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ハッシュタグについて

ハッシュタグとは?検索、意味、使い方の基本を知ろう!

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ハッシュタグをうまく使うことができれば、SNSの持つ拡散力という特性をより生かせるはずです。
そのためには、まず意味や検索方法、使い方の基本を知る必要があります。
とりわけビジネスの場で活用するなら、メリットや注意点を事前に理解しておくことで、効率的な収益アップも見込めるでしょう。
そういうわけで、本記事にてハッシュタグを解説。
ぜひ参考にしてみてください。

ハッシュタグの意味・概要

ハッシュタグの意味・概要

それでは、まずハッシュタグの意味・概要についてご説明します。

ハッシュタグとは何か?
簡単にお伝えすると、「#(ハッシュ)」というマークの後にキーワードを入れて、SNS上でタグ化することです。
特定の言葉やトピックを強調・分類するために用いられています。
ユーザー側の視点では、対象の言葉を検索すると、該当するキーワードが含まれた投稿を見つけることが可能です。
画面上では(青字)リンクが付随され、見分けやすいかと思います。

ハッシュタグの歴史

現在、TwitterやInstagram、Facebookでの活用が一般化しているハッシュタグですが、その発祥は意外と知られていないかもしれません。

歴史を遡ること2007年8月23日。Twitter上である一人のユーザー(Chris Messinaさんという方)が「barcamp」というイベント開催にあたって、「#(ハッシュタグ)をつけてグループを作るのはどう?」と提唱した(つぶやいた)ことが、今に続くそのはじまりです。

では、なぜそうしたのでしょうか。
それは、「bar camp」があらゆる場面で検索されそうなシンプルな語句だからです。ありふれているクエリであるがゆえ、そのままつぶやくと、イベント関連の情報を探すユーザーにとっては不都合が生じることがあります。そう、膨大な情報が表示(認識)され、肝心のイベントに関するつぶやきが埋もれてしまう可能性です。つまり、その事態を見越してのアイデアだったわけです。

Twitterがまだ公式サポートに至る前の話。最初のハッシュタグはこうして生まれました。

ハッシュタグの作成と検索

ハッシュタグの作成と検索

ハッシュタグを作成する際、「#」は半角にしてください。全角ではタグとして認識されません。
よくある間違いで、似た記号の「♯」を使ってしまうことにも注意が必要です(こちらの文字はシャープです)。
また、ハッシュタグには句読点や記号・スペースを入れることはできません。
いずれも些細な事象とはいえ、慣れないうちはしっかりと意識しましょう。

そして、気になるキーワードでどういった投稿があるか調べる方法はいたって簡単です。ハッシュタグ検索とも呼ばれます。
SNSの種類にもよりますが、検索窓に入力するだけで手っ取り早く一覧表示されます。

ビジネスシーンでのハッシュタグの使い方

ビジネスシーンでのハッシュタグの使い方

ビジネスシーンにてよくあるハッシュタグの使用例として、「キャンペーンのお知らせ」「市場調査」「ブランディング」などがあります。

キャンペーンのお知らせ

キャンペーンやイベントの宣伝に、SNSでのハッシュタグ付き投稿は、有効に作用します。単純に多くの人へと拡散される可能性が高いからです。同時に組織やサービスの認知度向上も期待できます。

市場調査

何かしらのプロジェクトを動かす際、市場規模については知っておきたいものです。たとえば知名度や興味度。ハッシュタグ検索でおおまかな情勢を把握することができます。戦略を打つにあたって、リアルな口コミや評判は非常に大きな要素です。少なからずそこからヒントが得られます。

ブランディング

不特定多数の消費者に対して、商品イメージのなかに自身が所属する企業を結びつけることさえハッシュタグは可能にしてくれます。いわゆるブランディングです。地道に投稿を繰り返すことで、気付けば多くの商品ひいてはカテゴリーで想起される組織の筆頭格に躍り出るかもしれません。

ハッシュタグ投稿で期待できる具体的なメリット

ハッシュタグ投稿で期待できる具体的なメリット

前述した通り、ハッシュタグ投稿はビジネスシーンにて成果が期待できるものです。
本章ではそのメリットを、より具体的に紹介します。

イベントへの参加者増加

イベント参加を呼び掛けるにも、従来はホームページ上でのユーザー登録の手間に加え、個人情報の入力に対する不安から敬遠される層が一定数いたという某企業。参加者がなかなか増えない悩みを抱えていました。
しかし、条件を「SNS上でハッシュタグを付けて投稿すれば参加可能」と変更した施策を打ったことで一気に人が集まったといいます。
おそらく、ユーザーは登録要らずということもあり負担は軽減され気軽に応じられたのでしょう。不信感も特段抱くことなく、応募できたはずです。

上記の例は、仕組みの妙が見事に機能し拡散力も相まって、まさしくソーシャルマーケティングの成功につながったといえます。

ターゲット層の把握

ハッシュタグ検索ではターゲット層をみつけられやすく、なおかつ彼・彼女らの投稿には、新たなマーケティング戦略のヒントが隠れていることも多々あります。
たとえば、お菓子を販売する企業の場合、「#好きなお菓子」と検索すると、年代や性別といいた属性と合わせて、和菓子、洋菓子、スナック……等々嗜好をリサーチすることが可能です。同時に仮説は外れやすいという教訓を学ぶこともできます(笑)。
各セグメントに対する固定観念を拭い捨てられる良い機会です。本当に求められているお菓子は何なのか?
現実はパブリックイメージや推測とはまったく逆のケースもあり、ユーザー調査の大切さを感じられるはずです。

広範囲にアプローチ

ハッシュタグを付けた投稿はいまや当たり前といってもいいでしょう。それゆえ拡散されやすく、トレンドや話題性と結びつけば、たちまち広範囲にアプローチすることが可能になります。
どうしたって宣伝活動にはもってこいです。

ハッシュタグを効果的に使うためのポイント

ハッシュタグを効果的に使うためのポイント

ハッシュタグを使ううえでおさえておきたいポイントはいくつかあります。
効果的に使うことができれば、SNSのフォロワーや所属する組織・企業のファンを増やせるでしょう。

人気のハッシュタグに便乗

ハッシュタグでは、キーワードの人気度がカギを握ります。
多くの人が使っている言葉は何か。一般的な固有名詞を用いる場合、ただそのまま投稿するのではなく、SNS上での流行りに便乗できると、インプレッション回数とともにユーザーとの接点機会も増えるはずです。
なお、リサーチ方法の一つとしては、テレビや雑誌からの情報収集をおすすめします。

ハッシュタグの改行

ハッシュタグを複数入れる場合、改行してください。左揃えに統一され、視線誘導がスムーズになるはずです。また、ハッシュタグ同士がつながってしまうミスも防げます。
ユーザビリティは、SNS上でもぜひ意識しておきたいポイントです。

文中にハッシュタグを入れる

文章中にハッシュタグを含めると、関連性も相まってユーザーへ自然な印象を与えやすくなります。
投稿テキストが頭に入ったうえでのアプローチであるため、伝わりやすいでしょう。
ときに、文章自体をハッシュタグにしている方もいらっしゃいます。
拡散性は微妙なところですが、ユーザーに親近感を持たせるという意味では効果的な手法です。何より、投稿内容が目立つというメリットがあります。

ハッシュタグを使う際の注意点

ハッシュタグを使う際の注意点

ハッシュタグを使用する際は、「うまく反映されなかった」などの失敗がないようにあらかじめ注意点を理解することが大切です。

使えない記号を知っておく

先にお伝えした通り、全角のハッシュマークでは認識されません。念のために入力後にリンク機能が付いたかどうかの確認をおすすめします。
また、ハッシュタグで使える記号は「_(アンダーバー)」のみです。したがって、「?」「!」などの記号は使えません。
さらには、キーワードの中に半角スペースを入れてしまうと、ハッシュタグが分断されてしまう扱いとなる場合があるため、注意が必要です。

ハッシュタグは乱用しない

投稿を目立たせたいのか、ハッシュタグを闇雲に多用しているケースが時々見受けられます。
乱用に対して嫌悪感を持つユーザーは少なからずいるので気を付けましょう。ハッシュタグは、多数使えばユーザーに訴求できるというものではありません。そもそも、視認性損なわれます。1~3個程度に絞るようにしてください。

ハッシュタグの前後にはスペースを空けない

投稿テキストとハッシュタグの間にはスペースを設けなければいけません。そうでなければハッシュタグが認識されない仕様なのです。タグとテキストがつながってしまうミスはよくあります。前後のスペースをしっかり確認したうえで投稿するようにしましょう。

ハッシュタグを上手に使い、SNSマーケティングを成功させよう!

ハッシュタグを上手に使い、SNSマーケティングを成功させよう!

拙稿で述べてきたことは、SNSマーケティングの有用性です。ビジネスシーンにおいて、SNSを上手く活用することは、いまやほとんどの企業にとって課題の一つとなっているのではないでしょうか。
ポイントはユーザー視点を意識すること。投稿だけでなく、情報収集を行うための検索においても然りです。そこで、効果的な武器となるのがハッシュタグ。
イベント・セミナー・キャンペーンへの誘導から、市場調査・分析、ターゲティングにブランディング……さまざまなメリットを駆使しながらビジネス成功が期待できます。

注意点をしっかり把握したうえで適切に使用することが基本であり大事なことです。
うまくいけば、コストを抑えつつ、ひょんなことからでも大きな収穫が得られるかもしれません。

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この記事を書いた人

いまい
サイト運営歴15年以上。立ち上げたサイトは数知れず。SEO、メルマガ、広告、YouTube、手あたり次第が過ぎて、何も身になってないことに最近気づく。もう少しだけ、Web業界にしがみついていたい。

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