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X(Twitter)でキャッシュ削除するとどうなる?やり方・できない原因も解説

X(Twitter)でキャッシュ削除するとどうなる?やり方・できない原因も解説

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X(Twitter)を使っていて「なんだか動作が重いな」と感じたとき、試してみたいのがキャッシュ削除です。アプリやブラウザに溜まった古いデータを消去する操作ですが、「キャッシュって何?」「大事なデータまで消えるのでは?」など、不安に思う人もいるでしょう。

この記事では、X(Twitter)におけるキャッシュの役割をわかりやすく解説したうえで、端末ごとの削除方法を紹介していきます。「削除するとどうなるのか」「削除できないときはどうすればよいか」といった疑問にもお答えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

キャッシュとは?X(Twitter)で削除するとどうなる?

キャッシュとは?X(Twitter)で削除するとどうなる?

X(Twitter)を快適に利用するうえでは、定期的なキャッシュ削除が有効です。しかし一方で、「データの消去」という点に抵抗を覚える人もいるでしょう。

以下では「そもそもキャッシュとは何か」を解説したうえで、X(Twitter)におけるキャッシュの役割や、削除した場合にどうなるのかを紹介します。

キャッシュの基本的な意味

キャッシュとは、「アプリやブラウザが一時的に保存するデータ」のことを指しています。ユーザーが再度同じページや情報にアクセスする際、読み込み時間を短縮するために活用されるデータです。

キャッシュとして保存されるデータには画像や動画のほか、Webページの構成要素(HTMLやCSS)などがあります。これを記憶しておくことで、次回のアクセス時にかつてのデータを再ダウンロードすることなく、スムーズに表示できるのです。

とくにモバイル環境においては、通信速度や容量の観点からもキャッシュの効果は大きく、ユーザー体験の質を高める重要なシステムとなっています。

キャッシュとCookieの違い

キャッシュと混同されやすいものにCookie(クッキー)がありますが、両者は目的も内容も異なっています。

まずキャッシュは、主に画像やページのレイアウトに関するデータなどを「高速表示のために」保存するものです。一方のCookieは、「ログイン状態の保持」や「ユーザー識別」「サイトの利用履歴の管理」など、ユーザーごとの情報を保持するためのデータを指します。

たとえば、X(Twitter)にログインした状態を保持するのはCookieの役割であり、過去に見た画像を素早く表示するのはキャッシュの役割です。

つまりキャッシュだけを削除した場合には、サイトへのログイン状態は維持されます。一方、Cookieを削除するとログイン情報も消去されるので、再ログイン時にあらためて入力が必要になります。

X(Twitter)におけるキャッシュの種類

X(Twitter)上では、タイムラインに表示された画像、動画、プロフィール画像、外部リンクのプレビューなどがキャッシュとして保存されています。また、検索履歴や一部の設定に関わる情報も、キャッシュのうちに含まれる場合があります。

キャッシュを保存しておくことにより、過去に表示した投稿に再度アクセスした場合など、高速かつスムーズな表示が可能です。一方で、キャッシュが溜まりすぎると端末のストレージを圧迫し、動作が遅くなる原因になることもあります。

X(Twitter)のキャッシュを削除するとどうなる?

X(Twitter)のアカウント情報や投稿内容、フォロー関係などは、アプリや端末ではなくX(Twitter)側のサーバーに記録されています。そのためユーザー側がキャッシュを削除しても、投稿内容やフォロワー数などには一切影響はありません。

キャッシュ削除の対象となるのは、アプリが一時的に保存していた画像や動画、リンクのプレビュー、検索履歴などのデータです。これらはアプリの快適性を高めるためのデータなので、削除してもサービス自体の利用には支障は生じません。

キャッシュ削除のメリット

キャッシュ削除のメリット

アプリやブラウザに蓄積したキャッシュを削除することで、不要な古いデータを消去でき、さまざまなメリットがもたらされます。以下では、代表的なメリットについて解説していきます。

動作の軽量化・不具合解消

古いキャッシュが蓄積することで、アプリのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。たとえば、アプリの反応が鈍かったり、動作が不安定になったりといった現象は、キャッシュの蓄積が原因であることも少なくありません。

キャッシュを削除することで、これらの不具合が改善され、アプリや端末の動作が軽快になる可能性があるでしょう。

ストレージの節約

画像や動画などのメディアファイルはとくに容量が大きく、長くX(Twitter)を使っていると、知らず知らずのうちにストレージを圧迫していることがあります。

何ヶ月もキャッシュを削除しなかった結果、数100MB~数GBの容量を消費してしまっているケースも珍しくありません。とくにスマートフォンの容量が限られている状況などでは、定期的なキャッシュ削除が推奨されます。

プライバシーの保護

自分以外の誰かが使う可能性のある端末でSNSにアクセスすると、他人にアカウント情報が漏れてしまう可能性があります。この際、利用後にキャッシュやCookieを削除しておけば、ログイン情報や閲覧履歴が端末上に残らないので安心です。

自分のアカウントに不正アクセスされるリスクを減らすことができるので、とくに公共のPCなどでX(Twitter)にログインした際は、キャッシュやCookieの削除が推奨されます。

キャッシュ削除のデメリットと注意点

キャッシュ削除のデメリットと注意点

キャッシュの削除はメリットも多い一方で、「端末からデータを消すこと」になるため注意すべきポイントもあります。以下では具体的に、削除前に把握しておきたいデメリットや注意点を解説していきます。

読み込みの一時的な遅延

キャッシュの削除後は、以前表示されていた画像や動画などのデータが失われるため、過去に閲覧した投稿を見る際に再度読み込みが必要になります。その結果、アプリの表示が一時的に遅くなる可能性もあるでしょう。

とくに電波状況の悪い場所に行く際など、直前にキャッシュを削除してしまうと、表示に時間がかかるおそれがあるので注意しましょう。

データ通信量の増加

キャッシュを削除するとオフラインで利用できるデータも失われるので、再び同じ画像や動画を見る際にはその都度ダウンロードが発生します。その結果、モバイルデータ通信量が増えることも考慮しておきましょう。

とくに通信制限が発生していたり、データ通信容量に余裕がなかったりする状況では、キャッシュ削除によるデメリットが大きくなるかもしれません。

各種設定や機能のリセット

通常のキャッシュ削除操作は、ログイン状況には影響を及ぼしません。しかし、操作画面で選択を誤るなどしてCookieまで削除してしまうと、アカウントからログアウトされ、自動ログインの設定もリセットされてしまいます。

また通常のキャッシュ削除においても、アプリ内に保存されていた一時情報が消えることで、一部の設定などが初期化される場合があります。

たとえばXのヘルプページでは、キャッシュを消去してもプロフィール上のメディアや投稿内容などは消えないものの、「通知設定」や「同期設定」はリセットされるものとしています。

その他、キャッシュを用いたオフライン閲覧や自動入力補助などの機能は、削除後に再度データを蓄積するまで利用できなくなる可能性があります。

X(Twitter)のキャッシュを削除する方法【iPhone編】

X(Twitter)のキャッシュを削除する方法【iPhone編】

iOS版のX(Twitter)アプリには、アプリ内の設定からキャッシュを削除する機能があります。以下に示す手順により、画像や動画などの「メディアストレージ」と、ウェブ閲覧データの「ウェブサイトストレージ」を削除可能です。

iPhoneでの基本的なキャッシュの削除方法

まずはX(Twitter)アプリを起動し、画面左上のプロフィールアイコンをタップします。開かれたメニューから「設定とプライバシー」を選択してください。

iphone_x_1

設定画面が開かれるので、「アクセシビリティ、表示、言語」 をタップし、「データ利用の設定」 へと進みます。

iphone_x_2

遷移後の画面で「メディアストレージ」と「ウェブサイトストレージ」のキャッシュを削除可能です。

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画像や動画のキャッシュを削除する場合には、「メディアストレージ」をタップし、「メディアストレージを削除」を実行してください。

ウェブサイトのキャッシュを削除するには、「ウェブサイトストレージ」をタップ後、「ウェブサイトストレージを削除」を実行します。これにより、アプリ内のブラウザキャッシュを削除できます。

iPhoneでキャッシュを削除する際の注意点

「メディアストレージ」と「ウェブサイトストレージ」のキャッシュを削除しても、ログイン情報は保持されるので、再ログインの操作は必要ありません。

ただし、選択画面で「すべてのウェブサイトストレージを削除」を選ぶと、Cookie情報も消去され、再度ログイン操作が必要になるので注意してください。

iPhoneのブラウザ版X(Twitter)でキャッシュを削除するには?

ブラウザ版のX(Twitter)には、個別にキャッシュをクリアする機能はありません。そのため基本的に、キャッシュ削除の際はブラウザからすべてのサイトのキャッシュを消去することになります。

たとえばSafariのキャッシュを削除するには、 iPhoneの設定アプリから 「Safari」 を選択し、「履歴とWebサイトデータを消去」 をタップします。

iphone_safari_1

削除対象とする期間を選択し、「履歴を消去」をタップすれば、Safariに保存されたウェブサイトのキャッシュを削除可能です。

iphone_safari_2

ただしこの操作を行うと、Cookieも同時に消去され、自動入力情報もリセットされるので注意しましょう。

X(Twitter)のキャッシュを削除する方法【Android編】

X(Twitter)のキャッシュを削除する方法【Android編】

Android版のX(Twitter)アプリには、iOS版のような「直接キャッシュを消去する機能」が備わっていません。そのためキャッシュを削除するには、Androidのシステム設定から操作する必要があります。

端末によって操作が異なる場合がありますが、基本的な流れは以下のとおりです。

Android端末でのキャッシュ削除方法

まずは端末の「設定」アプリを開きましょう。メニューから「アプリ」や「アプリと通知」といった項目を選択します。

android_x_1

アプリの一覧画面から、X(Twitter)を選択してください。その後、アプリ情報の画面で「ストレージ」や「ストレージとキャッシュ」といった項目を選びます。

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ストレージの管理画面に移行するので、「キャッシュを削除」を実行すれば操作は完了です。

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これにより、画像やブラウザなどのキャッシュが削除されます。

Android端末でキャッシュを削除する際の注意点

ストレージの管理画面で「キャッシュを削除」を選択すれば、消去されるのは一時ファイルのみなので、Cookieなどのログインデータは残されます。

一方で、同じ画面上の「ストレージを消去」を選んでしまうと、アプリ上にあるデータがすべてクリアされてしまうので注意しましょう。

ストレージを消去しても、過去に投稿した内容などはX(Twitter)側のサーバーに残されますが、ログインデータは消えてしまうので再度ログイン操作が必要になります。

Android端末のブラウザからキャッシュを削除するには

Chromeのモバイル版アプリなど、Android端末のウェブブラウザからキャッシュを削除する際は、X(Twitter)だけではなくすべてのサイトのキャッシュを削除することになります。

具体的な方法は、まず端末の設定アプリを開き、「アプリ」や「アプリの管理」といった項目を選択します。

アプリの一覧画面から、Chromeなど使用しているブラウザを選択し、アプリの管理画面から「ストレージ」や「ストレージとキャッシュ」という項目へと進みましょう。

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ストレージ管理画面で「キャッシュを削除」を選択すると、ブラウザ上に残されている一時データが削除されます。この方法であればCookieやログイン情報は保持されるので、基本的に自動入力などの再設定は不要です。

android_chrome_2

ただし「ストレージを削除」を選択してしまうと、ブラウザ上の全データが削除されるので、すべてのサイトでログインや自動入力の情報がリセットされてしまいます。

X(Twitter)のキャッシュを削除する方法【PCブラウザ版】

X(Twitter)のキャッシュを削除する方法【PCブラウザ版】

PCのブラウザからX(Twitter)を利用している場合、使っているブラウザに応じた手順でキャッシュ削除を行う必要があります。

ただし基本的に「X(Twitter)だけのキャッシュを削除する」ことはできず、すべてのサイトのキャッシュが消去されることになるので注意してください。以下では具体的に、主要なブラウザでキャッシュを削除する方法を解説していきます。

Chromeでの削除方法

Chrome右上のメニュー(3点アイコン)をクリックし、「設定」を選択します。

pc_chrome_1

開かれた画面の左側にあるメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選び、「閲覧履歴データの削除」をクリックしてください。

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その後、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて、「データを削除」を実行すると、すべてのサイトのキャッシュが一括で削除されます。

pc_chrome_3

なおチェックボックスのうち「Cookieと他のサイトデータ」にもチェックを入れると、Googleアカウント以外のサイトからログアウトされ、自動ログインなどのCookie情報もリセットされてしまうので注意しましょう。

Microsoft Edgeでの削除方法

画面右上のメニュー(3点アイコン)から、「設定」を選択してください。

次に、画面左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選び、「閲覧データをクリア」をクリックします。

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「クリアするデータの選択」をクリックし、削除対象とする期間を選択したあと、チェックボックスで「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れます。

pc_edge_2

この際、「Cookieおよびその他のサイトデータ」にチェックを入れると、すべてのサイトのCookie情報がリセットされ、再度ログイン操作が必要になるので注意してください。

その後、「今すぐクリア」を選択すれば操作は完了です。

Safariでの削除方法

Safariを開き、画面上部のメニューバーから「Safari」を選択し、「設定」をクリックします。

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(画像出典:政府広報オンライン「ブラウザのキャッシュを削除する方法」

「詳細」のタブを開き、「Webデベロッパ用の機能を表示」にチェックを入れましょう。

メニューバーに「開発」という項目が追加されるので、これを選択してください。

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(画像出典:政府広報オンライン「ブラウザのキャッシュを削除する方法」

「キャッシュを空にする」をクリックすれば、すべてのサイトのキャッシュが削除されます。

Firefoxでの削除方法

画面右上のメニューバー(3本線のアイコン)をクリックし、「履歴」を選択します。

pc_firefox_1

その後、「最近の履歴を消去」をクリックしてください。削除対象とする期間を選択し、チェックボックスの「一時的にキャッシュされたファイルとページ」にチェックを入れましょう。

pc_firefox_2

「消去」をクリックすれば、キャッシュの削除は完了です。

X(Twitter)のキャッシュ削除ができない原因と対処法

X(Twitter)のキャッシュ削除ができない原因と対処法

キャッシュ削除の操作を完了しても、「キャッシュが空になった様子がない」など、うまく削除ができないケースも考えられます。以下では、削除できない原因と解決方法を紹介していきます。

アプリやブラウザのバージョンが古い

アプリやブラウザのバージョンが古くなっていると、「キャッシュ削除が反映されない」など、操作が正常に行えなくなる可能性があります。

X(Twitter)アプリは定期的に更新されているので、まずはアプリストアで最新版にアップデートしてみるとよいでしょう。

OSや設定による制限

省電力モードやストレージ使用制限などの設定が有効になっていると、キャッシュ削除機能に制限が生じる可能性も考えられます。

また、管理者制限がある端末などでは、過去のデータに対する操作自体がブロックされている場合があります。必要に応じて設定の見直しや制限解除を試してみましょう。

端末の再起動やアプリの再インストール

通信環境が不安定な場合や、X(Twitter)側で不具合が発生している場合にも、キャッシュ削除が機能しないことがあります。削除の操作をしても効果が見られないときは、端末の再起動やアプリの再インストールを試してみるとよいでしょう。

とくに再インストールの操作は、それ自体にアプリのキャッシュをリセットする効果があります。再度ログインが必要にはなりますが、なかなかキャッシュを削除できない場合には有効な手段です。

まとめ

X(Twitter)のキャッシュ削除は、動作の改善や不具合解消に効果的な操作です。削除してもアカウントや投稿に影響はなく、ログイン情報も保持されるので、安全性の高い操作だといえます。

一方で、操作や選択を誤るとCookie情報まで削除してしまう可能性もあります。iPhoneやAndroidなど、端末に応じて適切な手順を踏むことが大切です。

キャッシュを削除できない場合には、アプリやブラウザのバージョン、端末設定などを見直し、必要に応じて再インストールなどを試してみるとよいでしょう。定期的にキャッシュを削除することで、X(Twitter)の利用がスムーズになり、ストレスのない環境を保つことができます。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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