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【無料】文章生成AIおすすめ10選!自動で記事を作成してくれるツールを紹介

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文章生成AIは、簡単な指示だけでAIが文章を自動生成してくれる画期的なサービス・ツールです。興味のある方は多いと思います。

本記事では、おすすめの文章生成AIをピックアップしてご紹介しています。「具体的な仕組みがわからない」「どれを使えばいいか知りたい」という方は必見の内容です。

文章生成(作成)AIとは?

文章生成AIとは、プロンプトと呼ばれる命令文を入力することで、AIが文章を自動生成してくれるツールやサービスのことです。AIライティングツールとも呼ばれています。

ブログ記事やSNSの投稿文、広告のキャチコピーなど、文章生成AIの活用シーンは幅広いです。なかにはビジネスに特化したサービスも登場しており、各方面から注目を集めています。

【無料あり】おすすめの文章生成AIツール10選

ここでは、おすすめの文章生成AIツールを紹介します。具体的には以下のとおりです。

  • ChatGPT
  • Bing AI
  • SAKUBUN(サクブン)
  • Notion AI
  • Bard
  • Catchy
  • Magic Write
  • AIのべりすと
  • PlayAI/ぷれあい
  • ELYZA Pencil

すべて日本語に対応しており、なかには無料トライアルが用意されているものもあります。詳細をチェックしていきましょう。

ChatGPT

ChatGPTは、OpenAI社が提供するチャットAIです。非常に高度な自然言語処理モデルを採用しており、テキストボックスに簡単なプロンプトを入力するだけで、AIが解像度の高い文章を生成してくれます。

たとえば、「初心者におすすめのトマトを使った料理を教えてください」というプロンプトを入力した結果は以下のとおりです。

また、ChatGPTはさまざまなジャンルのデータを網羅的に学習しており、専門的なトピックにも対応できます。

今回試したのはGPT-3.5と呼ばれるモデルですが、GPT-4やGPT-4 Turboなど、アップグレードされたモデルを利用することで、より正確な回答を得ることが可能です。

ただ、GPT-3.5は無料なのに対し、GPT-4以上は有料プランと契約する必要があります。詳細はこちらの記事を参考にしてください。

>>>【GPT-4 vs GPT-3.5】OpenAIのChatGPT(チャットジーピーティー)の新モデルを徹底解説!

Bing AI

Bing AIとは、Windowsなどで有名なMicrosoft(マイクロソフト)社が提供するチャットAIです。サービスの全体像はChat GPTと非常に似ており、使い方も基本的には同じと思っていただいて構いません。

たとえば、Bing AIに「バレンタインデーにおすすめのチョコレートを教えてください」というプロンプトを入力した結果は以下のとおりです。

Bing AIの強みは「無料なのに幅広い機能が搭載されている」という点にあります。DALL-Eと呼ばれる画像生成AI機能も搭載されているからです。

「洞窟を探検する猫とその仲間の動物たちの画像を生成してください。」というプロンプト

1つのサービスで「文章生成AI」と「画像生成AI」の役割を担うことができます。ChatGPTも画像生成に対応していますが、有料プランの契約が必要です。Bing AIは無料なので、「生成AIの使い勝手を幅広く試したい」という方におすすめします。

Bing AIの画像生成に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

>>>【無料あり】DALL-E 2・DALL-E 3とは?使い方や商用利用について解説!

※ Bing AIは現在「Copilot」という名称に変更されています

SAKUBUN(サクブン)

SAKUBUNとは、マーケター向けのAIライティングツールです。SEO記事をはじめ、アイキャッチ画像、SNS投稿文などを作成できます。無料トライアルが7日間用意されているので、使い心地を試すことも可能です。

参考までに、「30代 異業種転職」という記事を生成してみます。結果は以下のとおりです。

かなりクオリティの高い記事が生成されました。SEO目的の文章生成AIをお探しの方におすすめします。

詳細はこちらの記事で解説しています。

>>>SAKUBUNは実用できる?口コミや機能・料金プランから本当に使えるかまで徹底解説!

Notion AI

Notion AIとは、多機能メモアプリのNotionに搭載されたAIアシスタントサービスのことです。テキストの作成をはじめ、文章の要約や翻訳、SNS投稿文や営業メールの作成など、幅広い文章生成に対応可能です。

(Notion AIにテキストを作成してもらっている様子)

また、Notion AIは20回までなら無料で利用できます。本格的に活用する場合は有料プランの契約が必要です。詳細はこちらの記事を参考にしてください。

>>>Notion AIとは?何ができるの?主な使い方について解説します!

Bard

BardはGoogleが提供するチャットAIです。ChatGPTやBing AIと同様、コメントボックスにプロンプトを入力することで、文章を生成することができます。

参考までに「20代におすすめの節約方法を教えてください」と入力した結果は以下のとおりです。

Bardの詳細に関してはこちらの記事を参考にしてください。

>>>【使い方】Google Bardとは?日本語対応?一般公開はいつから?

Catchy(キャッチー)

Catchyとは、ChatGPTを搭載したAIライティングツールのことです。記事作成をはじめ、広告用のキャッチコピー、Youtubeの企画アイデア、LINEの返信など、さまざまな文章生成のニーズに応えてくれます。

たとえば、「鰻屋の集客方法」についての記事を作成した結果は以下のとおりです。

Catchyでは毎月10クレジット付与されるので、無料でも使い続けることができます。しかし、1記事の生成に約10クレジット消費するので、本格的な活用を予定している場合は有料プランへのアップグレードが必要です。

Magic Write

Magic Writeとは、グラフィックデザインツールのCanva上で利用できる文章生成AIです。ブログ記事などの長文形式はもちろん、SNSアカウントの自己紹介文といった短文形式まで、幅広いニーズに対応しています。

残念ながら、無料版のCanvaではMagic Writeを利用することはできません。有料プランのCanva Proへのアップグレードが必要です。

また、Canvaでは文章生成AI以外にも画像生成AI機能が搭載されています。詳細はこちらの記事を参考にしてください。

>>>Canva aiで画像生成!使い方を解説!商用利用できる?スマホ版は?動画は?

AIのべりすと

「AIのべりすと」とは、日本のゲームクリエイターであるSta氏が開発した文章生成AIです。「AIで小説を書こう!」という文言通り、プロンプトを入力するだけで小説を生成することができます。

参考までに、「今日も満員電車だ。3駅過ぎても座れずにいる。」という書き出し(プロンプト)を入力した結果は以下のとおりです。

PlayAI/ぷれあい

「PlayAI/ぷれあい」とは、人工知能を活用した文章作成ツールです。ユーザー登録不要かつ無料なので、誰でも手軽に利用できます。

使い方は「AIのべりすと」と似ており、冒頭のテキスト(プロンプト)を入力すれば、続く文章を生成してくれます。参考までに「今日はパスタを食べたい。」という冒頭文を入力した結果は以下のとおりです。

実用性の観点からは少し課題があるので、ビジネスへの活用ではなく、「文章生成AIを触ってみたい」という方におすすめします。

ELYZA Pencil(イライザペンシル)

ELYZA Pencilとは、東大松尾研究室が開発・提供する文章生成AIです。ニュース記事やメール、職務経歴書などの作成時に役立ちます。

基本的な使い方は、「キーワード(プロンプト)」を2~8つ入力するだけです。今回は「満員電車」「新宿」「座れない」にしてみました。結果は以下のとおりです。

ビジネスへの本格的な活用を検討している方は、法人用のプランがあるのでそちらをおすすめします。

SEO記事に向いている文章生成AI

SEO目的の記事を自動生成したい場合、おすすめのサービスは「SAKUBUN」です。マーケター向けの文章生成AIということもあり、SEO記事の作成に役立つさまざまな機能が搭載されています。

  • 競合調査機能
  • AIエディター
  • ペルソナ指定
  • WordPressとの連携
  • カスタムテンプレート など

実際に編集部で使ってみたところ、SEOライティングのセオリーに沿った記事をワンクリックの繰り返しで執筆できました。

もちろん、SAKUBUNが自動生成した記事をそのまま公開することはおすすめしません。ファクトチェックや文章校正など、必ず編集作業を行いましょう。

小説執筆に向いている文章生成AI

小説執筆に向いている文章生成AIは「AIのべりすと」です。今回紹介したなかで唯一、小説執筆に特化したライティングツールといえます。

参考までに、ストーリーテリング初心者の私が、AIのべりすとで1,000文字程度の小説を執筆してみます。

まずは「小説モードで始める」をクリックします。

次に、「デフォルト」を選択し、書き出しを入力します。今回は「冬が終わり、本格的な春が到来した。今日から僕も会社員だ。」にしてみました。「続きの文を書く」をクリックした結果は以下のとおりです。

このまま「続きの文を書く」をクリックします。

この作業を1,000文字になるまで繰り返します。最終的な結果は以下のとおりです。

冬が終わり、本格的な春が到来した。今日から僕も会社員だ。「今日は初めての出社ですね。スーツがとてもお似合いです」
そう言って、香子は微笑む。
彼女の方も出社らしく、リクルートスーツに身を包んでいる。白に近いクリーム色のジャケットとスカートにフリルのついたブラウスの組み合わせは清潔感があった。
僕は褒め言葉を受けて言う。
「君もね」
彼女が僕のために選んでくれた服だ。似合わないはずがなかった。香子は頰を染めてはにかむ。この笑顔も見慣れたものだ。彼女の笑顔は、もう見飽きるほどに見てきた。
「じゃあ、行こうか」
僕は玄関で靴を履く。
「はい、行きましょう」
香子も玄関で靴を履いた。
二人で一緒に家を出る。鍵を閉めてアパートの階段を下りた。そして、駅に向かって歩き出す。春先の冷たい風が僕たちの頰を撫でた。その風に乗って桜の花びらが舞っている。
僕は隣を歩く香子を見た。彼女は僕よりも背が低いため、つむじが見える。彼女のつむじを見るのも見慣れた光景だ。
香子は僕の視線に気づいてこちらを見上げた。
「どうしましたか?」
僕は答える。
「なんでもないよ」
そして、僕たちは駅に向かって歩き出した。
僕と香子は駅に到着した。通勤ラッシュの時間帯で駅は混雑している。多くの人が電車を待っていた。
「すごい人ですね……」
香子がつぶやく。彼女は人混みに慣れていないのか、少し不安そうな表情を浮かべている。
僕は彼女の手を握った。
「こうすれば大丈夫だよ」
「ありがとうございます」
彼女は嬉しそうな顔になり、僕に身を預けてきた。彼女の体温が伝わってくる。その温かさを感じながら、僕たちは電車を待った。
しばらくして電車が到着し、列に並んで乗り込んだ。車内は通勤ラッシュで混み合っている。僕は香子を庇うように立ちながらドア付近に移動した。
発車のベルが鳴る。ドアが閉まり、電車が動き出した。
香子は電車の中で流れる風景を眺めていた。その表情からは新しい生活への期待が溢れているように見える。僕は彼女の横顔を見つめた。
やがて、駅に到着して電車から降りる。改札を抜けて外に出ると、そこには見慣れた光景が広がっていた。
通勤路には桜並木が続いている。薄紅色の花は満開で、風に吹かれて舞い散っていた。まるで春の訪れを祝福するように花びらが舞っている。その美しい風景に僕は目を細めた。
「綺麗ですね……」
隣を歩く香子がつぶやく。彼女も僕と同じように感動しているようだった。僕たちはしばらく無言で桜並木を歩いた。

キャッチコピー作成に向いている文章生成AI

「Catchy」にはキャッチコピー作成の機能が搭載されています。使い方は以下のとおりです。まず、ダッシュボード画面を開き、「キャッチコピー」をクリックします。

参考となる文章を入力しましょう。今回は「昼夜問わず営業するバーが渋谷にオープン!オーガニックにこだわったランチも提供しています」にしてみます。

また、文章の雰囲気を「丁寧」「カジュアル」「大胆」の3パターンから選ぶことが可能です。今回は「カジュアル」に設定します。

結果は以下のとおりです。

「渋谷に新たなオアシス誕生!」などはいい感じのキャッチコピーではないでしょうか。

文章生成AIの活用事例

ここでは、文章生成AIの活用事例を紹介します。

  • 東京都
  • 川崎市

それぞれ詳細をチェックしていきましょう。

東京都

東京都は、2023年8月に「文章生成AI利活用ガイドライン」を策定し、全局で文章生成の利用をスタートさせました。

その後、職員に向けたアンケートを実施し、参考となる情報を事例集として公開しています。

>>>都職員のアイデアが詰まった 文章生成AI活用事例集|東京都デジタルサービス局(2024年1月)

掲載例は以下のとおりです。

  • 政策に関するアイデア案のリスク確認
  • 研修の理解度を確認するテスト問題の作成
  • 文章の要約

専門家の知見も取り入れられているので、興味のある方はチェックしてみてください。

川崎市

川崎市では、2024年7月から文章生成AIの活用をスタートさせます。導入するサービスの種類は未定ですが、新年度当初予算で477万円を計上しており、ガイドラインの策定も行っています。

2023年7月から約2ヶ月間、川崎市の市デジタル化施策推進室は、ChatGPTの試行利用を行っていました。

ガイドラインには、利用に際しての注意点がまとめられている他、質問文の工夫により回答の精度が改善されるなど、効果的な活用へのアドバイスが掲載されています。

>>>文章生成AI導入へ 川崎市が7月から ガイドライン策定|東京新聞

文章生成AIを利用する際の注意点

文章生成AIは非常に便利なサービスですが、利用時の注意点もいくつかあります。具体的には以下のとおりです。

  • 必ずファクトチェックを行う
  • できるだけコピペチェックする

それぞれ詳細を解説します。

必ずファクトチェックを行う

文章生成AIによるコンテンツは必ずファクトチェックを行いましょう。誤った情報が紛れている可能性があるからです。

Bardの利用時にはこのようなアナウンスが行われます

AIが事実と異なる回答を堂々と行う現象を「ハルシネーション」と呼び、ChatGPtなど高性能なAIでも完全には回避できません。また、学習データに問題がある場合、生成されるコンテンツにもその影響が及びます。

文章生成AIによる記事は、編集作業を通してから公開するといいでしょう。

できるだけコピペチェックする

コピペチェックもできるだけ行うことをおすすめします。生成AIによるコンテンツかどうかに関わらず、著作権侵害の有無は「類似性」と「依拠性」で判断されます。つまり、文章生成AIで作成した記事をそのまま公開した場合、著作権侵害に該当する可能性があるということです。

コピペチェックツールはいくつかありますが、おすすめは「CopyContentDetector」。4,000文字までの文章なら無料でコピペチェックできます。

文章生成AIのまとめ

今回は、文章生成AIについて解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • AIが文章を自動生成してくれるサービス
  • 幅広い記事作成に活用できる
  • 本格的な活用の際は各サービスの有料プランを検討
  • ファクトチェックやコピペチェックは必須

また、文章生成AIと同じかそれ以上に注目を集めているのが画像生成AIです。こちらの記事で詳細を解説しているので参考にしてください。

>>>【無料】画像生成AI・イラスト自動生成サービス16選!おすすめスマホアプリやWebサイトを紹介

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