次世代SNS「Bluesky(ブルースカイ)」とは?始め方や使い方などを解説
X(Twitter)の代替として注目されている「Bluesky(ブルースカイ)」というSNSをご存知でしょうか。
アカウント作成には招待コードの取得が必要でしたが、2024年2月6日に招待制が廃止されたことで誰でも利用できるようになりました。そのため、利用者が急増しています。
この記事ではBlueskyについて徹底解説します。始め方や使い方など、詳しく知りたい方はぜひ最後までご確認ください。
目次
Bluesky(ブルースカイ)とは?
Bluesky(ブルースカイ)とは、X(Twitter)の共同創業者であるジャック・ドーシー氏らが発案したSNSです。Xと同じくテキストでコミュニケーションを行うため、楽しみ方や操作性もXと似た仕様になっています。
XはX社が中心となって管理している「中央集権型SNS」ですが、Blueskyは、複数のサーバーが連携しながら情報管理を行う「分散型SNS」です。
特定の企業によってコンテンツを管理されることがないため、ユーザーが自由に情報を共有することが可能です。
Blueskyは日本語対応してる?
Blueskyは日本語にも対応しています。2023年1月にアプリの配信が開始されましたが、2024年2月から招待コードが廃止され、誰でも利用可能になったタイミングで対応できるようになりました。
もし、日本語設定にならない場合は、アプリのバージョンが古い可能性があります。最新バージョンにアップデートされているかどうかご確認ください。
BlueskyとX(Twitter)の違い
Bluesky | X (Twitter) |
|
SNSの特徴 | 分散型SNS | 中央集権型SNS |
基本的な機能 | いいね、ポスト、リポスト、返信、引用、ブロック | いいね、ポスト、リポスト、返信、引用、ブロック |
最大入力文字数 | 300文字 | 140文字 |
最大添付画像数 | 4枚 | 4枚 |
動画投稿 | × | ○ |
非公開設定 (鍵アカウント) |
× | ○ |
DM (ダイレクトメッセージ) |
× | ○ |
検索機能 | ユーザー名検索 キーワード検索 ハッシュタグ検索 |
ユーザー名検索 キーワード検索 ハッシュタグ検索 |
タイムライン | 自由にカスタマイズ可能 | 「フォロー中」と「おすすめ」 |
広告 | 表示されない | 表示される |
Webブラウザ | ○ | ○ |
機能は2024年4月時点です。
Blueskyには、動画投稿やアカウントの非公開設定など、現段階では利用できない機能がありますが、タイムラインを自由にカスタマイズできる点や、広告が表示されない点など、X(Twitter)にはない便利な機能も搭載されています。
順調にユーザー数が増え続けていることもあり、今後のアップデートで新機能の追加が期待できます。
Blueskyの始め方
Blueskyを始めるには、アカウントの作成が必要です。電話番号を使用してSMS認証を行う必要がなく、メールアドレスだけで登録が可能です。
Webブラウザからアカウントを作成することもできますが、この記事ではスマホ版のアプリから作成する方法を解説します。
まずはアプリを開いてください。アプリをお持ちでない方は、下記からインストールをお願いします。
始め方①:アカウント登録を行う
アプリを開いたら「新しいアカウントを作成」を選択します。
始め方②:個人情報を設定する
「メールアドレス」「パスワード」「生年月日」を設定しましょう。
始め方③:ユーザーハンドルを設定する
ユーザーハンドルを設定しましょう。
ユーザーハンドルとは、ユーザー名(ユーザーID)のことを指します。既に登録されているハンドルネームは使えません。
始め方④:興味のある項目をタップする
What are your interests?(何に興味がありますか?)と問われますので、自分の興味のある項目をタップしましょう。
始め方⑤:興味のあるアカウントをフォローする
おすすめのアカウントが紹介されるため、興味のあるアカウントがあればフォローしてみましょう。フォローしたくない場合は「スキップ」で問題ありません。
始め方⑥:フォロー機能を設定する
フォローしたアカウントの投稿表示を設定できます。フォローしているアカウントの「返信コメントの表示」「リポストの表示」「引用投稿の表示」を設定できます。
特にこだわりがなければ全てオンにして「続行」をタップしましょう。
始め方⑦:メインのフィードを選択する
気に入ったフィードがあればフォローしましょう。フィードを選択することで、X(Twitter)の「リスト」のように投稿をカスタマイズすることができます。
アカウント作成後に設定変更できるため、何も選択せずに「続行」をタップしても問題ありません。
始め方⑧:非表示項目の設定を行う
非表示したい項目を選択できます。デフォルトの「非表示」のまま「続行」をタップで問題ありません。
始め方⑨:登録を完了してBlueskyを使用する
「Let’s go!」(さあ始めましょう!)をタップすればアカウント登録完了です。
Blueskyの使い方
Blueskyの基本的な機能は以下のとおりです。
- ポスト
- リポスト
- 引用
- フィード
- 埋め込みコード
BlueskyはX(Twitter)の代替として注目されているSNSということもあり、似たような感覚で楽しむことができますが、Xとは異なる機能も存在します。
それでは、1つずつ使い方を解説していきます。
使い方①:ポスト
ポストは、コンテンツを投稿する機能です。画面右下のアイコンをタップすれば、テキストの入力や画像の投稿が可能です。
使い方②:リポスト
リポストとは、他人のポストを自分のアカウントで拡散できる機能のことです。投稿の下にある矢印マークをタップすればリポストすることができます。
使い方③:引用
引用は、他のユーザーのポストに自分のコメントを添えて投稿することができる機能です。投稿の下にある矢印マークをタップして「引用」を選択しましょう。
使い方④:フィード
フィードとは、検索ワードを入力することで、特定の内容だけに絞り込んだポストを一覧表示できる機能です。
また、フィードをカスタマイズし、他のユーザーとフォローすることも可能です。
使い方⑤:埋め込みコード
2024年4月16日にバージョン1.77のリリースが発表され、BlueskyのポストをWebサイトに埋め込むことが可能になりました。
埋め込みコードを利用するには、ポストの右下にある「…」を選択し、メニューの「Embed Post」をクリックします。
コードが表示されたら、コピーしてWebサイトに貼り付ければ埋め込み完了です。
以下が実際に埋め込んだポストです。投稿内容だけでなく、いいね数やリポスト数も表示されます。
Bluesky の投稿をニュース記事など、別の Web サイトに直接埋め込むことができるようになりました。
埋め込みたい投稿を右クリックするか、コード スニペットの embed.bsky.app にその URL を貼り付けるだけです。
— Bluesky (@bsky.app) Apr 16, 2024 at 7:01
Blueskyは複数のアカウントを作成できる?
Blueskyは複数のアカウントを作成することが可能です。ただし、複数のアカウントを作成するには、新しいメールアドレスを使用する必要があります。作成したいアカウントの数だけメールアドレスをご用意ください。
Blueskyは鍵垢(非公開アカウント)にできる?
Blueskyには、鍵垢(非公開アカウント)にできる機能は搭載されていません。そのため、特定のユーザーのみに投稿を公開することはできません。
アップデートによって新機能の追加が期待できるため、今後の対応を待つしかありません。常にアプリを最新の状態にしておきましょう。
Blueskyのセンシティブ設定について
Blueskyは、センシティブなコンテンツに対して厳しいルールが設けられています。
アダルト画像や暴力的な画像はもちろんのこと、肌の露出が目立つ写真や美術資料の裸体デザインなども規制の対象に含まれる傾向があるため、投稿の際はご注意ください。ポストが削除されるだけでなく、アカウントが凍結するリスクもあります。
リスクを避けたい場合は、画像添付した後に投稿画面の「!」マークの付いた盾のマークをタップすれば、成人向けコンテンツのポストが可能になります。
ただし、設定したからといって全てのポストに対応するわけではありません。常識の範囲内でのマナーを厳守して利用してください。
企業のBluesky活用事例
X(Twitter)やInstagramなど、SNSを上手に活用すれば、企業のブランディングや新規顧客の獲得に効果的です。
Blueskyも例外ではなく、実際にアカウント登録している企業も数多く存在します。
- GIGAZINE
GIGAZINE(ギガジン)は、株式会社OSAが運営しているIT系ニュースサイトです。
Bluesky上でも、パソコンやガジェット等の新製品についての情報や、時事的なニュースやサブカルチャーなど、幅広く紹介しています。
- ウェザーニュース
気象情報会社ウェザーニューズ(WNI)の公式アカウントです。気象や天気予報などのニュースだけでなく、災害情報も投稿しています。
- セガ公式
セガ公式アカウントは、招待制が廃止された翌日の2月8日にアカウントが開設されました。ゲームやイベントの最新情報や、セガ社内の様子を公開しています。
Blueskyは今後流行る可能性を秘めたSNS
招待コードを取得しないと利用できなかったBlueskyですが、現在は招待コード不要で利用可能になったため、ユーザー数の増加が期待されています。操作性も問題なく、X(Twitter)と同じような楽しみ方ができるでしょう。
徐々に多くの方が利用する可能性もあるため、この機会にアカウントを作成してみてはいかがでしょうか。
Xの代わりになる新しいSNSを探している方や、分散型SNSを利用してみたい方は、ぜひ一度お試しください。
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