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Tableau(タブロー)とは?使い方入門~何ができるか、Excelとの違いなど解説~

Tableau(タブロー)とは?使い方入門~何ができるか、Excelとの違いなど解説~

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データの可視化に特化したBIツールとして、現在「Tableau(タブロー)」というプラットフォームが注目を集めています。
多彩なグラフやチャートを用いたビジュアル分析を、シンプルな使い方で実現できるTableauは、プレゼンテーションや社内の資料共有を効率的にしてくれる力強い味方です。

今回は、このTableauについて、基本的な機能の紹介やExcelとの比較、使い方のマニュアルなど解説していきます。入門ガイドとして、ご参考いただければ幸いです。
他方、データ分析初心者の方だけでなく、BIツール関連の資格取得を目指す方にとっても有益かと存じます。

「こんなアプリケーションを待っていた!」と思えるTableauの魅力に、まずは拙稿にて触れてみてください。

Tableau(タブロー)とは

Tableau(タブロー)について

いわゆるビッグデータやデータドリブンといった言葉を、ビジネスの現場では頻繁に見聞きするようになりました。同じく昨今、BI(Business Intelligence)ツールと呼ばれる分析プロセスの効率化に寄与した代物が台頭。加速度的に浸透しています。かつて、データの収集・抽出・加工に基づいた分析・解析・レポート作成は、それらを専門領域とするエンジニアやアナリストの仕事でしたが、いまやそのBIツールを扱うことで、誰しもが手っ取り早く実現可能です。そして、その渦中にて現在、Tableauが重宝されています。

Tableauは、端的に述べると、複雑かつ大量のデータをビジュアル化することに特化したアプリケーションです。ビジネスで扱うデータ分析の結果を経営方針に反映する際、BIツールはそのプロセスを示すのに非常に役に立ちますが、その中でもTableauは、一際わかりやすく伝えることができます。

なお、Tableauを生んだ本社はアメリカのシアトルです。ここ日本でも2013年、製品の販売・サポートのために「Tableau Japan株式会社」の名の下、法人が設立されています。

Tableau(タブロー)は何ができる?

Tableau(タブロー)でできること

Tableauは具体的に何ができるのか?

いわば魅力につながるその要素を具体的に知ることで、活用するイメージがより湧くはずです。

できること、あるいはメリットが鮮明に浮かび上がれば、興味・関心もぐっと高まるでしょう。

以下、いくつか紹介します。

直感的操作によるビジュアル化

データを文字や数字のまま伝えるよりも、グラフやチャートに落とし込んだ方が、大量の情報をスムーズに伝達できることは言うまでもありません。

Tableauはさまざまな形状のグラフやチャートを、マウス上の操作によって即座に作成できるインターフェースを備えています。ExcelやPDFなどのファイルはもちろん、Googleアナリティクスで収集したアクセスログやBigQueryなどのクラウドデータまで、多岐にわたるデータから視覚・ビジュアル化したい項目をピックアップするだけでグラフが作成され、形を整える作業も直感的に行うことができます。

動きのあるダッシュボード

Tableau(タブロー)で扱うダッシュボード

異なる指標を一つの画面にまとめる「ダッシュボード」の柔軟性が、Tableauの魅力の一つです。

同時に複数の指標を見比べることで、単独の表やグラフからは見えてこない情報を読み取ることができるため、プレゼンテーションの際などの資料作りに適しています。

ダッシュボード上の操作で多様な「動き」を与えることができ、特定の項目に対するハイライト機能や要素のフィルタリングなど、「説明しながら視覚効果を加えていく」ことが容易なインターフェースとなっています。

さらに、ダッシュボードと近い機能として「ストーリー」という機能があります。作成した複数のグラフのそれぞれに、キャプションや説明文を付け加えて並べ替えることで、分析内容を深く説明するための機能です。「データとデータのつながり」をプレゼンテーションの中で明示でき、内容に厚みや奥行きを加えることが可能となっています。

ダッシュボードの自動更新機能

定期的に観測・発表するようなデータがある場合は、ダッシュボードの自動更新機能が役に立ちます。オンライン上で収集しているデータであれば、いちいち手動でグラフ化の作業をする必要はなく、設定したフォーマットに合わせてダッシュボードが自動で更新されるのです。

「商品別の売上と、店舗ごとの売上を、毎月グラフで確認したい」「サイトの流入経路別のPVや、コンバージョン率を毎週チェックしたい」といったケースなど、ダッシュボードの自動更新機能によって作業コストを大きく削減することができます。

Tableau(タブロー)とExcel の違い

Tableau(タブロー)とExcel の違い

データ処理に長じたアプリケーションとして、多くの方が思い浮かべるのはExcelでしょう。表計算やグラフ化の機能も充実しているため、「Excelがあるのに、わざわざTableauを導入する必要はあるの?」と考える方もいるかもしれません。

似た機能を持つExcelとTableauですが、実際にそのコンセプトを比べてみると、そもそもの方向性において異なっていることがわかります。

Excelの本質は「表計算」にあります。対して、Tableauは先述した「ビジュアル化」を前提としたツールです。完成形から逆算して必要なデータを抽出する、という考え方を基本としています。

なお、Excelにもビジュアル化の機能はありますが、これはあくまで「表計算からの延長」として位置づけられます。

上記を踏まえて、Tableauは、プレゼンや共有など「作成したものを見せる」ことを念頭に置いていると言えるでしょう。そのうえで「見やすい資料を効率的に作る」ことに特化したインターフェースを備えています。

それでは、ExcelとTableau両者のコンセプトの違いが、具体的にどういった面で現れてくるのかを確認しましょう。

ビジュアル化のステップを短縮

たとえばプレゼンテーションの資料作りにおいて、一つの画面に異なるグラフやチャートを表示したい場合、Excelにおいては基本的に「(1)データの入力・整理」→「(2)個々にグラフを作成」→「(3)PowerPoint上に貼り付ける」という操作を繰り返す必要があります。

一方Tableauでは、カテゴリの異なるデータをさまざまに関連づけながら、一つの画面に出力することが可能です。入力・整理したデータを一つのプラットフォームでビジュアル化することができ、資料作成の効率向上に大きく貢献します。

直感的な操作が可能

上述したビジュアル化の作業が、ドラッグ&ドロップをはじめとしたマウス上の操作で直感的に行えることもTableauの特長です。基本的にTableauは、新たにデータを入力するためのプラットフォームではなく、「すでに存在するデータをまるごとビジュアル化する」ためのツールのため、操作の基本は「入力」ではなく「移動」となります。

「これとこれを結びつけて、このフィルタリングで条件を絞って、こういう形状のグラフにしよう」という思考のプロセスが、直接マウス上の操作で行うことができるため、初心者にとっても扱いやすいインターフェースであると言えるでしょう。

拡張性の高さ

Tableauはもともと「多種多様なデータを一元的にビジュアル化する」ことを目的に作られているため、多岐にわたるデータソースから情報を抽出・結合させ、分析において必要な項目を任意にグラフへと落とし込めます。

Excelやテキストファイル、PDFデータなどPC上にあるファイルだけではなく、画像のように数多くのサーバーへのアクセスが可能です。異なるデータソースを関連づけることもできるため、ビジュアル分析の可能性をこれまでにない形で広げてくれます。

Tableau(タブロー)の使い方マニュアル

Tableau(タブロー)の使い方マニュアル

ここからは、実際にTableauの操作方法を紹介します。

Tableauの使い方の基本は、(1)データベースに接続し、(2)ビジュアル化したいデータの要素を選択、(3)グラフの整形、という三つのステップからなります。以下、それぞれの方法です。

Tableauからデータに接続する

PC上にあるファイルへのアクセスおよび、スプレッドシートやGoogleアナリティクスなど、さまざまなWeb上のツールに直接アクセスすることも可能です。

Tableauの初期画面からデータに接続するには、画面左側の「接続」の項目から参照するデータソースを開きます。

Tableauからデータに接続する

ここではさしあたり、Tableauから配布されているチュートリアル用のExcelデータを用いてみましょう。「接続」から「Excel」を選択し、参照するExcelファイルを開くと、このような画面が表示されます。

Tableauから配布されているチュートリアル用のExcelデータ

赤枠の「シート」から、Excelファイルのどのシートを用いるかを選択できます。「注文」をドラッグし、中央の「テーブルをここまでドロップ」の箇所でドロップすると、下部の表にデータが出力されます。

Tableau経由で確認できる注文データ

異なるファイル形式に収められたデータを組み合わせて利用したい場合も、左上の赤枠部分の「追加」から読み込むことができます。複数のデータソースから共通する項目だけを結合したり、関連する項目をピックアップしたりと、表示したい内容に合わせて柔軟にデータを結びつけることが可能です。

ビジュアル化したい要素を選択

参照元のデータを取り込んだら、いよいよビジュアル化の作業です。

Tableauで行うビジュアル化の作業

青枠にある項目から、表示したいものをドラッグし、赤枠の部分にドロップするだけで、すぐさまグラフの形に落とし込まれます。たとえば「製品別の売上」が知りたい場合は、「製品名」を列に、「売上」を行にドロップすると、自動的にこのようなグラフが表示されます。

Tableauのビジュアル化の作業で表示されるグラフ

追加できる要素は、「行と列それぞれ1つずつ」という形に限りません。たとえば、「商品のカテゴリと、顧客区分ごとの売上を確認したい」という場合は、「カテゴリ」「顧客区分」を行にドロップし、「売上」を列にドロップすれば、自動的に適したグラフ形状が選択されます。

グラフの形状は、画面右側の「表示形式」から1クリックで変更可能です。

Tableauで行うビジュアル化の作業で表示されるグラフの形状について

今回は「水平棒グラフ」から「並列棒グラフ」に変更することで、視認性が高まりました。

このように、「行」と「列」それぞれの枠に要素を追加するだけで、さまざまな形状のグラフを作成することができるのです。

グラフを整える

より複雑な比較も、クリック操作のみで対応できます。ここでは、試しに「四半期ごとの売上の推移を、年別に比較する」を実行しましょう。

まずは「オーダー日」と「売上」のグラフを作ります。

Tableauで作る売上とオーダー日

続けて、赤枠部分の「オーダー日」にカーソルを合わせ、表示される「▼」をクリックしましょう。

オーダー日の選択

表示期間の選択肢が赤枠部分にあります。ここで「四半期」を選択すると、「四半期ごとの売上」のグラフに変化します。

ここからさらに年度別比較を行うためには、新たな要素として「オーダー日」を再度追加することが必要です。

オーダー日の追加

追加すると以下のような形に表示されます。確かに四半期それぞれの、年度別の売上を示すグラフですが、少しわかりにくい印象です。そういうわけで、形を整えるために「年度」の要素を色分けして表現してみましょう。

年度を色分けして表示

赤枠の「年(オーダー日)」をドラッグし、画面左の青枠「色」のところでドロップします。

年度の推移が一目で分かるグラフ

すると、年度の違いが色によって区別されるため、一目で確認しやすい形になりました。

さらに応用として、「前年からの成長率を指標として加える」も試してみましょう。Tableauには簡易的な表計算機能が備わっているため、それを活用します。

Tableauに備わっている簡易的な表計算機能

「売上」のプルダウンメニューから、「簡易表計算」→「前年比成長率」をクリックすると、自動的に計算が行われ、グラフが変形します。

グラフの変形

通常の売上の推移も同時に見たい場合は、もう一度「売上」の項目を「行」に追加すれば、このように上下に表が並びます。

上下に並ぶ表

複雑な項目も、多彩なグラフィック機能を用いることで、一目で情報が伝えられるようになります。

ダッシュボードの作成

作成したグラフをダッシュボードにまとめたいときも、非常にシンプルな操作で実行できます。メニューバーの「ダッシュボード」から、「新しいダッシュボードを作成」をクリックしましょう。

グラフをダッシュボードでまとめる

このような画面が確認できれば、ダッシュボードに表示したいシートをドラッグ&ドロップで落とし込みましょう。

すると、異なる指標を用いたグラフが同一画面に表示されます。単に並べるだけではなく、ダッシュボード上でグラフ間を関連づけることも可能です。

たとえば、下の折れ線グラフの「2015年8月」時点におけるデータを、上の棒グラフでも表示したい場合は次の通り。

折れ線グラフ内の2015年8月の箇所にカーソルを合わせると、右側にアイコン(赤枠部分)が表示されます。

折れ線グラフの右側にアイコンが追加

ここで、上から三つ目の漏斗のマークをクリックしてください。

関連するデータにフィルタリングがかかり、棒グラフの方もすべて2015年8月のものとなります。

棒グラフに指定月のデータを反映したシート

確かに、上のグラフの形状が変化していますね。

このように、ダッシュボード上でも確認したい条件に合わせてグラフ操作が可能です。この点もまた、Tableauの魅力と言えるでしょう。

Tableau(タブロー)で扱われる製品、ライセンス、価格体系

Tableau(タブロー)のライセンス、価格体系

データのビジュアル分析において強力なツールとなるTableauですが、導入する際に気をつけなければならないのは「ライセンスの複雑さ」です。Tableauのアプリケーションは大きく三つの種類がありますが、ライセンスごとに扱える内容が異なるため、「どれを選べばいいのか」が一目ではわかりにくくなっています。ここでは、Tableauのアプリケーションの種類を確認したうえで、「どのライセンスでどれが扱えるのか」を説明していきます。

製品の種類

まずはTableauのライセンスで扱われる三つの製品について紹介します。

Tableau Desktop

「Tableau Desktop」とは、Tableauのビジュアル化機能を担うアプリケーションです。実際にPCにインストールし、ビジュアル化したファイルを作成するためのソフトになります。

Tableau Prep Builder

「Tableau Prep Builder」とは、前もってビジュアル化に必要な、データの形式を整えるためのソフトです。

Tableau Server(Tableau Online)

「Tableau Server」とは、データを公開・共有・共同編集するための、サーバー側のアプリケーションです。公開されたダッシュボードの自動更新や、データの検索、簡単な編集を行うことができます。

なお、SaaS版(クラウドサービス向け)として用意されているのが「Tableau Online」です。前者とは異なり、インストールからアップデート、保守・運用管理まで行う必要がありません。

ライセンスの種類

ライセンスの種類として「Tableau Creator」「Tableau Explorer」「Tableau Viewer」の三つが存在します。このうち「Tableau Creator」はデータを分析する役割に向けたライセンスです。そして、「Tableau Explorer」「Tableau Viewer」の二つはデータを共有・確認する役割に向けてのライセンスとなっています。

それぞれについて、どのような権限が与えられるのかをチェックしてみましょう。

Tableau Creator

Tableau Creatorのライセンスでは、「Tableau Desktop」「Tableau Prep Builder」「Tableau Server」すべての製品が使用可能です。Tableau Desktopで作成した資料を、Tableau Serverに公開する役割を担う方のためのライセンスと言えます。

Tableau Explorer

Tableau Explorerのライセンスでは、Tableau Server上に公開されたデータをもとに、必要なデータを結びつけたり整理したりしながら、新しくダッシュボードを作成することができます。Tableau DesktopをPCにインストールすることができないため、操作はCreatorよりも限定的ですが、「資料のまとめ役」としての役割に適したライセンスです。

Tableau Viewer

Tableau Server上のデータを閲覧するためのライセンスです。データの編集には対応していないため、ダッシュボードにアクセスし、共有された内容を確認する役割の方に向けたプランになっています。

価格体系

Tableauの料金をまとめると下表のとおりです。

Tableauのライセンス別価格体系Tableau CreatorTableau ExplorerTableau Viewer
1ユーザーあたり年間価格
(税抜)
102,000円51,000円
(製品:Tableau Server)
60,000円
(製品:Tableau Online)
18,000円
(製品:Tableau Server)
22,000円
(製品:Tableau Online)
必要最低購入数15100
製品・Tableau Desktop
・Tableau Prep Builder
・Tableau Server
(Tableau Online)
Tableau Server
(Tableau Online)
Tableau Server
(Tableau Online)

以下、それぞれ簡単に説明します。

Tableau Creatorの料金

「Tableau Creator」の料金は1ユーザーあたり年間102,000 円(税別)です。購入数1つからのため、最低限のコストで分析を開始できます。また、1ユーザーにつきPC2台までのアクティベートが可能です。

Tableau Explorerの料金

「Tableau Server」を使用するなら「Tableau Explorer」の料金は1ユーザーあたり年間51,000 円(税別)ですが、最低導入数が5ユーザーとなっているため、実質的には年間255,000円は掛かる計算になります。なお、SaaS版に当たる「Tableau Online」を製品で使用する場合は1ユーザー60,000円(税別)、すなわち必要な費用は300,000円です。

Tableau Viewerの料金

「Tableau Viewer」の料金は「Tableau Server」なら1ユーザーあたり年間18,000円(税別)、「Tableau Online」を使用すると22,000円(税別)です。注意しておきたいのは最低導入数。その数なんと100ユーザーです。 したがって「Tableau Viewer」 は、大規模な組織向けのライセンスだとわかります。

Tableau(タブロー)と連携できるアプリケーション

Tableau(タブロー)と連携できるアプリケーション

多種多様なビジネスツールと連携し、そのデータをすぐさまビジュアル化できることもTableauを推奨したいポイントです。 接続の機能を使えば、PC上のファイルや各種サーバーへ即座にアクセスでき、ExcelやPDFなどのファイルはもちろん、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドデータ、その他さまざまなBIツール上のデータベースと紐づけられます。

そうしたなか、本章ではGoogleアナリティクスおよびSalesforceとの連携について詳しく述べていきます。

Googleアナリティクスとの連携

Tableauは、アクセス解析ツールとして圧倒的なシェアを有するGoogleアナリティクスと、スムーズに連携することが可能です。

サイトユーザーの情報やコンバージョン率など、収集したアクセスログのデータを条件ごとにビジュアル化できるため、より精度の高い分析につながります。

Googleアナリティクスのレポート機能自体優れていますが、複数の指標における時間別の推移や、複雑なフィルタリングなどをTableau側で行うことで、メリットは拡大。欲しい情報が一目でわかる形に仕上げることができます。

また、アクセス解析においては定期的なデータの収集・分析が必要です。それゆえTableauのダッシュボード更新機能は非常に役に立つでしょう。GoogleアナリティクスのデータをExcelに出力し、グラフ化してPowerPointに貼り付ける、という作業を繰り返している方は、TableauをGoogleアナリティクスに連携させることで大きくその時間を短縮できるはずです。

Salesforceとの連携

CRM(顧客情報管理)において世界トップシェアを誇るSalesforce(セールスフォース)は、2019年にTableau Softwareを買収し、顧客情報や財務情報の分析において、地盤をより強固なものとしています。

そのため当然、SalesforceとTableauの間には豊富な連携機能が用意されています。Salesforce上の顧客データをTableauでビジュアル化し、ダッシュボードに出力することはもちろん、Tableauで作成したビジュアル分析をSalesforceに埋め込むことも可能です。

見込み客の管理や取引先の追跡、売上の推移などをスムーズに可視化・共有することで、客観的なデータから現状の課題を見出し、今後の方針決定に生かすことができるでしょう。

Tableau(タブロー)の今後

今後の発展が期待されるTableau

マウス上の操作により、複雑なデータも多彩にビジュアル化できるTableauは、BIツールとして今後さらなる注目を浴びていくと考えられます。

活用の幅には限りがなく、「便利だけど、うまく使えるか不安」という方もいるかもしれませんが、Tableauは公式サイト上で数多くのチュートリアルを公開しているため安心です。映像に合わせてスキルを習得できます。

Tableau認定資格が用意されている点も、無視できません。レベルごとにステップアップし、それを実感できることは非常に有意義です。

なお、14日間の体験版が無料でインストールできます。まずは使い心地をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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