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Gravityは「優しいSNS」?それとも「怪しいSNS」?
2021/04/30

Gravity
(画像出典元:App Store:Gravity

SNSが普及しはじめてから久しいですが、「いいね」の数で一喜一憂したり、フォロワー数を他人と比べて優劣を感じてしまったり、いわゆる「映え」を狙ったフォトジェニックな撮影に飽きてしまったりする人が増えたことから、最近では「SNS疲れ」という言葉もよく聞かれるようになりました。

以前当メディアでも触れたClubhouse(クラブハウス)Dispo(ディスポ)は、そういった疲労感から人々を解放し、「自身の価値観や好みを共感し合える交流の場」を提供するというSNS本来の機能を取り戻すようなシンプルな設計で話題を集めましたが、今また新たに「優しいSNS」と呼ばれ、人気を集めているサービスがあります。

「Gravity(グラビティ)」は現在(2021年4月時点)、App Storeにおいて「ソーシャルネットワーキング」ジャンルで12位を記録している新時代のSNSアプリ。今までにない匿名性の高さで「疲れないSNS」を構築しています。

目次

Gravityとは

新しいSNS

GravityはTwitterやInstagramといった従来のSNS同様に、自身で文章や写真を入力して投稿するというサービスです。もちろんほかのユーザーの投稿を見ることもでき、それに対していいねをつけたり、コメントを返したりすることもできます。

ではなにが「優しいSNS」といわれている部分なのかというと、先述のとおり「匿名性」の高さ。SNS疲れの主な原因とされる自身と他者を比べるような行為は、それぞれアカウントが異なるからこそ生じるものです。であれば、もし自身と他者のアカウントの違いがほとんど感じられないような作りであればどうでしょうか?

最低限の情報で開設できる

Gravityに登録する上で必要となるのは「メールアドレス」のみ。(ただし以前は電話番号が必要であったため、2021年4月現在も環境やデバイスによっては電話番号の入力画面しか出ないという現象も確認できています)

なんとなく信頼できないから個人情報はなるべく登録したくないけれど試してみたい、という方も必要に応じて削除できるような「捨てアドレス」を作ってしまえば、すぐに登録できるというわけです。

他ユーザーと差別化できない

先に少し触れましたが、Gravityでは自身と他者アカウントの区別があまりつけられません。おそらくこの部分が最も他SNSと大きく異なる部分ではないかと思われます。

まずIDが生成されません。登録する箇所がないため、もちろん自身で作成することもできません。これはつまり、タグづけしたり、メンションすることができないということを意味します。(投稿に対して返信することは可能)

また、アイコンも指定された18種類のイラストの中から選ぶため、ほかのユーザーから自身が特定される「身バレ」のような事態はまずありえないでしょう。当然ながら「盛れ」た自撮りやアーティスティックな画像、お洒落な写真でマウントをするユーザーもおらず、プロフィールに格差が生じることがありません。

検索できない

Gravityには検索窓がありません。そのため、そのときに盛り上がっているトピックスを知ることができず、いえ、むしろ限定的なトピックスで盛り上がるような事態になりにくいです。(ハッシュタグで投稿を集めることは可能です)

もちろん名前で検索することもできません。TLにはフォローしている人もフォローしていない人も並ぶため(フォロイーだけに限定することも可能)、一期一会の出会いを楽しむというカルチャーのもと成り立っています。

フォロイー・フォロワーが表示されない

上の画像はほかのユーザーを閲覧したときの画面です。フォロイー数もフォロワー数も表示されていません。自身のアカウントを表示させたときには表示されますが、他者から自身のフォロイー・フォロワーは確認できない仕様です。ブロックした場合も見られることはありません。

だれがだれをフォローしているか、またはだれにフォローされているかが可視化されないことで交流関係もわかりにくく、個人情報保護の観点でも信頼度が高まるでしょう。

また、フォロイー・フォロワー数の比率「FF比」を気にする必要もなくなります。なお、いいねした投稿がフォロワーに通知されることもありません。そのため、だれかに気兼ねして「いいね」を押せないということもなく、これはSNS上においてほぼ完全にしがらみから解き放たれた環境にあるといってよいでしょう。

拡散する手段がない

Twitterでいうところの「RT」のような、任意の投稿を広めるための手段がありません。つまりバズらせることは不可能ということです。むしろ「バズる」という概念が存在しないと認識した方がよいでしょう。

「1万RTされたら○○する」といったハッシュタグをつけた投稿をするなど、バズらせるための工夫をする必要もなく、イラストや漫画などの作品をSNSにアップしている方は、他者投稿と比較して投稿の反応が伸び悩むことを落ち込む必要もありません。

Gravityの始め方・使い方

繰り返しますがGravityは匿名性が高く、また搭載されている機能も限られているため、ITリテラシーが高くない方でもすぐに使いこなせるようになるのではないかと思われます。(ただし15歳未満の方は登録できないため注意しましょう)

登録する

Gravityへようこそ

アプリをDLして開くと、登録するかログインするか選ぶ画面が表示されるので、「登録」を選択しましょう。

メールアドレスか電話番号を登録し、そのときに送信される認証番号を入力後、パスワードを設定するだけで完了です。

性格診断をする

Gravityは宇宙をモチーフにしたSNSであることもあって、登録時に宇宙に関連した性格診断をする必要があります。診断内容はユング心理学に基づいて作られており、おそらくアプリを利用する際に相性のよいユーザーを優先的に表示させる狙いがあるのではないかと推測できます。

登録時の一度きりしか受けることができないため、正直に直感的に答えるようにするとよいでしょう。

診断結果は他人から見える「外的性格」と内面的な「内的性格」の2つに分かれてあらわれ、外的性格のみプロフィール上に表示されるようになります。内的性格は自身のものはいつでも見返すことができますが、ほかのユーザーのものは相互フォローの関係にない限り閲覧することができません。

外的性格、内的性格はそれぞれ下記の9種類から判断されるようです。

創造者
反逆者
リーダー
守護者
魔術師
賢人
愛する人
ヒーロー
お調子者

プロフィールを設定する

性別は現時点では男性か女性の2種類からしか選ぶことができませんが、今後増やす予定であることが発表されているので、どちらも選びたくないという方は仕様変更をお待ちください。

性別をもとに18種類のアイコンが表示され、その中から選ぶことができます。アイコンは後から変更できるので(現時点では性別は変更できません)髪型を変えるたびに変えてもよいでしょう。

匿名性の高いSNSなのでプロフィールを充実させる必要性を感じない方はシンプルなままでもいいと思いますが、趣味に関するタグを設定することもできるので、気になる方は設定してもいいかもしれません。登録してあるものから選ぶことも、新たに自身でタグを追加することもできます。

TLを開く

TL

TLを開くには下部の惑星のようなアイコンをタップしてください。フォローしているユーザーがいればフォロイーのみに限定して表示させることもできますが、基本的に全ユーザーの投稿が新着順かおすすめ順に一覧表示される仕組みです。なお、この「おすすめ」のアルゴリズムは公表されていないため、パーソナライズされているかどうかは確認できません。

上部右側にある公転を示すようなアイコンをタップすると、音楽の投稿、写真の投稿、そして自身と同じ外的性格のユーザーの投稿が時系列に並びます。

TLを開いているときに下部右側に表示されるメールのようなアイコンをタップすると、自身の投稿やコメントに反応してくれたユーザーが「お知らせ」として表示されます。いいねやコメント、コメントへの返信、フォローなど。

投稿する

投稿画面

投稿する際には下部真ん中の「+」をタップします。300文字以内のテキスト、画像、60秒以内の動画、ハッシュタグ、音楽(Spotifyに連携されています)を発信することが可能です。(Androidは音楽の投稿について未対応です)

投稿は自身のプロフィール上とほかのユーザーのTL上に表示され、いいねやコメントがつくこともあるでしょう。TwitterやInstagramと比べるとまだ利用している母数が少ないこともあって、比較的いいねはつきやすい傾向にあります。それも「優しいSNS」といわれるゆえんかもしれません。

「みつける」

下部左から2番目の「(〇)」のようなアイコンをタップすると「みつける」というページが開きます。趣味タグや外的性格タイプから相性の合いそうなユーザーを探すことができます。

「おすすめ」としてユーザーがランダムに表示されますが、このアルゴリズムも公表されていないため、どういった優先順位で表示されるのかは確認できていません。

フォローの意義が大きくないGravityにおいては一期一会の出会いが多いので、新たにつながれる人を探すきっかけになるかもしれません。

DMを送る

DM

ゆるいつながりが主流のGravityですが、DMで対個人とコアにつながることもできます。下部右から2番目の吹き出しのようなアイコンをタップするとDM画面が開きます。

ここからメッセージを送ると、その内容は送信者と受信者以外は閲覧することができません。相互フォローの関係でない場合は、送れるのはテキストのみで1日3回まで、相互フォローの関係の場合は、写真の送受信も可能となり、1日あたりの回数も制限がなくなります。

なお、登録直後にGravity公式アカウントからDMが届きますが、このルームはお問合せとしての機能も備えているため、なにかエラーやトラブルが発生したときはこちらで相談してみるとよいでしょう。

Gravityは「怪しいSNS」?

ここまでGravityの「優しいSNS」としての面を説明してきましたが、急速に注目を集めたこともあり、実は「怪しい」と称されることも少なくありません。その理由は主に以下の3つが考えられるでしょう。

①退会できない
②ステマ(ステルスマーケティング)が行われている
③中国企業に個人情報が漏洩している

まず①について、過去のバージョンでは退会するページがアプリ上に存在しなかったようですが、現在は簡単に退会することができるので安心してよいでしょう。プロフィールページから「設定」を開き、「アカウントとセキュリティ」を開くと「退会」が選択できます。

②については、まさしく2021年に入ってから急速に注目を集めるきっかけとなったところだと思われるのですが、Twitterをはじめとした他SNS上でGravityを使用した感想を投稿する人が急増したため、ステマが多いといわれていたようです。

とはいえ、ステマとは、広告だとわからないように商品やサービスのポジティブなレビューを公表し、ほかの消費者に購入や登録を促す行為のこと。Gravityに関するポジティブな投稿はいずれも「PR」と記載されているため(Gravity公式TwitterアカウントでRTもされています)、ステルスマーケティングにはあたりません。

おそらく投稿をしたのが著名なイラストレーターやライター、漫画家といったインフルエンサーであること、そして短期間に集中して投稿されていたことから目立ち、勘違いしてしまう方が現れたのでしょう。

そして③についてですが、App Storeに記載しているGravityのデベロッパーは「HICLUB, INC.」という企業なのですが、この企業の所在地がバイドゥ株式会社(Baidu Japan)と同じであることから関連会社ではないかと噂されていることが原因のようです。

バイドゥ(百度)といえば、中国の最大級検索エンジンを運営している会社。先般2021年3月、LINEに登録されている個人情報が中国の関連企業からアクセスできる状態になっていたと問題視されたこともありましたが、他国から自身の個人情報が閲覧できる可能性があるということを良く思わない方は少なくないでしょう。

実際にGravityに登録された個人情報が漏洩しているという事実は今のところ確認できていませんが、心配な方でGravityを使ってみたいという場合は、先述のようにいつでも削除できる「捨てアドレス」を作成し、それを用いて登録するなど対策することもできます。

実際に「疲れないSNS」に癒される人も多い

実際にGravityに登録してみると、TL上に「やっと居場所を見つけた」「もっと早くGravityを始めればよかった」といった好意的な意見を目にすることもあります。現時点ではマネタイズ要素のないアプリなので、もし本当にステマが行われていたとしても「登録させる」ことが目的であって、登録後のユーザーにまで宣伝する必要はないはずなので、それらは真意と捉えてよいでしょう。

頻繁にアップデートも行われている、まだ生まれたばかりのSNSなので、今後どういった展開を迎えるのかまだわかりませんが、実際にSNS疲れに陥った方々が癒されているという事実があるのであれば、決して悪いものではないのではないでしょうか。

SNSを利用する目的やメリットは人それぞれ存在すると思いますが、それらが生まれた根底には「素直に自己表現する場」「世界単位で自身に合った人と見つけることができる場」を求める人たちがいたのだと思いたいものです。そしてそういった思いが完全に満たされるときを目指して、今もなお次々に新しいSNSが生まれているのだと。


(本文・浦田みなみ)

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