
note(ノート)とは?初心者向けに始め方・使い方・メリットを徹底解説
文章やイラスト、音声、動画など、自由にコンテンツを発信できるプラットフォームとして人気の「note(ノート)」。
「ブログとの違いは?」「収益化できるの?」「無料で使える?」「どんな使い方があるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、noteの基本情報からメリット・デメリット、登録方法や初心者向けの使い方までわかりやすく解説します。
これからnoteを始めてみたい方や、具体的な活用方法を知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
note(ノート)とは?

「note(ノート)」は、クリエイターが文章、画像、音声、動画などを自由に投稿し、ユーザーがコンテンツを応援できるメディアプラットフォームです。
誰でも無料で簡単に始められ、専門知識がなくてもすぐにコンテンツの発信に集中できる点が大きな強みです。
フォローや「スキ」(「いいね」のような機能)、コメント機能など、SNSのような交流機能も備えています。
また、有料サービスの「noteプレミアム」や、企業向けの「note pro」も提供されており、プロモーションや採用、ブランディングといった用途で活用されています。
運営会社であるnote株式会社の発表によると、2025年6月時点で会員数は1,000万人を超え、月間アクティブユーザー数(MAU)は7,359万に達しています。
【参照:これからもみなさんの創作のそばに。noteの会員数が1000万人になりました|note公式】
noteとブログの違い

noteはブログに似たサービスですが、機能や使い方においていくつかの異なる点があります。ブログとの違いを理解することで、自分に合ったプラットフォームとして活用しやすくなります。
違い①:収益化の方法
noteとブログの大きな違いの1つは「収益化の方法」です。
noteでは、広告を掲載することはできませんが、自分で作成した有料記事を販売して、収益を得ることができます。 さらに、記事ごとに販売価格を設定できるため、クリエイター自身がコンテンツの価値を決めることが可能です。
一方、ブログでの収益化は、主に広告掲載が中心となります。記事内に広告を配置し、それが表示されたりクリックされたりすることで広告収入が発生します。
違い②:デザインのカスタマイズ性
noteとブログの違いの2つ目は「デザインのカスタマイズ性」です。
noteでは、デザインを自由にカスタマイズすることができないため、見た目を工夫して他のクリエイターと差別化するのが難しい点があります。シンプルで統一感のあるデザインが特徴ですが、オリジナリティを出すには限界があります。
一方、ブログではデザインの自由度が高く、特に有料の「WordPress」を利用すれば、テンプレートやプラグインを使って自分好みのデザインにカスタマイズ可能です。
違い③:集客のしやすさ
noteとブログの違いの3つ目は「集客のしやすさ」です。
noteでは、基本的に「note」の共通ドメインを利用するため、独自のSEO対策が面倒、アクセスを集めにくくなります。
独自ドメインを使うには「note pro」を契約する必要がありますが、個人利用するには高額だと感じる方も多いでしょう。
WordPressブログでは、独自ドメインを簡単に設定でき、Google検索で上位表示させる「SEO対策」を実施しやすいため、集客力を高めることができます。
ただし、無料ブログサービスを利用する場合は、noteと同様に共用ドメインを使用するケースが多いため、SEOの自由対策度が低くなり、WordPressほどの集客効果を期待するのは難しいでしょう。
違い④:コンテンツの所有者
noteとブログの違いの4つ目は「コンテンツの所有者」にあります。
noteでは、作成したコンテンツはnoteのプラットフォーム上で公開されます。そのため、万が一noteがサービスを終了した場合、記事が削除されてしまう可能性があります。プラットフォームに依存するリスクがある点が注意点です。
一方、WordPressブログを利用している場合、独自サーバー上にデータを保存するため、サービス終了のリスクがなく、作成したコンテンツがなくなる心配はありません。自分の所有権が保たれるのが大きな特徴です。
ただし、「アメーバブログ」や「はてなブログ」などの無料ブログサービスを利用する場合、noteと同様にプラットフォームに依存しているため、サービス終了に伴ってコンテンツが消えてしまう可能性があります。
自分の目的やリスク管理に合ったプラットフォームを選ぶことが重要です。
noteのメリット

ここからはnoteのメリットについてご紹介します。メリットは次の通りです。
メリット①:手軽に発信・公開できる
noteには特別な知識や技術は不要で、無料で登録すればすぐに記事を書き始められます。
文章だけでなく、マンガ、写真、音楽、ポッドキャストなど、幅広い形式に対応しており、得意なジャンルで発信を始めることが可能です。
メリット②:収益化できる
noteでは、制作したコンテンツを収益につなげる仕組みが豊富に用意されています。
- 有料記事:記事の一部を無料で公開し、続きを有料にして販売できます。
- メンバーシップ:月額課金制のコミュニティを作り、メンバー限定のコンテンツを届けられます。
- サポート:読者がクリエイターに、応援として寄付(投げ銭)をすることも可能です。
noteでの収益化に関心がある方は、以下の記事もぜひご参照ください。
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メリット③:クリエイターと読者が関係性を深められる
noteでは「スキ」やコメント機能、フォローを通じて読者とクリエイターが交流し、関係を深められます。
また、noteのプラットフォーム内には多くのユーザーが回遊しています。記事が「おすすめ」として表示されることで、新しい出会いが生まれます。
メリット④:クリエイターをサポートする機能がある
noteでは、記事に「スキ」を押したり、コメントで感想を伝えたりして、簡単にクリエイターを応援できます。
さらに、気に入ったクリエイターがいれば、有料記事の購入やサポート機能(投げ銭)で、活動を直接的に支えることも可能です。
100円から10万円までの範囲で、クリエイターにコンテンツの対価として、お金を支払うことができます。
クリエイター側は、サポートしてくれたユーザーに対して、任意でお礼のメッセージを送ることが可能です。
noteのデメリット

ここからは、noteのデメリットについてご紹介します。デメリットは次の通りです。
デメリット①:基本的に広告を掲載できない
noteでは、基本的に広告を掲載することができません。
通常、ブログで収益化を目指す場合、アフィリエイトやGoogleアドセンスによる広告収入を得るのが一般的ですが、noteで収益を上げるためには有料コンテンツの販売が中心となります。
唯一、Amazonアソシエイトによる広告掲載は可能ですが、noteでのアフィリエイト収入を大きく伸ばすのは難しいと言えるでしょう。
デメリット②:デザインのカスタマイズができない
noteでは、デザインのカスタマイズがほとんどできません。そのため、他のnoteユーザーと見た目で差別化するのが難しいです。
オリジナリティを出したい方は、WordPress等でブログを立ち上げれば、デザインを自分の好みに合わせて自由にカスタマイズでき、他のサイトとは一線を画すオリジナルなデザインを作成可能です。その結果、ユーザーの目を引きやすくなり、リピーターの増加やブランドの認知度向上につながります。
noteは「見るだけ」でも使える?

noteではアカウント登録をしなくても、ゲストとして記事を見ることができます。好きなクリエイターの投稿を楽しむだけであれば、アカウント登録をする必要がありません。
noteを見るだけで使いたい方は、以下の記事もぜひご参照ください。
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note(ノート)の始め方

ただし、自分で記事を書きたい場合には、アカウント登録をする必要があります。ここでは、noteの始め方(新規アカウントの登録方法)をスマホ画面とともに解説します。
noteのアカウント作成には、一切費用は発生しませんので安心して登録してください。
noteを開いて「会員登録」をクリックし、登録方法を選択する

クリエイター名、メールアドレス、パスワードなどの必要事項を入力する

※本稿ではメールアドレスを利用していますが、GoogleやX(旧Twitter)アカウントを利用して登録することも可能です。
自身のnoteのURLを設定すれば、登録完了

noteの使い方【初心者向け】

ここからは、noteの基本的な使い方を解説します。
プロフィールを設定する
読者に自分がどんなクリエイターなのかを伝えるために、コンテンツを投稿する前にプロフィールを設定しましょう。まずは、ヘッダー画像とプロフィールの文章だけでも、入れておくのがおすすめです。
プロフィールに、どのようなコンセプトでnoteを運営しているのか書いておくと、他の記事も併せて読んでもらいやすくなると言われています。
プロフィールを設定する手順は以下の通りです。
(1)まず、トップページの右上にあるプロフィール画像(画像の赤枠部分)をクリックし、自分のアカウント名をクリックすると、プロフィールの管理画面が表示される。


(2)画面左部の「設定」をクリックすると、プロフィール編集画面に移行する。この画面からプロフィール画像やヘッダー画像、自己紹介文の変更が可能。

書いた記事を投稿する
プロフィールが設定できたら、実際にnoteで投稿をしてみましょう。

トップページの「投稿」ボタンを押すと、「テキスト」「画像」「つぶやき」「音声」「動画」の5つの投稿パターンが表示されます。本稿では、最も基本的な「テキスト」による投稿方法を説明していきます。
タイトルと見出しを設定する
「テキスト」をクリックすると、以下のような編集画面が表示されます。

記事のイメージ画像を設定することも可能ですが、投稿の際必須となるのは「記事タイトル」と「本文」のみです。
本文を打ちこんでいる最中、区切りをつけたい箇所があれば「見出し」の機能を使いましょう。見出しにしたいテキストを打ちこんだ後、マウスでその箇所を選択すると、以下のようにテキスト上にガイドが表示されます。
ガイドの赤枠部分の「T」をクリックすることで、選択箇所が見出しとして設定されます。

文字を装飾する

テキストを選択した際に表示されるガイドからは、「太字」や「中央寄せ」「引用」といった機能も選ぶことができます。
テキストにリンクを貼り付けたり、HTMLコードを設定したりといった操作も可能です。
リンクを挿入する
段落を変えたときに表示される「+」のマークをクリックすると、段落内に挿入できる要素のアイコンが表示されます。

画像やその他ファイルのアップロード、リンク挿入やコード貼り付けが可能です。
ここでは、赤枠内の右から二番目にある「リンク」の機能を見てみましょう。
右から二番目のボタンをクリックすると、URLを挿入する枠が表示されます。リンクさせたいURLを貼り付けるだけで、以下のようにカード形式でリンクが設置されます。

通常のリンクはもちろんですが、XのURLを貼り付ければ投稿内容そのものが表示され、YouTubeであれば動画がそのままページに埋め込まれます。
記事を公開する

記事が完成したら、いよいよ公開です。編集画面の右上にある「公開設定」をクリックすると、ハッシュタグや記事販売の設定を行う画面に遷移します。
ハッシュタグをつけることで、他のユーザーの目に留まりやすくなり、流入数アップが見込めます。投稿する際は、内容に沿ったタグを必ず設定しておくようにしましょう。
SNSと連携させる
X(旧Twitter)などのSNSを利用しているのであれば、noteのアカウントと連携させるのがおすすめです。特にXとnoteは相性がよく、自分の記事を誰かがXでシェアした時に、自分のXIDが表示されるため、感想やメンションに気づきやすくなります。
また、マイページにも連携しているSNSのアイコンが表示されるため、記事に興味を持ってくれた人がSNSも覗いてくれる、といった効果も期待できます。
noteとXを連携させるための設定手順は以下の通りです。
(1)「アカウント設定」の「ソーシャル連携」から、XのOFF(灰色)にする。

(2)遷移した画面からXのアカウントにログインすると、連携が完了する。

高評価へのリアクションを設定する
noteには「スキ」という、Facebookの「いいね」にあたる機能が存在します。気に入った作品を評価する際に使われる機能ですが、noteはこの「スキ」をしてくれたユーザーに対して「お礼のメッセージ」を送ることができます。
FacebookやXの感覚だと、「いいねしただけで、わざわざメッセージを送る必要がある?」と思ってしまいますが、noteにおける「スキ」は「自分の作品への評価」にほかなりません。自身の作品に目を通し、気に入ってくれた他のユーザーに対して、お礼の言葉を贈ることで「クリエイター同士の交流」のきっかけともなりえます。
テンプレートとしてお礼の言葉を用意しておけば、自動的に「スキ」してくれたユーザーにメッセージが表示されます。
「アカウント設定」の「リアクション」タブをクリックすると、以下の画面からお礼メッセージを設定することができます。

メッセージを複数設定しておけば、「スキ」が押されるたびランダムに表示されるため、テンプレートだということも気になりません。
「スキ」は、自分がクリエイターとして認められた証であり、また「スキしてくれた人に次もチェックしてもらえるチャンス」でもあります。小さな設定一つが大きな違いとなりますので、お礼メッセージはぜひとも設定しておくようにしましょう。
記事を固定表示する
自分自身を紹介する記事や、うまく記事が書けたら、それをトップに固定表示することで、届けたい情報を効率的に伝えることができます。

固定表示したい記事を表示した状態で、タイトルの右側にある「…」マークをクリックすると、以上のようなメニューが表示されます。
「クリエイターページに固定表示」を選択すると、トップに記事が固定されます。クリエイターとしての名刺代わりになる作品で、トップページを飾りましょう。
その他のアカウント管理
その他、アクセス状況の解析や有料記事の売上管理などについて、説明します。
アクセス状況は、マイページメニューの「ダッシュボード」から確認できます。
アクセス状況の解析

期間ごとにアクセス数などを確認できるようになっています。記事別のアクセス状況も表示されますので、どのような記事が評価されているか一目で確認可能です。

有料記事の売上管理
マイページメニューの「ダッシュボード」からは、有料記事の売上管理に関する確認も可能です。

売上が伸び、確定申告が必要となる場合にも履歴を確認できるので、個人事業主の方も利用しやすい仕様となっています。
noteに関するよくある質問(FAQ)

noteに関するよくある質問にお答えします。
質問①:noteでは複数アカウントをつくることは可能ですか?
可能です。 noteの利用規約では、一人で複数のアカウントを持つことは禁止されていません。ただし、以下の点に注意が必要です。
- メールアドレスが必要:アカウントごとに異なるメールアドレスが必要です。
- 規約違反のリスク:誹謗中傷やスパム行為、同一内容の投稿などを複数のアカウントで行うと、すべてのアカウントが利用停止になる可能性があります。
- アカウントの共有禁止:一つのアカウントを複数人で共有することは規約で禁止されています。
質問②:noteの有料記事はどんな決済方法で購入できますか?
noteの有料記事は、以下の決済方法で購入が可能です。
- クレジットカード
- キャリア決済(docomo、au、SoftBankなど)
- PayPay
- PayPal
- Amazon Pay
- noteポイント
決済方法は、記事の購入画面で選択できます。
質問③:noteを退会したいのですが、どうすればいいですか?
noteを退会するには、まずログインする必要があります。
アカウントにログインした後、設定画面にある「退会手続きへ」から手続きを進めます。
退会の際には、次の点に注意しましょう。
①有料のメンバーシップや定期購読マガジンに登録している場合は、先にそれらの解約が必要です。
②退会すると、投稿した記事や購入した記事など、すべての情報が削除され、復元ができなくなります。
退会前に必要な情報のバックアップを取ることをおすすめします。
質問④:海外からnoteを利用できますか?
海外からの利用は可能ですが、一部機能に制限がある場合があります。
以前、海外からの不正アクセスが多発した経緯から、アプリでのログインが制限されているケースがあります。
PCのブラウザからであれば通常通り利用できることが多いです。
質問⑤:noteのつぶやき機能はなくなりましたか?
はい、noteの「つぶやき」投稿機能は、2025年8月25日をもって終了しました。
今後は、短い投稿も「記事」として投稿することになります。過去に投稿された「つぶやき」は引き続き閲覧可能です。
noteを使ってみよう!

noteは、手軽に情報発信を始められるサービスです。自分がコンテンツを発信するだけでなく、ほかのクリエイターの作品を見たり、ほかのユーザーと交流したりと幅広い楽しみ方ができます。
記事作成を気軽に始めたい方や、有料で記事を販売したい方などは、noteを活用してみるのがおすすめです。
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