピング機能を導入する方法をご紹介します。その前に、ショッピング機能をつけるには、以下5つの条件を満たしている必要があるため、導入前に必ず確認しましょう。より詳しい内容はリンク先から確認できるので、そちらをご参照ください。

必要な条件5つ
●FacebookおよびInstagramのポリシーに準拠していること
●該当するビジネスとドメインに紐付いていること
●所在地がコマースを利用できる国であること
●信頼性を示すこと
●正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと
※「Instagramヘルプページ」より引用

また、ショッピング機能を利用するには「Facebookページ」というビジネスアカウントを作成し、そこに商品カタログページを作る必要があります。イメージとしては、Facebookに簡単な商品カタログを作り、それをInstagramで公開、購入したいと思ったユーザーがECサイトにすぐ飛ぶというものです。作成方法は非常に簡単ですので、以下の手順で試してみてくださいね。

手順

➀Instagramをスマートフォンからビジネスアカウントへ切り替える
 ・右上の三本線から設定を選択し、「アカウント」→「プロアカウントに切り替え」

②Instagramに連動するFacebookページを作成

③Facebookカタログを追加する
www.facebook.com/productsにアクセスする
・「カタログを作成」を選択

・自社にあてはまるサービス(=インベントリー)を選択し、 「次へ」をクリック
 ※今回は、「Eコマース(商品)」を選択した場合を想定します。
・アイテムをカタログに追加する方法をどちらか選択

・商品情報を追加して完了
 
④作成した「Facebookページ」と「Instagram」を連携
 ・作成した「Facebookページ」のトップから「設定」を開き、「Instagram」を選択

・「アカウントをリンク」を選択し、ログイン情報を入力すれば完了

⑤審査への申請
・Instagramをスマホのアプリから開く
・右上の三本線から設定を選択し、「ビジネス」→「Instagramショッピングを設定する」を選択
・手順にしたがい必要項目を入力したら送信

注意点
ここでの注意点として、ショッピング機能を使うためには「審査」が必須です。販売しようとしている商品が信頼性のあるものか、Instagramで販売してよいものかなど、細かく審査がされます。そのため、ショッピング機能の設定が完了したタイミングですぐに機能を使えるわけではありませんので注意しましょう。

Instagram ショッピングの広告運⽤法

ここでは、Instagramのショッピング機能を広告として運用する方法をご紹介します。広告として利用するメリットから設定方法まで解説するので、導入を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。

広告に利⽤するメリット
Instagram のショッピング投稿を広告として利⽤するメリットには、以下のようなものがあげられます。

●ユーザーへ視覚的なアピールが可能
●アピールしたい対象ユーザーを細かく設定し、広告を表示することができる
●世界を視野にいれたターゲティングが可能

Instagramにおける広告運用は、主に写真が主流です。そのため、インパクトのある魅力的な写真を掲載することで、視覚的にユーザーへ訴えかけることができます。また、Instagramショッピングの広告における最大の特徴は、アピールしたいユーザー層を細かく設定できるという点です。例えば、10代~20代の女性をターゲットにしたリーズナブルなアクセサリーの新作広告を出すとします。この時、Instagramショッピングの広告では、この広告を出したい層を「女性」「10代~20代」と設定することが可能。そのため、よりニーズにあったターゲットに商品をアピールでき、効率的なマーケティングが実現できるのです。

加えて、Instagramのユーザーは世界各国にいます。英語での投稿を増やすことで、世界中のユーザーにPRすることも不可能ではないでしょう。今後、世界への展開を視野に入れている企業にもおすすめの広告です。

Instagram ショッピング投稿の広告運用方法
運用方法をご紹介する前に、広告を利用する際の条件が定められています。以下の要件をしっかりと確認したうえで、運用を開始するようにしましょう。

●配信できる場所はInstagramフィード(タイムライン)のみ
●1回の広告配信に利用できるのは1枚の画像(静止画)のみ
 ※動画やカルーセル(1回の投稿で最大10枚までの写真・動画が投稿できる機能)は使用不可
●既存の投稿画像のみで運用が可能

手順
①「Facebook広告マネージャー」にアクセスする
 ※このとき、「Facebookマネージャー」の取得と、「Facebook広告アカウント」の取得が必要です。

②リンク先の右上「+作成」を選択し、ビジネスの宣伝目的を選択

③詳細なターゲットや予算などを設定する
④運用する広告を設定する画面が出たら、画面中央左側にある「既存の投稿を使用」を選択
⑤「投稿を選択」のアイコンをクリックし、配信したい画像を選ぶ
⑥プレビューで確認し、問題がなければ「実行する」で配信開始

まとめ

SNSの普及がめまぐるしい現代において、Instagramを使ったマーケティングは非常に効果的です。Instagram ショッピング機能を使えば、ユーザーと商品の距離を一気に縮めてくれるでしょう。また、今まで取りこぼしていた潜在ニーズにもアピールすることができます。

ショッピング機能だけではなく、広告として運用することもできるInstagramの投稿枠は、企業の商品価値をこれまで以上に世界に広げてくれるはずです。導入を考えている方は、すぐにでもはじめてみてはいかがでしょうか?

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

この記事を書いた人

よしたか あしょう
新卒で人材営業を経験のちに、文章の楽しさにめざめライターへ転身。音楽系メディアや地域情報誌(フリーペーパー)での執筆を経たのち、サイト制作でCMSライティングを学ぶ。現在は、人事・経営関連の記事を中心に執筆中。

UPDATE 更新情報

  • ALL
  • ARTICLE
  • MOVIE
  • FEATURE
  • DOCUMENT