リートンとは?無料はなぜ?使い方や安全性について解説!
生成AIサービスのリートンが注目を集めています。最新AIモデルを完全無料で使えるということもあり、興味のある方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、リートンが無料の理由、使い方や安全性についてわかりやすく解説しています。ぜひ参考にしてください。
目次
リートンとは
リートンとは、韓国のスタートアップ企業である「Wrtn Technologies, Inc.」が開発した生成AIサービスです。
最大の特徴は、GPT-4oをはじめとした最新AIモデルを完全無料で利用できる点。その圧倒的なメリットからユーザー数を爆発的に増やしており、グローバルユーザー数は370万人、月間ユーザー数は220万人(※)を突破しています。
※ 参考:生成AI「リートン」、webおよびアプリにて「GPT-4o mini」実装開始(2024/8/26)|PR TIMES
リートンの特徴
リートンの押さえておきたい特徴は以下のとおりです。
- 最新AIモデルが完全無料
- 画像生成に対応
それぞれ詳細を解説します。
最新AIモデルが完全無料
リートンにはさまざまな最新AIモデルが用意されており、完全無料かつ無制限に利用できます。具体的な種類は以下のとおりです。
- GPT-4o
- GPT-4o mini
- Claude 3
- SD3
注目すべきはChatGPTの最新モデル「GPT-4o」が搭載されている点です。通常は月額20ドルかけてChatGPT Plusと契約する必要がありますが、リートンなら無料で利用できます。
また、ChatGPTのライバルとして有名なClaudeに関しても、Claude 3という先進的なAIモデルが用意されています。
画像生成に対応
リートンには画像生成機能も搭載されています。使われているAIモデルはStable Difusion 3です。
こちらも完全無料で利用可能です。
リートンはなぜ無料?
「リートンはなぜ無料?」と疑問に思う方は多いですが、その理由は公式サイトに記載されています。
リートンは誰もが生成AIを身近に利用できる環境作りとサービスを目指しています。これを具現化するため、将来的には生成AIのプラットフォームを構築し、提供することを計画しています。そのため、現時点では従来のプラットフォームのように今後もリートンに関しましては完全無料での提供を予定しております。
引用:リートン公式サイト
また、今後も有料プランを導入する計画はないそうです。
リートンでは、有料のサービスの提供は予定しておらず、今後もすべての機能を完全無料でご提供予定です!
引用:リートンは本当に無料?|【よくあるご質問!】リートンはなぜ無料で使えるの?安全に利用できる?商用利用は可能?
リートンの始め方
ここでは、リートンの始め方を解説します。まずはリートンのログイン画面に進みます。その後、「会員登録する」をクリックしてください。
次にメールアドレスを入力します。認証コードが送られてくるので、それを入力してください。
次にアカウント情報を入力します。
上記ステップでアカウント登録は完了です。
リートンの使い方
ここでは、リートンの使い方を解説します。
- テキスト生成
- 画像生成
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
テキスト生成
まずはテキスト生成からです。ホーム画面中央にあるテキストボックスに質問を入力します。
今回は「いつから冬服を着ればいいか」を聞いてみました。
結果は以下のとおりです。
画面右側に注目してください。AIがおすすめする情報として、ネット上の関連記事をピックアップしてくれています。ファクトチェックに役立つでしょう。
画像生成
続いて画像生成です。まずはAIモデルを「SD3」に切り替えます。
プロンプトを入力します。今回は「万能ロボット、1280×720サイズ」にしてみました。
結果は以下のとおりです。
Stable Difusionを使っているだけあって、画像のクオリティが高いです。
ただ、画像生成に関しては、他にも無料で使えるサービスがあります。詳細はこちらの記事を参考にしてください。
>>>【無料22選】画像生成AI・イラスト自動生成サービス!おすすめスマホアプリやWebサイトを紹介
リートンは商用利用できる?著作権は?
結論、リートンは商用利用できます。生成コンテンツの著作権・利用権もユーザーに帰属します。
リートンで生成した生成物の著作権と使用権はユーザーに帰属されます。そのため、個人的用途もしくは商業的用としてご利用可能です。
(引用:リートンで生成した内容は商用利用できる?|【よくあるご質問!】リートンはなぜ無料で使えるの?安全に利用できる?商用利用は可能?)
ただ、実際に生成AIによるコンテンツを商用利用する際は、ユーザーの意図しない著作権侵害について配慮する必要があります。
リートンは怪しいサービスではない
結論、リートンは怪しいサービスではありません。
リートンの運営企業は「Wrtn Technologies, Inc.」です。韓国のスタートアップで、リートンテクノロジーズジャパンという日本法人も存在します。
また、数々の業績を誇る企業です。
- 「CES2023」でイノベーション賞を受賞
- 「Generative AI Asia」を主催(Microsoft,、AWSなどが参加)
- 「ICF Business Acceleration Program 2023(三菱総合研究所主催)」において、優れた技術力に贈られる「テック賞」を受賞
- プレシリーズBにて28.4億円の資金調達を完了
- 世界経済フォーラム発表の「テクノロジー・パイオニア2024」に選出
- 代表のイ・セヨン氏は「生成AIスタートアップ協会」 の会長
- 「金融機関等と連携した海外企業誘致促進事業(東京都が実施)」の第1号企業として選定
怪しいのではなく、むしろこれからの生成AIサービスを牽引する企業といえます。
リートンの安全性・危険性
リートンは危険性の少ないサービスです。安全性を高める施策にも注力しています。具体的には以下のとおりです。
- 入力データを学習しない仕組み
- 多数のセキュリティ担当を用意
- ハルシネーション対策
将来的には、セキュリティ領域におけるISO認証の獲得も目指しています。生成コンテンツのファクトチェックなどは必須ですが、基本的には安全に利用できるサービスといえるでしょう。
ただ、過去には「入力プロンプトを他人が閲覧できる脆弱性」などのトラブルがありました。危険性を0に近づけるためには、ユーザー側のセキュリティ意識を上げる必要もあります。
リートンのまとめ
本記事では、生成AIサービスのリートンについて解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 韓国のスタートアップ企業が運営
- 最新のAIモデルが搭載
- 完全無料
- 文章生成と画像生成機能が搭載
完全無料で最新AIモデルを使えるのは画期的です。運営元もはっきりしているので、安全性も問題ありません。興味のある方はぜひ試してみてください。
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