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X(Twitter)のユーザー名を変更する方法は?できない場合の原因やデメリットも解説

X(Twitter)のユーザー名を変更する方法は?できない場合の原因やデメリットも解説

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X(Twitter)上で多くの人から注目を集めるうえで、「アカウントの名前」は大きな役割を果たします。

X(Twitter)では「ユーザー名(@から始まるID)」や「表示名(プロフィール上の名前)」を自由に設定でき、それぞれ何度も変更できます。しかし、名前の変更には特有のメリット・デメリットがあるため、事前に理解しておくことが重要です。

この記事では、ユーザー名と表示名の違いや、「変更した場合にどのような影響があるのか」をふまえ、実際の変更方法や変更できない場合の原因について詳しく解説します。

X(Twitter)の「ユーザー名」と「表示名」の違い

X(Twitter)の「ユーザー名」と「表示名」の違い

X(Twitter)には、「アカウントの名前」にあたるものが2種類あります。それが「ユーザー名」と「表示名」です。これらは混同されるケースも多いため、それぞれの役割と、変更した場合の影響について解説します。

ユーザー名とは

「ユーザー名」とは、アカウントのURLやメンション(投稿を特定のアカウントに紐づける機能)に使用される「@から始まるID」のことです。このユーザー名があることで、「自身のアカウントへのリンク」が機能することになります。

ユーザー名は最大15文字まで設定でき、「半角英数字」および「アンダースコア(_)」のみ使用できます。なお、アカウントの識別に直結する要素ですので、他のユーザーと重複して使うことはできません。

表示名(プロフィール名)とは

「表示名」はプロフィール欄に太字で表示される名称で、一般に「X(Twitter)上の名前」として認知されているものです。そのユーザーの呼び名や職業などを自由に設定でき、「その人がどんな人か」を端的に表す役割を担っています。

最大50文字まで入力でき、日本語や記号、絵文字なども使用可能です。ユーザー名とは異なり、他のユーザーと同じ表示名を使うこともできます。

ユーザー名や表示名を変更するとどうなる?

ユーザー名や表示名を変更しても、フォロワーの数や、これまでの投稿内容に影響はありません。

あくまで変更されるのは「アカウント識別のためのID」あるいは「プロフィール上の名前」であり、アカウント自体の履歴や内部の情報はそのまま維持されます。

そのため基本的に、ユーザー名や表示名の変更は「中身を変えずに看板を掛け替える」ような操作だといえるでしょう。

もちろん、過去の「いいね」やリポストなども削除されません。ただしユーザー名を変更した場合には、それまでのリンクが無効になるので、以前のメンションから他のユーザーが自身のアカウントにたどり着くことはできなくなります。

X(Twitter)のユーザー名を変更するメリットとデメリット

X(Twitter)のユーザー名を変更するメリットとデメリット

IDとしての役割があるユーザー名の変更は、同時にアカウントのURLも変化させることになります。そのため自身のアカウントを外部リンクで広めているケースなど、認知やマーケティング面に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

以下に具体的なメリット・デメリットを解説していきますので、変更を検討している場合にはこれらを参考にしながら、慎重に判断していきましょう。

ユーザー名を変更するメリット

ユーザー名を変更するメリットは、アカウントのブランディングを見直せる点にあります。

たとえば、これまで趣味用に使っていたアカウントを仕事用に転用したい場合、まずアカウントの「表示名」を変更するケースが多いでしょう。この際、ユーザー名の方も表示名の雰囲気にあったものに変更することで、アカウントに一貫した印象を与えることができます。

また、過去の活動から距離を置きたいときにも、ユーザー名の変更は新たなスタートを切る手段として有効です。

それまでのアカウントへのリンクは無効になり、自身に対するメンションもリンク切れになるため、アカウントの削除やサブアカウントの開設といった手間なくリンク状況をリセットできます。

ただし、ユーザー名を変更するだけでなく、過去の投稿もすべて削除したい場合、アカウントを残しながら一括で削除する方法は公式に提供されていません。すべての情報をリセットするのであれば、一旦アカウントを削除し、新しく作り直した方がスムーズだといえるでしょう。

したがって、ユーザー名の変更が有効なのは、「表示名にあわせた文字列にしたい」というケースや、「過去の投稿を残しながら、アカウントへのリンクをリセットしたい」というケースが挙げられます。

ユーザー名を変更するデメリット

ユーザー名を変更すると、過去のユーザー名に紐づいていた外部リンクが無効になります。これにより、ホームページやブログ、他のSNSなどに貼っていたX(Twitter)へのリンクがアクセスできなくなるため、逐一リンクの変更が必要です。

また、自身に対するメンションは変更後も「@ツイート」の項目から参照できますが、当のメンションから自身のアカウントへのリンクは失効するので、他ユーザーがその投稿から自身のアカウントにたどり着くことはできなくなります。

さらに、ユーザー名で自身のアカウントを認識していたユーザーが一定数いた場合、変更によって混乱が生じる可能性もあるでしょう。このように、ユーザー名を変更する際は認知度や検索性が一時的に低下するリスクを考慮する必要があります。

変更したあとはしばらく以前のユーザー名をプロフィール欄や固定ツイートに記載しておくなど、フォロワーや外部からのアクセス性について配慮が求められるでしょう。

なお、変更前のユーザー名は、その後他のユーザーによって使用できるようになります。自身で元のユーザー名を取得し直すことも可能ですが、それまでの間に他のユーザーに使われていると戻せなくなってしまう点にも注意しておきましょう。

X(Twitter)のユーザー名を変更する方法

X(Twitter)のユーザー名を変更する方法

ユーザー名はスマホアプリからでも、各種ブラウザからでも変更可能です。以下、それぞれの操作手順を紹介します。

スマホでの変更方法

スマホからX(Twitter)のユーザー名を変更する場合、アプリ版とブラウザ版の操作は共通しています。

まず、ホーム画面から左上のプロフィールアイコンをタップします。その後、表示されたメニューから、「設定とサポート」のタブを開き、「設定とプライバシー」をタップしてください。

遷移後の画面で「アカウント」を選択し、「アカウント情報」へと進みます。

「ユーザー名」を選択すると、変更画面が開かれます。

新しいユーザー名を入力し、「保存」をタップすれば完了です。

PCブラウザでの変更方法

PCのブラウザからサービス名を変更するには、まずホーム画面左側のメニューから「もっと見る」を開き、「設定とプライバシー」をクリックします。

「アカウント」から「アカウント情報」へと進みます。パスワードによる認証を求められるので、ログインパスワードを入力してください。

「ユーザー名」をクリックすると、入力欄が表示されます。

任意のユーザー名に変更し、「保存」をクリックすれば完了です。

X(Twitter)のユーザー名を変更できない場合の原因と対策

X(Twitter)のユーザー名を変更できない場合の原因と対策

X(Twitter)のユーザー名が変更できない場合には、いくつかの原因が考えられます。単なる重複や入力ミスのほか、アカウントの状態なども影響するため、原因を1つずつ切り分けながら対処することが重要です。

使用できない文字を含んでいる

ユーザー名に使えるのは、「半角英数字」および「アンダースコア(_)」のみです。スペース、日本語、特殊記号などを含めてしまうとエラーが出るため、入力ルールを再確認して正しく入力しましょう。

また、「Admin」や単体の「X」など、運営側アカウントと混同されるようなユーザー名も認められていません。ユーザー名の詳しいルールについては、Xの公式ヘルプページを参照してください。

使用中のユーザー名を入力している

ユーザー名はアカウントの識別に用いられるため、すでに他のアカウントで使用されている文字列は登録できません。希望のユーザー名に変更できない場合、同じユーザー名を使っているアカウントがいないかを確認してみましょう。

重複している場合には、その文字列に記号や数字を加えることで、希望に近いユーザー名を取得できることもあります。

凍結されたユーザーと同じユーザー名を使っている

現在使われているユーザー名ではなくても、過去に凍結され、削除されたアカウントのユーザー名は使用できないことがあります。

また凍結の有無にかかわらず、削除されたアカウントの情報はしばらく残されるため、「削除されたばかりのアカウントのユーザー名」も使えません。

こうしたユーザー名がいつ利用できるようになるかは定かではないため、記号や数字を加えるなどの調整により、異なるユーザー名に変更することをおすすめします。

アカウントが凍結・制限されている

ポリシー違反などによって自身のアカウントに制限がかかっている場合、ユーザー名の変更ができないことがあります。

制限中には一部機能がロックされるため、通知センターやメールで届いている案内を確認し、必要に応じて異議申し立てやサポートへの問い合わせを行うことが求められます。

プロフィール画像や自己紹介文が未設定

アカウントのプロフィール画像や自己紹介文が設定されていない場合、ユーザー名の変更に制限がかかるケースがあります。これはスパムアカウントの識別を目的とした運営側のセキュリティ対策によるものと考えられます。

対策としては、まずプロフィール画像を設定し、自己紹介欄にも簡単な内容でよいので記載しておきましょう。そのうえで再度ユーザー名を変更してみると、正常に反映されるケースがあります。

短期間に何度もユーザー名を変更している

ユーザー名を1日に何度も変更するなど、短いスパンで不自然な操作があると、変更の手続きができなくなる可能性があります。

具体的な期間や上限は公式には明かされていないものの、1日に3回以上変更できないといった報告も見られます。

変更の際はあらかじめ候補を考えておき、やむを得ず繰り返し変更しなければならない場合は、ロックが解除されるまで待ってから操作する必要があるでしょう。

通信環境やアプリの不具合

ネットワークの不安定さや、アプリ・ブラウザの不具合により、変更内容が反映されないケースも考えられます。まずはWi-Fiやモバイルデータの通信状況を確認し、安定した環境で再試行してみましょう。

また、アプリが最新バージョンでない場合は更新し、再起動やキャッシュの削除を行うと改善する可能性もあります。アプリで操作がうまくいかないときは、ブラウザ版からも操作してみるなど、媒体を変えて試してみるのも有効です。

その他、X(Twitter)側のシステムやサーバーに一時的な不具合が発生しているケースもあります。SNS上で同様の報告が見られる場合などは、時間をおいて再度試してみるとよいでしょう。

X(Twitter)の表示名を変更するメリットとデメリット

ユーザー名に比べて、表示名は表現の自由度が高く、他ユーザーから目につきやすい特徴があります。表示名を工夫することで、さまざまな効果が得られる可能性もあるでしょう。

ここでは、X(Twitter)上で表示名を変更するメリットとデメリットを解説します。

X(Twitter)の表示名を変更するメリット

表示名を変更することで、アカウントの印象を柔軟にコントロールできます。たとえば、季節のイベントや話題にあわせて表示名を調整することで、フォロワーに親しみやすさやタイムリーな印象を与えられるでしょう。

また、自分自身のキャッチコピーやユーモアのあるフレーズを加えることで、プロフィール欄に個性を出すこともできます。これにより、共感を得たり、印象に残るアカウントとして認識されたりするメリットが考えられます。

とくに企業や個人事業主のビジネスアカウントにおいては、表示名にPRしたい製品や、リリースしたばかりのクリエイティブなどの情報を含めることで、マーケティング上の効果も期待できるでしょう。

X(Twitter)の表示名を変更するデメリット

表示名を頻繁に変更しすぎると、フォロワーにとってアカウントの識別が難しくなる可能性があります。とくに表示名を全面的に変更すると、「この人、誰だっけ……」とフォロワーから認識されなくなってしまうリスクも考えられます。

表示名を変更する場合には、フォロワーに混乱を与えないよう、「固有の名称」は残したまま「@4/1●●発売予定」といった付加情報を変えていくとよいでしょう。

X(Twitter)の表示名を変更する方法

X(Twitter)の表示名を変更する方法

X(Twitter)の表示名は簡単に変更でき、使える名前の自由度も高くなっています。以下、具体的な変更方法を解説します。

スマホでの変更方法

スマホから操作する場合、表示名の変更方法はアプリ版とブラウザ版で共通しています。

まずはホーム画面から左上のプロフィールアイコンをタップし、「プロフィール」を開きましょう。

プロフィール画面で「プロフィールを編集」をタップしてください。

「名前」の欄をタップすると表示名を変更できます。

好きな名前を入力し、「保存」をタップすれば完了です。

PCブラウザでの変更方法

PCブラウザから操作する場合は、まずホーム画面左側にあるメニューから「プロフィール」をクリックします。

プロフィールページにある「プロフィールを編集」へと進みましょう。

「名前」の欄をクリックし、任意の名称を入力します。

入力を終えたら、「保存」をクリックすれば操作は完了です。

X(Twitter)の表示名を変更できない場合の原因と対策

X(Twitter)の表示名を変更できない場合の原因と対策

表示名はユーザー名に比べて変更時の制限が少ない傾向にありますが、それでもうまく変更できないケースもあります。主として以下のような原因が考えられますので、1つずつチェックしていきましょう。

表示名の入力制限を超えている

表示名には英数字や日本語のほか、記号や絵文字の利用も可能です。ただし「スペースのみの空欄状態」では登録できません。

また表示名は「最大50文字まで」とされており、上限を超えての入力はできなくなっています。キャンペーン情報などで字数が多くなりそうなときは、事前に文字数をチェックしておくとよいでしょう。

アカウントの制限や凍結状態

何らかの理由によりアカウントが凍結されている状態では、ログインはできるもののアカウントの設定変更に制限がかかります。表示名も変更できなくなるため、自身のアカウントの状態を確認してみましょう。

また、短い期間に何度も表示名を変更していると、セキュリティ対策のため変更操作がロックされるケースが報告されています。変更の際は、あらかじめ変更後の名前を決めておくとよいでしょう。

アプリやブラウザの不具合

キャッシュの蓄積や一時的な不具合により、変更内容が反映されないこともあります。ブラウザの更新やアプリの再起動、最新バージョンへのアップデートなどを試してみましょう。

また、ネットワークが不安定だと、保存処理が完了しないケースがあります。Wi-Fiやモバイル通信の状態を確認し、通信が安定している環境で再試行するとよいでしょう。

まとめ

X(Twitter)上でユーザーが使う名前には2種類あり、IDの役割をもつユーザー名と、自由度の高い表示名に分けられます。

どちらも変更が可能ですが、ユーザー名の変更はアカウントのURLを変えることにもなるため、これまでのリンク状況にも影響します。メンションが機能しなくなるなど、「それまでのリンクでは他ユーザーが自分のアカウントにたどり着けなくなる」という点を把握しておくことが大切です。

ユーザー名や表示名を変更できない場合は、使用文字のルール違反やアカウントの凍結などの原因が考えられます。とくにユーザー名については重複や入力ミスに注意しましょう。

アカウントの目的に応じてユーザー名や表示名を工夫することで、より効果的なSNS活用が可能になります。ルールを守りながら、多くの人にアピールできる名前を考えていきたいところです。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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