
【無料15選】日本語対応!AIイラスト・画像の自動生成サービス・サイトを紹介
画像生成AIのなかには、日本語プロンプトに対応していないサービスがあります。いちいち翻訳するのが面倒な場合、日本語プロンプトに対応した画像生成AIの利用がおすすめです。
ただ、画像生成AIは色々なサービスがリリースされています。どれが日本語プロンプトに対応しているかどうか、1つずつ調べるのは面倒でしょう。
そこで本記事では、日本語プロンプトに対応した画像生成AIをピックアップして紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
日本語対応のAIイラスト・画像の自動生成サービスにおける注意点

画像生成AIの日本語対応において、以下の2つは把握しておく必要があります。
- 日本語プロンプトに対応しているかどうか
- 固有名詞や和製英語の表現
- 英語プロンプトに慣れたほうがいい
それぞれ詳細を解説します。
日本語プロンプトに対応しているかどうかをチェック
画像生成AIを利用する前に、日本語プロンプトを利用できるかどうかはチェックしておきましょう。外国製の画像生成AIのなかには、日本語プロンプトに対応しておらず、英語でのテキスト入力が必要になるサービスも存在するからです。
日本語プロンプトに対応していない画像生成AIの場合、後述する「DeepL」などの翻訳ツールを活用してください。
また、サービス自体を日本語で利用できたとしても、日本語プロンプトには対応していないケースもあるので要注意です。
固有名詞や和製英語の表現が難しい
日本語の固有名詞や和製英語をプロンプトに組み込む場合、画像生成AIがその表現・ニュアンスを理解するのが難しいという現状があります。
そのため、「ノートパソコン」や「サラリーマン」のような和製英語は、「laptop」や「office worker」など一般的な英語に置き換える必要があります。文化的な概念も理解できない傾向にあるので、できるだけ一般的な語句を使用するのがポイントです。
英語プロンプトに慣れたほうがいい
本記事では日本語プロンプトに対応した画像生成AIを紹介していますが、よりハイクオリティな結果を求めるなら、英語プロンプトに慣れたほうがいいです。世界の作例や技術情報は大半が英語で共有されており、英語で入力することで多くの情報を活用できるため、高品質な画像を生成しやすくなります。
後述するDeep Lを活用すれば、英語が苦手な方でも問題ありませんし、何より利用できるサービスの幅が広がります。
【webサイト編】日本語プロンプト対応のAIイラスト・画像の自動生成サービス

ここでは、日本語プロンプトを利用できる画像生成AIを9種類ご紹介します。
- Canva ai
- DALL-E
- Image Creator from Microsoft Designer(旧Bing Image Creator)
- AI素材.com
- Adobe Firefly
- Felo
- リートン
- Akuma.ai
- AIいらすとや
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
Canva ai
「Canva」とは、画像や動画を簡単に編集できるデザインツールです。サービス内の1機能として、画像生成AIのCanva aiが用意されています。
以前、 「宝くじに当選して涙を流す猫」という日本語プロンプト を入力した際の結果は以下のとおりです。

以前は、生成される画像・イラストのクオリティは他のサービスに一歩譲る印象でしたが、AIモデルのアップデートによりプロンプト通りのより精度の高い画像が生成できるようになりました。Canva aiは、50回まで無料で利用可能、生成された画像をCanva上でシームレスに編集可能というメリットもあるので、デザイン作成の一環として試しやすいです。
Canva aiの詳細に関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>Canva aiで画像生成!使い方を解説!商用利用できる?スマホ版は?動画は?
DALL-E
「DALL-E」は、ChatGPTで有名なOpenAI社が手掛ける画像生成AIです。DALL-Eにはいくつかのバージョンが存在し、最新版はDALL-E 3と呼ばれています。DALL-E 3単体のサービスはありませんが、ChatGPTやBing AI、後述するBing Image Creator上で利用可能です。
今回は、日本語プロンプトの「洞窟を探検する猫とその仲間の動物たちの画像を生成してください。」で試してみます。結果は以下のとおりです。

DALL-Eの詳細に関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>【無料あり】DALL-E 2・DALL-E 3とは?使い方や商用利用について解説!
Image Creator from Microsoft Designer(旧Bing Image Creator)
「Image Creator from Microsoft Designer(旧Bing Image Creator)」は、GPT-4を用いた「BIng AI」などで話題のBing(Microsoft社)が提供する画像生成AIです。以前は英語でプロンプトを入力する必要がありましたが、現在は日本語プロンプトにも対応しています。
Microsoftという巨大企業が手掛けているだけあり、画像生成AIの精度は他のサービスよりも高い印象です。
以前、「宝くじに当選して涙を流す猫」という日本語プロンプトを入力しましたが、その結果は以下のとおり。

かなりイメージ通りの画像が生成されました。 「Bing Image Creator」 を利用するためには、Microsoftアカウントが必要です。数分あれば作成できるので、これを期に作っておくことをおすすめします。
「Bing Image Creator」の詳細に関してはこちらの記事で解説しています。
>>>Bing Image Creatorの使い方を解説!商用利用OK?無料?
AI素材.com
「AI素材.com」ははじめて使うので、画像生成までの流れを解説します。
まずは「AI素材.com」にGoogleアカウントでログインしてください。

ログイン後、日本語プロンプトを入力します。

「生成」をクリックすると、画像生成フォームに遷移します。生成枚数を選択し、「生成 残り〇〇枚」をクリックすれば、画像が生成されます。

入力した日本語プロンプトを全く違う画像が出力されましたが、画像生成AIではよくあることなので、あまり気にしなくても大丈夫です。
※AI素材.comは、2025年8月4日(月)をもってサービスを終了しています。
Adobe Firefly
Adobe Firefly(アドビファイアフライ)とは、Photoshopなどで有名なAdobeが開発した画像生成AIです。英語や日本語をはじめ、100を超える言語に対応しています。
たとえば、「空を飛ぶ馬」と入力した結果は以下のとおりです。

日本語プロンプト通りの画像が生成されました。ちなみにAdobe Fireflyは著作権問題を気にする必要がない画像生成AIとして有名です。
詳細に関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>Adobe Fireflyの使い方を解説!料金は?商用利用や著作権は?
Felo

Felo(フェロ)とは、日本のスタートアップが開発・運営するAI検索エンジンです。複数ネットワーク検索機能をはじめ、マインドマップやプレゼン資料の作成などに対応しています。もちろん画像生成も可能です。
肝心のAIモデルの種類は、GPT-4oやClaude 3などかなり最新のものです。無料プランも用意されており、使い心地を気軽に試せるので、興味のある方はぜひ試してみてください。詳細はこちらの記事で解説しています。
>>>【無料】Feloとは?どこの国のAI検索エンジン?使い方や料金プランを解説
リートン
リートンとは、韓国のスタートアップ企業である「Wrtn Technologies, Inc.」が手掛ける生成AIサービスです。
押さえておきたい最大のポイントは、GPT-4oなどの最新AIモデルを完全無料で利用できる点。リートンの画像生成を活用すれば、ハイクオリティな画像を手軽に入手できます。
実際、この圧倒的なメリットは多くのユーザーの心を掴みました。グローバルユーザー数は370万人、月間ユーザー数は220万人(※)を突破しています。
詳細はこちらの記事を参考にしてください。
>>>リートンとは?無料はなぜ?使い方や安全性について解説!
※ 参考:生成AI「リートン」、webおよびアプリにて「GPT-4o mini」実装開始(2024/8/26)|PR TIMES
Akuma.ai
Akuma.aiとは、Kinkaku株式会社という日本の企業が運営する画像生成AIです。もちろん日本語プロンプトに対応しており、UI(ユーザーインターフェース)も日本語なので、英語が得意じゃない方も気軽に使えます。
最大の特徴はリアルタイム画像生成です。「AI Canvas」という機能を利用することで、文字通りリアルタイムで画像を生成できます。
Akuma.aiの詳細に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
>>>Akuma.aiの使い方を解説!リアルタイム画像生成とは?商用利用は?
AIいらすとや
「AIいらすとや」は、文字通り「いらすとや」の画像生成AIです。「AIピカソ」を手掛けるAI Picasso株式会社が運営しています。こちらも日本発のサービスなので、UIがしっかり日本語です。
最大の特徴は、いらすとや風の画像を生成できる点。有料のProプランと契約すれば商用利用も可能です。
AIいらすとやの詳細に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
>>>AIいらすとやの特徴や使い方・料金プランを解説!商用利用や著作権はどうなる?
【スマホアプリ編】日本語プロンプト対応のAIイラスト・画像の自動生成サービス
ここでは、日本語プロンプトに対応した画像生成AIを紹介します。具体的には以下のとおりです。
- AIイラストくん
- AIピカソ
- PhotoDirector
- WOMBO Dream
- Fotor
- ChatGPT
AIイラストくん
「AIイラストくん」は、LINEアプリで利用できる無料の画像生成AIです。以前は招待制のサービスでしたが、2023/6/20より一般開放され、招待コード無しで利用できるようになりました。
以前、「AIイラストくん」で「ポメラニアンでお花見をしながらお団子を食べている」という日本語プロンプトを入力した結果は以下のとおりです。

ちなみに「AIイラストくん」では、イラスト・人物・風景の3パターンから生成する画像のジャンルを選択できます。
その他、LINEの画像生成AIに関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>【AI】LINE(ライン)で画像・イラストを自動生成!やり方を解説!
AIピカソ
「AIピカソ」とは、AI Picasso株式会社が提供するAIお絵描きアプリです。日本企業が提供するサービスなので、画像生成AIに関しても日本語プロンプトに対応しています。
以前、AIピカソで「宝くじに当選して涙を流す猫」というプロンプトを入力した結果は以下のとおりです。

※AIピカソは、2025年8月4日でサービスが終了しました。詳しくは公式サイトをご確認ください。
AIピカソの詳細に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
>>>AIピカソの使い方を解説!無料アプリ?いらすとや?Android版はある?
PhotoDirector
PhotoDirectorとは、写真編集ソフトで有名なCyberLink社が提供するアプリです。多機能な写真編集ツールとして知られていますが、「AIアート」や「AIビジネス写真」といったAI機能も充実しています。
実際に、PhotoDirectorのアプリを使って、犬の写真をAIイラストにしてみました。

PhotoDirectorでは、生成した画像をそのままアプリ内で高度に編集することも可能です。
下記記事では、PhotoDirectorの使い方についてまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
>>>PhotoDirectorの使い方!基本操作からAI機能、保存できない時の対処法まで解説
WOMBO Dream
WOMBO Dreamは、カナダの企業が開発したAI画像生成サービスです。簡単なキーワードを入力するだけで、幻想的・絵画的な画像を生成してくれます。WOMBO Dreamのアプリ自体は英語操作ですが、日本語プロンプトにしっかりと対応しています。
今回は、「自然と桜の風景」と入力し、アートスタイルとして「Anime V2.1」を選択して画像を生成してみました。

比較として、英語のプロンプトでも画像生成してみました。

英語版でも日本語版でも、クオリティに大きな差のないイラストが生成されています。
Fotor
「Fotor」は、オンラインで利用できる多機能な写真編集・デザインツールです。Webサイト上でデザイン作成から写真加工まで幅広く対応しており、その一環としてAI画像生成機能も提供されています。もちろん日本語プロンプトに対応しており、思い描いたイメージをテキストで入力するだけで、高品質なイラストやリアルな写真を生成可能です。
試しに、「色とりどりの花が咲き乱れる風景」と入力して、スタイルを「日本のアニメスタイル」に指定した結果は以下のとおりです。

生成枚数にはクレジット(ポイント)が必要ですが、無料トライアルが用意されているため、気軽に試すことができます。
「AIイラストメーカー」や「AIアバタージェネレーター」など、用途に応じた機能が整理されており、画像生成に慣れていない方でも迷わず使えるでしょう。
ChatGPT
「ChatGPT」は、OpenAI社が開発した対話型AIとして非常に有名ですが、実は高度な画像生成機能も備えています。最新の画像生成モデル「DALL-E 3」が統合されており、有料プラン(ChatGPT Plusなど)で利用可能です。
最大の強みは、その圧倒的な日本語読解力にあります。ただ日本語に対応しているだけでなく、複雑で長い文章や、細かいニュアンスを含んだプロンプトも正確に理解し、イメージ通りの画像を生成してくれます。
さらに、チャット形式で「もう少し猫を右にずらして」「背景を夕焼けに変えて」といった対話による画像の修正・微調整ができる点は、他のサービスにはない大きなメリットです。
詳細に関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>ChatGPTで画像生成する方法を解説!著作権や商用利用はどういう扱い?
日本語プロンプトに対応していない画像生成AIはDeepLを活用
日本語プロンプトに対応していない画像生成AIでは、翻訳ツールの「DeepL」を活用しましょう。基本的な使い方は以下のとおりです。
まずは、画像生成AIに入力するテキストを用意します。今回は「雲の上で昼寝するライオン」にしてみましょう。それをそのまま「DeepL」の左画面に貼り付けます。

言語設定は下画像の矢印部分で変更できますが、基本的には自動で英語に翻訳されるので、触らなくても大丈夫です。

次に、「DeepL」の右画面に表示されたテキストを画像生成AIに貼り付けます。今回は「Bing Image Creator」を利用します。

出力結果は以下のとおりです。

かなりイメージ通りの画像が生成されました。
ちなみに、 「Bing Image Creator」 は基本的に無料です。その他、無料で利用できる画像生成AIはこちらの記事でまとめているので参考にしてください。
日本語プロンプトに対応したAIイラスト・画像の自動生成サービスまとめ
本記事では、日本語プロンプトに対応した画像生成AIをご紹介しました。具体的には以下のとおりです。
- Canva ai
- DALL-E
- Image Creator from Microsoft Designer(旧Bing Image Creator)
- AI素材.com ※サービス終了
- Adobe Firefly
- AIイラストくん
- AIピカソ ※サービス終了
- Felo
- リートン
- Akuma.ai
- AIいらすとや
- PhotoDirector
- WOMBO Dream
- Fotor
- ChatGPT
個人的には、「Bing Image Creator」をおすすめします。MicrosoftのBingが提供しているサービスだけあり、生成される画像の精度が高いです。
ただ、画像生成AIで作られる画像のクオリティは、プロンプト次第で大きく変動します。画像生成AIを使いこなすためには、プロンプトをブラッシュアップする必要もあるでしょう。
こちらの記事では、無料で使える画像生成AIを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
>>>【無料27選】画像生成AI・イラスト自動生成サービス!おすすめスマホアプリやWebサイトを紹介
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