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マーケティング企画
ロジックツリーとは?作り方やメリットを徹底解説!アプリ・ツールも紹介
2021/07/28

組織とロジックツリー
ビジネスにおいて、組織の運営やマーケティングの状況は刻一刻と変化し、解決すべき課題は日々生じます。

しかし、現状に対して漠然と「どうにかしたい」と考えていても、「問題の所在や原因」を明確にできなければ、具体的な改善策を講じることはできません。問題や課題の構造を整理することで、はじめてピントの合った取り組みが可能となるのです。

「どこにどのような問題があるか」「解決のためにはどのようなステップを踏まなければならないか」などをクリアにするうえで、効果的なのが「ロジックツリー」を使った思考の整理法です。複雑な問題をシンプルな図に落とし込むことで、現状分析や共有が容易になるでしょう。

この記事では、ロジックツリーの概要や作り方を解説し、作成に使えるアプリやツールを紹介していきます。

目次

ロジックツリーとは

ロジックツリー

ロジックツリーとは、ある問題の論理関係や因果関係を「階層構造」として整理し、図に落とし込んだものです。左端に「根本的なテーマ」となる項を置き、そこから右側に向かって枝分かれするように、「具体的な要素」へと分解していく形が一般的です。

有効に活用できる代表的な場面としては、「解決すべき課題を分解し、どこに何の問題があるのかを見通しやすくする」といった現状把握や、「最終的な目標に対して、段階ごとに達成すべき小目標を整理する」といった課題解決へ向けたフロー作成などが挙げられます。

ロジックツリーを使うメリット

ロジックツリーを使う最大のメリットは、「問題の構造が見えるようになる」ことにあります。

組織運営において、「今、目の前で起きている事態」は、さまざまな要因が複雑に絡み合いながら生じているものです。これに対し、「ありのままの現実を直感的に把握する」という方法では、問題の本質を捉え損なったり、根本的な原因を捉え違えたり、といったリスクも大きくなります。

ロジックツリーを用いることで、「何がどうなって当の問題が生じているのか」という因果関係を可視化できるため、問題の所在について把握しやすくなるでしょう。これにより、自身で状況を整理する場面はもちろん、メンバーに状況を説明し、議論の前提として共有する際にもスムーズな伝達が可能となります。

ロジックツリーは、課題解決への道のりを整理する際にも有効です。抽象的だったり、漠然としていたりする問題も、具体的な要素に分解することで、「解決に向けた実際の行動」にまで落とし込めるでしょう。

さらに、因果関係を深掘りしていくことで、「それまで目につかなかったポイント」にまで考察が及ぶことも利点です。適切な論理関係に従ってツリーを作成していけば、おのずと仮説と検証のプロセスを経ることなり、状況を網羅的に整理できます。ロジックツリーを通じて、必然的に「論理的な思考のステップ」を踏めることも、大きなメリットだといえるでしょう。

ロジックツリーの種類

ロジックツリーは、「思考の進め方・深め方」によって大きく3つの種類に区分されます。

観点としては、「What:何が問題を構成しているか」「Why:なぜ問題が生じているのか」「How:どのように問題を解決できるのか」という3つの疑問詞によって分類され、それぞれ「要素分解ツリー」「原因追及ツリー」「問題解決ツリー」と呼ばれます。

ツリーの形状そのものは変わりませんが、観点や思考の進め方が異なるため、目的や場面に応じて適切に使い分けていく必要があるでしょう。

以下ではそれぞれのロジックツリーを例示しながら、詳細について説明していきます。

要素分解ツリー(What)

要素分解ツリーは、問題の「構成要素」を整理するためのものです。「何がそれを構成しているか」という「What」の部分に焦点を当てながら、商品区分やターゲット層など、事柄をカテゴリーに分類する際に用いられます。

たとえば、「マーケティングの構成要素」をロジックツリーで表してみましょう。
要素分解ツリー
このように、「左の項が右の項によって成り立っている」形となるようツリーを作成していきます。

原因追及ツリー(Why)

原因追及ツリーは、問題が生じている原因を細分化して整理するためのものであり、「なぜそうなっているか」という「Why」の観点を深めていきます。

一例として、製造小売業などで「売上が減っている」原因を整理するツリーを作成してみましょう。
原因追及ツリー
形としては、左項の原因を右項で示していくことになり、右側の階層になるほど具体的な原因が提示されていきます。因果関係を明確にすることで、問題の構造が一目でわかるようになり、解決すべきポイントを発見しやすくなるでしょう。

問題解決ツリー(How)

問題解決ツリーは、名前のとおり特定の問題や課題について、「どうしたら(How)それを解決できるか」を階層化し、ゴールまでのステップを見通すためのものです。

たとえば、「オンラインでの集客」という課題を解決する方法について整理したツリーを見てみましょう。
問題解決ツリー
達成したい大目標や、解決すべき根本問題を左項に置き、「それを達成するには何が必要か」という形で右方向へと具体化・詳細化を進めていきます。上のように大きな問題について整理したあと、さらにそこから「広告で成果をあげるには」などピンポイントな課題について、あらためてツリーを作成するのも有効です。

ロジックツリーの作り方

How to?

効果的なロジックツリーを作るためには、「ロジカルシンキング」の基本を押さえることが重要になります。なかでも重視されるのは、問題を要素に分解する際に、論理的整合性を担保するための「MECE」という観点です。

MECEとは「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略であり、直訳すると「相互に排他的であり、収集において余すところがない」という意味になります。「漏れなく、ダブりなく」という意訳がよく知られており、ロジックツリーを作るにあたって「何らかの観点が抜けていないか」「同じ内容を含む項目を並べていないか」という注意点を示したフレーズです。

ここでは、MECEの観点を踏まえつつ、ロジックツリーの作り方について解説します。

核心的な問題を左端に置く

ロジックツリーの利点は、左から右へと段階を追って思考を整理できる点にあります。そのため、もっとも中心的なテーマを左端の項に置き、そこから順々に思考を具体化していく、という方法がスタンダードです。

ここでまず重要になるのが、「何を左端の項に置くか」というポイントです。ここで設定されるテーマによって、ツリーの規模やその後の論理展開が左右されます。あまりに広いテーマを設定すれば、ツリーが膨大になり収拾がつかなくなってしまうケースも考えられるため、この段階である程度焦点を明確にしておくと、その後の階層化も具体的かつシンプルになりやすいでしょう。

要素に「漏れ」がないようにする

問題を要素に分解し、論理的な階層構造を作るには、観点の「漏れ」をなくしていく必要があります。

さまざまな観点を提示するにあたり、有効なのが仮説的な思考法です。「もしかしたら、こういうこともいえるのではないか?」といった仮説を取り上げることで、多角的なツリーが形成されるでしょう。

グループでツリーを作成する際は、あまり正確性を考えず、思いつく要素をざっくばらんに提示していくブレインストーミング的な手法も、観点を増やすうえで効果的です。

アイデアがある程度出尽くした段階で、要素を階層的に整理しながら、仮説の整合性を検証していきましょう。この際、観点の漏れや論理の捻れがないかをチェックするための公式として、「左の項=右の項を総合したもの」という基本原則を押さえておく必要があります。

右の項をすべて足しても、左の項を構成するのに十分でない場合には、観点に漏れがある可能性があります。あるいは反対に、右の項を総合したときに「左の項にはないはずの要素」がある場合には、配置する項の誤りや、観点の重複といった原因が考えられるでしょう。

要素に「被り」がないよう階層化する

ロジックツリーの原則として、「右側に行くほど要素が具体的になる」ことが挙げられます。

段階的に具体化していく階層構造を作るにあたり、同じ階層に置かれた要素(横軸の位置が同じもの)の「水準やスケール」を揃えることが重要です。本来異なる階層にあるべき要素が同階層に混在していると、ツリー全体の階層構造が崩れて見通しにくくなってしまいます。

たとえば「チームの目標が達成できない」という問題の原因として、「リソースが足りない」ことと「時間が足りない」ことを同階層にするなど、本来であれば図上で「左右」の関係にあるべき要素が「上下」に並んでしまうと、要素に被りが生じ、整理することが難しくなるでしょう。

ロジックツリー作成に使えるアプリ・ツール

図式

ロジックツリーの構造はシンプルですので、作成そのものは難しい作業ではありません。「自分の思考を整理する」ことだけが目的であれば、ノートなどの紙上に手書きで作図してもよいでしょう。

ただ、組織内でツリーを共有する場合などは、アプリやツールの利用が有効です。PCやスマートフォン上の操作であれば、項目の入れ替えなどの編集も容易なため、「作成後に共有し、再度編集する」といった使い方もストレスなく行えます。

Lucidchart(ルシッドチャート)

Lucidchartは、ロジックツリーのほか、フローチャートやマインドマップなど、階層構造や関係性を直感的に図式化できるクラウド型のアプリケーションです。豊富なテンプレートから、クリックを基本とする直感的な操作で作図できるため、PCの複雑な作業に慣れていない方も使いやすいプラットフォームといえます。

クラウド型のため、資料の共有やリアルタイムの共同編集も容易です。図上の項目にコメントも挿入でき、グループ間でスムーズなやり取りが可能となるでしょう。

さらに、GoogleやMicrosoft、Slackなどの外部アプリとの連携も可能であり、普段使っているツール上でLucidchartの機能を使うこともできます。

無料のプランであっても、100個のテンプレートや基本的な共同編集の機能が利用できるため、使用頻度が高くなければ十分に運用できるでしょう。ただし、作成できるファイルは「3つまで」なので、それを超える場合には既存のファイルを都度削除していく必要があります。

組織向けの有料プランは、1人あたり月額1,000円からであり、保存できるファイル数や利用できるテンプレートに制限がなくなるほか、外部アプリとの高度な連携も可能です。その他、環境に合わせてカスタマイズを行う法人向けプランも用意されています。

XMind(エックスマインド)

XMindは、「マインドマップ」の作成ツールですが、それ以外にもさまざまなテンプレートが用意されているため、ロジックツリーの作成にも対応しています。シンプルなインターフェイスで使いやすく、ツリーの各要素にメモや画像、リンクなどを設定できることが特徴です。

さらに、作成した図をスライド形式に整理し、プレゼンテーションの資料にしたり、ガントチャート形式に変換することでタスクの進捗管理に用いたりと、ビジネスツールとして役立つ機能も備えています。

無料プランでもすべてのテンプレートが利用できますが、スライドやガントチャート機能、オフィスソフトへのエクスポート機能などを利用するには有料版(13,036円/税込)を選ぶ必要があります。

ソフトは「ダウンロード版」のみです。WindowsとMacのほか、iOSおよびAndroid用のアプリも用意されていますが、PCとスマートフォンで同期する際は、DropboxやOneDriveといったクラウドサービスを利用する必要があります。

Excel(エクセル)

エクセルのSmartArt(スマートアート)機能を使えば、無料で簡単にロジックツリーを作成可能です。実際に、先に例示したロジックツリーはエクセルで作成したものであり、テンプレートを利用することでスムーズに作業を進めることができました。

使い方としては、まず「挿入」タブから「SmartArt」をクリックします。
エクセル
表示されたリストから「階層構造」を選択し、その後、横方向のテンプレートを選べば、そのままロジックツリーが展開されます。
エクセル
要素の追加や階層の変更は、図の左にある箇条書き形式のボックス上で行えます。テキストの入力欄でTabキーを押せば階層が1つ下がり、Backspaceキーを押せば1つ上げることが可能です。
エクセル
なお、SmartArtの機能はWordやPowerPointにも備わっているため、必要に応じてファイル形式を選択するとよいでしょう。

まとめ

目下生じている問題を解決するにあたり、「的確な現状分析」は欠かせません。

場当たり的な対処ではなく、根本的な改善策を講じるためには、「状況の可視化」が有効な手段です。ロジックツリーを用いて、問題を要素に分解することにより、解決に向けたステップが見通せるようになるでしょう。

ツリーの作成にあたっては、階層構造が明確になるよう、要素の被りや漏れ、因果関係の捻れなどに注意する必要があります。「適切な形でロジックツリーを作ること」は、そのまま「正しい論理展開で問題を整理すること」を意味しますので、作成を通じておのずと問題の因果関係や包含関係が見えてくるはずです。

現在では、ロジックツリーを簡単に作成し、共有できるツールやアプリも豊富に用意されています。共有の必要性や、ロジックツリー以外への拡張性などを鑑みながら、状況に合ったものを導入していくとよいでしょう。


(本文・鹿嶋祥馬)

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