最先端のWebマーケティングを発信するメディア

最先端のWebマーケティングを発信するメディア
Discord

Discord(ディスコード)とは?人気の理由・使い方を詳しく解説!

投稿日:
SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

「Discord(ディスコード) って、ゲーマーが使うものでしょ?」そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実はそれだけではないのです!

リリース当初は「ゲーマー向けボイスチャットサービス」として注目されていましたが、今ではさまざまな用途で一般的に親しまれるようになりました。

当記事ではDiscordの機能概要やアカウント作成方法、使い方について解説していきます。

Discordとは

Discordはアメリカ合衆国で開発されたコミュニケーションサービス。「サーバー」と呼ばれる部屋に集まり、テキストチャット、ボイスチャット(音声通話)、ビデオ通話、画面共有をすることができます。

シンプルな操作で使いやすく、便利な機能が盛りだくさん!友達と遊んだり、コミュニティに参加したりするだけではなく、ビジネスや教育現場での活用も広がっています。

特にテレワークが普及した昨今では、リモートワークでのコミュニケ―ション手段としても注目されています。

Discord

Discordの特徴と人気の理由

ここからはDiscordの特徴と人気の理由を紹介していきます。

ボイスチャットの機能が充実

Discordの強みはやはりボイスチャット!通話に関する機能が豊富で、動作も軽いと評判です。
ボイスチャンネルに参加することで通話が開始されるので、電話のように相手を呼び出す必要はありません。

特に注目すべきは、メンバーごとに音量調整ができることです。
全体のバランスを整えて、聞き取りやすい状態で会話をすることができます。「あの人だけ声が小さくて聞き取りにくい」といったストレスからも解放されるでしょう。

ボイスチャットに参加してカメラをオンにするとビデオ通話になります。画面共有もできるため、ゲームのみならずオンライン会議など、活用の幅が広がりますね。

以下、オススメの便利機能をご紹介します。

  • ボイスチャンネルに入る前から誰が参加しているか確認できる
  • 簡単にボイスチャンネル間の移動ができる(移動先を選んで参加ボタンを押すだけ!)
  • 任意のキーを押している間のみマイクをオンにする機能がある
  • ボイスチャンネルに接続できるユーザー数を制限できる
  • 特定のアプリケーションやブラウザのタブを選択して画面共有できる
  • マイクだけでなく、スピーカーにもミュート機能がある
Discord

使いやすいテキストチャット

テキストチャットでも複数のメンバーとやり取りをすることができます。ログが残るため、途中からそのサーバーに参加したメンバーもやり取りを最初から閲覧することが可能です。

絵文字やGIF画像を使用できるのはもちろん、ドラッグ&ドロップでファイルの送信も可能です。データサイズは、無料利用の場合は1ファイル8MBまで。「Nitro(ニトロ)」という有料プランに登録すると、最大500MBのファイルまでアップロードできるようになります(サブスクプラン「Nitro Basic」では50MBまで)。

以下、オススメの便利機能をご紹介します。

  • メッセージにリアクションを付けることができる
  • スレッドを作成することができる
  • 大事なメッセージをピン止めできる
  • メンション機能で特定のユーザーに対して通知を送ることができる
  • 文字装飾や伏字にする機能がある
  • メッセージの読み上げ機能がある

コミュニティで繋がることができる

Discordはアカウントさえあれば、誰でも簡単にサーバーを作成することができます。作成したサーバーはコミュニティとして運用でき、一定の条件を満たせば公開サーバーとして世界中のユーザーと繋がることも可能です。

コミュニティに参加することで同じ趣味を持った仲間と情報交換したり、まったり作業通話できる仲間を見つけたり、新しい居場所にであえることもDiscordの魅力です。

フレンドと個別のやり取りが可能

サーバーに参加していなくても使用できる機能の中に、フレンドとのダイレクトメッセージ(DM)があります。

DM内でも音声通話やビデオ通話ができるため、特定の人と個別のやり取りをするだけであれば、サーバーに参加する必要はありません。最大10名までのDMグループも作成可能です。

マルチプラットフォーム対応

DiscordはさまざまなPC、スマートデバイスから使用可能です。2023年2月現在では、以下のOSに対応しています。

  • Windows
  • Linux
  • Mac
  • iOS
  • Android

複数媒体で使用できるので、家や会社ではPCから、外出先ではスマートフォンやタブレットから、といった使い分けも簡単にできます。

インストール不要で使用できるブラウザ版も用意されていますので、アプリを利用できない端末からのアクセスも可能です。ただしブラウザ版は一部使用できない機能があるため、可能であればアプリのご利用をオススメします。

メールアドレスがあればアカウントを作れる

Discordのアカウント作成時に電話番号は不要。メールアドレスがあれば簡単に利用することができます。

個人用と仕事用など、複数のアカウントを作成して登録しておけば、1つの端末で簡単に切り替えができます。

Discord

セキュリティ機能も充実

便利だからこそ気になるのがセキュリティ面。二要素認証を有効化することで、アカウントをより安全に保護することができます。

二要素認証を使用するには事前にスマートフォンやタブレットに認証用アプリ(Authy または Google Authenticator)をダウンロードして設定を行う必要があります。

ほかにも、ダイレクトメッセージをスキャンし、不適切なメディアコンテンツが含まれていた場合に自動的に削除してくれる機能も用意されています。

Zoom、LINEとの違いは?

テキストやボイスでやり取りできるツールといえば、ZoomやLINEを思い浮かべる方も多いと思いますが、似ているようで細かな機能は異なるため、用途に応じて使い分けましょう。

ここではZoom、LINEと比較し、それぞれのメリットを簡単に紹介します。

DiscordとZoom、それぞれのメリットは?

ZoomはWeb会議システムとして作られているため、会議に特化した機能が豊富です。

社外の人との会議はURLを共有するだけで参加できるZoomで、社内のコミュニケ―ションはテキストでのやり取りもボイスでのやり取りも手軽なDiscordで、といった使い分けも考えられます。

以下では、ビジネスシーンでの利用を想定して、それぞれのメリットを挙げていきます。

Discordのメリット

  • チャット機能が充実
  • 参加者ごとに音量調節が可能
  • 目的別にサーバーとチャンネルを作成できる
  • ボイスチャンネルがあればいつでも会議を始められる(ミーティングIDの発行は不要)

Zoomのメリット

  • Zoom単体で会議の録画ができる(Discordでもほかの製品と組み合わせれば録画は可能)
  • Zoomアカウントがなくても会議に参加できる
  • Zoomウェビナーでウェビナー開催ができる
  • ホワイトボード機能で共有画面に書き込みができる

DiscordとLINE、それぞれのメリットは?

LINEの魅力はなんといっても、メッセージアプリとして日本国内で圧倒的なシェアを誇っていることでしょう。連絡先の交換といえば「電話番号」や「メールアドレス」ではなく、「LINE」という場面も増えています。

しかしLINEはリアルの繋がりを優先して本名で登録している人も多く、相手によっては交換することに抵抗があると感じたことがある方もいるのではないでしょうか。

相手との関係性や状況に応じて使い分けを行いましょう。

以下では、ビジネスシーンでの利用を想定して、それぞれのメリットを挙げていきます。

Discordのメリット

  • 登録に電話番号が不要
  • 通話に発信が不要
  • 送信したメッセージを編集可能
  • チャンネル分けやスレッド機能でメッセージが追いやすい

LINEのメリット

  • 利用者数が多い
  • 既読か未読か確認できる
  • スタンプが豊富
  • 投票機能で簡単にアンケートがとれる

Discordの登録方法

Discordには専用のアプリが用意されています。

前述の通り、インストール不要のブラウザ版もありますが、ここではWindows版を例にアプリのインストールからアカウントの作成までを紹介します。

※画面イメージは2023/1/18時点のものです。)

Discordアプリのインストール

(1)Discordを開き、「Windows版をダウンロード」をクリックします。

Discord

(2)ダウンロードされたファイルを開くと、インストールが開始されます。

Discord

Discordアカウントの作成

Discordを開くとログイン画面が表示されます。
アカウントを持っていない方は最初にアカウント登録をしましょう。

(1)ログイン画面にて「アカウントが必要ですか?」の横の「登録」をクリックします。

Discord

(2)以下の情報を入力して、「はい」をクリックします。

  • メールアドレス:メールアドレス認証が必要です。必ず有効なメールアドレスを登録してください
  • ユーザー名:Discord上に表示される名称です。登録後いつでも変更できます。
  • パスワード:8文字以上。単純な文字列や推測されやすいものは使用できません。
  • 生年月日:生年月日を入力します。13歳未満の方は登録できません。
  • メール通知:アップデート情報などをメールで受け取りたい場合、チェックしてください。
Discord

(3)以下の画面が表示された場合は、「私は人間です」をクリックして、画面の指示に該当する画像をクリックします。

Discord
Discord

(4)指定したメールアドレスにメールが送信されます。

「メ―ルアドレスを認証する」をクリックします。

Discord

メールアドレス認証を行うまで、アカウントは有効となりません。
誤ってメールを削除してしまった場合は「再送信する」から再送できます。

Discord

(5)メールが認証されました!画面が表示されます。

「Discordで開く」をクリックして、Discordを始めましょう。

Discord

Discordの使い方

ここからはDiscordの基本的な使い方を紹介します。

サーバーを作成する

(1)画面左列の「+」(サーバーを追加)をクリックします。

Discord

(2)「サーバーを作成」画面ではどんなサーバーを作成するか、近いものを選択します。

迷ったときは「オリジナルの作成」を選択して、好みのサーバーを一から作っていきましょう。

Discord

テンプレートから始めた場合、あらかじめ複数のチャンネルが用意された状態でサーバーが作成されます。作成されたチャンネルの名前変更や削除、チャンネルの追加は自由にできます。

以下は左から順に「ゲーム」「学校のクラブ」「スタディグループ」のテンプレートから始めた場合のサーバー作成例です。

Discord

(3)「あなたのサーバーについてもう少し詳しく教えてください」では「クラブやコミュニティのため(大規模なコミュニティで使用)」か「自分と友達のため(少人数で使用)」を選択します。

どちらを選んでも大きな違いはないので、分からない場合は「この質問をスキップ」を選びましょう。

Discord

(4)「サーバーをカスタマイズ」画面では、サーバーの名前とアイコンを設定して「新規作成」をクリックします。

サーバー名のデフォルトは「(アカウント名)のサーバー」となっています。アイコンの設定は必須ではありません。また、アイコンもサーバー名も後から変更可能です。

Discord

(5)サーバーが作成されます。

Discord

オレンジ色に光っている場所はクリックすると豆知識が表示されるので、見つけたら確認してみてくださいね。「豆知識を全てスキップする」をクリックすると、全ての豆知識が表示されなくなります。

Discord

チャンネルを作成する

(1)サーバーのメニューから「チャンネルを作成」を選択します。

Discord

(2)チャンネルの種類は「Text」か「Voice」を選択し、チャンネル名を設定します。

「プライベートチャンネル」をオフに設定した場合、サーバーに参加している人全員の閲覧が可能になります。閲覧できる人を制限したい場合は「プライベートチャンネル」をオンにしましょう。

Discord

「プライベートチャンネル」をオンに設定した場合は、次の画面で閲覧を許可するメンバーまたはロールを選択します。

ロールとはメンバーに「役割」や「権限」を与えるためのグループのようなものです。ロールに権限設定を行い、そこにメンバーを所属させることで、一括して同じ権限を付与することができます。特に人数の多いサーバーでは、ロールを活用することでメンバー管理の簡素化が期待されます。

Discord

サーバーに招待する

サーバーの準備が整ったら友達を招待してみましょう。

(1)サーバーのメニューから「友達を招待」を選択します。

Discord

(2)サーバーへの招待URLが作成されます。URLを共有して、クリックしてもらうとサーバーにメンバーが追加されます。

フレンドに追加されている相手であれば、Discord上で招待することも可能です。

Discord

「招待リンクを編集する」をクリックすると、招待リンクの有効期限と最大使用数を設定できます。設定後に「新しいリンクを生成」をクリックすると、URLが作り変えられるので、新しいURLを共有してください。

Discord

フレンドを追加する

Discordの特徴でも紹介しましたが、フレンドになった相手とはダイレクトメッセージ機能でのやり取りができます。フレンドにならなくてもサーバーでのやり取りは可能なため、フレンド追加は必須ではありませんが、便利な機能なので覚えておきましょう。

以下、2種類のフレンド追加方法をご紹介します。

サーバーのメンバーからフレンド追加する方法

(1)サーバーの任意のチャンネルを開くと、画面右側にチャンネルの閲覧権限があるメンバーが一覧で表示されます。

一覧からフレンド追加したいメンバーを選択します。

Discord

(2)アイコンをクリックするとプロフィールが表示されます。

Discord

(3)「フレンド申請を送信」をクリックします。

「フレンド申請を送信しました」と表示されれば申請完了です。

Discord

フレンド申請された人はフレンドメニューの「保留中」に申請が届きます。
申請を承認する場合は「追加する(チェックマーク)」、承認しない場合は「無視(×マーク)」をクリックします。

Discord

ユーザー名からフレンド追加する方法

(1)画面左上のDiscordアイコンからフレンドメニューを開きます。

「フレンドに追加」タブの「フレンドに追加」欄に「ユーザー名とDiscordタグ」を入力します。

Discord

Discordタグとは、ユーザー毎に割り振られた識別番号。ユーザー名の横に「#」+4桁の数字が記載されています。以下の例では、ユーザー名が「さとう」。Discordタグは「#0875」となるので、フレンド追加時には「さとう#0875」と入力します。

Discord

(2)「フレンド申請を送信」をクリックします。

Discord

コミュニティに参加する

Discord上でコミュニティを探す方法

(1)画面左列の「(公開サーバーを探す)」をクリックします。

Discord

(2)「コミュニティを探す」欄に任意のキーワードを入力して検索します。

Discord

(3)気になるコミュニティを選択すると、プレビューモードで開きます。

コミュニティのルールを確認し、「(コミュニティ名)に参加」で正式参加となります。

Discord

外部サイトでコミュニティを探す方法

公開サーバー以外にもコミュニティは沢山存在しています。

DISBOARD(ディスボード)はDiscordのサーバーを募集/検索できる掲示板です。コミュニティの雰囲気や参加条件が丁寧に記載されていることが多く、自分にぴったりのサーバーを探しやすいでしょう。

なお、以下の記事では作業通話におすすめのDiscordのサーバーが紹介されています。

Discordを利用するときの注意点

便利な機能がいっぱいのDiscordですが、デメリットや注意点がないか気になりますよね。
安心してDiscordを楽しむためにも、以下の注意点を押さえておきましょう。

データ消費量が増えることもある

Discordに限った話ではありませんが、使い方によってはデータ容量を大量に消費してしまう可能性があります。特にビデオ通話や画面共有はデータ容量を消費しやすい機能です。モバイルデータ通信環境で長時間ビデオ通話をしていたら、気付かないうちに容量制限に引っ掛かってしまった、なんてことにならないよう注意しましょう。

プライバシー・安全設定を忘れずに!

不特定多数と繋がることはメリットである反面、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。Discordではスパム対策として「プライバシー・安全」設定ができるので、事前に設定を確認・見直ししておきましょう。

「ユーザー設定」メニューの「プライバシー・安全」から「ダイレクトメッセージの警戒レベル」を設定することができます。「安全第一」に設定しておけば、あらゆる人からのダイレクトメッセージをスキャンし、不適切なメディアコンテンツが含まれていた場合に自動的に削除してくれます。

Discord

コミュニティのルールを守ろう

各コミュニティにはコミュニティ内のルールが設定されています。
コミュニティに参加した際は必ず最初にルールを確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。

Discordを活用してもっと手軽に繋がろう!

以上、Discordの特徴や基本機能をご紹介してきました。

筆者も普段からDiscordを活用して友人とコミュニケーションを取っています。集まって一緒にゲームをしたり、オンライン飲み会をしたり、作業通話をしたり。時間が合う人から随時ボイスチャットに参加できるため、これまでよりも音声通話のハードルが下がったように感じています。「今日は声を出して喋れない」という日にはマイクミュートでボイスチャットに参加し、テキストチャットを併用しています。

オープンにもクローズドにも活用できるDiscordは、さまざまなコミュニケーションツールのいいとこどりをしているといっても過言ではないでしょう。

是非Discordで、新しいコミュニケーションを体感してみてください。

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

この記事を書いた人

成瀬
大学で情報メディア工学を専攻、IT企業にてSEを経験。二児の出産を経て人生を見直し、学生時代から憧れていたライターの世界へ。趣味は謎解き、一人カラオケ、推し活。「仕事は楽しく、遊びは真剣に」がモットー。

UPDATE 更新情報

  • ALL
  • ARTICLE
  • MOVIE
  • FEATURE
  • DOCUMENT