
X(Twitter)のアカウントを作れない原因を解説!捨てメアドで作成可能?
さまざまなSNSのなかでも、X(Twitter)は情報の拡散力に優れており、プライベートからビジネスまで多くの場面で活用されています。アカウントを登録するだけで情報を広く発信できるようになるため、マーケティングにも有用なプラットフォームです。
一方で、アカウントを登録するにあたり、メールアドレスや電話番号などの問題で「アカウントが作れない」というケースも報告されています。この記事では、X(Twitter)のアカウントが作れない原因を状況別に整理し、場面ごとの適切な対処法を紹介していきます。
目次
X(Twitter)のアカウント作成には何が必要?複数アカウントは作れる?

X(Twitter)の登録時に必要な個人情報は、主に「メールアドレスまたは電話番号」「アカウント名」「生年月日」の3つです。
メールアドレスで登録する場合は、アカウントごとに異なるアドレスを設定する必要があり、1つのアドレスを使い回すことはできません。ただし個人が複数のアカウントをもつことは公式に認められているため、メールアドレスを変えれば別のアカウントを作成可能です。
一方、電話番号については、1つの電話番号で10件までのアカウントを登録できます。上限を超えないかぎり重複を気にする必要はなく、手軽に複数のアカウントを開設できるでしょう。
複数アカウントの運用は、「趣味と仕事のアカウントを分けたい」「特定のグループと交流するためのアカウントがほしい」といったケースで有効です。
ただし登録の際、個人情報の入力に不備があったり、過去の利用歴に問題があったりすると、アカウントがうまく開設できない可能性があるので注意しましょう。以下に続く箇所では、アカウントが作れない原因と対処法について、状況別に解説していきます。
メールアドレスが原因でX(Twitter)の新しいアカウントが作れない場合

上述のように、X(Twitter)でアカウントを作成する際にはメールアドレスまたは電話番号の登録が必須であり、これらの情報に誤りや問題があると新しいアカウントを作れないことがあります。
ここではまず、メールアドレスに関する代表的なエラーや注意点を解説していきます。
メールアドレスの入力や受信設定の問題
メールアドレスの入力に誤りがあると、認証手続きの際に確認メールが届かず、アカウントの作成が完了できなくなってしまいます。スペルミスや記号の間違い、全角・半角の混在など、打ち間違いには十分注意しましょう。
また、迷惑メールフィルターの設定によっては、X(Twitter)からのメールが通常の受信フォルダから除外されてしまうケースも考えられます。
「登録時にアドレスを正しく入力したのに認証メールが届かない」という場合には、「@x.com」ドメインからのメールを受信できるよう設定を見直してみましょう。
登録済みのメールアドレスを入力している
X(Twitter)では「1つのメールアドレスにつき1アカウント」というルールが設けられています。そのため、すでに別のアカウントで使われているメールアドレスでは、アカウント作成時にエラーが表示され、登録手続きを進められません。
メールアドレスが登録済みである場合、現在そのメールアドレスを使用しているアカウントがないかを確認してみましょう。既存アカウントがあり、それとは別のアカウントを作る場合には、X(Twitter)で使われていないアドレスを用意する必要があります。
なお、メールアドレスが登録済みであるにもかかわらず、自分でアカウントを開設した覚えがない場合には、X(Twitter)の運営や、メールサービスの事業者に不正なアクセスの形跡がないか問い合わせてみる必要があるでしょう。
捨てメアドだとX(Twitter)アカウントは作れない?
新しいアカウントを作る際には、「普段使っているメールアドレスをSNSに使いたくない」など、登録用のアドレスを用意することに苦労するケースもあるでしょう。
その際、いわゆる「捨てメアド」と呼ばれる一時アドレスを使い、アカウントを作成しようとするユーザーも見られます。しかし基本的に、この方法は推奨できません。
捨てメアドで登録手続きを終えられたとしても、そのアドレスが使用できなくなったあとにメールによる認証が必要になる可能性もあります。
一般に、認証手続きが必要になるのは「アカウントが正しいユーザーに使われているか」を確認する状況だといえます。この際、メールによる認証ができず、ユーザーの同一性が担保されないと、アカウントが使えなくなってしまうリスクも考えられるでしょう。
捨てメアドではなくGmailの「メールエイリアス」を使うと安心
X(Twitter)でサブアカウントを開設する際など、「別のメールアドレスが必要だけど、いちいちアドレスを用意するのが面倒」という場合に便利なのが、Gmailの「メールエイリアス」という機能です。
メールエイリアスを使えば、複数のメールアドレスを同一のメールアドレスで管理することができます。
具体的には、メールアドレスの「@以前の文字列の末尾」に「+任意の文字列」を加えることで、形式上は別のアドレスとして登録しつつ、メッセージはすべて同じ受信箱で受け取れるのです。
たとえば「example@gmail.com」というアドレスを使っている場合、「example+news@gmail.com」や「example+sub1@gmail.com」など、+以降に好きな文字列を追加するだけで複数のバリエーションを作れます。
Gmail側で特別な手続きは必要なく、X(Twitter)登録時に「+任意の文字列」を加えたアドレスを入力すれば、そのまま本来のメールアドレスでメールを受信できます。
電話番号が原因でX(Twitter)の新しいアカウントが作れない場合

X(Twitter)ではメールアドレスのほか、電話番号によるアカウント登録も可能です。ただしSMSによる認証がうまくいかないケースなど、登録時のトラブルが少なくありません。
以下では、電話番号が原因でX(Twitter)のアカウントが作れない原因とその対処法を紹介します。
入力ミスやSMS受信設定の問題
電話番号の入力にミスがあると、認証用のSMSが受信できず、登録手続きを進められなくなってしまいます。基本的に、X(Twitter)の登録時にはハイフンの有無や国際番号については気にする必要がないので、SMSに対応した電話番号を入力してください。
なおXの公式ヘルプページでは、一部のユーザーにSMS受信をめぐる問題が生じていることを発表しています(2025年5月現在)。電話番号が合っているのにSMSが届かない場合は、「40404」からのSMSを拒否していないかを確認し、必要に応じて解除設定を行ってから再度認証メールを要求するとよいでしょう。
それでもうまく登録できないときは、メールアドレスを使った登録が推奨されます。
同じ電話番号を10件以上のアカウントに登録している
X(Twitter)では、1つの電話番号で登録できるアカウント数が10件までとされています。
上限を超えて登録することはできないので、10個以上のアカウントを運用する場合は、別の電話番号を用意するか、メールアドレスによる登録を試してみてください。
もそもX(Twitter)で電話番号の登録は必須?
X(Twitter)のアカウントはメールアドレスの登録だけでも開設可能ですが、アカウントの信頼性を高めるため、「電話番号との連携」が推奨されています。
メールアドレスと電話番号の両方を登録しておくことで、ログインに問題が生じた場合、リカバリーの手順が簡略化できるため、万が一の際にもスムーズに復帰できるでしょう。
その他、プライバシー設定で電話番号によるアカウント検索を許可すれば、実際の友人が電話番号を通じて自身のアカウントを見つけやすくなるメリットがあります。
同じ電話番号でも10個のアカウントまで連携できるので、安全な運用のためにも、電話番号を登録しておくことが望ましいといえます。 (参照:Xヘルプセンター|Xアカウントへの携帯電話番号の登録)
過去の利用歴などが原因でX(Twitter)アカウントが作れない場合

電話番号やメールアドレスが問題なく入力できていても、過去に使っていたアカウントの情報が影響して、新しいアカウントが作れないケースもあります。以下では過去の履歴に関連したトラブルなど、アカウント作成時に問題になりやすいポイントを解説していきます。
最近削除したアカウントと共通の情報を使っている
X(Twitter)のアカウントは一度削除してもすぐに情報が消去されるわけではなく、30日間が過ぎてから完全に削除される仕組みになっています。
そのため30日が過ぎていない状態で、以前と同じメールアドレスなどを用いてアカウントを作成しようとすると、残存する情報と重複するため登録できない可能性があります。
この場合、以前とは異なるメールアドレスを使うか、30日が経過するまで待ってから登録手続きをする必要があるでしょう。
凍結されたアカウントと共通の情報を使っている
過去にアカウントを凍結されたことがある場合、メールアドレスや電話番号など以前と同様の個人情報を使って新しくアカウントを作ろうとしても、操作がブロックされる可能性があります。
とくにスパムなどの規約違反で凍結されたアカウントの場合、共通する情報を使っての再登録は難しくなるでしょう。
凍結アカウントの再登録手続きについては後述しますが、通常に比べて著しくハードルが上がるため、まずは凍結されないよう適切に利用することが望ましいといえます。
ユーザー名の問題
ユーザー名や「@」から始まるIDがすでに使用されている場合、アカウントは開設できないので、別の名前や文字列を使う必要があります。
また他のユーザーとの重複がなくても、X(Twitter)上で利用が禁じられているワードを使っての登録はできません。たとえば「Admin」など、プラットフォーム運営者を想起させるようなワードを使ったアカウント名は認められていません。
使いたいワードで登録できないときは、公式ヘルプページを参照し、ルールを確認してからユーザー名を設定するとよいでしょう。
入力内容の問題(年齢制限など)
X(Twitter)では、13歳未満の利用が禁じられています。たとえば企業のアカウントを作成する際、生年月日を会社の設立年月日などに設定し、それが13年未満だと、作成と同時にアカウントがロックされてしまうので注意しましょう。
この場合、ロックを解除するために異議申し立てをすることも可能ですが、一定の審査や申請手続きが必要になるため、初回の入力を慎重に行うことが大切です。
その他システム面などの問題
X(Twitter)側に何らかの問題が生じている場合、アカウントの作成がうまく完了できない可能性があります。アプリ版とブラウザ版のどちらからも操作ができないときは、システムに障害が生じている可能性もあるので、時間を置いてから再度登録してみるとよいでしょう。
また、デバイスのOSやアプリ、ブラウザのバージョンが最新版になっているかどうかもチェックしておきましょう。端末やアプリの再起動などで問題が改善される可能性もあります。
X(Twitter)のアカウント作成時に注意すべきポイント

アカウント作成の過程で初歩的なミスをすると、最悪の場合「アカウントの即時ロック」などの不利益を被る可能性があります。以下に挙げるポイントを押さえ、登録の失敗や不必要なトラブルを避けたいところです。
名前やユーザー名に不適切な語句を含めない
X(Twitter)は差別的・暴力的・誤解を招く言葉を含むユーザー名をブロックすることがあります。また、似たような既存アカウントが多い名前もスパムと判断されることがあるため注意が必要です。
登録時に同意する規約には、アカウント運用上のルールが詳しく書かれています。とくに広告・ビジネス目的でアカウントを使いたい場合は、事前に内容をよく確認しておくことが求められるでしょう。
年齢制限を正しく守る
生年月日を設定する際に13歳未満の年齢で登録してしまうと、アカウント自体は開設されるものの、利用開始と同時にロックされてしまいます。
生年月日はあとから修正できる場合もありますが、ロック解除の手続きは煩雑なので、最初から正確に入力するようにしましょう。
なおスマホのアプリやブラウザから登録する際は、生年月日をカレンダー形式で選択することになります。

カレンダーを月ごとにスライドしていくと手間がかかるので、左上の年数表示をタップすると、スクロールで素早く選択可能です。
不自然な登録行動を避ける
短時間で複数アカウントを作ったり、同一内容で何度も登録を試みたりといった行動は、運営からスパムとして判定される可能性があります。
短期間に複数のアカウントを作成する場合には、事前にアカウントごとの目的やユーザー名などを整理しておき、計画的に登録・運用していくことが大切です。
X(Twitter)が凍結されるとアカウントは新しく作れない?

一度アカウントが凍結されてしまうと、同じ利用者が再びアカウントを作り直すのは非常に難しくなります。
X(Twitter)の凍結には大きく「一時的な凍結」と「永久凍結」の2種類があり、前者であれば異議申し立てなどの措置によって解除される可能性もあります。しかし、後者ではそのアカウントには一切アクセスできなくなり、それ以後のアカウント作成も認められません。
つまり、永久凍結されたアカウントに登録されていたメールアドレスや電話番号、端末情報などの情報を使った再登録は不可能になるので、新しくアカウントを作るのは相当に困難です。
凍結アカウントとの関係を断つためには、これまで一度もX(Twitter)で使用されていないメールアドレスおよび電話番号を準備し、端末やIPアドレスも変更することになるでしょう。
ただ永久凍結は、度重なる重大な規約違反などを犯したユーザーに対し、今後X(Twitter)の利用を一切禁じるための処分です。
そのため本来であれば、個人情報を変えたからといって同一ユーザーの再登録は認められません。同一ユーザーであることが発覚すれば、即座にまたアカウントが永久凍結される可能性も考えられます。
(参照:Xヘルプセンター|プラットフォームの操作とスパムに関するXのポリシー)
このように、永久凍結はX(Twitter)の利用そのものを禁じる処分であり、情報を変えての登録も規約違反にあたります。利用時から運営が定めるルールを守り、万が一アカウントが凍結された場合には、アカウントを削除するのではなく異議申し立てなどの手段により凍結解除を求める必要があります。
X(Twitter)のアカウント凍結についてくわしく知りたい方は、下記の記事をご確認ください。
>>>X(Twitter)アカウントが凍結される7つの理由と凍結を解除する方法
まとめ
X(Twitter)でアカウントを新しく作れない場合、原因はメールアドレスや電話番号の不備のほか、過去の利用履歴などさまざまなものが考えられます。
メールアドレスで登録する場合、同じアドレスを異なるアカウントで使い回すことはできません。この際「捨てメアド」を使って登録しようとするユーザーも見られますが、あとからメールによる認証が必要になることもあるため、捨てメアドでの登録は避けましょう。
サブアカウント開設のために複数のメールアドレスを用意する際は、Gmailのメールエイリアス機能などを使うことが推奨されます。
また電話番号を使う場合、同じ番号に10個のアカウントを紐づけることができます。トラブルが生じた際の認証手続きなどもスムーズになるため、メールアドレスでアカウントを作成した場合にも、電話番号を登録しておくと安心です。
その他、ユーザー名や生年月日が原因で登録できないケースもあります。とくに13歳未満の設定で登録してしまうと、開設されたアカウントが即時ロックされてしまうので注意しましょう。
過去の利用歴が原因でアカウントが作れない場合、一定期間を過ぎれば作成可能になるケースもありますが、以前のアカウントで永久凍結をされていると、新しいアカウントを作成することが非常に難しくなってしまいます。
凍結される前の段階で、X(Twitter)の利用規約を確認し、スパムと判断されるような行為を避けて運用することが大切です。
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