
Claude Codeの使い方!実際に使ってみた感想やCursorとの機能比較!
2025年5月にAnthropic社から正式にリリースされたClaude Codeは、ターミナル上で動作する革新的なAIコーディングツールとして注目を集めています。
操作方法は簡単で、「プログラムを作って」と自然言語で指示するだけで、本格的なWebアプリケーションが完成するClaude Code。しかし、「どうやって始めればいいの?」「本当に使えるツールなの?」といった疑問を持つ方もいるはずです。
この記事では、Claude Codeの特徴から具体的な使い方、実際に使ってみた感想、Cursorとの詳細比較まで分かりやすく解説します。Claude Codeの導入を検討している方や、AIを活用した効率的な開発方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Claude Codeとは

公式サイト:Claude Code
Claude Codeは、2025年5月22日にAnthropic社から正式リリースされた、ターミナル上で利用できるAIコーディングツールです。リアルタイムでのコード実行や最適化、複雑なバグの自動修正が可能で、単一のコマンドでプロジェクト構造の最適化も行えます。
さらに、プロジェクト全体を把握したうえでの高品質なコード提案や、開発者の意図に沿ったリファクタリングができる点も大きな特長です。Claude Codeは、GitHub Copilot、Visual Studio Code、JetBrains製のIDEとも連携可能なため、導入により既存の開発環境をより快適かつ効率的なものにできます。
Claude Codeの特徴

ここでは、Claude Codeの5つの特徴について解説します。
- ターミナル上で操作可能
- 自然言語コマンドによるコーディング
- プロジェクト全体を考慮したコード提案
- ファイル編集・テスト実行を自動で行える
- コード生成時に複数ファイルを横断的にチェック
Claude Codeの特徴である自然言語コマンドによる入力やマルチファイル同期編集についてしっておくことで、従来なら数週間かかる開発作業を数時間で完了できるようになります。
では早速、Claude Codeの特徴をひとつずつみていきましょう。
ターミナル上で操作可能
Claude Codeは、ターミナルだけで全ての操作が完結します。そのため、Visual Studio CodeやIntelliJ IDEAなどの既存エディタはそのまま使用でき、慣れ親しんだ開発環境を変更することなくAIコーディングを行えます。
また、ターミナル上での操作により、プロジェクト全体の流れを踏まえた上でのコード提案が受けられることも特徴です。専用エディタが必要なコード生成AIと違い、ターミナルで「claude」と入力するだけで良いので、どんな開発環境でも一貫した操作ができます。
自然言語コマンドによるコーディング
Claude Codeは、ターミナル上でも「ログイン機能を作って」「データを保存できるようにして」と自然言語で指示できるので、人と対話する感覚でプログラミングが行えます。
例えば、管理システムを作りたい場合、「お客様情報を管理するシステムを作りたい」と伝えれば、データベース設計からユーザー画面まで自動生成してくれます。エラー発生時も「エラーの原因を探って」と聞くだけで解説してくれたり、「コードを分かりやすくして」と改善提案を求めたりできるので、アイデアをそのままコードに変換しやすくなるでしょう。
コードベース全体を考慮したコード提案
Claude Codeは、プロジェクト全体を理解した上でコードを提案することも大きな特徴です。例えば、決済機能を追加したい場合、決済機能に必要なコードだけでなく、既存のログイン機能、データベース設計、セキュリティ設定などを把握してから新機能を実装します。
複雑なシステム開発時も、全体の整合性を保ちながら適切なコード生成を行うので、矛盾のない統合されたシステム開発を実現できます。従来のコード生成AIで起こりがちな、システム全体との整合性が取れないという課題が解決され、より実用的なコーディング依頼が可能になったのです。
テスト実行・デプロイを自動で行える
Claude Codeでは、コードを生成時に関連するテストコードも自動生成し、実際にテストを実行して動作確認まで行います。そのため、従来の開発で必要だった「コードを書く→保存する→テストする→エラーを直す」という流れが自動化され、開発時間を大幅に短縮できます。
また、GitHub Actions連携により、本番環境への自動デプロイまで設定可能です。一連の流れの自動化により、開発者はアプリ開発のみに集中できて、プロジェクト全体の生産性を向上させられるでしょう。
コード生成時に複数ファイルを横断的にチェック
Claude Codeでは、関連する全ファイルを瞬時に特定し、一貫性を保った更新を自動実行します。例えば、ユーザーの「年齢」項目を追加する場合、ユーザー登録画面、プロフィール表示画面、API仕様書などのファイルを変更しなければいけません。
従来の手作業では、ファイルごとに修正する必要があり、更新漏れや記述ミスが発生していましたが、Claude Codeなら「年齢項目を追加してください」と一言伝えるだけで、関連するすべてのファイルが自動的に更新されます。ファイル間の依存関係解析は全てAIがリアルタイムで処理してくれるので、手動での影響範囲確認が不要になり、開発時間を大幅に短縮できます。
Claude CodeとCursorの機能を比較してみた

Claude Codeと似たコード生成AIとして、専用エディタで使えるCursorがあります。どちらもAIでコードを自動生成してくれる便利なツールですが、Claude Codeはターミナル上で動作し開発全工程を自動化できる、Cursorは視覚的に操作でき日常的なコーディング支援に強いという違いがあります。
以下では、「操作性」「AI性能」「できること」の3つの観点からClaude CodeとCursorの違いを比較しているので、ぜひチェックしてみてください。
操作性の違い
Claude Codeはターミナルでコマンドを入力して使います。一方、CursorはVS Codeを基にしたエディタでの操作となり、マウスでクリックしたり、メニューから選んだりと、普通のソフトのように操作できます。
Claude Codeであれば、既存の開発環境を変える必要がないため、すでに使い慣れたエディタや設定をそのまま活用できます。ただし、初心者の方はコードばかりで操作が分からない可能性もあるので、画面が分かりやすくエラーも色で教えてくれるCursorの方が使いやすいかもしれません。
AI性能の違い
Claude Codeは、プロジェクト全体のバランスを考えて作業することが得意です。例えば、大きなWebサイトを作っている時に「新機能を追加して」と言うと、関連するすべてのファイルを自動で処理し、最適な提案をしてくれます。
Cursorは、今書いているコードをリアルタイムでサポートすることが得意です。プログラムを書いている最中に「エラーがある」「最適な提案はこれ」と即座に教えてくれるため、普段のコーディング作業がとてもスムーズになります。Cursorでもプロジェクト全体を横断的にチェックできますが、Claude Codeの方がより全体を見渡した作業に優れていると言えるでしょう。
できることの違い
Claude Codeは、開発の全工程をカバーします。コードを書くだけでなく、テストの実行、GitHubへのアップロード、本番環境への公開まですべて自動で行えます。「作りたいもの」を伝えるだけで、完成まで一貫してサポートしてくれる点が魅力です。
Cursorはコードを書く作業に特化しています。入力補完機能やエラーの自動修正、既存コードの改善提案など、日々のプログラミング作業を快適にする機能が充実しています。実際に使う際は、以下を参考に使い分けてみることがおすすめです。
- 全体的な設計から考えたい:Claude Code
- 新しいプロジェクトを一から作りたい:Claude Code
- 細かいコード修正を効率化したい:Cursor
- 既存のプロジェクトを改良したい:Cursor
Claude Codeの始め方

Claude Codeを始める際は、以下の手順に沿ってNode.jsやClaude Codeをインストールする必要があります。
- Node.jsをインストールする
- Anthropic APIキーの取得
- Claude Codeのインストール
- APIキーの設定
画像付きで分かりやすく解説します。
①Node.jsをインストールする

まず、Claude Codeを使う環境を整えるために、Node.jsをダウンロードします。ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行し、画面の指示に従って「次へ」を押してインストールを完了させます。
Node.jsがインストールされたか確認する方法
- Windowsの場合:「スタートメニュー」→「cmd」と入力→Enterキー
- Macの場合:「Command + スペース」→「ターミナル」と入力→Enterキー
- 黒い画面が開いたら node –version と入力してEnterキー
- バージョン番号が表示されればOK
②Anthropic APIキーの取得

次に、Claude Codeをターミナル上で使用するために、Anthropic ConsoleにアクセスしてAnthropic APIキーを取得します。アカウント作成又はログインし、ホーム画面に入れたら、「APIキーを取得する」をクリックして、表示されたAPIキーをコピーします。

③Claude Codeのインストール
APIキーが取得できたら、ターミナル上にClaude Codeをインストールします。
- Windowsの場合: スタートメニュー → 「cmd」と入力 → Enter
- Macの場合:Command + スペース → 「ターミナル」と入力 → Enter
ターミナルを開いたら、「npm install -g @anthropic-ai/claude-code」と入力してエンターキーを押します。Windowsでエラーが出る場合、WSL(Windows Subsystem for Linux)を使用する必要があるので、以下の手順でUbuntuをインストールしてみましょう。
Windows上でUbuntu(WSL)をインストールする方法
- PowerShellを管理者として開く
スタートメニューを右クリック → 「Windows PowerShell(管理者)」を選択 - WSLをインストール
wsl --install
このコマンドで自動的にUbuntuもインストールされます - PCを再起動
インストール完了後、必ず再起動してください - Ubuntuを起動
スタートメニューから「Ubuntu」を検索して起動
初回起動時にユーザー名とパスワードを設定
Ubuntuのインストールが完了したら、以下の手順に沿ってコマンドを入力してみてください。
- システムの更新
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
- Node.jsとnpmのインストール
sudo apt install nodejs npm -y
- Claude Codeのインストール
sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code
ターミナルに「claude –version」と入力し、バージョン名が下に表示されればインストール完了を確認できます。
④APIキーの設定
Claude Codeのインストールが完了したら、②で取得したAPIキーを設定し、Claude Codeの各種機能を使えるようにします。APIキーの設定方法は、「一時的に設定する方法」「永続的に設定する方法」の2パターンがあります。用途に合わせて、以下のコマンドを入力しましょう。
APIキーの設定
- 一時的に設定する方法
export ANTHROPIC_API_KEY="あなたのAPIキー"
※ターミナルを閉じると設定が消えます - 永続的に設定する方法(推奨)
echo 'export ANTHROPIC_API_KEY="あなたのAPIキー"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
※次回以降も自動的に読み込まれます
APIキーが登録できているか確認したい際は、「echo $ANTHROPIC_API_KEY」又は「claude config show」でAPIキーが表示されれば問題なく設定が完了しているので、Claude Codeが使えるようになります。
⑤Claude Codeの初期設定
完了したら、claudeと入力してEnterを押し、Claude Codeを起動させます。

起動後は、初期設定をする必要があるので、手順に沿ってEnterを押しながら登録を完了しましょう。初期設定を進めて、「Welcome to Claude!」と表示されれば、実際にClaude Codeが使えるようになります。
Claude Codeの使い方

ここでは、Claude Codeの4つの使い方を解説します。
- Claude Codeを起動させる
- コマンドを入力
- コード生成を依頼
- トークン使用量の確認
一つずつ分かりやすく解説します。
Claude Codeを起動させる

Claude Codeはターミナル上でコマンド又は自然言語を入力して操作します。
起動方法は、「claude」とターミナルに入力してEnterキーを押すだけです。起動後は、このファイルを信用しますか?という文章が表示されるので、問題がなければEnterを押します。

起動後は、下のボックスに指示を入力するだけで、Claude Codeが内容を理解して適切な処理を実行してくれます。
指示の出し方は、専用コマンドと自然言語の2タイプに分けられます。専用コマンドはシステム操作、自然言語コマンドは開発作業と用途が異なるので、使い分けながら作業を進めると良いでしょう。
万が一操作に迷った場合は、いつでも「/help」コマンドで利用可能な機能を確認できます。
コマンドを入力

Claude Codeでは、スラッシュ(/)で始まる専用コマンドを使って様々な機能を呼び出すことが可能です。
例えば、「/status」コマンドを入力すると、プロジェクトの現在状況を確認できます。また、「/files」や「/tree」でファイル構造を可視化できるので、「このプロジェクトの進捗状況を教えて」「未完了のタスクをリストアップして」と自然言語で依頼すれば、開発状況の詳細レポートが生成されます。
コマンド入力時は大文字・小文字を正確に区別し、スペルミスがないよう注意が必要です。実行後は結果が表示され、必要に応じて y(承認)又は n(拒否)で応答します。
コード生成を依頼

コード生成を依頼する際は、「Reactアプリを作成してください」「セキュリティをチェックして」などと日本語で入力するだけで、Claude Codeが適切なコードを生成し、変更内容をテキスト形式で表示します。
また、プロジェクト全体の文脈を理解するため、「先ほど作成したユーザー管理機能と連携して、商品購入履歴を表示する機能を追加してください」のような関連性のある追加開発も可能です。
生成されたコードの内容を確認後、承認する場合は y、拒否する場合は n を入力します。部分的な修正が必要な場合は、「関数名を分かりやすくしてください」「コメントを日本語にしてください」と追加で指示を出すだけで修正が行われます。
トークン使用量の確認

Claude Codeは従量課金制のため、「/cost」コマンドでリアルタイムの使用料金を確認できます。「claude –debug」モードでは、一回の操作ごとのコストまで確認でき、高額になりがちな操作を事前に把握可能です。
自然言語による「今月の使用量はどの程度か」「このタスクでいくらかかるか」といった質問にも対応しているので、予算オーバーを防ぐためにコスト管理機能を使ってみると良いでしょう。
Claude Codeで使える基本的なコマンド一覧
以下の表では、Claude Codeで使える基本的なコマンド一覧をまとめました。
カテゴリ | コマンド | 説明 |
---|---|---|
起動・認証 | claude |
Claude Code起動 |
claude --version |
バージョン確認 | |
claude --debug |
デバッグモード起動 | |
claude auth login |
APIキー認証 | |
claude auth logout |
ログアウト | |
基本操作 | /help |
コマンド一覧表示 |
/exit |
Claude Code終了 | |
/reset |
会話リセット | |
/clear |
画面クリア | |
プロジェクト管理 | /init |
プロジェクト初期化 |
/status |
プロジェクト状態確認 | |
/files |
ファイル一覧表示 | |
/tree |
ファイル構造表示 | |
設定・権限 | /approved-tools |
自動実行権限設定 |
/settings |
設定確認・変更 | |
/model |
AIモデル切り替え | |
デバッグ・情報 | /debug |
デバッグ情報表示 |
/cost |
使用料金確認 | |
/history |
セッション履歴表示 | |
/context |
コンテキスト情報表示 | |
応答・承認 | y / yes |
変更を承認 |
n / no |
変更を拒否 | |
a |
すべて承認 | |
skip |
変更をスキップ | |
自然言語指示 | > "指示内容" |
コード生成依頼 |
> "分析依頼" |
プロジェクト分析 | |
> "Git操作" |
バージョン管理 |
Claude Codeを使ってアプリを作ってみた
今回は、Claude Codeを使ってToDoリスト管理アプリを作成してみました。
まずは、入力バーに「Todoリスト管理アプリを作成してください」と依頼します。指定の場所にディレクトリを作成しても良いか?と質問されるので、問題がなければEnterを押します。

すると、Update Todosの手順に沿って、作成が開始されました。

プロジェクト構造の作成が終わった段階で、再度これで進めていい?と聞かれます。「作成完了→次に進んでもいいか→実行」の流れが手順に沿って繰り返されます。
機能を追加したり修正したりしたい場合は、次に進んでもいいかと聞かれたタイミングで「esc」を押して自然言語で指示を出せば修正が加えられます。現在どのような操作が行われているかは、下記画像の赤枠で囲んだ「Update Todos」で確認します。

ローカルストレージ機能の実装が終わると、アプリのテストをするか?という質問がされるので、Enterを押してみます。すると、アプリケーションのベースを確認できるURLが発行されました。

実際にURLを開いてみると、デザインもシンプルで使いやすいToDoリストが作成されました!さらに機能を追加したり、デザインを変更したりした場合は、再度指示を出すだけで簡単に変更が可能です。

Claude Codeを使ってみた感想
Claude Codeは、実際に使ってみると驚くほど簡単でした。インストールまでが難しく、Node.jsの設定やAPIキーの取得で少し手間取りましたが、一度セットアップしてしまえば「TODOアプリを作って」「エラーを修正して」と頼むだけで作業を進められて便利です。
一番感動したのは、データベースの設定やテストコードまで自動で作ってくれたこと。普段悩んでいた複雑な処理も瞬時に解決してくれるので、プログラミングが得意ではない筆者でも安心して開発できます。Claude Codeを使いこなせれば、一人で悩む時間が格段に減るので、AI時代の新しい開発スタイルになると実感しました。
ただし、Claude Codeを使うためには有料のクレジットが必要となります。クレジット消費を抑える使い方として、無料で使えるClaude Sonnet 4で「○○アプリを作って」と指示してプロトタイプを作ってから、Claude Codeで実装する方法もおすすめです。
Claude Codeを使ってみた感想まとめ
- 初期設定は難しいが、一度セットアップすれば非常に便利
- 複雑な処理が瞬時に解決されて、一人で悩む時間が削減
- ブラウザ上のClaude4との組み合わせもおすすめ
Claude Codeの活用例

Claude Codeを使えば、アプリ開発やシステム改善が簡単に行えます。プログラミング初心者でも本格的な開発も可能で、従来なら専門知識が必要だった作業も自動化されるので誰でも高品質なソフトウェア開発ができるでしょう。
以下では、Claude Codeの活用方法をいくつかお伝えするので、利用時の参考にしてみてください。
Webアプリケーション開発

Claude Codeを使えば、プログラミング初心者でも本格的なWebサイトが作れるようになります。例えば「オンラインショップを作りたい」と伝えるだけで、商品を表示する画面、カートに入れる機能、お客さんが注文する仕組み、管理者が商品を追加・編集できる管理画面まで、完全に動作するECサイトが自動で完成します。
単純な機能だけでなく、スマートフォン対応、検索エンジン最適化、セキュリティ対策まで含んだアプリを開発できるので、初心者でも簡単にサービスを立ち上げられるようになるでしょう。
実際に、「シンプルなオンラインショップを制作して」と指示したところ、以下の機能が実装されたオンラインショップが作られました。

API開発の自動化

Claude Codeでは、ユーザー情報の取得や商品データ更新時に使うデータのやり取りシステム(API)を自動で作れます。
例えば、「会員制サービスのAPIを作って」と伝えるだけで、ログイン機能、データ登録・更新・削除機能、権限管理、エラー処理まで完璧に動作するAPIシステムが完成するので、手動でのコーディング作業が不要となります。
また、開発時に使用方法マニュアルまで自動生成でき、他の開発者との連携もスムーズに行えるでしょう。
実際に、「会員制サービスのAPIを作って」と指示したところ、以下の機能が実装された会員制サービスのAPIが作られました。

コードベース分析と改善提案

サイトのシステムを確認したい場合、Claude Codeに読み込ませるだけで、分析と改善提案を自動で行います。例えば、5年前に作られた会社のWebサイトが重くなっている場合、Claude Codeがシステム全体を詳細に調査した上で具体的な問題点を特定します。
また、「どの順番で改善すべきか」「予算はどの程度必要か」「どのくらいの期間で完了するか」と具体的な改善計画を自動作成するので、専門知識がない人でも判断材料として活用可能です。
高度なセキュリティシステムの構築

Claude Codeでは、二重認証システムやデータ暗号化など、企業の情報資産を保護する高度なセキュリティシステムが構築可能です。
また、Claude Codeの場合、継続的な監視・更新システムも同時に構築でき、新しい攻撃手法が現れても自動で対応策を更新します。セキュリティシステムを構築する際も、自然言語で指示を出すだけで良いので、開発に人件費を割けない中小企業でも、大企業と同等のセキュリティシステムを導入しやすくなるでしょう。
試しに、「Web制作学習サイトに二段階認証システムを追加して」と指示したところ、以下の機能が追加されました。

プログラミング学習教材の作成

Claude Codeは、「Webサイト制作を学びたい初心者向けの教材を作って」と伝えるだけで、一人ひとりに合った実用的な教材を作成できます。
また、「自動採点機能を追加して」「個別フィードバックシステムを搭載して」と追加で指示を出すことも可能。弱点を特定し、最適な追加練習問題を提供する仕組みも自動構築されます。教材は、企業の新人研修、社内スキルアップ講座など様々な場面に使えて、教育ノウハウが不足している企業でも、プロ級の学習環境を手軽に実現できます。
Claude Codeに「Webサイト制作を学びたい初心者向けの教材を作って」と指示したところ、以下の機能が備わった教材が作られました。

Claude Codeまとめ
今回は、Claude Codeの特徴や使い方、実際に使ってみた感想、Cursorとの比較について解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- ターミナル上で自然言語コマンドによる直感的なコーディングが可能
- プロジェクト全体を理解した上での一貫性のあるコード提案を実現
- テスト実行からデプロイまで開発工程を完全自動化
- 複数ファイルを横断的にチェックし、統合的なシステム開発をサポート
- 既存の開発環境を変更せずに高度なAI支援を受けられる
Claude Codeは、プログラミング初心者でも本格的なアプリ開発ができる革新的なAIコーディングツールです。Webアプリケーション開発からAPI構築、セキュリティ強化まで幅広い開発業務を自動化することが可能で、従来なら数週間かかる作業を数時間で完了させたり複雑な技術的課題を瞬時に解決したりできます。
活用方法としては、新規プロジェクトの立ち上げや既存システムの改善など幅広く、個人開発者から企業まで様々な規模で導入が進んでいます。プログラミングの概念を根本から変える可能性を秘めたツールなので、ご紹介した操作方法を参考にしながら、ぜひ一度試してみてください。
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