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WeChatに登録・ログインできない場合の対処法を解説!

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中国発祥のSNS「WeChat(ウィチャット)」は、「中国版LINE」とも呼ばれるように、無料のチャット機能や通話機能により世界中で人気を博しています。

とりわけ中国国内においては大きな影響力をもっており、日本においても中国語の学習や中国ビジネスに携わる際など、ネイティブと手軽にコミュニケーションができるツールとして親しまれています。

一方で、WeChatを利用する際に「登録できない」「ログインできない」といった問題が生じるケースもあるようです。この記事では、WeChatの基本的な登録方法に加え、トラブルの主な原因と具体的な対処法について解説していきます。

WeChatの基本的な登録方法

WeChatを利用するには、まずアカウントの登録が必要です。登録方法には「電話番号を使った認証」か「Facebookアカウントによる認証」という2つの選択肢がありますが、いずれの場合にも電話番号の登録は必須とされています。

以下ではより具体的に、WeChatの登録方法について解説していきます。

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電話番号を使った登録

まずはApp StoreまたはGoogle Playストアから、WeChatアプリをダウンロードしましょう。インストールしたらアプリを開き、「電話番号で登録」をタップします。

表示された選択肢から、「携帯電話で登録」をタップしてください。

登録画面に名前や電話番号、パスワードを入力しましょう。この際、電話番号は先頭の「0」を外して入力しておくことがポイントです。

入力を終えたら利用規約を確認し、「同意して続行」をタップします。

セキュリティ認証画面に移行したら、「開始」を押してください。まもなくSMSを通じて認証コードが送られてくるので、数字を入力して認証を済ませましょう。

その後、画面の案内に従い、連絡先の追加設定などを済ませれば、WeChatの利用が開始されます。

Facebookアカウントを使った登録

WeChatのログイン方法は基本的に「電話番号」と「WeChatID(ユーザーID)」の2つですが、登録時にFacebookアカウントを使って認証しておくと、その後の利用時にFacebookアカウントを使ったログインが可能になります。

一方で、登録時には電話番号の入力も必要であり、Facebookアカウントだけで登録を済ませることはできません。そのためFacebookを使った登録のメリットは、実質的に「ログイン方法が増える」という点に限られるでしょう。

具体的な登録方法は、まずインストールしたアプリを開き、「電話番号で登録」をタップします。

選択肢から「Facebook経由で登録」をタップし、遷移した画面からFacebookにログインしてください。

Facebookでの認証を終えると、WeChatの登録画面に戻るので、電話番号とパスワードを入力しましょう。この際、電話番号は先頭の「0」を抜いて入力するようにしてください。

入力後、利用規約を確認し、「同意して続行」をタップします。セキュリティ認証画面に移行しますので、SMS認証を済ませましょう。

その後、連絡先の設定などを済ませると、WeChatの利用が開始されます。

WeChatアカウントの初期設定方法

WeChatへの登録を済ませたら、まず基本的な初期設定を済ませておきましょう。以下では具体的に、利用をスムーズにするための設定について解説していきます。

プロフィールの編集

WeChatを利用する際、自身のプロフィール情報を充実させることで、他のユーザーとつながりやすくなります。設定はトップメニューの「自分」から、画面上部のID欄にある矢印をタップしてください。

プロフィールの編集画面では、アイコン画像や名前のほか、WeChatIDをデフォルトの状態から変更することもできます。ただしID変更は「1年で1回のみ」に限られているので、よく考えて決めるとよいでしょう。

その他、「詳細情報」からは性別や地域などを設定可能です。

「状況」の欄には30文字程度で現在の自分のステータスを表現できます。

複数のログイン方法を設定

あらかじめログイン方法を複数設定しておくと、万が一ログインに問題が生じた際、対処がスムーズになることがあります。

基本のログイン方法は「電話番号」または「WeChatID」による認証ですが、メールアドレスやFacebookを登録しておくことで、これらによるログインも可能になります。

具体的な設定方法としては、まずトップの「自分」から「設定」へと進み、「マイアカウント」をタップしてください。

次に、「その他のセキュリティ設定」を開きます。

「Eメール」や「Facebookツール」といった選択肢が並ぶので、「Eメール」の場合にはメールアドレスを入力しましょう。

「Facebookツール」の場合には「Facebookに接続」をタップし、開かれた画面からFacebookアカウントにログインして連携を済ませます。

その他、ログイン設定のなかで便利なのが、声でユーザーを識別する「声紋」の機能です。自分の声紋を登録することで、声によるログインが可能になります。

声紋の登録は、トップメニューの「自分」から、「設定」をタップしてください。

その後、「マイアカウント」から「声紋」へと進み、案内に従って数字を読み上げると声紋が登録されます。

この際、雑音があると声紋がうまく認識されないので、静かな場所で作業するようにしましょう。

声紋の登録後、設定画面で「声紋でログイン」をオンにすると、声でログインできるようになります。

プライバシー設定

WeChatにおいては、特定のユーザーによるアクセスをブロックする機能や、自身のコンテンツについて「何を誰に見せるようにするか」を細かく設定する機能があります。

プライバシー設定は、トップメニューの「自分」から「設定」へと進み、「友達の権限」をタップしましょう。

「プライバシー」の項目からは、他ユーザーからのアクセス権限を管理できます。

まず「チャットのみ」の項目は、コンタクト方法をチャットに限定し、その他のコンテンツへのアクセスを制限します。

その他、WeChat内の投稿コンテンツである「モーメンツ(タイムラインへのフィード)」や、トレンドを表示する「トップストーリー」、また歩数共有機能の「WeRun」を非表示にする相手を選ぶことも可能です。

なお投稿コンテンツの非表示設定は、「自身のコンテンツを相手に表示しない」設定のほか、「相手のコンテンツを自身に表示しない」という設定にも対応しています。

WeChatの登録ができない原因と対処法

WeChatの登録時に問題が発生する場合の原因として、電話番号の入力を間違えていたり、SMS認証コードが届かなかったりといったケースが考えられます。以下、具体的な原因とその対処法について解説していきます。

電話番号の入力ミス

WeChatの登録には「有効な電話番号」が必要ですが、「国際電話用の番号」での登録が必要であるため、国番号や電話番号を間違えてしまうケースが多く見られます。

日本国内から登録する場合には、登録画面で「国/地域」を「日本(+81)」に、電話番号を「先頭の0を抜いた番号」に設定しましょう。たとえば「090-1234-5678」であれば、入力するのは「90-1234-5678」となります。

SMS認証コードが届かない場合

登録時に認証コードが届かない場合には、通信環境やデバイスの設定を確認してみましょう。Wi-Fiが入っている場合でも、SIMカードによるモバイル通信が有効になっていないとSMSは届きませんので、電波状況をチェックしてください。

あるいはスマートフォンやキャリアの設定、ウイルスソフトの設定などによっては、認証用のSMSが迷惑メールとして排除されてしまっている可能性もあります。それぞれの設定を確認し、必要に応じて解除しておきましょう。

また、WeChatの認証画面で何度も同じ電話番号にSMSを送っていると、セキュリティ上の安全を確保するため、しばらくの間WeChat側からのSMS送信がストップするケースもあります。この場合には一定の時間を置いたあと、あらためて試してみる必要があります。

アカウントがすでに存在している可能性

同じ電話番号で過去にWeChatアカウントを作成している場合には、新規の登録はできません。電話番号を変えずにWeChatを利用するには、既存のアカウントにログインする必要があります。

アプリを開いた画面で「ログイン」を選択し、電話番号を入力してログインを試行してみましょう。

パスワードを忘れた場合には、「パスワードを忘れた場合」からパスワードをリセットし、再度ログインを試みてください。

デバイスの再起動やアプリの再インストール

明確な原因が見当たらない場合には、デバイスを再起動したり、最新バージョンのOSにアップデートしたりといった対処が考えられます。あるいはアプリを削除してから再度インストールするなど、いくつかの方法を試してみるとよいでしょう。

また、WeChatのサービス側で何らかの不具合が生じ、登録ができなくなるケースも報告されています。この場合には、しばらく時間を置いてから再度登録作業をすることで、登録に成功している例も見られます。

ヘルプセンターへの問い合わせ

さまざまな方法を試しても登録できない場合には、WeChatのヘルプセンターに問い合わせてみるのも有効な手段です。

ただし、問い合わせページは英語と中国語のみに対応しています。OSの種類と地域を選択し、「Description」の欄に症状を入力しましょう。

入力内容に自信がない場合には、翻訳アプリなどを使って症状を伝えるのもよいでしょう。その後、電話番号とメールアドレスを入力し、送信ボタンを押せば、問い合わせは完了です。ヘルプセンターからの返信を待ちましょう。

WeChatにログインできない主な理由と解決策

WeChatにログインできない原因はさまざまですが、主なものとしてログイン環境やパスワードの不一致、アカウントの凍結などが挙げられます。以下では、具体的な原因とその解決策を解説していきます。

アカウントがブロックされている場合

利用に際してWeChatのセキュリティポリシーに違反した場合など、アカウントへのアクセスが一時的に禁じられるケースがあります。これはWeChatにおいて「ブロック」と呼ばれ、他のSNSでは「BAN」などと呼ばれる状態です。

ブロック状態に陥る原因としては、暴力的なコンテンツや不適切な広告など、他ユーザーへの迷惑行為が挙げられます。他ユーザーからの違反報告などによってブロックに至る例もありますが、「実際に何が原因でブロックされたか」は明示されません。

ブロック状態となっている場合には、ログイン時に該当のIDがブロックされている旨が表示されます。これを解除するには、ブロック状態を通知する画面表示で「OK」を押し、「Request Account Unblock(アカウントのブロック解除をリクエスト)」をタップしてください。

ただし、違反内容が悪質な場合など、永久的にアカウントがブロックされてしまう可能性もあります。この場合にはブロック解除を申請することはできず、ユーザー側の働きかけによってWeChatのアカウントを復活させることはできません。

アカウントが凍結されている場合

WeChatにおいては、デバイスを紛失してしまった場合などに備え、自分あるいは信頼できる友人などの手によってWeChatアカウントをみずから凍結させる機能があります。

何らかの手違いによってアカウントを凍結してしまった場合は、以下の手順で凍結を解除しましょう。

まずはログイン画面の「詳細」から、「セキュリティセンター」をタップしてください。

「Safety Tools」をタップし、遷移後の画面で「Unfreeze Account」を選択します。

「Start Unfreeze」をタップし、画面の案内に従い登録情報などを入力したあと、凍結解除を申請しましょう。

パスワードを忘れた場合のリセット方法

WeChatに一度登録したあとは、基本的にアプリを開けば自動でログインすることができます。しかしデバイスを買い替えた際や、アプリの設定で「ログインデバイス」から該当のデバイスを削除してしまった際など、あらためてログインを求められることもあります。

ここでパスワードを忘れてしまった場合は、ログイン画面で「パスワードを忘れた場合」を選択しましょう。

再認証の方法が複数提示されますが、手軽なのはSMSによる認証です。登録時に使用した電話番号を入力し、SMSで認証コードを受信したあと、コードを入力し、新しいパスワードを設定してください。

ログイン環境に問題がある場合

WeChatでログインができない原因として、ネットワーク環境やデバイス・アプリのバージョンが問題となるケースもあります。公共Wi-FiやVPNを使用している場合など、セキュリティ上の理由でログインがブロックされる例も報告されています。

ログインに何らかの問題が生じているときは、デバイスのOSやアプリのバージョンを最新のものにアップデートしてみましょう。また公共のWi-Fiに接続されている場合には、モバイル通信に切り替えるなどの方法を試してみるとよいでしょう。

うまくいかない場合は「アカウントの回復」を試す

上記の方法を試してもログインがうまくいかない場合は、「アカウントの回復」を実行し、パスワードやログイン方法のリセットを試してみてください。

具体的な方法は、まずログイン画面で「詳細」をタップし、「セキュリティセンター」を開きます。

表示された画面から「Safety Tools」を選択し、「Account Recovery」をタップしましょう。

利用規約を確認してから「Request」をタップしてください。

認証画面に必要事項を入力し、アカウントの回復を申請します。申請が通ればパスワードが再度登録できるので、新しいパスワードを設定し、従来のIDと新しいパスワードでログインしましょう。

この方法でもログインできない場合には、ヘルプセンターに問い合わせてみるとよいでしょう。上記の手順でエラーメッセージが出た箇所のスクリーンショットを保存し、ヘルプセンターの問い合わせフォームに貼り付けて送付すると、対応がスムーズになります。

WeChatの問い合わせフォームは英語か中国語ですが、自身で入力しなければいけないのは概要の説明文(Description)のみです。翻訳アプリなどを使って症状を説明し、OSの種類や地域、WeChatのIDなどを選択および入力したうえで送信してください。

まとめ

WeChatは世界で13億人以上が利用しているチャット通話アプリであり、とくに開発本国である中国では絶大な支持を得ています。中国でのビジネスや、中国語の習得などにおいて非常に役立つツールとして、日本でも利用しているユーザーは数多く見られます。

一方で、ヘルプページなどが日本語に最適化されていない面もあり、登録やログインの際にトラブルに陥るケースもあるようです。

登録時のトラブルは、電話番号の入力ミスなど、単純な見落としが原因になっていることもあります。登録の際には電話番号やデバイスのSMS設定などをよく確認しておくことが大切です。

またログイン時のトラブルは、アカウントのブロックや凍結といった問題に起因していることがあります。状況に応じて「セキュリティセンター」の機能を活用しながら、適切に対処していくことが求められるでしょう。

その他、WeChatのサービス側の問題により、登録やログインに問題が発生している可能性も考えられます。この場合、時間を置いてから再度アクセスしてみることで、状況が改善するケースも報告されています。

さまざまな対処を試しても改善しない場合には、ヘルプセンターへの問い合わせが最終手段となるでしょう。エラーメッセージをスクリーンショットで保存しておくと、症状が伝わりやすいと考えられます。

WeChatは非常に便利なアプリですが、安全に利用するためには適切なアカウント管理やセキュリティ意識が不可欠です。しっかりとセキュリティ設定を確認し、スムーズに利用していきましょう。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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