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note(ノート)で収益化を実現!有料記事で稼ぐポイントをご紹介

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ソーシャルメディアの「note(ノート)」は、現在「Webにおける自己表現の場」として利用者を増やしています。ライターやイラストレーター、漫画家、アーティストなど、クリエイティブな分野で活動したいと考えている方のなかには、noteを実際に使っている方・使いはじめようと考えている方もいるでしょう。

SNSやブログと同様に使われることも多いnoteですが、実は「収益化のツール」としても活用できることはご存じでしょうか。有料記事化システムなど、クリエイターが稼げる環境が用意されているのです。

「自分の好きなことで稼ぐ」と言うと、「一部の著名な才能ある人にしかできない」と考えてしまう方も多いと思います。ところが現在は、クリエイティブな分野で収益をあげるツールが豊富に揃い、今回紹介するnoteのように「知名度ゼロの状態からクリエイターとして稼ぐ」ことが可能な時代となっています。
しっかりとシステムを把握し、ポイントを押さえた運用をすることで、安定した収益につなげていくことも夢ではありません。

そもそもnote とは?

Question

noteはさまざまな自己表現の形に対応したソーシャルメディアであり、テキスト・画像・音楽・動画と、多数のジャンルの作品を投稿・公開できるプラットフォームです。
一見ブログのようなサービスに見えますが、ブログと大きく異なる点として「自分の作品を有料コンテンツとして販売できる」ことや、「クリエイター同士でコミュニケーションを取れる」ことが挙げられます。
アカウントの開設や作品の投稿は無料で行えるため、思い立ったその時からクリエイターとして活動できることも大きな特徴です。

noteで投稿できる作品は?

noteで投稿できる作品は、大きく以下の5つに分けられます。

◆つぶやき

SNSのように利用できる、短文投稿型のフォーマットです。クリエイターとしての近況報告や、フォロワーとの交流など、note利用者とのつながりを持つために活用できます。

◆テキスト

文字数の制限なくテキストを投稿できるフォーマットです。日記のように使うだけではなく、小説やジャンル別のコラムなど、さまざまなカテゴリのテキストを投稿することができます。TwitterやYouTubeの埋め込みをはじめ、コードの貼り付けも容易なので、視角的な要素も交えつつテキストベースの情報を発信することができます。
書いたテキストは、無料のコンテンツとして公開できることはもちろんですが、有料記事として販売することも可能となっており、この点がnoteの大きな特徴といえます。

◆画像

自身で撮影した写真や、オリジナルのイラストなどを公開することができます。デザイナーやフォトグラファーを目指す方はもちろん、オリジナルの漫画を連載して人気を博している方も多く見られます。

◆音声

MP3やAAC形式の音楽ファイルをアップロードすることができ、自身で作成した音源を聞いてほしいクリエイターにとっても使いやすいフォーマットとなっています。

◆動画

YouTubeやVimeoとの連携が可能であり、動画編集を強みとするクリエイターの情報発信の場としても用いられています。

収益化ツールとしてのnote

ここまで、noteがさまざまな表現形態に対応しており、コンテンツの有料販売も可能であることを確認してきました。noteの利用者数は年々増加し続けており、2020年4月時点での月間利用者数は4,400万人を超え、その分マーケットの規模も拡大していると言えるでしょう。

○参照:「noteは6周年をむかえ、月間アクティブユーザーが4,400万を超えました。6年をふり返る、インフォグラフィックを公開|note株式会社」

今後ますます稼ぐチャンスが増えていきそうなnoteですが、具体的にどのような点が収益化ツールとして優れているのでしょうか。

収益額に制限がない

noteの収益額には制限が設けられていないため、作品が話題になり、売上が増えればそれだけ収益につなげることができます。実際に、月に数十万稼いでいるクリエイターも存在していますので、「副業」としてはもちろん「本業」として活用することも夢ではありません。

価格設定が容易

note(価格設定)

作品を投稿する際に、そのコンテンツを「有料」とするか「無料」とするかを自由に決めることができ、また有料とした場合の金額も任意に設定可能です。

投稿時に表示されるこのような画面から、簡単に「有料」「無料」の設定や価格設定を変更することができます。

振込手続きや売上管理もスムーズ

売上金が1,000円を超えた段階で、「振込申請」が可能となります。毎月20日までに振込申請をすることで、前月の売上金から「決済手数料・プラットフォーム利用料、振込手数料270円」を引いた金額が、申請した月の末日に振り込まれます。

振込や購入の履歴は、利用者メニューの「ダッシュボード」から随時確認できますので、確定申告が必要となるケースでもダッシュボードの情報を参照して進めていくことが可能です。

有料 noteで稼ぐポイント

ここからは具体的に、どのようにして有料コンテンツで収益をあげていくか、ということを説明していきます。noteで稼ぐ方法は、大きく5つに区分することができますので、それぞれの方法について収益化のポイントを示しながら紹介していきます。

有料コンテンツについて

書いた記事などの作品を有料コンテンツとして販売する、もっともスタンダードな方法です。
「作品を売る」と言うとハードルが高く感じられてしまうかもしれませんが、有料コンテンツを販売するためには、必ずしも高い専門性が要求されるわけではありません。

重要なのは、「自分の持っている情報や技術」が、「誰にとって有益なものとなるか」を見定めることです。たとえば、「料理が趣味だが、日常的に作るようなレシピしかない」という方でも、ターゲット層を「これから一人暮らしをはじめ、自炊しようと考えている初心者」と明確に定めることで、情報の「売り方」が見えてくるはずです。

ターゲットが抱えるニーズと、自分が持っている情報や技術を擦り合わせていくことが、有料コンテンツを販売するうえで最大の要素となります。
たとえば料理のプロが、一般には手に入らない食材や調理器具を使ったレシピを公開しても、参考にする人はほとんどいないでしょう。反対に、ごく簡単なレシピであっても、「使い回しの食材で5日間日替わりレシピ」など、「情報の出し方」を工夫することで、特定のターゲットに対する訴求力を高めることができるでしょう。

マガジン機能について

note(マガジン)

noteの記事は、単独で有料化することもできますが、「マガジン」としてセットで販売したり、定期購読販売したりすることも可能です。

通常の記事と同様、有料設定も容易です。有料の場合、マガジン「単体」での販売(通常マガジン)と、「継続」での販売(定期購読マガジン)を選ぶことができます。

◆通常マガジンについて

複数の記事をまとめて提供できる機能です。マガジンとしてまとめた記事は、セットでの価格を設定でき、たとえばシリーズ物やテーマ別の記事など、利用者の関心に合わせて販売することが可能です。
どの記事をどのマガジンにまとめるか、という設定も簡単ですので、利用者のニーズに則したテーマをまとめることで、より効率的に収益につなげることができます。

◆定期購読マガジンについて

月額の利用料を設定し、購入者に対する記事を連載していく形式です。利用にはプレミアムサービスへの加入が必要となります。
「この人の記事はお金を払ってでも網羅したい」と思われる必要がありますので、一定のファン層を持つ上級者向けの方法だと言えるでしょう。漫画などの連載物のほか、ノウハウを提供するメルマガのような形で配信しているクリエイターも多いようです。

クリエイターサポート機能について

noteで公開された記事の最後には、「サポートをする」というボタンが設置されています。これは記事の読者が、「有料記事ではなくても、気に入った記事に対価を払いたい」「この記事を書いた人を、金銭的にサポートしたい」と思った時に、クリエイターに対して「100円~10,000円」のサポートを行えるシステムです。
これをメインに稼ぐというのは現実的ではありませんが、「質の高さにこだわっていれば、評判だけではなく金銭面でのメリットもありうる」と考えると、クリエイターとしてのモチベーションも高まるでしょう。

ストア機能について

note(ストア設定)

noteを直接の収益媒体と考えるのではなく、ECサイトへの流入経路として考える方法です。
noteには、ECサイトの商品をページ上に一覧表示できる機能があります。

(画像出典:「ECサイトで販売している商品の一覧ページを表示する|noteヘルプセンター」

STORES、minne、BASE、iichi、MUUU、EC-CUBEのプラットフォームが対象となっており(2020年8月現在)、商品一覧のRSSを取得することで、自身のnote上の「ストア」ページに商品を表示することができます。

有益な情報を発信することでフォロワーを増やし、販売ページにつなげるという「集客ツール」としても、noteは有効に活用することができるでしょう。後述するTwitterとの連携も含め、自身のサービスについて多角的に情報を発信できるシステムとなっています。

サークル運営について

noteには趣味や関心を同じくするメンバーが集まる「サークル」という機能があります。基本的には、「主催するクリエイターがサークル参加者に対して限定情報を発信したり、勉強会を開催したりする」という構造になっており、サークル参加者の支払う「月会費」が、サークル主催者の収益となります。

サークルを主催するのはやはり、「同ジャンルのクリエイターから、有益な情報を発信していると認知されているクリエイター」ということになるでしょう。こう書くと、「そのジャンルでもっとも技術のある人」のように聞こえますが、実際にサークル運営によって収益をあげているのは必ずしも「プロ中のプロ」だけではありません。
クリエイターにとって「有益な情報」の一つに、「収益につなげる方法」があります。「自分の技術を向上させる」ための情報よりも、むしろ「どうやって自分の作品で稼ぐか」というノウハウが、多くのクリエイターにとって関心の的となるのです。
極端な話をすれば、その分野では駆け出しであっても、収益化の方法をわかりやすく解説することができれば、クリエイターにとって「有益な情報」を提供するサークルが運営できるわけです。

SNSとの連携で効率的に収益化

ユーザー

note上での収益を高めるためには、コンテンツの質を高め、売り出し方を工夫することが必要です。しかしそもそもの問題として、自身のnoteの存在を広く知ってもらわなくては、コンテンツの販売に結びつけることができません。
noteの閲覧数を増やすためには、SNSなどの外部サービスとの連携や、口コミを上手く活用していく必要があります。

SNSはTwitterがおすすめ

noteの記事を広めていく際、とりわけ相性がいいのはTwitterです。テキストベースでリアルタイムに配信が可能であり、リツイートによる拡散も見込めるため、スピード感をもって情報を広めることができます。
「Twitterで話題となっている事柄をチェックし、それについてnoteで言及したうえで、その記事をTwitterで広める」といった使い方をすると、記事の注目度を一気に高めることができるでしょう。

また、noteとTwitterのアカウントを連携させておけば、自身のnoteがシェアされた際に、Twitterから通知を受けることができます。どのような人が、どのような文脈で自分の記事を紹介しているのかを知ることは、今後の方針を定めるにあたって有益な情報となるでしょう。

記事の無料公開部分に口コミを表示

Twitterとnoteを上手く組み合わせてフォロワーを増やしていけば、おのずと記事に対するリアクションも増えていきます。それらのリアクションを、「口コミ」として活用することが、noteへの流入を増やすポイントとなります。
Twitter上の口コミをリツイートしたり、あるいは有料記事の無料公開部分にツイートを貼り付けたりすることで、コンテンツの質を客観的に担保することができるでしょう。

まとめ

初期費用をかけることなく創作活動を開始できるnoteには、ソーシャルメディアのなかでも収益につなげやすい環境が整っています。
「自分で作ったものに、自分で値段をつける」ということが簡単にできるため、収益化までのプロセスも簡略化できるでしょう。
利用にあたって必要なのは、オンライン環境だけ。直接的な収益を目指す以外にも、表現の場として優れたフォーマットとなっていますので、クリエイティブな分野に関心のある方はまず気軽な気持ちでnoteを始めてみてはいかがでしょう。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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