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TimeTree(タイムツリー)は危険性が高い?個人情報やセキュリティを調査!

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TimeTree(タイムツリー)は、気軽にメンバー間で予定やファイルを登録・管理できるスケジュール共有アプリです。

活用により、予定決めが効率化されたりスケジュール管理が楽になったりしますが、「個人情報が漏れるリスクはないのか?」「不特定多数と予定が共有されてしまうことはないか?」といった不安点から利用を避けている方も多いのではないでしょうか。安心して使うためには、危険性やプライバシー保護の仕組みは気になるポイントです。

本記事では、TimeTree(タイムツリー)に危険性はあるのか実際に利用して検証しました。運営元が行うセキュリティ対策や危険と言われる理由、リスクを回避するための方法も含めてお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。

TimeTree(タイムツリー)は危険性の少ない安全なアプリ

TimeTree(タイムツリー)は、家族や友人、仕事仲間とのスケジュール共有に特化した危険性の少ない安全なアプリです。

「登録した個人情報を盗まれるのではないか」「不要な第三者に見られないか」と不安な方もいるかもしれませんが、徹底したプライバシー保護により情報は守られています。

また、予定ごとにカレンダーを変えられるため、正しい使い方をしていれば情報が漏れる心配もありません。安全性を高めるアップデートも不定期に行われているので、安心して利用できるでしょう。

TimeTree(タイムツリー)が実施している安全措置の内容

TimeTree(タイムツリー)では、利用者の情報を守るためにセキュリティと個人情報に関する安全措置を実施しています。

以下では、それぞれの取り組み内容について詳しく解説します。

セキュリティに関する安全措置

  • 組織的安全管理
    情報セキュリティ委員会の運営
    情報の取扱いガイドラインに基づいて運用
    情報漏洩時の対応フロー用意
    内部監査の実施

  • 人的安全管理
    情報セキュリティガイダンスを行い、役員・従業員の意識向上を図る
    役員・従業員は秘密保持に関する誓約書を締結(違反時は社内規定で定めた罰則を適用)

TimeTree(タイムツリー)では、セキュリティの安全性を維持するため、ガイドラインの策定や定期的な内部監査を実施しています。また、従業員には秘密保持に関する誓約書を締結させ、責任意識を高めています。

万が一トラブルが発生した場合には、情報漏洩時の対応フローに沿って迅速に対処するとともに、違反者には社内規定に基づいた罰則を適用するなど、厳格なルールを設けているので安心して各機能を使えるでしょう。

個人情報に関する安全措置

  • 物理的安全管理
    業務端末にセキュリティソフト(アンチウイルス・遠隔データ消去機能)を導入
    業務端末や紙媒体の処分ルールを定める

  • 技術的安全管理
    アクセスを制限し、業務に必要な範囲内のみ情報の閲覧が可能
    アクセス権限の定期的な見直し
    ガイドラインに基づいて、システムに不備がないか定期的に検査
    通信・データ保存時の暗号化の実施

個人情報に関する安全措置としては、情報のアクセス制限やセキュリティソフトの導入を行っています。不正アクセス等を未然に防ぐため、アクセス権限の定期的な見直しやデータ保存時の暗号化などの対策も行い、安全な環境の維持に努めています。

また、不要な端末や紙媒体の処分ルールの策定といった細かい管理も徹底しているので、高いセキュリティ水準が確保された安全なスケジュール共有アプリと言えるでしょう。

参照:TimeTree|TimeTreeで実施している安全管理措置について

TimeTree(タイムツリー)が危険と言われる理由

TimeTree(タイムツリー)が危険と言われる理由には、プライバシー管理や情報の公開範囲の設定におけるユーザー間のトラブルが関係しています。

以下では、危険と言われる理由と具体例について解説します。

不特定多数と予定共有できるから

TimeTree(タイムツリー)は、身近な人との予定共有がしやすい反面、素性の知れない不特定多数ともやり取りできてしまうリスクがあります。

例えば、SNSで悪意のあるユーザーがカレンダー共有を持ち掛け、行動パターンを把握したり個人情報を特定したりするケースが考えられます。予定から頻繁に訪れる場所が知られることで、ストーカー被害の危険性が高まる恐れもゼロではありません。

こうしたトラブルを防ぐためには、信頼できる相手のみカレンダーを共有したり、面識のない人の招待URLに参加しないように気を付けたりすることが大切です。

共有先を間違える可能性があるから

TimeTree(タイムツリー)のスケジュール共有機能は非常に便利ですが、共有先を間違えると個人情報の流出につながる危険性があります。

例えば、プライベートの予定を分けて管理している場合、誤って会社用のカレンダーに個人的な予定を共有してしまうと、上司や同僚に私的な情報を拡散されるかもしれません。取引先の情報などを別のクライアントとの共有カレンダーに入れてしまうことで、信頼を失いビジネス上のトラブルに発展する危険性も考えられます。

間違えた部分は後から修正可能ですが、投稿をするとメンバー全員に通知が届くため、間違いに気付いたときにはすでに内容が見られていることもあります。気付かずに放置してしまうと情報漏洩のリスクも高まるので、投稿前にカレンダーの種類や共有相手、公開設定等をしっかり確認するようにしましょう。

スクショをされても分からないから

TimeTreeには、画面のスクリーンショットが撮られたことを通知する機能がありません。そのため、誰かと共有しているカレンダーの内容が、いつの間にかスクショされて保存されていても、ユーザー側では把握できないリスクがあります。

第三者に転送されたり、SNSなどに投稿されたりする危険性も否定できないので、誰でも簡単にスクショができてしまうことを理解した上で、見られても問題のない情報だけを登録することが大切です。

ロック機能がないから

TimeTreeには、アプリや特定のカレンダーに対してロックをかける機能が備わっていません。常にスマートフォンを手元に保管していれば問題ないですが、スマートフォンを他人に操作されてしまった場合、誰でも登録してあるスケジュールを確認できてしまうリスクがあります。

iPhoneユーザーの場合、iOS18以降のデフォルト機能として、アプリ自体にFaceIDをかけることができるので、設定を活用したり、必要に応じて非表示設定を行ったりしながら、万が一に備えて情報を守りましょう。

  • アプリロックのかけ方(iOS18以降)
    ホーム画面でTimeTreeのアイコンを長押し
    「Face IDを必要にする」を選択
    「Face IDを必要にする」又「非表示にしてFace IDを必要にする」を選択すれば設定完了

位置情報がバレる可能性があるから

TimeTreeでは、写真の位置情報を共有する機能が追加されました。そのため、写真を共有する前に設定をしておかないと、第三者に撮影場所=行動範囲を特定されてしまう恐れがあるのです。

位置情報が共有されるケースは、撮影場所の情報(Exifデータ)が埋め込まれている写真を共有した場合です。スクリーンショットやインターネット上から保存したデータであれば問題ないですが、自分のスマホで撮影した写真には位置情報が付いているので、設定を確認するようにしましょう。

TimeTree(タイムツリー)の危険性を下げる方法

共有設定のミスや登録情報の取り扱いで起こるリスクを回避するためには、以下の方法を実践すると良いです。

  • 共有先を確認してから予定登録する
  • アカウントやカレンダーは完全に削除する
  • 写真の位置情報はオフにしておく

それぞれの項目についてみていきましょう。

共有先を確認してから予定登録する

予定を登録すると通知がメンバーに届くため、すぐ削除しても内容を見られてしまう可能性があります。どのカレンダーにアクセスしているかは、左上のカレンダー名とアイコンで確認できるので、必ず共有先を確認してから予定を保存するようにしましょう。

また、TimeTree(タイムツリー)には、カレンダー内で予定を非表示にする方法がありません。自分だけが見られる予定を登録したい場合は、プライベート用のカレンダーを新たに作成すると良いです。

アカウントやカレンダー情報は完全に削除する

アカウントやカレンダー情報は、完全に削除しないとデータとして残ってしまいます。個人間で共有した予定であれば問題ないかもしれませんが、社外秘のファイルなどを共有していた場合、情報が漏れる可能性があるため完全に削除しておくと良いです。

注意点

カレンダーから退出するだけでは登録した予定は残ります。
自分に関する情報を残したくない場合は、予定や関連するデータを完全に削除してからカレンダーを退出するようにしましょう。

アカウントの削除方法

アカウント削除は、プロフィール詳細画面から行えます。右上の点をタップし、「退会してアカウント削除」をクリックすると退会画面に移動するので、必要な情報を入力して退会しましょう。

アカウントは一度削除すると復元できません。再度同じアカウントを使ってログインすることもできないので、消しておきたいデータがすべて削除済みかを確認し、必要であればバックアップを取ってから削除するとよいです。

カレンダーの削除方法

カレンダーを削除する場合は、削除したいカレンダーに入り「その他」に移動します。ページ下部の「カレンダーから退出する」をクリックすると、現在入っているカレンダーを削除できます。

※自身が作成者の場合でも、削除すると別の人に権限が移行するため、引継ぎ等の作業は必要ありません。

写真の位置情報はオフにしておく

共有した写真に自宅付近や職場、よく訪れる場所の情報が記録されていると、プライバシー侵害やストーカー被害につながる可能性もあります。写真の位置情報をオフにするためには、「設定」→「写真に位置情報を含める」から設定できます。

写真の位置情報は、写真をアルバムに共有した際に確認できてしまい、写真やカレンダーごとに設定を変えることはできません。不特定多数でカレンダーを共有している場合は、位置情報が思わぬかたちで公開される可能性があるので、あらかじめ設定で無効化しておくと良いです。

TimeTree(タイムツリー)の機能を実際に利用して危険性を検証

2台のスマートフォンを使用し、相手への見え方などから危険性はあるのか実際に検証しました。

TimeTree(タイムツリー)で予定登録するだけでは位置情報は共有されない

TimeTree(タイムツリー)を利用しても位置情報は共有されません。詳細ページや新着情報一覧でも位置情報は確認できないので、利用によって今どこにいるのかバレる危険性は無いといえます。但し、場所が記載された予定を登録する際は、共有先を間違えないように気を付けましょう。一度登録するとメンバーに通知が届いてしまい、自宅の場所や行動が知られる可能性があります。

プレミアムプランに加入していて写真共有ができる場合、位置情報の共有がオンになっていると写真の撮影場所が登録されてしまいます。位置情報は、スマホのアルバムに保存した際に表示されるので、共有する前に設定を確認し、不要な場合はオフにしておきましょう。

カレンダーを退出しても相手には残る

カレンダーを退出しても、相手画面では過去に登録した予定が残ります。(左画像はすでにカレンダーから退出済み※青色の予定が退出済みユーザー)

退出済みユーザーの予定は、誰が作成したのか分からない状態になりますが、画像などの添付ファイルはそのままになるので、個人を特定できる情報は退出前に削除しておきましょう。

検証結果まとめ

  • 今いる位置情報が共有される危険性はない
  • 別のカレンダーに間違って登録した場合、すぐに削除しても通知が届く
  • カレンダー退出時に予定を残しておくと、個人情報を特定される危険性がある
  • ミスがないよう適切に使えば安全性は高い

TimeTree(タイムツリー)の口コミは?

TimeTree(タイムツリー)ユーザーの口コミ評価はどうなのでしょうか?良い口コミと悪い口コミをそれぞれ調査しました。

良い口コミ

良い口コミとしては、「カレンダー共有機能が便利」「事業運用にも使える」などの意見が寄せられています。

TimeTree(タイムツリー)は、予定の登録操作がシンプルで簡単な上に、場所やToDoリストなども共有可能なため、プライベートからビジネスまで幅広いシーンに適しています。また、「複数のユーザーでスケジュール共有ができて良い」との声もあり、職場でのシフト管理に活用している人も多くみられました。

悪い口コミ

悪い口コミとしては、「エラーによって予定追加ができない」「共有した予定の一括コピーができず不便」といった意見が寄せられています。

TimeTree(タイムツリー)の予定のコピー機能は一括操作ができないため、何個も複製したい場合は手間となります。また、過去にはリマインド登録したはずの通知が届かないエラーや予定が消えるエラーが起こっていて、都度発生する不具合にストレスを感じるユーザーもいるようです。

TimeTree(タイムツリー)自体に危険性はないが使い方には注意

今回は、TimeTree(タイムツリー)の危険性について解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 共有先は予定登録前に必ず確認し、誤送信を防ぐ
  • アカウントやカレンダーを退出する前に、個人情報を含む予定や添付ファイルを削除する
  • 他人に見られても問題のない情報だけを登録するように意識する
  • 写真の位置情報は事前にオフに設定しておく
  • 知らない相手とはカレンダーを共有せず、信頼できる相手のみに限定する

TimeTree(タイムツリー)は、徹底したセキュリティ対策や個人情報保護のもと運営されているスケジュール共有アプリです。但し、知らない人とカレンダーを共有したり、個人的な予定を公開しすぎたりすると、トラブルにつながる恐れがあるので使い方には気を付ける必要があります。

使用時には、予定登録前に正しい共有先か確認する、退出時は予定自体を削除するなど、ミスを防ぐためのポイントを抑えておき、安全に活用できる環境を整えましょう。

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この記事を書いた人

やまたに
SEOマーケティング会社でライターとして勤務したのち、サングローブに入社。唯一得意なライティングで人生を乗り切ってきた。

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