GPTsとは?始め方は?収益化できる?使い方を解説!
GPTsをご存知でしょうか。ChatGPTをカスタマイズできる画期的なサービスです。
「GPTsって何ができるの?」
「そもそもどんなサービス?」
「収益化できるって聞いたけど本当?」
本記事では、このような疑問を解決していきたいと思います。実際に私がGPTsでアプリを作ってみたので、興味のある方は参考にしてください。
目次
ChatGPTのGPTsとは?何ができる?
GPTs(ジーピーティーズ)とは、ChatGPTをカスタマイズできるサービスのことです。「GPT Builder」と呼ばれる機能を使い、オリジナルのアプリやツールを作成できます。
主な特徴は以下の通りです。
- ノーコードで開発
- 外部ツールとAPI連携
- 自作のGPTをストアで公開
それぞれ詳細を解説します。
ノーコードで開発
GPTsの最大の特徴はノーコードで開発できる点です。ノーコードとは、プログラミング言語の知識がない人でもアプリ等を制作できる手法のこと。
>>>ノーコード開発アプリが時代を変える?ローコードとの違いもCHECK!
GPTsもノーコードなので、コードを書けなくてもアプリ・サービスを開発できます。
具体的な作り方は後述しますが、基本的なフローは以下のとおりです。
- テキスト(プロンプト)で指示を出す
- ChatGPTが返答する
- 返答をもとに追加の指示を出す
ステップ1~3を繰り返していくうちに成果物が出来上がります。
外部ツールとAPI連携
「Custom Actions」と呼ばれる機能を使うことで、外部のデータを呼び出すAPI連携が可能になります。たとえば、カレンダーやメモ帳、天気予報ツールと連携させ、データを読み込ませたアプリをGPTsで作成することが可能です。
多くのことを学習しているGPTですが、特定の処理やデータ活用には対応していない場合もあります。外部のデータをAPI連携で利用できれば、このような機能不足を簡単に解消でき、「特定機能に特化したAI」や「自分だけの秘書AI」を作成することができます。
自作のGPTをストアで公開
作成したAIは「GPT Store」で公開することができます。詳細は後述しますが、収益化することも可能です。
また、公開範囲を制限することもできます。具体的には以下のとおりです。
- Only me(自分のみ)
- Only people with a link(リンクにアクセス可能な人のみ)
- Public(公開)
状況に応じて調整しましょう。
GPTsは無料?料金プランは?
結論、GPTs自体は無料ですが、ChatGPT Plusと契約していれば利用できません。画像生成と同様、有料プランに搭載された機能です。
ChatGPT Plusの価格設定は月額20ドルとなっています。
GPTsの始め方
GPTsの始め方は以下のとおりです。
まずはGPT-4の画面を開き、左下のアカウントから「My GPTs」を選びます。
下画像が表示されるので、「Create a GPT」をクリックします。
下画像が表示されたらOKです。
GPTsの作り方を解説!アプリを作ってみた
ここでは、GPTsを使ってアプリを作る方法を解説します。概要は以下の通りです。
「標準語を関西弁に変換してくれるアプリ」
先に全体のフローを共有しておきます。
【アプリの作り方】
- GPT Builderを開く
- 作りたいアプリの概要を伝える
- アプリ名・ロゴを決める
- アプリに取り入れたい要望を伝える
- アプリのトーンを決める
まずは「GPT Builder」を開きましょう。
次に、アプリの概要を伝えます。「標準語を関西弁に変換してくれるアプリを作りたいと思います」というプロンプトを入力します。
ChatGPTがアプリ名を提案してくれるので、採用するかどうかを決定しましょう。
アプリ名を決めた後はアイコン・ロゴ画像を生成してくれます。
ロゴを決定した後、アプリの核となる部分の指示出しを行います。
メイン機能の指示が完了した後は、細かな調整を行っていきます。
このように、GPTsでは人間と喋るような感覚で指示を出すことが可能です。最後に「web上の記事を関西弁で要約する機能」を追加します。
GPTsへの指示が終わった後は、画面右上にある「Create」を選択します。
共有範囲を設定し、問題なければ「View GPT」をクリックしてください。完成画面は以下のとおりです。
指示通りの機能が追加されているか試してみましょう。
ほぼイメージ通りのアプリが完成しました。
GPTsは収益化できる?
結論、GPTsで作成したAIは収益化できます。詳細は以下のポストの通りです。
日本での収益化が始まるタイミングが分かり次第追記します。
GPTsのやり取りを日本語化する方法
GPTsでは英語でのやり取りがデフォルトになっています。指示出しのたびに翻訳するのは面倒なので、以下の方法を試してください。
- GPTsに最初の指示を出す
- GPtsから返答があった際、「今後のやり取りは日本語でお願いします」と入力する
画像で解説すると以下のとおりです。
最初の指示で「日本語でお願いします」と記載した場合、「日本語でやり取りする機能をアプリに含んでください」という内容に変換されてしまうのでご注意ください。
GPTsの注意点
ここでは、GPTsの注意点を解説します。
- 情報漏洩リスク
- 利用制限がある
それぞれ詳細をチェックしていきましょう。
情報漏洩リスク
GPTsに限らず、ChatGPTにプロンプトを入力する際は情報漏洩リスクに気をつける必要があります。運営元のOpenAIのプライバシーポリシーに以下の記述があるからです。
ユーザーコンテンツ:お客様が本サービスを利用する際、当社は、お客様が本サービスに提供する入力情報、ファイル、又はフィードバックに含まれる個人情報(以下、「コンテンツ」といいます。)を取得します。
引用:プライバシーポリシー|Open AI
実際、ChatGPTは過去に個人情報を漏洩したことがあり、「本名で登録するのが怖い」と感じる方も多いです。
>>>ChatGPTに本名を登録するのは危険?名前登録はニックネームでいい?
個人情報や会社の機密情報の入力は控えましょう。
利用制限がある
GPTsには利用制限があります。具体的には以下のとおりです。
- 1分あたり600回
- 1日あたり10,000回
正確には、ChatGPT Plusの利用制限が適用されている形です。
GPTsのまとめ
今回は、ChatGPTのGPTsについて解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- ChatGPTをカスタマイズできるサービス
- ChatGPT Plusユーザーに提供
- 将来的には収益化できる可能性
私もミニアプリを作ってみましたが、特につまづいた点はありません。プログラミング知識が0の方でも利用できると思います。ぜひ利用してみてください。
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