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noteの使い方って?脱初心者!今さら聞けない基本から徹底解説

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クリエイターやブロガーにとって、「自分の作品を知ってもらうためのツール」は、活動を続けていくための生命線となります。

現在「note(ノート)」というソーシャルメディアが注目されていることをご存じでしょうか。
テキストや画像、動画や音楽と、さまざまな表現媒体に対応するnoteは、クリエイターやそれを目指す方にうってつけの情報発信ツールです。

創作を楽しむ場としてはもちろん、情報を広めるためのオウンドメディアとしても注目されるnoteは、「情報発信に適したメディアを探している」「更新しやすいアプリを知りたい」という方にとって有力な選択肢となるでしょう。
今回は、「noteをこれから使いはじめる」という方に向け、基本的な知識や使い方を説明していきます。

noteでできること

noteのプラットフォームは、一見すると通常のブログと似た形をしているため、「ブログサービスの一種」と考えている方も多いです。

しかし、noteは「コンテンツの販売」や「ユーザー同士の交流」など、クリエイターの活動に特化した機能を備えています。
その特化型のプラットフォームが好評を博し、「自分の作品に自信がある」というブロガーや、「自社の活動について広めるソーシャルメディアを探している」といった企業からも支持を得ています。

レイアウトやデザイン上のカスタマイズはできませんが、その分シンプルな形式に沿って投稿できるため、HTMLやCSSといった専門知識を必要としないことも特徴です。
スマートフォン版のアプリも使いやすいインターフェイスを備えていますので、「移動しながら記事を更新」「他のクリエイターの記事をチェック」といったことも容易でしょう。

これらの特徴から、ユーザー数を年々伸ばしているnoteですが、具体的にどのような活動ができるのでしょうか。noteの特徴となる要素を、簡単に解説していきます。

コンテンツの投稿

noteでの活動の中心となるのは、自身の作品の投稿です。SNSでのシェア機能やハッシュタグ、関連記事のレコメンド機能などを備えているため、自分の作品に触れてもらう機会を得やすいことが特徴です。

noteにおいて投稿できるコンテンツは、主に「テキスト」「画像」「動画」「音声」「つぶやき」の五つ。
テキストでお役立ち情報を発信したり、画像でマンガを投稿したり、音声でラジオ番組を提供したりと、幅広い創作ジャンルに対応しています。

後述するように、投稿時の操作も直感的にわかりやすくなっていますので、「専門知識がなくても多角的に情報発信できるアプリを探している」という方にとって強い味方となってくれるでしょう。

コンテンツの販売

アフィリエイトブログなどとは異なり、noteには「広告収入」というシステムがありません。
間接的な収入ではなく、自分の作品を直接売ることで収入を得られることが、noteの大きな特徴と言えるでしょう。

自分で作成したコンテンツを販売するだけではなく、自社のECサイトで取り扱う商品を表示する「ストア」機能など、流入経路の確保にも役立つプラットフォームを備えています。

noteを通して収益化を実現しているユーザーも見受けられるようになり、「稼ぐためのメディア」としての一面も注目されています。
noteでの収益化については、当サイト内の別記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせて参照してみてください。

他のユーザーとの交流

ソーシャルメディアとしてのnoteは、他のクリエイターとのつながりを作る場としても活用できます。フォロー機能によってお気に入りのクリエイターの記事をチェックし、記事に対するコメントを送ることで、人気のあるクリエイターとの双方向的のやり取りも期待できます。
関心を同じくする人たちを集めて「サークル」を作る機能もありますので、有益な情報交換の場としても活用することができます。

スマートフォン版アプリをインストールすれば、他ユーザーから反応があった際などに通知を受け取れるため、タイムラグの少ないコミュニケーションも可能です。

実際にnoteを使ってみよう

noteの利用に料金はかかりません。有料プランも用意されていますが、それらは主に記事の販売における制限の解除に関わるものです。情報発信のツールとしては、無料のサービスで十分に運用できますので、まずは気軽に「クリエイター」としての活動を始めてみてはいかがでしょう。

この項では、具体的な登録方法や、基本的な設定方法について解説していきます。

noteへの登録と初回ログイン

登録画面

noteのサイト上から、「新規登録」へと進み、必要事項を入力しましょう。

上のようにメールアドレスによる登録も可能ですし、FacebookあるいはTwitterアカウントを利用したログインも可能です。とりわけTwitterはnoteとの連携に優れているため、Twitterアカウントを持っている方はそちらを利用してもいいでしょう。

マガジン

登録が済むと、関心のある分野を選択する画面に移行しますので、興味のあるものを選びます。ピックアップしたジャンルに合わせて、おすすめのマガジン(特定ジャンルの記事をまとめた特集)が表示されるので、チェックしたいものがあればフォローしてみましょう。

その後、関心に合わせたおすすめのクリエイターが表示されます。気になるクリエイターがいればフォローしておいてもいいですし、追々お気に入りの方を見つけていく形でもいいでしょう。
クリエイターのフォロー設定を済ませると、早速noteを利用できるようになります。

基本的な使い方

メニュー

ログイン後、トップページの上部には、このようなメニューが表示されます。

大きな区分として、赤枠の部分が「情報収集」に関わるもの、青枠の部分が「自分の作業」に関わるもの、という形になっています。
前者の「情報収集」に関しては、話題になっている記事を見つけたり、開催中のコンテストをチェックしたりといった活動が可能です。
自分の関心のあるジャンルを選んで、他のクリエイターの創作物を楽しむのもいいですし、「今どのような記事が人気なのか」ということを分析してみてもいいでしょう。

公募

赤枠メニュー内にある「募集中」のページでは、作品の公募が行われています。

「コンテスト」と「お題」という形で枠が分けられていますが、基本的には「テーマに沿った作品を投稿する」という趣旨のイベントです。「コンテスト」で入賞すると、賞金や賞品がプレゼントされることがあり、「お題」への投稿で話題になればnote公式アカウントにピックアップされ、クリエイターとして名前を広めることができるでしょう。
自分の記事に該当するハッシュタグをつけるだけでエントリー可能なお題も多数ありますので、創作のテーマをここから探してくるのも有効な手段です。

マイページを充実させよう

実際に記事を投稿する前に、自分のページを訪れた人が興味を持ってくれるよう、「マイページ」を充実させておくとよいでしょう。

マイページ
プロフィール
プロフィール2

トップページの右上にあるプロフィール画像(画像の赤枠部分)をクリックすると、自分のアカウントを管理するメニューが表示されます。

自分のページを充実させたり、PV数を確認したりと、さまざまな設定、確認が可能です。
一番上の「マイページの表示」から、プロフィール文や画像などの設定を行うことができますので、最初にこちらを設定するとよいでしょう。

画面右上の「設定」をクリックすると、プロフィール編集画面に移行します。

この画面から、ヘッダー画像やプロフィール画像、自己紹介文の変更が可能です。

プロフィールの他にも、あらかじめ設定しておくことで情報発信がスムーズになるポイントがありますので、具体的な操作方法も含めて紹介していきます。

SNSと連携させる

アカウント

TwitterやFacebookを利用しているのであれば、ぜひnoteのアカウントと連携させましょう。特にTwitterとnoteは相性がよく、自分の記事がTwitterでシェアされたとき、noteの記事だけでなくTwitterのIDも表示されるため、シームレスな形で自身の活動を拡散できるようになります。
設定は、先のメニューの「アカウント設定」から簡単に行うことができます。

画像の赤枠部分をクリックすると、Twitter(もしくはFacebook)のアカウント認証に移行しますので、認証画面から各SNSのアカウントにログインすることで連携が始まります。
マイページにも連携しているSNSのアイコンが表示されるため、記事に興味を持ってくれた人がSNSも覗いてくれる、といった効果も期待できます。

高評価へのリアクションを設定する

noteには「スキ」という、Facebookの「いいね」にあたる機能が存在します。気に入った作品を評価する際に使われる機能ですが、noteはこの「スキ」をしてくれたユーザーに対して「お礼のメッセージ」を送ることができます。
FacebookやTwitterの感覚だと、「いいねしただけで、わざわざメッセージを送る必要がある?」と思ってしまいますが、noteにおける「スキ」は「自分の作品への評価」にほかなりません。自身の作品に目を通し、気に入ってくれた他のユーザーに対して、お礼の言葉を贈ることで「クリエイター同士の交流」のきっかけともなりえます。

「スキ」の設定

テンプレートとしてお礼の言葉を用意しておけば、自動的に「スキ」してくれたユーザーにメッセージが表示されます。
「アカウント設定」の「リアクション」タブをクリックすると、以下の画面からお礼メッセージを設定することができます。

メッセージを複数設定しておけば、「スキ」が押されるたびランダムに表示されるため、テンプレートだということも気になりません。
noteにおける一つの「スキ」は、自分がクリエイターとして認められた証であり、また「スキしてくれた人に次もチェックしてもらえるチャンス」でもあります。小さな設定一つが大きな違いとなりますので、お礼メッセージはぜひとも設定しておくようにしましょう。

記事の「固定表示」を有効活用

通常、自分のページのトップに表示される記事は、「新しい順」に並ぶよう設定されています。簡単な設定により、先頭に表示される記事を固定することが可能です。
自分自身について紹介する記事や、自分の個性がうまく表現できている記事が書けたら、それをトップに表示することで、届けたい情報を効率的に伝えることができます。

固定表示

固定表示したい記事を表示した状態で、タイトルの右側にある「…」マークをクリックすると、以下のようなメニューが表示されます。

「マイページに固定表示」を選択すると、トップに記事が固定されます。
クリエイターとしての名刺代わりになる作品で、トップページを飾りましょう。

その他のアカウント管理

その他、アクセス状況の解析や、退会の際の処理について補足します。

ダッシュボード

アクセス状況は、マイページメニューの「ダッシュボード」から確認できます。

期間ごとにPV数などを確認できるようになっています。記事別のアクセス状況も表示されますので、どのような記事が評価されているか一目で確認可能です。

マイページメニューの「ダッシュボード」からは、有料記事の売上管理に関する確認も可能です。売上が伸び、確定申告が必要となる場合にも履歴を確認できるので、個人事業主の方も利用しやすいフォーマットとなっています。

また、「アカウント管理」のメニューからは、先のSNS連携やリアクションの設定のほか、有料コンテンツを購入する際の支払い情報についても設定が可能です。

noteを退会する際には、定期購読しているコンテンツの停止申請を行ったうえで退会処理を行うようにしましょう。退会すると、記事などのデータは一切復元できませんので、十分検討したうえで退会処理を行ってください。

noteに投稿してみよう

投稿画面

マイページの準備が整ったら、実際にnoteの投稿機能を使ってみましょう。

トップページの「投稿」ボタンを押すと、上のように五つの投稿パターンが表示されます。ここでは、もっとも基本となる「テキスト」による投稿方法を説明していきます。

タイトルと見出しの設定

投稿画面2

「テキスト」をクリックすると、以下のような編集画面が表示されます。

記事のイメージ画像を設定することも可能ですが、投稿の際必須となるのは「記事タイトル」と「本文」のみです。

投稿画面3
投稿画面4

本文を打ちこんでいる最中、区切りをつけたい箇所があれば「見出し」の機能を使いましょう。見出しにしたいテキストを打ちこんだ後、マウスでその箇所を選択すると、以下のようにテキスト上にガイドが表示されます。

ガイドの赤枠部分の「T」をクリックすることで、選択箇所が見出しとして設定されます。

文字装飾

投稿画面5

テキストを選択した際に表示されるガイドからは、「太字」や「中央寄せ」「引用」といった機能も選ぶことができます。

テキストにリンクを貼り付けたり、HTMLコードを設定したりといった操作も可能です。

リンクの挿入

投稿画面6

段落を変えたときに表示される「+」のマークをクリックすると、段落内に挿入できる要素のアイコンが表示されます。

画像やその他ファイルのアップロード、リンク挿入やコード貼り付けが可能です。
ここでは、赤枠内の右から二番目にある「リンク」の機能を見てみましょう。

投稿画面7

右から二番目のボタンをクリックすると、URLを挿入する枠が表示されます。リンクさせたいURLを貼り付けるだけで、以下のようにカード形式でリンクが設置されます。

通常のリンクはもちろんですが、TwitterのURLを貼り付ければ投稿内容そのものが表示され、YouTubeであれば動画がそのままページに埋め込まれます。

公開設定

ハッシュタグ

記事が完成したら、いよいよ公開です。編集画面の右上にある「公開設定」をクリックすると、ハッシュタグや記事販売の設定を行う画面に遷移します。

ハッシュタグをつけることで、他のユーザーの目に留まりやすくなり、流入数アップが見込めます。投稿する際は、内容に沿ったタグを必ず設定しておくようにしましょう。

マガジンを作成してみる

noteには、複数の記事をひとまとめにする「マガジン」という機能があります。自分自身の作品をジャンル別に整理することにも利用できますが、「気に入った他者の記事をカテゴリ分けしておく」という使い方も可能です。
マイページメニューの「マガジン」から、「マガジンを作成」をクリックすると、以下の設定画面が表示されます。

他のユーザーのnoteを楽しむ

自身の創作活動を楽しむことはもちろんですが、他のクリエイターの作品に触れ、魅力的な人たちと交流できることも、noteの醍醐味の一つです。

「どこから記事を見つければいいかわからない」という方は、まずnote編集部による「公式マガジン」をチェックしてみるとよいでしょう。小説や音楽、マンガなどのおすすめ作品がジャンル別にまとめられているほか、クリエイターとして活動するための「お役立ち情報」も豊富に用意されています。

マガジン

「この人の作品は毎回チェックしておきたい」というクリエイターを発見したら、まずは「フォロー」を行いましょう。さらに、記事に対して「スキ」を押したり、コメントを残したりすることで、交流のきっかけが掴めるかもしれません。

編集したマガジンは、公開・販売することも可能ですし、非公開設定にして自身だけで楽しむことも可能です。
うまくマガジン機能を活用することで、テーマ別に記事をピックアップしたキュレーションメディアとして運用していくこともできるでしょう。

マガジン

作成したマガジンに記事を追加するには、各記事の末尾にある「スキ」アイコンの隣にある「+」ボタン(下の画像の赤枠部分)をクリックします。

追加したいマガジンを選択できますので、該当するものを選び、記事を追加しましょう。

サークルでつながる

noteには共通の関心によって他のクリエイターとつながれる「サークル」という機能があります。
トップページのメニューから「サークル」をクリックすると、現在活動しているサークルが表示されます。

趣味に関わるもの、働き方に関わるものなど、テーマはさまざまです。定期的に会食やミーティングなどを行い、本格的に活動するサークルもありますし、あくまでオンライン上での関係を前提としたサークルもあります。
サークルによって月ごとの会費が設定されていますので、自分にとって有益な情報が得られるか検討してみるとよいでしょう。

既存のサークルに目ぼしいものがなければ、自らサークルを立ち上げることも可能です。同じ関心を持ったクリエイターと出会うために、自分にとって心地よい環境を自ら積極的に作っていけるのもnoteの魅力です。

まとめ

noteの基本的な使い方について紹介してきました。
シンプルなプラットフォームを備えたnoteは、クリエイターのさまざまなニーズに応え、現在も新しい機能を増やしています。

今後も多くのクリエイターが利用していくことが見込まれるので、自分の活動について知ってほしい方、クリエイティブな分野でのつながりを作りたい方など、多面的なチャンスに出合える場として期待が持てるでしょう。

記事そのものの質を高めることはもちろんですが、マイページを充実させ、自分のことを知ってもらう体制を整えることが、noteを活用するうえでのポイントとなります。これを機に、noteでクリエイターとしての活動を広めてみませんか?

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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