ホームページでやってはいけないこと30選!失敗しないための注意点を解説
ホームページを作ったのに問い合わせが来ない、アクセスが増えない。
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。原因の多くは、制作・運用の過程で「やってはいけないこと」をしてしまっていることにあります。
本記事では、企画・設計からデザイン、SEO対策、運用まで、ホームページ制作のあらゆる場面でやってはいけないことを30項目にわたって解説します。これからホームページを作る方はもちろん、すでに公開済みの方も、ぜひ目次をチェックリスト代わりに活用してください。
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目次
企画・設計でやってはいけないこと2選

ホームページ制作で最初につまずきやすいのが、企画・設計の段階です。見た目や機能より先に決めるべきことがあります。
- 目的とターゲットを決めずに作り始める
- 数値目標(KPI・CV)を設定しない
土台がぐらついたまま作り始めると、完成後に「何のためのホームページだったか」がわからなくなってしまいます。
目的とターゲットを決めずに作り始める
ホームページを作る前に、「誰に・何をしてもらうためのサイトか」を明確にしておかないと、方向性のないホームページが完成してしまいます。デザインもコンテンツも、目的とターゲットがなければ判断の軸がありません。
| ホームページの種類 | 作成する目的 |
|---|---|
| LP | 商品・サービスを購入してもらう |
| コーポレートサイト | 企業のことを知ってもらう |
| 採用サイト | 人材を採用する |
| オウンドメディア | SEOによって商品・サービスを認知してもらう |
| ECサイト | 商品を直接販売する |
| プロモーションサイト | キャンペーン情報を発信する |
たとえば「商品を購入してほしい」「採用応募を増やしたい」「会社を知ってもらいたい」など、ホームページの役割はさまざまです。ターゲットも「30代の女性で健康意識が高い会社員」のように具体的に絞り込むほど、刺さるコンテンツが作れます。
訪れたユーザーが「自分には関係ない」と感じれば、すぐに離脱してしまいます。目的とターゲットは制作の一番最初に決めてください。
数値目標(KPI・CV)を設定しない
ホームページを作ったはいいものの、「なんとなく運用している」という状態に陥りやすいのが、目標数値を決めていないケースです。KPI(途中の達成指標)とCV(最終的なゴール)を設定しておかないと、改善の判断ができません。
たとえば「月間1,000人に訪問してもらい、そのうち10件の問い合わせを獲得する」という目標があれば、アクセス数が足りているのか、問い合わせボタンが機能しているのか、具体的に確認できます。
数字がなければ、成功なのか失敗なのかすらわかりません。KPIとCVは、ホームページ公開前に必ず設定しておきましょう。
サイト構築でやってはいけないこと5選

ホームページの土台となるサイト構築の段階でも、見落としがちなNGポイントがあります。
- 無料サーバー・無料ドメインを使う
- SSL化(https化)をしないまま公開する
- サイト構造とナビゲーションを整備しない
- スマートフォン表示に対応していない
- ページの表示速度を意識しない
ここでの失敗は後から修正しにくいものが多く、公開後に大きなトラブルにつながるケースもあるので注意してください。
無料サーバー・無料ドメインを使う
コストを抑えたい気持ちはよくわかりますが、企業のホームページに無料サーバーや無料ドメインを使うのは避けてください。無料サービスは容量・速度・セキュリティのいずれも有料プランと比べて見劣りし、突然サービスが終了するリスクもあります。
ドメインは「会社の住所」と同じです。「〇〇.com」や「〇〇.co.jp」のようなオリジナルドメインは信頼感につながり、SEO評価の蓄積にも影響します。
初期費用を惜しんで後から乗り換えると、被リンク(外部からの評価)や検索順位がリセットされるリスクがあります。最初から有料の信頼できるサーバーと独自ドメインを選んでください。
SSL化(https化)をしないまま公開する
SSL化とは、ホームページと訪問者のやり取りを暗号化する仕組みのことです。SSL化されたサイトはURLが「https://」から始まり、ブラウザに鍵マークが表示されます。
未対応のサイトは「保護されていない通信」として警告が表示され、ユーザーに不信感を与えます。Googleも公式にSSL化をランキング要因のひとつとして明言しており、SSL未対応のサイトは検索順位でも不利になります。
現在はほとんどのレンタルサーバーで無料のSSL証明書が提供されているため、公開前に必ず設定してしておくべきです。
サイト構造とナビゲーションを整備しない
サイト構造とは、ホームページ全体のページの並び方や階層のことです。ナビゲーションはメニューやパンくずリストなど、ユーザーが「今どこにいるか」を把握するための案内役を指します。
これらが整っていないと、訪れたユーザーが目的のページにたどり着けず、途中で離脱してしまいます。検索エンジンのクローラー(Googleがサイトの情報を収集するプログラム)も、サイト構造が整っているほど正確にページを認識しやすくなります。
サイトマップやパンくずリストは、ユーザーと検索エンジンの両方に向けた案内板として、しっかり整備してください。
スマートフォン表示に対応していない
現在、インターネットの閲覧はパソコンよりスマートフォンからが主流です。スマートフォンに対応していないホームページは、画面からはみ出した文字や崩れたレイアウトが表示され、ユーザーにとって非常に使いにくいものになります。
Googleはスマートフォン版のサイトを基準に評価する「モバイルファースト」の方針を採用しています。スマートフォン対応をしていないサイトは、検索順位でも大きく不利になります。PCとスマートフォンの両方に自動で対応する「レスポンシブデザイン」での制作が標準です。
ページの表示速度を意識しない
ページが表示されるまでに時間がかかると、ユーザーはそのまま離脱してしまいます。Googleの調査では、読み込みに3秒かかると直帰率(すぐに離脱する割合)が32%増加し、5秒では90%にのぼるとされています。
表示速度が遅くなる原因として多いのが、画像サイズの大きさ、不要なプラグインの多用、サーバースペックの不足などです。
Googleが提供する無料ツール「PageSpeed Insights」を使えば、自分のサイトの表示速度を確認して改善ポイントを把握できます。速度改善はSEO評価にも直結するため、公開前後に必ずチェックしてください。
デザインでやってはいけないこと4選

ホームページのデザインは、第一印象を決める重要な要素です。見た目にこだわりすぎるあまり、かえってユーザーが使いにくいサイトになってしまうケースも少なくありません。
- トンマナ(統一ルール)を決めない
- ターゲットに合わないデザインコンセプト
- ユーザーが使いにくい導線・レイアウト
- アニメーションや装飾を過剰に使う
ここで紹介する4項目のことは絶対やらないようにしましょう。
トンマナ(統一ルール)を決めない
トンマナとは「トーン&マナー」の略で、サイト全体のデザインや文章のスタイルに一貫性を持たせることを指します。
色・フォント・文体・余白の使い方などが、ページごとにバラバラになってしまうと、別のサイトに迷い込んだような印象をユーザーに与えてしまいます。トンマナが整っていないサイトは、ブランドとしての信頼感も損ないます。
制作に入る前に「メインカラー」「フォントの種類とサイズ」「文章の語調」などのルールをあらかじめ決め、すべてのページで統一して適用してください。
ターゲットに合わないデザインコンセプト
デザインはあくまでターゲットに届くためのものです。たとえば、法律事務所のサイトにポップなイラストや明るい原色を使えば、信頼感より違和感が先立ちます。逆に、子ども向けのサービスサイトにカチッとした硬いデザインを採用すれば、ターゲット層に刺さりません。
制作前に設定したターゲット像を、デザインにも落とし込む意識が大切です。「このデザインを見て、ターゲットはどう感じるか」を常に問いながら進めてください。
ユーザーが使いにくい導線・レイアウト
ユーザビリティ(使いやすさ)を無視したホームページは、どれだけ見た目が良くても成果につながりません。
「問い合わせボタンがどこにあるかわからない」「メニューが複雑でたどりつけない」といった状況では、ユーザーはストレスを感じてすぐに離脱します。ユーザーが「次に何をすればいいか」を迷わないよう、ページの流れと導線を意識してレイアウトを組みましょう。
問い合わせや購入など、サイトの目的につながるボタンは目立つ場所に配置することが基本です。
アニメーションや装飾を過剰に使う
動く要素や派手な装飾は、使いどころによってはサイトを魅力的に見せます。しかし多用しすぎると、ページの読み込みが遅くなるだけでなく、ユーザーの視線が分散して伝えたいメッセージが埋もれてしまいます。
「動きがあると目立つ」という理由だけでアニメーションを乱用するのは避けてください。装飾はあくまで情報を引き立てるための補助です。シンプルで見やすいページのほうが、ユーザーにとって使いやすく、結果的に成果も出やすくなります。
コンテンツでやってはいけないこと5選

ホームページに掲載するコンテンツには、法律に関わるNG行為が含まれていることがあります。
- 他サイトのコンテンツを無断転載・コピーする
- 著作権のある画像・写真を無断で使用する
- 報量が少ない・質の低いコンテンツを載せる
- 画像・動画のファイルサイズが大きすぎる
- ホームページに載せてはいけない情報を掲載する
知らなかったでは済まないケースもあるため、しっかり把握しておくとこが大切です。
他サイトのコンテンツを無断転載・コピーする
他のサイトの文章をそのままコピーして使うのは、著作権侵害にあたります。民事・刑事の両面でトラブルになるリスクがあり、企業としての信用を大きく損なう行為です。
「参考にした」「似た内容を書いた」という感覚でも、表現が酷似していれば問題になる場合があります。他サイトの内容を参照したい場合は、出典を明記した上で「引用」の形を正しく用いてください。
引用は「自分の主張を補足する目的で、必要最小限の範囲で行う」ことがルールです。コンテンツはかならず自社オリジナルのものを作成してください。
著作権のある画像・写真を無断で使用する
インターネット上の画像や写真には、撮影者・制作者の著作権があります。「フリー素材と書いてあった」「画像検索で出てきた」という理由で無断使用するのは危険です。利用規約をよく確認せず使用した結果、後から請求を受けるケースも実際に起きています。
画像を使用する際は、「商用利用可・加工可」と明記されたフリー素材サイトのものを選んでください。自社で撮影したオリジナル写真であれば著作権の問題はなく、サイトの独自性も高まります。
情報量が少ない・質の低いコンテンツを載せる
「とりあえずページを増やしたい」という気持ちから、内容の薄いコンテンツを量産するのは逆効果です。
Googleは有益で信頼できる情報を高く評価しており、質の低いコンテンツはサイト全体の評価を下げる要因になります。「誰かの役に立つか」「信頼できる情報か」「他のページと内容が重複していないか」を基準に、コンテンツの品質を見直してください。
ページ数より、一つひとつのコンテンツの充実度を優先するのが正しいアプローチです。
画像・動画のファイルサイズが大きすぎる
解像度の高い画像や長い動画をそのまま掲載すると、ページの読み込みに時間がかかります。前述のとおり、表示速度はユーザー体験とSEO評価の両方に直結する重要な要素です。
画像はWeb用に圧縮してからアップロードするのが基本です。ツールを使えば画質をほぼ保ったままファイルサイズを小さくできます。動画はYouTubeやVimeoに投稿したものを埋め込む形式にすると、サーバーへの負担を減らせます。
ホームページに載せてはいけない情報を掲載する
ホームページには、掲載してはいけない情報があります。知らずに掲載してしまうと、法律違反や炎上のリスクにつながります。主なNGコンテンツは以下のとおりです。
- 他人の著作物(文章・画像・音楽など)の無断掲載
- スタッフ個人の住所・電話番号など不必要な個人情報
- 根拠のない「No.1」「最高品質」などの誇大表現(景表法違反)
- 「必ず治る」「絶対に痩せる」などの断定的な効果表現(薬機法違反)
- 特定の個人・企業を傷つける誹謗中傷コンテンツ
- 出典不明・根拠不明の情報
特に健康・美容・金融などのYMYL分野は規制が厳しく、意図せず法律に触れることがあります。「これくらいは大丈夫だろう」と判断する前に、必ず専門家や社内の法務担当者に確認してください。
SEO対策でやってはいけないこと5選

SEO対策(検索エンジンで上位表示を狙うための施策)には、「やってはいけない」やり方があります。
- リンクを業者から購入したり不正に獲得する
- 競合サイトを調査せずに対策を始める
- キーワードを不自然に詰め込みすぎる
- 内容が同じ重複コンテンツを複数作る
- 画像にalt(代替テキスト)を設定しない
効果が出ないだけでなく、Googleからペナルティを受けてサイトが検索結果から消えるリスクもあります。
リンクを業者から購入したり不正に獲得する
被リンクとは、他のサイトから自分のサイトへ張られたリンクのことです。良質な被リンクは検索順位の向上につながりますが、業者からリンクを購入したり、無関係なサイトに大量のリンクを張らせたりする行為は、Googleのガイドライン違反にあたります。
こうした行為はGoogleのアルゴリズムに検知され、検索順位の大幅な下落や、最悪の場合はインデックス削除(検索結果から完全に消える状態)というペナルティを受けます。被リンクは数より質を重視し、自然な形で獲得することを意識してください。
競合サイトを調査せずに対策を始める
競合サイトを全く調査せずにSEO対策を行うキーワードを選定してしまうと、競合が強すぎて上位表示できないという事態に陥ってしまいます。
同じ業界にいる大手企業は、もうすでにSEOで主要なキーワードを全て対策している可能性が非常に高いからです。そんな競合に勝つには、しっかり分析を行い、競合がまだ対策していないであろうロングテールキーワードを探し出す必要があります。
対策キーワードを実際に検索して、競合がいないか確かめる。ツールを使って、競合が対策しているキーワードを一気に洗い出すなどは行ったほうが良いです。
キーワードを不自然に詰め込みすぎる
検索対策のためにキーワードを記事に盛り込むこと自体は正しいアプローチです。しかし「ホームページ ホームページ 作り方 ホームページ」のように不自然な形で詰め込むと、かえってGoogleからスパムと判定されるリスクがあります。
キーワードは文章の流れに沿って自然に使うことが大切です。メインキーワードとそれに関連した言葉を2〜3種類に絞り、読者にとって読みやすい文章を優先して書いてください。無理な詰め込みは読者の離脱にもつながります。
内容が同じ重複コンテンツを複数作る
重複コンテンツとは、内容がほぼ同じページが複数存在している状態のことです。たとえば「東京 ホームページ制作」と「東京都 ホームページ作成」のように、言い回しを変えただけのページを量産するケースがあります。
Googleはこうしたページを重複とみなし、どちらか一方しか評価しません。評価が分散するだけでなく、コンテンツの「共食い」(カニバリゼーション)が起きてどちらのページも上位に表示されなくなります。
コンテンツを増やすなら、異なる検索意図に応える内容にするよう意識してください。
画像にalt(代替テキスト)を設定しない
alt(代替テキスト)とは、画像に設定する「この画像は何を表しているか」を言葉で説明するテキストのことです。画像が表示されなかったときの代替表示や、視覚障害のある方が使う読み上げツールへの対応として機能します。
Googleのクローラーは画像そのものを「見る」ことができないため、altテキストを頼りに画像の内容を把握します。適切なaltを設定することで、検索エンジンにページの内容をより正確に伝えられます。
手間に感じる作業ですが、競合との差をつけやすいポイントでもあります。
運用・保守でやってはいけないこと5選

ホームページは公開して終わりではありません。公開後の運用・保守を怠ると、ユーザーからの信頼を失うだけでなく、セキュリティリスクも高まります。
- 公開後に更新・メンテナンスを一切しない
- セキュリティ対策を途中でやめてしまう
- CMSやプラグインのアップデートを放置する
- サーバー・ドメインの契約更新を忘れる
- 運用マニュアルを作らず担当者に任せきりにする
ここで紹介する5つのことは気を付けておいてください。
公開後に更新・メンテナンスを一切しない
最終更新が数年前のままになっているホームページは、ユーザーに「この会社はまだ営業しているのか」という不信感を与えます。
情報が古ければ離脱率も上がり、検索エンジンの評価も下がっていきます。更新頻度は多ければ多いほど良いわけではありませんが、少なくとも会社情報・サービス内容・価格などに変更があれば速やかに反映してください。
ブログや新着情報の定期更新は、サイトが活発に運営されていることを示す効果もあります。
セキュリティ対策を途中でやめてしまう
SSL化やファイアウォール(不正アクセスを防ぐ壁)などのセキュリティ対策は、一度やって終わりではありません。
サイバー攻撃の手口は日々進化しており、対策をやめた瞬間から脆弱性が生まれます。万が一、不正アクセスや情報漏洩が発生すれば、企業としての信用を失うだけでなく、ユーザーへの損害賠償責任が生じる可能性もあります。
セキュリティ対策は継続して行うものとして、運用計画に組み込んでください。
CMSやプラグインのアップデートを放置する
CMS(WordPressなどのサイト管理システム)やプラグイン(機能を追加するためのツール)は、定期的にアップデートが行われます。
古いバージョンのまま放置すると、セキュリティの穴(脆弱性)が塞がれないままになり、攻撃の標的になりやすくなります。アップデートの通知が来たら、できるだけ早めに対応するのが基本です。
ただし、アップデートによってサイトが崩れるケースもあるため、実施前にバックアップを取っておく習慣をつけましょう。
サーバー・ドメインの契約更新を忘れる
サーバーとドメインの契約には有効期限があります。更新を忘れてしまうと、サイトが突然表示されなくなったり、ドメインが第三者に取得されてしまったりするリスクがあります。
これまで積み上げてきたSEO評価も失われます。契約の自動更新を設定しておくか、更新時期をカレンダーに登録して忘れないようにしてください。
特にドメインは一度失うと取り戻せない場合があるため、特別な事情がない限り自動更新の設定を推奨します。
運用マニュアルを作らず担当者に任せきりにする
企業でホームページを運用していると、担当者の異動や退職によって引き継ぎが発生します。
マニュアルがなければ、後任の担当者がどこに何があるかわからず、更新が止まったり誤操作でページが崩れたりするトラブルにつながります。
「担当者が一人でわかっている状態」は大きなリスクです。操作手順・更新ルール・問い合わせ先などをまとめた簡単なマニュアルを作成し、チーム内で共有しておいてください。
外注・制作依頼でやってはいけないこと4選

ホームページ制作を外部の制作会社に依頼する場合も、注意すべき点があります。
- 実績・評判を確認せず業者を選んでしまう
- 契約内容(所有権・保守範囲など)を確認しない
- 見積もりを1社だけに依頼して比較しない
- 制作をすべて外注に丸投げしてしまう
業者選びや契約の進め方を誤ると、完成後に取り返しのつかないトラブルになる場合があります。
実績・評判を確認せず業者を選んでしまう
ホームページ制作会社の中には、残念ながら品質やサポートに問題のある業者も存在します。
制作実績が少ない、見積もりが不透明、ネットの口コミ評価が低いといった業者は、慎重に判断する必要があります。
依頼前には必ず制作実績のポートフォリオを確認し、自社と業種や規模が近い事例があるかをチェックしてください。できれば複数社と話してみて、担当者の対応の質や説明のわかりやすさも比較の材料にしましょう。
契約内容(所有権・保守範囲など)を確認しない
制作会社と契約を交わす際、内容をきちんと確認せずにサインしてしまうのは非常に危険です。特に見落としやすいのが「ホームページの所有権(著作権)」の扱いです。
制作物の著作権が制作会社側に残る契約になっていると、完成したサイトを自由に修正・リニューアルできなくなるケースがあります。
契約書には「作業範囲」「保守範囲」「途中解約の条件」「所有権の譲渡」などの項目が含まれているか、必ず確認してください。
見積もりを1社だけに依頼して比較しない
ホームページ制作の費用は、依頼先によって大きな差があります。初めての外注では相場感がつかみにくく、1社だけの見積もりで判断してしまうと、割高な価格で契約してしまうリスクがあります。
最低でも3社程度に見積もりを依頼し、価格だけでなく「提案内容の質」「対応のスピード」「保守・サポートの有無」を総合的に比較してください。
安さだけを基準に選ぶと、品質やアフターサポートで後悔することになりかねません。
制作をすべて外注に丸投げしてしまう
制作会社に任せきりにして、自社がまったく関わらない状態で進めると、完成したホームページが自社のブランドやターゲットとかけ離れたものになるリスクがあります。
制作のプロでも、依頼主の業界・強み・伝えたいことは自社が一番よく知っています。定期的に進捗を確認し、デザインの方向性やコンテンツの内容についてフィードバックを行いながら進めることが大切です。
「完成してから修正依頼」ではなく、途中から一緒に作り上げる姿勢を持ちましょう。
【番外編】競合と差がつくホームページの落とし穴3選

ここからは、他の解説記事ではあまり取り上げられていない、でも実はよくある落とし穴を3つ紹介します。
- 運用後アクセス解析を一度もしていない
- SNSや他の集客導線とホームページがつながっていない
- ホームページの目的とCTAがずれている
技術的なNGではなく、「運用の視点」から見た見落としです。
運用後アクセス解析を一度もしていない
ホームページを公開した後、アクセス数やユーザーの行動データを一度も確認していない。これは非常にもったいない状態です。
「どのページが見られているか」「どこで離脱しているか」「どこからアクセスが来ているか」を把握しなければ、改善の打ち手が見えてきません。
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールは無料で使えるツールです。難しく感じるかもしれませんが、基本的な数値を定期的に確認するだけでも、サイトの課題を発見できます。ホームページは「公開してからが本番」という意識を持ちましょう。
SNSや他の集客導線とホームページがつながっていない
ホームページだけを単独で運用し、SNSや広告などの他の集客手段と連携できていないケースが多く見られます。せっかくSNSで認知を得ても、ホームページへの動線がなければそこで終わってしまいます。
InstagramやX(旧Twitter)のプロフィールにホームページのURLを掲載する、メルマガやLINE公式アカウントからホームページへ誘導するなど、複数の接点を組み合わせることで集客の効果は大きく変わります。
ホームページは集客の「ゴール」ではなく「ハブ(中継地点)」として設計してください。
ホームページの目的とCTA(行動の促し)がずれている
CTA(Call To Action)とは、ユーザーに次の行動を促すボタンや文言のことです。「お問い合わせはこちら」「無料で資料請求する」「今すぐ予約する」などがその例です。
このCTAがホームページの目的とずれていると、せっかく訪れたユーザーが何もしないまま離脱してしまいます。たとえば「採用を増やしたい」というサイトなのに、CTAが「商品購入はこちら」になっていては本末転倒です。
各ページのゴールを明確にして、そこに向かうCTAが適切に設置されているかを必ず確認してください。
まとめ|ホームページの失敗を防いで成果につなげよう

ホームページ制作・運用において「やってはいけないこと」を30項目にわたって解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
企画・設計からサイト構築、デザイン、コンテンツ、SEO対策、運用・保守、外注対応、さらに番外編まで、幅広いフェーズのNGポイントを網羅しています。ホームページは作って終わりではなく、運用を続けながら改善していくものです。
本記事で紹介した内容をチェックリスト代わりに活用し、ひとつずつ確認しながら取り組んでいただければ、成果につながるホームページに近づけることができます。まずは自分のサイトに当てはまる項目がないかを確認することから始めてみてください。
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「何から手をつければいい?」「制作会社はどう選ぶべき?」そんな疑問をこの一冊で解消。制作の準備から公開後の運用まで、プロが実践するノウハウをわかりやすく解説しています。
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