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IRIAM(イリアム)を徹底解説!イラストを用意する方法から収益化のポイントまで

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YouTuberの認知度が飛躍的に向上した現在では、個人がコンテンツを発信することで収益を得るモデルが珍しくなくなっています。なかでも「ライブ配信アプリ」は、スマートフォン1つで配信を始められるプラットフォームとして高い人気を集めています。

とはいえ一般の個人にとっては、「顔出しのリスク」が配信のネックになるケースもあるでしょう。そこで注目されているのが、二次元など架空のキャラクターを用いた「バーチャルライブ」という配信形式です。

この記事では、イラスト1枚で始められるバーチャルライブ配信アプリ「IRIAM(イリアム)」について、概要や収益化のポイントを解説していきます。

IRIAM(イリアム)とは

(画像出典元:『IRIAM』公式サイト

IRIAMはライブ配信アプリの一種であり、自動でアニメーションする「イラスト上のキャラクター」になりきって配信ができるプラットフォームです。配信者は自身の顔を出さずに、「架空のキャラによる配信(=バーチャルライブ)」を実施し、オリジナルのキャラを通じて視聴者とのやり取りを楽しめます。

バーチャルライブ配信アプリのなかでも、IRIAMは「イラスト1枚」で始められることを大きな特徴としています。用意したキャラクターのイラストをアプリ上にアップするだけで、AIが自動的にイラストを動かし、あたかもキャラクターが視聴者に話しかけているかのように見せることができるのです。

さらにIRIAMは、「顔出しなしで収益化を図れる配信アプリ」としても注目されています。

『IRIAM』ユーザーランキング

上の画像はトップライバーが月間に獲得したポイントのランキングです(2022年10月分)。これをもとに計算すると、上位ライバーは月に1000万円分ほどの「ギフト(視聴者による投げ銭)」を獲得していることになります。

このうち全額がライバーに還元されるわけではありませんが、ライブ配信アプリとして一般的な15%~20%程度の還元率で計算すると、トップ層は実に200万円前後を月に稼いでいると推察されます。

IRIAMの楽しみ方

IRIAMでは、視聴者側・ライバー側双方にとって手軽に楽しめる環境が用意されています。

視聴者側の楽しみ方としては、好きなライバーを見つけ、ライブチャット上でコミュニケーションを取ったり、ギフト(有償のプレゼント)を送ったりして応援することが挙げられるでしょう。視聴時間や使用したポイントに応じて「ファンバッジ」を獲得でき、ライブ中にコメントを残す際にはバッジのランクがわかるように表示されるので、視聴者のなかでも存在感を示すことができます。

さらに、ライバー側のランクアップを応援することも、ファン活動の醍醐味となるでしょう。IRIAMで配信しているライバーは「コミュニティランク」という制度により、15段階のランクに分けられます。この制度において、「推しているライバーがランクアップしていく過程に関わる」ことが「推し活」として楽しまれているのです。

一方のライバー側は、徐々にファンからの応援を獲得しながら、ランクアップを果たしていくことが1つの目標となります。収益化を目指すうえでも、後述のように「ファンからどれだけ応援してもらえるか」は大きなポイントです。

収益化を目的としない場合でも、「好意を抱いてくれるファンとコミュニケーションを取りたいが、顔出しはできない」という需要に応えてくれるプラットフォームとして、IRIAMは幅広く楽しまれています。

IRIAMでの配信の始め方

IRIAMへの登録や配信に費用はかかりません。アプリをダウンロードし、メールアドレスやTwitterアカウントで認証を行えば、登録手続きは完了です。

ライブ配信には基本的にイラストを用意する必要があり、イラストなしの場合にはラジオ配信の形態になります。イラストは自身で描く以外にも、後述のようにSNSやスキル販売サイトなどで制作を依頼する方法があり、多くのライバーがこうした方法でイラストを用意しています。

イラストをアップロードし、動き方を調整・確認すれば、すぐにライブ配信が可能です。収益化を図る場合には、振込用の口座を登録することで換金可能なアイテム(ダイヤ)を獲得できるようになります。

PCでの視聴・配信には非対応

IRIAMの視聴・配信は、iOSまたはAndroidのスマートフォンアプリ上からのみ可能です。スマートフォンであっても、Webブラウザからの利用には対応していません。

また現状のところ、IRIAMはPCでの視聴にも対応していません。サードパーティー製のアプリ(開発・販売元以外の他社がリリースする互換製品)による視聴も運営で認められておらず、現状ではスマートフォンアプリ上での視聴が基本になるでしょう。

配信についても同様に、PCからは行えず、スマートフォンアプリからのみに対応しています。

(参照:IRIAM FAQ「PCでの配信の視聴について」)

IRIAMの収益化の仕組み

IRIAMの配信においては、「ダイヤ」と呼ばれるポイントが収益化のベースとなります。ダイヤは大きく2つの方法で獲得でき、視聴者からの「ギフト」などをもとに算出される「応援ダイヤ」と、ライバーとしてのランク(コミュニティランク)と配信時間によって支給される「時間ダイヤ」が収益の基本です。

応援ダイヤと時間ダイヤの合計が、ライバーの収益となります。換金レートは「1ダイヤ=1円」であり、アプリ上から換金申請を行うことで登録口座に振り込まれる仕組みです。

応援ダイヤとは

応援ダイヤは視聴者から送られるギフトのほか、スター(高評価)やコメントの数によって総合的に算出されるポイントです。

「ギフト」とは、視聴者がライバーに贈るために購入する有料のアイテムを指しています。ただし、他のプラットフォームに見られる「投げ銭」のシステムと同様、視聴者がギフト購入に使った金額が、それを受け取ったライバーの懐にそのまま収まるわけではありません。一定の率でライバーに還元されますが、その還元率は現状のところ明らかにされていません。

時間ダイヤとは

時間ダイヤはいわゆるライバーの「時給」にあたります。配信時間に応じてダイヤが支給されますが、すべてのライバーが獲得できるわけではなく、「コミュニティランク」の高いライバーに設定されている報酬です。

『IRIAM』のライバーランク
(画像出展元:IRIAM公式FAQより)

コミュニティランクとは、「D」から「S3」まで15段階に設定されたライバーのランクであり、一定期間に獲得した「デイリーランクスコア」によって変動します。このスコアは、同ランクのライバーと比較して「その日にどれだけ多くの応援を受けたか」をもとに付与されるポイントです。つまりコミュニティランクを上げるには、ライバルよりも多くのファンを獲得し、応援し続けてもらう必要があります。

時間ダイヤには支給上限が設定されており、1日あたり2時間分まで、1ヶ月あたり40時間分までと定められています。現状、時間あたりの支給ダイヤは、最高ランクである「S3」の場合で「2300ダイヤ」というレートです。ここから、1ヶ月間での時間ダイヤの上限は「2300×40=92000ダイヤ」となります。

IRIAMのイラストを用意する方法

IRIAMで用いるイラストは、著作権上問題のないオリジナルのものである必要があります。自身で描くことが難しい場合には、専門の個人やプロに依頼して制作してもらう方法が一般的です。

イラストは規定の形式でなければ正常にアップロードできませんので、自身で描く場合にも、依頼する場合にも、制作の際には対応サイズや解像度などに留意するようにしましょう。

(参照:「IRIAM配信用」イラスト制作ガイド Ver.2

フリー素材を探す

無料でイラストを用意したい場合は、フリー素材を利用することが選択肢になります。たとえばクリエイターズマーケットの「BOOTH」においては、有償素材のほか、無料で利用できる立ち絵も多く公開されています。

ただし「フリー素材」と銘打たれている無料のイラストであっても、用途が限られているケースがあるため注意しましょう。利用する際には、必ず投稿動画での使用が可能であるか確認しておく必要があります。さらに収益化を見込む場合には「商用利用」が可能な素材を選ばなければいけません。

また、フリー素材を利用する際には「他の配信者とキャラクターが被る」という事態も想定しておきたいところです。イラストの個性はファンを獲得するうえで大切な要素の1つですが、フリー素材ではアピールできない可能性があります。

SNSで探す

イラストを誰かに描いてもらう場合には、TwitterなどのSNS上でお気に入りの絵師を探し、直接依頼する方法が考えられます。フリー素材に比べ、好みを反映させてもらいやすいといえますが、仲介のない個人間の取引なのでトラブルには十分注意する必要があるでしょう。

なおTwitter上では、個人の絵師が自身のイラストをバーチャルライブで使ってもらうことを目的に、オリジナルキャラクターの立ち姿を公開しているケースも見られます。「#魂募集」というタグで検索すると、バーチャルライブ用の素材を投稿している絵師が見つかるので、気に入ったものがあればコンタクトを取ってみるとよいでしょう。

こうした「#魂募集」は、有償・無償いずれのケースもありますが、やはり人気の絵師の場合には相応の価格が設定される傾向にあります。無償でイラストを提供してくれるアカウントはごく限られており、イラストを描く手間を考えても、ある程度の対価は想定しておきたいところです。

イラストのオーダーサイトで探す

個人間の取引に不安がある場合には、イラスト依頼のためのプラットフォームを利用することも選択肢になるでしょう。サイト上で好きな絵師を見つけ、フォーマットに従ってやり取りを進めていけるので、はじめての依頼でも利用しやすいことがメリットです。

たとえばコミッション(個人間で行われる有償のイラスト依頼)サービスの大手SKIMA(スキマ)は、IRIAMの公式サイトでも推奨されているプラットフォームです。サンプルのイラストや、依頼内容ごとの料金の目安、依頼時の注意点などについて、それぞれの絵師のページで確認できるため、事前に大まかな費用感を見通しやすいといえます。やり取りはチャット機能を用いて行い、決済はSKIMA上で完結できるので、取引の安全性も担保しやすいと考えられるでしょう。

その他、イラスト専門のプラットフォーム以外にも、ココナラSkillots(スキロッツ)といったスキル販売のプラットフォームで多くの絵師がイラスト依頼を受け付けています。

なお、こうしたプラットフォームを通じて実際に依頼する際には、キャラクターの個性や設定、その他デザインについての要望を事前に細かく提示することが望ましいでしょう。一度納品されてから「やっぱりこうしてほしい」と大幅な修正を求めることは、クリエイターに対する「搾取」と考えられています。こうしたすれ違いがトラブルに発展する可能性もあるので、依頼の段階で要件定義を明確にすることが大切です。

IRIAMで収益化するためのポイント

IRIAMの公式サイトによれば、アプリ上で配信を行っているライバーの数は毎日「400以上」に上るとされています。それだけ多くのライバーのなかから、自分の固定ファンを獲得するには相応の工夫が必要になるでしょう。

差別化の方法はさまざまに考えられますが、形式面についての簡単な注意点を徹底するだけでも、一定の効果が期待できます。以下では多くのケースに共通する収益化のポイントについて解説していきます。

毎日同じ時間に配信

せっかく優れた内容の配信をしていても、不規則なタイミングでの配信は、ファン獲得につながりにくいと考えられます。配信を通じて視聴者から関心を抱いてもらっても、次の配信に出会えず、「なかなか配信を視聴できない」と興味を失われてしまうこともあるでしょう。

なるべく配信する曜日や時間を固定し、「この時間なら視聴できる」という状態にしておくことがファン獲得への第一歩です。

なお、「1回30分以上の配信を7日以上」継続しているライバーには「まいにち配信者」というバッジがアイコン下に付与されます。細かなポイントですが、「いつでも会えるライバー」として認知されることは、興味を抱いてもらえるきっかけにもなるでしょう。

「ファンバッジ」付きの視聴者にファンになってもらう

収益化を目指すうえで、固定ファン獲得に向けた工夫は欠かせません。なかでもギフトなどで積極的に応援してくれるファンは、ライバーにとっての生命線です。

ここで知っておきたいのが、「ファンバッジ」という制度です。視聴者は視聴時間や課金額に応じたバッジでランク付けされ、そのバッジは各々のコメントにも表示されます。

もちろん、「バッジによって扱いを変える」という姿勢はファン離れにつながる可能性もあるので、まずはファンに対する平等性を意識する必要があるでしょう。そのうえで、積極的に応援をしてくれる視聴者が「相応の特別感」を得られるようバランスを取っていきたいところです。

ターゲットとキャラクター設定を明確に

ファンを獲得するうえでは、的確なキャラクター設定が求められます。まずは自分に合った配信内容を考え、その魅力を十二分に引き出せるようなキャラクターを案出する必要があるでしょう。

自分自身の特技や個性を分析しながら、視聴者とのかけ合いや、歌、方言を活かした雑談など、他のライバーとの差別化につながるポイントを検討していきましょう。さらに、その強みを「どのようなキャラを通じて売り出していくか」について考えていく必要があります。

キャラクターを練るうえでは、一度自分自身の性格と切り離し、「架空の世界で完結した独自のキャラ」として設計していく視点も重要です。視聴者側が「違和感なくキャラに入り込める」ような統一感を意識するとよいでしょう。

コラボ配信やイベントへの参加

IRIAMには「コラボ機能」が用意されており、これをうまく活用することがファン獲得につながります。他のライバーとのかけ合いを通じて、普段のライブでは見えない魅力が発揮されたり、自分のファンではなかった視聴者から注目されたりと、ファン層を広げるきっかけになるでしょう。

さらに、IRIAMで開催されるさまざまな「イベント」は、知名度を向上させるうえで大きなチャンスとなります。多くのイベントは「期間中にライバーがどれだけギフトなどの応援を獲得できたか」を競うものであり、推しのいる視聴者にとっては「アイドルの人気投票」のように、「推しを輝かせるチャンス」と受け止められているのです。

大規模なイベントで入賞すると、駅前のポスターや雑誌への掲載など、アプリの枠を超えて認知を広げる機会が与えられるため、ぜひとも積極的にチャレンジしていきたいところです。

SNSで活動をアピール

認知を広めるうえでは、Twitterなどで「ライバーとしてのアカウント」を作成することが有効です。IRIAMにおける配信予告や、イベント参加の告知などを行うことで、ファンに重要な情報を漏れなく伝えられるでしょう。

さらに、SNS上でも「キャラ」としての個性が引き立つような投稿を日々積み重ねていくと、ファン獲得の間口が広がると考えられます。そのキャラが日常どう過ごしているのか、さまざまな出来事に対してどんな反応をするのかなど、想像を膨らませることがキャラ構築のうえで欠かせません。

IRIAMは、一般の個人が顔を出さずに「視聴者に夢を与える活動」や「日常的なコミュニケーション」など幅広い楽しみ方ができるプラットフォームです。「理想の自分をキャラに託す」といった使い方もできるので、自由な発想で配信を楽しんでいきましょう。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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