Googleビジネスプロフィールの商品を登録・編集する方法を解説！並び替えができない原因とは
Googleビジネスプロフィールには、ユーザーに自店舗の商品をアピールできる、商品登録機能が用意されています。上手く活用すれば、集客率アップなど、ビジネスの成長にうれしい大きな効果が期待できる機能です。
そこで、今回はGoogleビジネスプロフィールの商品登録機能の使い方や、効果をより高めるためのコツを紹介します。
覚えておきたい注意点もまとめて解説するので、Googleビジネスプロフィールをもっと効果的に活用したいと考えているのなら、参考にしてみてください。
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目次
Googleビジネスプロフィールの商品登録とは
Googleビジネスプロフィールには、Googleマップの店舗情報欄に、販売している商品の情報を登録し、ユーザーに表示させられる機能が用意されています。
商品登録を活用することでユーザーの興味関心が高まり、店舗への来店につながりやすくなるため、積極的に利用するのがおすすめです。
商品を登録すると、画像のように写真・商品名・料金などが表示できます。その結果、ユーザーは公式HPやポータルサイトを開かなくても、店舗で販売しているメニューを確認できます。
登録した商品をユーザーがクリックすると、さらにくわしい説明を表示させることが可能です。食品メニューの特徴、提供しているサービスの説明、商品のこだわりのポイントなどをユーザーに伝えられるため、ユーザーにより興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
集客率をアップさせたいなら、ぜひ画像登録を活用してみてください。
商品情報に登録できる項目
商品情報には、以下の項目が登録できます。
- 商品写真
- 商品名
- カテゴリ
- 価格
- 説明
- 詳細URL
このうち、価格・説明・URLは任意の記載となっています。しかし、商品についてユーザーにじっくり興味を持ってほしいという場合は、すべて記載したほうが良いでしょう。
それぞれの項目が、ユーザーの購買意欲を刺激する内容にするのがおすすめです。
商品写真は明るい場所で、商品が良く見えるように撮ります。飲食店なら、おいしそうに見える工夫を凝らすのも重要です。商品名と価格は正確に記載し、カテゴリも正しく分類しましょう。価格は変動するたびにこまめに編集するのが大切です。
そして商品説明も、ユーザーが興味を持ちやすくなるよう細かく具体的に記載しましょう。URLには、ユーザーがすぐに商品ページにアクセスできるアドレスを記載してください。
Googleビジネスプロフィールで商品を登録する方法
Googleビジネスプロフィールの商品登録機能は、集客率をアップさせるためにぜひ活用したい機能のひとつです。ユーザーの興味関心を高められるため、積極的に商品情報を登録してみましょう。
Googleビジネスプロフィールへの商品情報の登録方法は以下の通りです。
- アカウントにログインして「商品を編集」をクリック
- 商品情報を登録する
- 写真を追加して「保存」をクリック
- 問題なく公開されているか確認する
ここでは、Googleビジネスプロフィールに商品を登録する方法を紹介します。商品を登録する際の参考にしてみてください。
アカウントにログインして「商品を編集」をクリック
まずは、Googleビジネスプロフィールのアカウントにログインしてください。ログイン後、TOPページにはさまざまなメニューが表示されます。複数のメニューの中から、「商品を編集」をクリックし、商品の編集ページを開きます。
商品情報を登録する
商品の編集ページを開いたら、「商品を追加」をクリックし、商品情報を登録していきます。先ほども説明した通り、商品情報には以下の情報が登録できます。
- 商品写真
- 商品名
- カテゴリ
- 価格
- 説明
- 詳細URL
それぞれの項目にどのような内容を登録するのか、あらかじめ決めておくと、スムーズに登録できるでしょう。
また、価格・説明・詳細URLの登録は任意ですが、登録したほうがユーザーに興味を持ってもらいやすいです。
なお、商品名は58文字以内、説明は1,000文字以内と文字数が決められているので注意が必要です。
写真を追加して「保存」をクリック
それぞれの入力欄に必要な情報を記載できたら、商品の写真を追加します。商品の写真には以下の基準が定められているので、守るようにしましょう。
- 画像形式：JPGまたはPNG
- 画像サイズ：10KB～5MB
- 推奨解像度：縦720ピクセル×横720ピクセル
- 最小解像度：縦250ピクセル×横250ピクセル
上記の基準に加え、ピントが合っており、十分な明るさがあるかどうかも重要になります。過度な加工・フィルタの使用は審査でNGになりやすいです。商品の魅力が十分に伝わる、自然な商品の写真を選んでください。
写真が追加できたら、「保存」をクリックします。
問題なく公開されているか確認する
商品を登録したら、問題なく公開されているかを確認してください。商品のステータスが「承認」になっていれば、商品は正常に公開されています。
「不承認」となっている場合は、Googleのポリシーに違反する内容と判断されている恐れがあります。たとえば偽造品や誤った表示など、ユーザーを騙すような商品は掲載されません。
ポリシー違反を解消しない限り商品は公開されないので、すみやかに商品情報を修正し、再審査を依頼しましょう。
Googleビジネスプロフィールの商品を編集する方法
Googleビジネスプロフィールに商品を登録したものの、あとから商品名や価格、説明などを編集したいと思う場合もあるでしょう。特に期間限定の商品や、店舗全体での値上げなどの理由で、編集を行いたいというケースは多いはずです。
Googleビジネスプロフィールの商品は、以下の方法で編集できます。
- アカウントにログインして「商品を編集」をクリック
- 編集する商品をクリック
- 情報を編集して「公開」をクリック
上記の流れで、商品情報は簡単に編集できます。さっそく紹介するので、参考にしてみてください。
アカウントにログインして「商品を編集」をクリック
まずは、編集したい商品を登録したGoogleビジネスプロフィールにログインしてください。ログイン後、プロフィールを表示し、「商品を編集」をクリックします。クリック後、登録した商品が一覧で表示されます。
編集する商品をクリック
登録した商品の中から、編集する商品を選んでクリックしてください。
商品が見つからない場合は、ログインしているGoogleビジネスプロフィールのアカウントが間違っている可能性があります。複数のアカウントを持っているのなら、別のアカウントでログインし直しましょう。
情報を編集して「公開」をクリック
登録した商品の編集したい箇所を修正してください。修正後、「公開」をクリックすると、商品の登録情報が修正され、公開されます。
なお、商品情報を削除したい場合は、メニューから削除を選ぶと商品の削除ができます。
Googleビジネスプロフィールの商品を登録するメリット
Googleビジネスプロフィールの商品登録機能は、店舗の情報を充実させることにより、ユーザーにより店舗について理解してもらえるというメリットがあります。
どんな特徴やこだわりのあるお店なのか、ユーザーの希望やニーズに合うお店なのかを商品情報で知ってもらえるのです。
Googleビジネスプロフィールの商品情報の登録には、他にも次のようなメリットがあります。
- 購買・来店意欲を促進できる
- MEO対策の向上が期待できる
- 競合との差別化ができる
ここでは上記3点のメリットについて解説するので、参考にしてみてください。
購買・来店意欲を促進できる
Googleビジネスプロフィールに商品情報を登録すると、ユーザーの購買・来店意欲が促進でき、集客率アップにつながります。
Googleマップなどで店舗検索を行っているユーザーは、どの店舗に行こうか、どんな商品を選ぼうかと悩んでいる段階です。この段階で店舗の商品をアピールできると、ユーザーは店舗に行くかどうかの判断がしやすく、購買・来店意欲の促進につながります。
たとえばカフェに行こうと考えているユーザーにとって、写真のある店舗と、写真のない店舗であれば、前者のほうが足を運びたいと思えるでしょう。
店舗の雰囲気が分かる写真を入れるようにすれば、より一層ユーザーの購買・来店意欲を刺激できます。店舗のイメージが伝わる写真を積極的に登録してみてください。
MEO対策の向上が期待できる
Googleビジネスプロフィールに商品情報を登録すると、SEO対策の向上が期待でき、ローカルパックで上位表示されやすくなるというメリットがあります。ローカルパックとは、Googleマップ上でユーザーが検索した際に表示される、上位3つの店舗紹介部分です。
SEO対策で大事なのは、ユーザーにとって有益であるかどうかです。ユーザーの検索意図に関連しており、知名度や信頼度が高い店舗は、ローカルパックに表示されやすくなります。
写真が登録されている店舗は、ユーザーにとって有益な情報を登録していると判断されやすくなりますし、写真が登録されていることでユーザーからの注目度もアップし、知名度も高まりやすくなります。
結果的にSEO対策ができ、ローカルパック上位に表示されるようになるのです。
競合との差別化ができる
Googleビジネスプロフィールに、自社にしかない商品を掲載したり、珍しい商品を登録したりすると、競合との差別化につながります。
たとえば「近くのオシャレなカフェ」で検索したユーザーがいたとします。近隣のカフェがずらりと表示され、それぞれがおしゃれなメニュー写真を登録する中で、そのカフェオリジナルの商品が掲載されていれば、似たようなカフェの中でも目に付きやすくなるでしょう。
他の店舗とは違うと判断でき、「このカフェに行ってみたい！」という来店意欲を刺激できるのです。
写真が登録されていなかったり、他店と変わらない写真ばかりを登録していたりすれば、店舗を選んでもらうのは難しくなります。自分の店舗だけの魅力的なメニュー写真を掲載し、ユーザーの興味を惹きましょう。
Googleビジネスプロフィールに商品を登録する際の注意点
Googleビジネスプロフィールへの商品登録は、集客効果アップや、MEO対策向上など、様々なメリットがあります。現在商品を登録していないという人は、早めに登録するのがおすすめです。
ただし、商品登録には以下の4つの注意点があります。
- 公開するにはオーナー認証が必要
- 登録できるのはアカウント運用者のみ
- 登録できない商品がある
- 商品の並び替えはできない
上記の4点について紹介するので、商品登録前にしっかり理解しておきましょう。
公開するにはオーナー認証が必要
Googleビジネスプロフィールで商品を登録し、ユーザーに公開するには、オーナー認証を済ませておく必要があります。
オーナー認証は、商品情報の登録・公開だけではなく、ビジネス情報の編集やユーザーとのやり取りにおいて、必須の項目となっています。オーナー認証は次の流れで行います。
- Googleビジネスプロフィールにログインしたうえで、Googleで自社のビジネスを検索し見つける
- ビジネスの「ビジネス オーナーですか？」などの文言をクリック
- オーナー確認を行い、オーナー権限を付与してもらう
オーナー確認の方法は以下の通りで、Googleにより自動的に決定されます。
- 録画
- 電話またはテキストメッセージ
- メール
- ライブビデオ通話
- 郵送
オーナー確認の手続きには5営業日ほどかかります。ビジネス情報を別の人が登録していた場合は、オーナー権限を移行してもらわない限り商品情報を自分で登録することはできないので、早めにオーナー認証を行いましょう。
登録できるのはアカウント運用者のみ
Googleビジネスプロフィールに商品を登録できるのは、アカウントの運用者のみです。口コミや店舗の写真などは、ユーザーも行えますが、商品情報はアカウント運用者でなければ登録できません。
そのため、「よく通ってくれているユーザーがメニューを登録してくれるだろう」と思っていても、一向に商品は登録されないので注意が必要です。
また、登録した商品の情報を編集できるのもアカウントの運用者だけです。料金が改定された場合や、商品が販売されなくなった場合なども、編集しなければずっと古い情報をユーザーに見せることになってしまいます。
結果として、来店したユーザーの混乱を招きかねないので、登録した商品の管理も常に意識しましょう。
登録できない商品がある
Googleビジネスプロフィールには、登録できない商品があります。以下に該当する商品は登録できないので注意しましょう。
- アルコール
- タバコ関連の商品
- ギャンブル
- 金融サービス
- 医薬品
- 未承認のサプリメント
- 健康機器
- 医療機器
上記が、主な登録できない商品です。
そして、以下のコンテンツに該当すると判断された場合、商品登録は承認されません。
- 偽造品
- 危険度の高い商品（武器や爆発物、薬物など）
- 不正行為を助長する商品（ハッキングソフトなど）
- 不適切なコンテンツ（偏見・差別・暴力を助長するもの）
上記に該当していない場合でも、Google側が該当すると判断すれば、商品は承認されません。説明内容などを見直して、再度登録するようにしましょう。
商品の並び替えはできない
Googleビジネスプロフィールでは、登録した商品を並べ替えることができません。以前は並び替え機能が用意されていたのですが、仕様変更に伴い、並び替えができなくなってしまいました。
そのため商品を登録する際は、表示される順番を意識して登録することが大切です。並び替えを行いたい場合は、地道に商品編集や登録しなおしを行わなければいけないからです。
商品の順番の登録間違いを防ぐためにも、商品を登録する際は、あらかじめ何から登録するのか、順番を考えておくとスムーズでしょう。
なお、Googleビジネスプロフィールの商品並び替え機能は、多くのユーザーが求める機能となっています。いずれ、並び替え機能が実装されるかもしれません。
Googleビジネスプロフィールの商品登録を効果的に活用するポイント
Googleビジネスプロフィールの商品登録機能は、購買意欲の促進やMEO対策の向上、競合との差別化などさまざまなメリットがある機能です。
これから紹介するポイントを意識すれば、さらに効果的に商品登録を活用できるようになります。
- 写真のクオリティにこだわる
- 購買につながるURLを設定する
- インサイト機能を活用して反応を分析する
- 季節やイベントに合わせて更新する
上記4つのポイントを意識すると、ユーザーの興味をより惹きやすくなり、集客効果アップに大きな期待ができます。さっそく紹介するので、参考にしてみてください。
写真のクオリティにこだわる
Googleビジネスプロフィールに登録する商品写真は、クオリティの高いものにするのがおすすめです。クオリティが低い写真は、ユーザーに不信感を抱かれやすく、好意的な印象を抱いてもらいにくくなります。
写真のクオリティを上げるコツは次の通りです。
- 明るい場所や自然光で撮影する
- 画質の良いカメラやスマートフォンを活用する
- 背景も綺麗にする
- 商品の特徴や全貌が良く分かるように撮る
上記の4点を意識するだけで、写真のクオリティは上がりやすくなります。
また、飲食店であれば美味しそうに見える角度や盛り付けを意識したり、雑貨販売のお店であればお店の雰囲気もわかるようなレイアウトに整えたりしてみましょう。ユーザーに好意的な印象を与えやすくなり、来店してもらいやすくなります。
購買につながるURLを設定する
商品を登録する際、詳細URLを入力できますが、購買につながるURLを設定するように意識しましょう。購買につながるURLとは、実際の商品の販売ページや、予約・お問い合わせのページです。
URLをクリックしたユーザーは、商品に高い関心を寄せています。実際の商品ページで詳細を確認した後、購入を決意するかもしれません。
しかし、商品の詳細が見られないURLだったり、購買につながらないURLが設定されていたりしたら、ユーザーは商品への関心をなくしてしまうでしょう。購入に至ったかもしれないチャンスを取り逃してしまうのです。
関心を持ってくれたユーザーの行動を後押しするためにも、商品ページに記載するURLは、購買に繋がるURLにするよう心がけましょう。
インサイト機能を活用して反応を分析する
Googleビジネスプロフィールの商品登録機能を利用したら、インサイト機能もしっかり活用して、反応を分析してください。
インサイト機能とは、検索ユーザーに店舗情報がどれだけ表示されているか、そして、どのような行動につながっているのかをレポートにして確認できる、Googleビジネスプロフィールの分析機能です。
商品情報にどれだけ興味・関心を寄せてくれているのかも分析できるため、商品写真がユーザーに興味を持たれやすいクオリティであったかや、説明は分かりやすいかなど、様々な検証ができます。
インサイト機能を活用すれば、より良い商品情報を作っていくのも可能です。分析結果をもとにブラッシュアップすることで、ユーザーの目線により近い商品紹介ができるようになるからです。
インサイト機能は商品機能以外でも活用できるため、ぜひ覚えておいてください。
季節やイベントに合わせて更新する
Googleビジネスプロフィールの商品情報は、季節やイベントに合わせて更新するのも大切です。季節限定の商品を登録したり、イベントがある時期にはその時期だけの価格に更新したりするなど、定期的なアップデートを行いましょう。
季節やイベントに合わせてこまめに更新されていると、ユーザーは、オーナーが積極的に商品管理を行っている、信頼のおけるお店だと判断しやすくなります。また、季節の商品やイベント目当てで足を運ぶユーザーも増えるため、結果的に集客率アップにつながります。
季節やイベントに合わせての更新を行った場合は、商品を取り下げる際の更新も忘れずに行ってください。秋なのに春の商品が引き続き紹介されていたら、ユーザーに不信感を与えてしまうかもしれません。
ユーザーからの信頼や興味を向上させるためにも、こまめな更新を心がけてみてください。
まとめ | Googleビジネスプロフィールの商品登録でビジネスを成長させよう
Googleビジネスプロフィールの商品登録機能は、ユーザーの興味・関心をより高めるために重要な機能です。今回紹介したポイントを抑えつつ、商品をユーザーに紹介すれば、集客率アップに大きな効果を実感できるでしょう。
その一方で、公開するにはオーナー認証が必要だったり、登録できない商品があったりと、覚えておかなければいけない注意点もあります。
注意点を理解せずに商品を登録すれば、Google側が公開の判断を下してくれなかったり、ユーザーにかえって不信感を与えたりするので気を付けてください。
写真のクオリティに気を使ったり、自分の店舗にしかない商品を登録したりするようにすれば、競合にも差を付けられます。Googleビジネスプロフィールの商品機能を活用し、ビジネスの大きな成長につなげましょう。
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