おすすめ有料VPNサービス16選!選び方やそれぞれの違いについて紹介
VPNには無料で利用できるサービスもあるため、「わざわざ有料のVPNサービスを選択する意味ってあるの?」と疑問を持たれる方も多いでしょう。
無料VPNはコスト0で利用できるメリットがありますが、セキュリティ面が不安というデメリットがあります。そのため、安全にインターネット通信を行いたい場合は、有料VPNサービスの選択を推奨します。
この記事では、料金や通信速度、セキュリティ対策などの観点から、おすすめの有料VPNサービスを16種類紹介します。
「VPNって何?」という方は「VPN接続とは?メリット・デメリットや接続できない原因などわかりやすく解説」をご確認ください。利用するメリット・デメリットや、VPN接続ができない場合の原因についてなど、初心者にもわかりやすく解説しています。
目次
VPNサービスの種類について
まずはVPNの種類について把握しておきましょう。
主な種類としては、「インターネットVPN」「エントリーVPN」「IP-VPN」「広域イーサネット」の4つに分類されています。費用や安全性など、それぞれ特徴が異なります。
インターネットVPN
インターネットVPNとは、インターネット上に仮想のネットワーク環境を構築し、通信を行う方法です。
インターネット環境さえあれば、VPN対応ルーターに接続するだけで簡単に導入が可能なため、専門知識がなくても利用しやすいVPNといえます。また、回線を増やすことなく仮想ネットワーク環境を構築できるため、費用を抑えられるのも特徴です。
ただし、インターネットVPNは「ベストエフォート型」と呼ばれる、全ユーザーの利用状況に応じて通信速度が変わる回線です。そのため、インターネット回線が混雑している場合は、通信速度が低下する可能性があります。
エントリーVPN
エントリーVPNは、比較的安価で利用できるブロードバンド回線に、閉域ネットワークを構築する接続方式です。
低コストでありながら高セキュリティを維持できるだけでなく、インターネットVPNとは異なり閉域ネットワークを構築できるため、不正アクセスや情報漏洩などのセキュリティ事故に繋がるリスクを軽減することが可能です。
ただし、ベストエフォート型のサービスを提供しているため、通信速度が安定しにくいデメリットがあります。
IP-VPN
IP-VPNは、通信事業者が保有している閉域ネットワークを利用して接続する方法です。
閉域ネットワークを利用する点がエントリーVPNと似ていますが、IP-VPNは帯域保証型回線を採用しています。一定の帯域が確保されているため、安定しやすい通信速度が特徴です。
一方、通信事業者との契約や専用機器の購入などが必要になるため、コストが高くなる傾向があります。
広域イーサネット
広域イーサネットは、IP-VPNと同じく閉域ネットワークを利用して接続する方法です。主な違いとしては、IPのみに対応しているIP-VPNに対して、広域イーサネットではさまざまなプロトコルに対応している点があげられます。
安全性に優れていますが、高額なコストがかかりやすい点や、高度なネットワーク環境設定が必要な点は留意が必要です。
VPNサービスの選び方のポイント
VPNサービスは目的に応じて選択することが大切です。そこで、有料VPNサービスを選ぶ際に確認しておきたいポイントを3つご紹介します。
安さ重視で選ばない
有料VPNサービスを選ぶ際に、安いからという理由だけで決めるのは避けましょう。安いVPNサービスの全てが低品質というわけではありませんが、セキュリティが弱かったり機能面が優れてなかったりする場合があります。
VPNサーバー数
意外と見落としがちなのが「VPNサーバー数」です。
用意されているVPNサーバーの数が多いほど回線が混みにくく、安定した速度でサービスを利用できます。
対応端末の種類と同時接続できる端末数
VPNサービスに対応している端末の種類と端末数を確認しましょう。
希望の端末で利用できなければ、VPNサービスを利用する意味がありません。また業務で利用する場合、同時接続できる台数が自社で接続するデバイス数よりも少ないと業務に支障をきたします。
有料VPNサービス16選
おすすめの有料VPNサービス16選を紹介していきます。
海外で提供しているサービスや、大手のサービスなど、幅広くまとめましたのでご参照ください。
NordVPN
【月額料金】
600円~(12周年記念キャンペーン中)
【サーバー数】
6,100台以上
【特徴】
NordVPNは、世界60ヶ国以上に加え、6,100以上のサーバー数を保有するVPNサービスです。世界中に超高速VPNサーバーが数千台用意されているため、さまざまな場所から安定した通信を楽しむことが可能です。
通信速度やセキュリティ面も万全なため、世界中の多くの方に利用されています。また、接続方法が非常に簡単ということもあり、VPN初心者にもおすすめのサービスです。
AtlasVPN
【月額料金】
215円~
【サーバー数】
1,000台以上
【特徴】
AtlasVPNは、アメリカを本拠地とするVPNサービスです。同時接続端末が無制限のため、1つの契約で複数の端末から同時に利用することができます。
セキュリティ会社の「VerSprite」から承認を受けていることもあり、高い安全性を認められています。そのため、信頼できるVPNサービスといえます。
また、通信容量や接続サーバーに多少の制限はありますが、お試し感覚で利用できる「無料版」も存在するため、気軽に体験が可能です。有料版でも30日間の返金保証期間を設けています。
スイカVPN
【月額料金】
878円~
【サーバー数】
50台以上
【特徴】
スイカVPNは、株式会社MAJ Techが提供している国産VPNサービスのため。日本人向けに開発されているため、日本人の需要に合わせた機能が多く存在します。
月額料金は他社と比較すると少し高めですが、契約期間ごとの料金差が少ないため短期間の利用でも安心です。
サービス内容が全て日本語で提供されており、24時間365日のサポート体制が整っているため、万が一トラブルが発生しても適切な対処が期待できます。
MillenVPN
【月額料金】
396円~
【サーバー数】
1,300台以上
【特徴】
MillenVPNは、アズポケット株式会社が提供している日本国内のVPNサービスです。公式サイトも全て日本語で説明しているため、日本人にとって利用しやすいVPNサービスといえます。
また、「7日プラン」「15日プラン」「30日プラン」の3つの短期契約が可能なため、旅行や出張などに便利です。自動更新がなく、追加で課金されるということもないため、更新の取り消しを忘れたときでも安心です。
IPVanish
【月額料金】
3.25ドル~
【サーバー数】
2,400台以上
【特徴】
IPVanishは、アメリカの企業が運営している大規模のVPNサービスです。世界中に40,000以上のIPアドレスに加え、2,400以上のVPNサーバーを持っており、海外では優良なVPNサービスとして知られています。
VIPREアンチウイルスと呼ばれるソフトウェアが搭載されているため、ウイルス対策も万全です。ただし、年間プランのみにしか利用できないため、長期的な利用を検討している場合はご注意ください。
Surfshark
【月額料金】
458円~
【サーバー数】
3,200台以上
【特徴】
Surfsharkは、オランダを本拠地とするVPNサービスです。1つの契約で同時接続回数が無制限で行えるため、複数のデバイスで利用したい場合におすすめのVPNサービスです。
また、追加オプションの「Surfshark Antivirus」を追加すれば、個人情報の漏洩を検知したりIPアドレスを隠したりなどのウイルス対策が可能です。
Glocal VPN
【月額料金】
990円~
【サーバー数】
100台以上
【特徴】
Glocal VPNは、株式会社グローカルネットが提供している日本国内のVPNサービスです。
VPNを利用した固定IPアドレスの付与サービスを提供しているため、固定IPアドレスが必要な場合や、固定IPアドレスを付与していないプロバイダーを利用している場合に便利です。
また、NetflixやABEMAなどの有名なサービスだけでなく、TBS FREEやNHKプラスなどの日本のマイナーなサービスにも幅広く対応しています。
CyberGhost
【月額料金】
320円~
【サーバー数】
11,000台以上
【特徴】
CyberGhostは、ルーマニアの企業であるCyberGhost S.R.L.が提供している大手のVPNサービスです。世界中に11,000台以上のVPNサーバーを構えており、そのうち約230台は東京に設置されています。
さまざまな国のインターネットに接続できるため、国外の動画コンテンツや世界中のストリーミングサイトにアクセスが可能です。
また、返金保証が最大45日間と長い点や、帯域幅とデータ通信量が無制限な点など、多くのメリットがあります。
セカイVPN
【月額料金】
1,100円~
【サーバー数】
非公開
【特徴】
セカイVPNは、株式会社インターリンクが提供しているVPNサービスです。1つの契約で、日本を含んだ10ヶ国のVPNサーバーの利用が可能です。
情報セキュリティ対策の実現だけでなく、日本国内からは閲覧できない海外限定の動画サービスを楽しむことも可能です。
ExpressVPN
【月額料金】
8.32ドル~
【サーバー数】
3,000台以上
【特徴】
ExpressVPNは、世界105ヶ国に3,000台以上のサーバーをもつ大手のVPNサービスです。世界中のVPNサーバーにアクセス可能なため、YouTubeを始めとしたさまざまな動画コンテンツを閲覧することができます。
アメリカ政府も採用している最先端AES 256ビット暗号化を利用しているため、安全性に優れていることで有名です。
Google One VPN
【月額料金】
60円~
【サーバー数】
非公開
【特徴】
Google One VPNは、Googleドライブの拡張サービスである「Google One」に含まれるVPNサービスです。
Google Oneの100GB以上の有料プランを契約していれば、追加料金なしで利用できるメリットがある半面、海外のVPNサーバーを自由に選択することができないというデメリットも存在します。
Google Oneの有料プランを活用する予定がある方や、VPNの利用目的がセキュリティの確保だけの方に向いているVPNサービスといえるでしょう。
RAKULINK
【月額料金】
8.00ドル~
【サーバー数】
非公開
【特徴】
RAKULINKは、海外在住日本人向けのVPNサービスです。海外から日本のIP制限動画やテレビの視聴ができます。
テレビ端末とモバイル端末に対応しており、1つの契約でテレビとスマホの同時視聴が可能です。もちろん「自宅はテレビ」「外出先はスマホ」と使い分けて利用することもできるため、状況に応じて幅広く楽しめます。
VyprVPN
【月額料金】
5.00ドル~
【サーバー数】
700台以上
【特徴】
VyprVPNは、スイスに本社を構えるVPNサービスです。利用している日本人ユーザーが多くないこともあり聞き慣れないかもしれませんが、プライバシー保護とインターネット接続の品質が高いVPNサービスです。
30日間の保証期間や、3日間のお試し期間も用意されているため、親切なVPNサービスといえます。ただし、お試し期間はスマホアプリのみ限定になりますのでご注意ください。
ProtonVPN
【月額料金】
4.99ユーロ~
【サーバー数】
2,900台以上
【特徴】
ProtonVPNは、スイスの企業であるProton Technologiesが提供しているVPNサービスです。1つのVPN接続先を、さらに別のVPN接続先に重ねることで、通常よりも高いセキュリティを確保することができる「Secure Core」という技術を採用しているため、強固なセキュリティが特徴です。
無料のプランを選択することもできるため、初めてVPNサービスを利用する方にもおすすめです。
Hotspot Shield
【月額料金】
299円~
【サーバー数】
3,200台以上
【特徴】
Hotspot Shieldは、ユーザー数が6億人を超えるほどの人気を誇るVPNサービスです。Wi-Fiセキュリティ機能やマルウェア保護、データ暗号化機能などが備わっているため、外部による情報盗漏洩を防ぎます。
セキュリティ強化目的でVPNサービスの利用を考えている方におすすめです。
PureVPN
【月額料金】
1.96ドル~
【サーバー数】
6,500台以上
【特徴】
PureVPNは、世界70ヶ国でサービスを提供しているVPNサービスです。6,500台以上のVPNサーバーを運営し、24時間のカスタマーサポートを提供しています。
300万人以上のユーザーが利用している人気のVPNサービスですが、FBIにログ情報を開示したことで非難された過去があります。
FBIとはいえ、情報を公開している点はユーザーにとって信頼性が損なわれる部分といえるため、通信内容や閲覧履歴を気にする方は他のVPNサービスの選択を推奨します。
まとめ
VPNサービスはそれぞれ機能や特徴が大きく異なります。数ある中から自分に合ったサービスを選択するのは難しいかと思いますが、通信速度やセキュリティ面の高さなど、用途を明確にすれば自分に合ったサービスに出会えるでしょう。
どのVPNサービスを利用しても安全な通信を提供できるという点では共通しています。1つに絞れない場合は、無料期間を活用して有料VPNサービスを効率よく始めてみてはいかがでしょうか。
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