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オースコード(AuthCode)とは?ドメイン移管に関する基礎知識を大公開

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Webサイト運営者でドメイン移管を考えているという人は「オースコード(AuthCode)」という言葉を耳にしたことがあるはずです。

オースコードとは、第三者が勝手にドメインを移管しないよう不正防止のために発行される先行コードです。これがないと、ドメイン移管ができないので重要なものとなります。

本記事では、初めてドメイン移管を考えている人向けに、オースコードの基礎知識を紹介します。そもそもドメイン移管する理由や、オースコードの発行手順、ドメイン移管手順なども簡単に解説しています。ぜひ参考にしてください。

オースコード(AuthCode)とは

オースコードとはのイメージ

オースコード(AuthCode)とは、ドメインを移管する際に第三者が勝手に移管しないよう、不正行為を防止する目的として発行される専用コードのことです。ドメイン管理業者によっては、「ドメインパスワード」「認証コード」「認証キー」「EPP key」などとも呼ばれています。

オースコードは半角英数字や記号で構成された文字列で、有効期限が20~35日ほどと定められています。ランダムで割り振られるので、コードがバレにくいという利点もあります。

他社にドメイン移管する2つの理由

他社にドメイン移管する理由のイメージ

オースコードはドメインを移管するために必要ですが、そもそもどのような目的で移管作業を行うのかを把握しておくことも大切です。一般的に、ドメインの移管を行う理由は2つあげられます。

サーバーとドメインを一括で管理したい

サーバーとドメインの管理業者が別々であれば、支払い先が二重になって事務処理が面倒になります。その際に一括管理したいので、ドメイン移管をするという企業は多いです。また、セキュリティを重視した結果、同じ管理業者に任せたいというケースもあります。

利用料金を見直したい

ドメインの管理業者によって利用料金は異なります。現在契約中の管理業者とほぼ同様の内容で、少しでも安い業者が見つかれば移管したくなるのもわかります。企業全体でコストを見直しするというタイミングで、ドメイン移管の話を出してみるのも良いでしょう。

契約中のドメインから「転出」する際にオースコードを取得

ドメインの転出イメージ

オースコードは、現在契約中のドメイン管理業者から「転出」する際に取得する必要があります。居住地の引っ越しと同じと考えると分かりやすいです。引っ越しする際に、今住んでいる自治体から「転出届」の取得を行うはずです。これが、ドメイン移管の際の「オースコード」に当たります。

オースコードは、転出先の業者に「ドメイン移管依頼(転出)」を行えば発行されます。発行形式は、管理画面に表示かメールでの送信のどちらかとなります。ドメイン管理業者によって、発行手順・方法が異なるので公式のよくある質問などで確認しておきましょう。

他社ドメインに申し込む「転入」の際にオースコードが必要

ドメインの転入イメージ

他社ドメインに申し込む「転入」の際に、取得したオースコードが必要になります。これは引っ越しで言う、新しい自治体に「転入届」を提出して住民票を移す行為です。オースコードがないと、ドメイン移管ができないので無くさず管理してください。

ドメイン移管の主な手順

  • 手順①:新しい管理業者に「移管申し込み(転入)」を行う
  • 手順②:転入先が転出先に移管申請を依頼
  • 手順③:承認後、転入先に「オースコード」を提出

管理業者によって手順は異なりますが、基本的にドメイン移管の申し込みをすれば、業者側で動いてくれます。申込内容の確認などのメールが送られてくるのを待ちましょう。

なお、2023年11月以降は、末尾が「.JP」のJPドメインもオースコードが必須となっています。必ず取得しておいてください。

ドメイン移管で必要な「オースコード」に関するQ&A

オースコードに関するよくある質問のイメージ

ドメイン移管で必要な「オースコード」に関するよくある質問を集めてみました。

  • Q1.オースコードが不明な場合はどうすればいい?
  • Q2.オースコード発行は無料ですか?
  • Q3.有効期限切れのオースコードは使えない?

それぞれの質問について回答していきます。

Q1.オースコードが不明な場合はどうすればいい?

オースコードが不明な場合は、転出先になるドメイン管理業者に「再発行」依頼をかけてください。セキュリティ問題があるので以前のオースコードは破棄のうえ、新しいオースコードを発行してくれます。

Q2.オースコード発行は無料ですか?

ドメイン管理業者によります。無料のところもあれば、オースコード発行手数料などの名目で1~2万円ほどかかるケースもあります。

Q3.有効期限切れのオースコードは使えない?

有効期限切れのオースコードは使えません。期限が切れたら、自動的に失効します。転出先のドメイン管理業者にお願いして再発行してもらいましょう。

ドメイン移管に「オースコード」は必須!

オースコードまとめのイメージ

オースコードは、ドメイン移管の際に必須となるものです。第三者が不正に移管しないようにする専用コードなので、各管理業者に発行してもらう必要があります。発行を忘れてしまうとドメイン移管ができないので、必ず申請しましょう。

発行手順・転入手続きは管理業者によって異なりますが、難しいものではありません。申し込み情報を登録する際や、ドメイン情報を記載する際にオースコードを入力するだけです。基本知識さえあれば、だれでもスムーズにドメイン移管できることでしょう。

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この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、サングローブに入社。前職以外では、旅行・登山などアウトドア系の記事経験もあり。とにかく記事を書くことが大好きです。

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