ファイル転送サービスおすすめ比較15選!無料版や選び方も紹介
「ファイル転送サービス」という言葉に馴染みがない方もいるかもしれません。一方で「ギガファイル便」というものは聞いたことあるのではないでしょうか。
これらは、画像や動画などのデータを専用URLなどにまとめてほかの人に転送するものです。サイズの大きいファイルはメールやSNSでは送れないので、ファイル転送サービスを使う人が増えています。
本記事では、ファイル転送サービスの無料版・有料版のおすすめをまとめました。ギガファイル便の代わりになるものから、高セキュリティでビジネス活用できるものまで徹底比較しています。どれを使うか迷っている人はぜひ参考にしてください。
目次
ファイル転送サービスとは
ファイル転送サービスとは、「第三者のサーバを通してファイルのやり取りを行うサービス」です。機能がファイルの転送に特化されており、大容量のファイルであっても手軽に送信できるのが特徴です。
サービスごとに細かい機能の違いがみられるので、ファイルの内容や送信先によって使い分けられます。サービスによっては、個人から法人まで幅広い利用が可能です。
ファイル転送サービスのメリット
- 大容量のファイルを送信できる
- 物理メディアでの送受信より低コスト
ファイル転送サービスには「大容量のファイルを送受信できる」「物理メディアでの送受信よりコストを抑えられる」という2つのメリットがあります。一般的な電子メールの場合、送信可能なサイズの上限は20MB〜25MBほどです。ですが、ファイル転送サービスを使えば、2倍以上の容量のファイルを相手に送れます。
また、USBやSDカードを購入してデータを送るより、低価格です。無料~1回分が数百円ほどとコスパが良いです。データの紛失リスクも防げるので、オンライン上でデータ転送できたほうがメリットが大きいです。
ファイル転送サービスのデメリット
- セキュリティレベルは運営元に付随
- 情報漏洩のリスクを伴う
- ファイルの保管はできない
ですが、ファイル転送サービスはオンラインで利用するため、どうしてもセキュリティ面や情報漏洩のリスクが付きまといます。セキュリティレベルは、サービス提供の企業に付随します。ヒューマンエラーやハッキングなどで情報漏洩する可能性も捨てきれません。
また、ファイル転送サービスは、あくまでも「データを転送」するだけです。転送期限が設定されているので、オンライン上でデータの保管ができません。どうしても保管したい場合は「オンラインストレージ」を利用したほうが良いです。
ファイル転送サービスの比較ポイント・選び方
ファイル転送サービスと言っても無数にあります。どれを使えば良いか迷っている人のために、比較ポイントをまとめました。
- 導入コスト
- 転送可能なデータ量
- セキュリティ面
- 使いやすさ
利用用途と上記のポイントがあっているかを考え、適切なファイル転送サービスを選びましょう。
導入コスト
ファイル転送サービスは、無料版のものから、利用者希望や容量によって料金が変わる有料版のものがあります。個人で利用するから社内の人に個別でデータを送る程度であれば、無料版でも問題ありません。
ですが、重要書類などのデータを送りたい、社外の人に転送したいなどの場合は、有料版のほうがリスクが少なく安全です。予算や継続的に利用する場合のコスパを考え、見合うサービスを選んでください。
転送可能なデータ量
サービスによっては、1ファイル・1転送ごとにデータ量の制限があります。転送したいデータ容量に合っているかの確認も大切です。とくに複数のデータを一気に送りたい、動画など容量が重いファイルがメインの人は忘れずに確認しておきましょう。
セキュリティ面
ファイル転送サービスを利用するなら、セキュリティ面は気になるはずです。ダウンロード時にパスワードをかけられるか、SSL暗号化に対応しているかなどセキュリティ対策に関しても確認しておくべきです。とくにセキュリティ面は、サービスを提供している企業に付随するので、運営元も確認しておくと安心できるでしょう。
使いやすさ
ファイル転送サービスごとに機能やUIは違います。用途によっても、その使いやすさは変わってくるでしょう。長い付き合いになることを想定すれば、使いやすさも大きな判断基準になり得ます。可能であれば、正式導入の前に一定期間、試験的に使ってみると良いです。
無料で使えるおすすめファイル転送サービス5選
個人や仕事のちょっとした瞬間に利用したい人向けに、無料で使えるおすすめファイル転送サービスをまとめました。
ギガファイル便 | 無料で利用できるファイル転送サービスの中で最も有名。容量・個数制限なし、ファイル保持期間は最大100日と使い勝手が良い。 |
---|---|
データ便 | 「会員登録なし(ライトプラン):2GB」と「会員登録あり(フリープラン):5GB」の2種類ある。ファイル保持期間が3日→7日間に延長。 |
おくりん坊 | アップロード・ダウンロードのスピードが速くて使いやすい。無料会員登録すれば、送信履歴の確認やアドレス帳機能の利用もできる。個人~ビジネスまで活躍。 |
firestorage | 「会員登録なし」と「会員登録あり」の2種類あるが、ストレージの利用がないなら登録不要で十分使える。無料版でもセキュリティ性が高いことが人気の理由。 |
ACdata | テレワークのサポートとして容量・機能拡張中。1ファイル250GBまでだが、転送容量は制限なし。ダウンロード回数の制限もできる。 |
各サービスについて、もう少し詳しく解説していきます。無料版の中には、ランクアップで有料版に切り替えられるものもあります。まず無料で試してみることも可能です。
ギガファイル便
ギガファイル便は、無料で利用できるファイル転送サービスの中で最も有名なものと言っても過言ではありません。容量・個数制限なし、ファイル保持期間は最大100日という出血大サービスです。本当に無料で良いのかと言いたくなるほど、利用の幅が広いんです。ほかにも、パソコン・スマートフォンで利用できますし、LINEやX(旧Twitter)と連携してデータ転送も可能です。
転送可能なデータ量
1ファイル300Gまで。容量・個数無制限。
セキュリティ対策
- 国内サーバー
- アンチウイルス機能
- ダウンロードパスワード設定
- 削除キー設定
ギガファイルは、ある程度のセキュリティ対策も備わっています。アンチウイルス機能があるので、データにウイルスが入っていたら警告が出ます。また、ダウンロードパスワード・削除キーの設定ができるので、自分と相手のみしかデータのやり取りができないのも嬉しいところです。
データ便
公式:データ便
データ便は、ギガファイル便と同じくらい有名なファイル転送サービスです。無料版は「会員登録なし(ライトプラン)」と「会員登録あり(フリープラン)」の2種類あります。転送できる容量が違うだけなので、2GB以内なら登録は不要です。ファイル保持期間が3日→7日間に伸びたため、以前よりも使いやすくなっています。
転送可能なデータ量
ライトプラン:2GB
フリープラン:5GB
ビジネスプラン:無制限(有料版)
セキュリティ対策
- 国内サーバー
- SSL暗号化
- ISO27001取得
- ファイアウォール
- ダウンロードパスワード設定
無料版は、ライトプラン・フリープランが共通サーバーとなりますが、国内のの堅牢なデータセンターにあるのでセキュリティ面では安心できます。それでもセキュリティ面が不安なら、月額330円/550円で利用できるビジネスプランに切り替えると良いです。「セキュリティ便」という、利用許可が必要な転送方法を選択できます。
おくりん坊
公式:おくりん坊
おくりん坊は、無料で使えるプランでもアップロード・ダウンロードのスピードが速く使いやすいファイル転送サービスです。無料版でも会員登録さえすれば、送信履歴の確認やアドレス帳機能の利用ができます。個人もそうですが、ビジネスでも使えるシーンが多いのが特徴的です。情報を入力するのが面倒と思われがちですが、会員登録しておいて損はありません。
転送可能なデータ量
会員登録なし:500MB
会員登録あり:2GB
おくりん坊BIZ:2GB/1ユーザー(有料版)
セキュリティ対策
- SSL暗号化
- 送信履歴の確認
- ダウンロード回数制限
- ファイル削除機能
おくりん坊は、無料版であっても会員登録さえすれば送信履歴の確認ができます、万が一送り先を間違えていた場合は、ファイル削除を行えば問題ありません。ミスによる情報漏洩のリスクヘッジは十分です。それでも心配な人は、月額3万円から利用できる「おくりん坊BIZ]がおすすめです。国内最高レベルのセキュリティを誇るデータセンタを採用・SSL暗号化など、セキュリティ対策が強化されています。
firestorage
公式:firestorage
firestorageは、日本法人のロジックファクトリー社が提供するオンラインストレージですが、ファイル転送サービスとしても利用できます。ストレージを使わず、ほかのファイル転用サービスと同じ使い方が可能です。無料版は「会員登録なし」と「会員登録あり」の2種類ありますが、ストレージを使わないのであれば登録なしで十分です。運営会社が日本なので、不具合などがあった際の問合せがしやすい点もメリットと言えます。
転送可能なデータ量
無料版は、1ファイル2GiB(2,048MB)まで。容量は制限なし。
セキュリティ対策
- 国内サーバー
- ウイルスチェック機能
- ダウンロードパスワード設定
- ダウンロードURLへの不正アクセス対策
- データセンターによる24時間365日セキュリティ監視
firestorageは無料版でもセキュリティが十分で安全に利用できます。データセンターでは24時間体制で監視が行われているため、トラブルが発生した際もスムーズな復旧が期待できます。機密情報を取り扱うなど、さらにセキュリティレベルを上げたい場合は、ビジネスプランに切り替えましょう。有料版は3プランあり、用途に合わせて選択が出来ます。
ACdata
ACdataは、ストックフォトサービスを提供しているACワークス社が、テレワークのサポートとして容量・機能拡張しているファイル転送サービスです。転送データ量の制限がないうえ、ファイル保持期間が最大65日と使い勝手がかなり良いです。共有URLが表示された画面から、そのままファイル転送が可能なのも嬉しい機能です。クラウドに保存もできるので、オンラインストレージとしても使えます。
転送可能なデータ量
1ファイル250GBまで。容量は制限なし。
セキュリティ対策
- SSL暗号化
- WebApplicationFirewall
- ウィルスチェック
- ダウンロード回数制限
ACdataはテレワークで利用していることを想定して、セキュリティが強化されています。機密情報を取り扱わないのであれば、十分ビジネス活用できます。とにかく低コストかつ、セキュリティ性を気にする人は使ってみても良さそうです。
企業向け高セキュリティのファイル転送サービス5選
有料版にはなりますが、企業向けの高セキュリティを売りにした、おすすめファイル転送サービスを集めました。
クリプト便 | 1,000円/月~ | 情報セキュリティ専門会社である「NRIセキュア」が運営。AAAisを取得しており、金融業界はもちろん、知財・特許事務所などでの実績がある。 |
---|---|---|
AD FILE | 1,074円/月~ | ファイル転送をコミュニケーションツールとして使うというコンセプト。ダウンロード画面をカスタマイズできるので、PRとしても使える。サーバー操作履歴の自動記録機能あり。 |
Bizストレージファイルシェア | 15,000円/月~ | ディスク容量別に8プランあり。公式で「セキュリティ情報公開シート」を公開しているほどセキュリティ対策が万全。JCBトラベルやWOWOWなどの大手も導入。 |
tenpu | 980円/月~ | 「受け取る人も喜ぶファイル転送サービス」をコンセプトにしておりUIがシンプル。開発・改修・運用を全て日本国内で行っている。障害が発生してもファイル損失リスクが少ない。 |
Confidential Posting | 22,000円/月~ | 「SaaS」と「パッケージ」版があるうえ、容量やID数に応じでプランが細かい。特許を取得した独自の暗号化技術を採用。富士通に準じるセキュリティ対策あり。 |
金融機関や大手企業が導入しているものばかりなので安心して利用できます。気になるものがあれば、お試し期間があるので利用してみてください。
クリプト便
公式:クリプト便
クリプト便は、セキュリティ会社が運営するファイル転送サービスです。脱PPAP、UEB運用廃止を目的としており、安全かつ大容量のファイルを転送できます。株式会社アイ・エス・レーティングが格付けする情報セキュリティ指標で17段階中最高の格付けAAAisを取得していることで有名です。金融系はもちろん、特許事務所や知財などでも導入されているほどです。
利用料金
エントリー:1,000円/月
ライト:1,000円/月
スタンダード:9,000円/月
個別見積もり:要問合せ
転送可能なデータ量
エントリー:5MB/20ユーザー
ライト:10MB/50ユーザー
スタンダード:20MB/100ユーザー
※オプションで最大10GBまで容量拡張可能
セキュリティ対策
- ISO/IEC 27017取得
- ISO/IEC 27018取得
- PCI DSS取得
- AAAis取得
- SOC2報告書の閲覧が可能
- NRIグループのセキュリティ採用
クリプト便は、情報セキュリティ専門会社である「NRIセキュア」が運営しています。企業に準ずるセキュリティがそのまま採用されているので、かなり強固です。株式会社あおぞら銀行や、アフラック生命保険株式会社、住友生命保険相互会社など、金融・保険会社が導入しているほどなので、安心して使えます。
AD FILE
公式:AD FILE
AD FILEは、ファイル転送をコミュニケーションツールとして使うというコンセプトが特徴のファイル転送サービスです。ダウンロード画面をカスタマイズすることができ、自社のロゴ・社名を表示したり、背景画像で自社商品をアピールしたりと、ファイルの受取手に対して、広告やお知らせなどを自由に設定可能です。ファイルのやり取りをとおして、コミュニケーションやPRを行えます。
利用料金
月額1,074円(税込)/ 1ユーザー
転送可能なデータ量
20GB
セキュリティ対策
- ISO27001取得
- SSL暗号化
- 不正プログラム対策
- Web Application Firewall
- サーバー操作履歴の自動記録
- ダウンロードパスワード設定
- アップロードファイルの暗号化
- ファイル自動削除日設定
ビジネス用途を前提としているので、不正プログラム対策やWAF、暗号化通信などセキュリティ面も充実しています。アップロードしたファイルをフォルダ分けして管理できるうえ、フォルダにアクセスできるユーザーの権限を変更できるのも嬉しいところです。社内ツールとしての利用もできるので、使いこなせれば使用用途が広がる可能性があります。
Bizストレージファイルシェア
Bizストレージファイルシェアは、一度に最大2GBまでのファイルを送信することができる、法人向けのファイル転送サービスです。ディスク容量によって、細かくプランが分けられています。最大登録可能なユーザー数は1,000〜10,000人なので、大企業でも導入しやすいです。送信前の上長によるチェックを必須にできたり、ファイルへのアクセス権限を8種類のなかから細かく設定できたりと、法人利用に特化したファイル転送サービスならではの機能も備わっています
利用料金
初期設定費用:20,000円
+
月額基本料金:ディスク容量による定額制
1GByte:15,000円
2GByte:26,000円
3GByte:39,000円
4GByte:52,000円
10GByte:65,000円
100GByte:95,000円
500GByte:150,000円
1TByte:200,000円
※税別
転送可能なデータ量
2GB
※ディスク容量1GByteを契約している場合は最大1GB
セキュリティ対策
- 国内自社データセンター・サーバー
- 不正アクセス検知・遮断
- 通信・ファイル・パスワードの暗号化
- 2要素認証
- ウイルスチェック
- 脆弱性診断
- 24時間365日監視
Bizストレージファイルシェアは、上記以外も複数のセキュリティ対策を行っています。「セキュリティ情報公開シート」を開示しているほど、強固で安心できます。株式会社JCBトラベル、株式会社NTTファシリティーズ、株式会社WOWOWなどの大手企業の導入実績が多数あり、公式サイトでも導入事例を公開しているほどです。
tenpu
公式:tenpu
tenpuは、「受け取る人も喜ぶファイル転送サービス」をコンセプトにしており、シンプルなUIが特徴です。煩わしい広告表示がないので、ストレスフリーで利用できます。プランによっては組織内ユーザー管理機能も備わっており、規模が大きいチームでも使いやすいです。
利用料金
Pro:980円/月
Business:1,200円/月
Enterprise:980円/月
※税別
転送可能なデータ量
20GB 。1ファイル10GBまで。
セキュリティ対策
- SSL暗号化
- 耐久性の高いストレージ
- アップロードファイルの暗号化
- ダウンロードパスワード設定
- ログ管理
- 送信後のファイル削除設定
- 外部アクセス遮断
- ファイアウォール
tenpuは耐久性の高いストレージを採用しているので、万が一障害が発生した場合でもファイル損失のリスクがありません。開発・改修・運用を全て日本国内で行っているので、トラブルがあったときの問合せをしやすいですし、復旧までのスピードが速いのも特徴的です。株式会社宣伝会議、haconiwa、parkERsなどでの導入実績もあります。
Confidential Posting
Confidential Postingは、SaaS(クラウド)パッケージ版の2種類を提供するファイル転送サービスです。「富士通Japan」という、超大手IT企業が運営しているので、セキュリティに関しては何も言うことがないほど安全です。ファイルの受け渡しはもちろん、ヒューマンエラーによる誤送信防止機能があるので、誰でも安心して利用できます。
利用料金
SaaS:22,000円~540,000円/月
※送信者数(ID数)、送信数、総送信容量に応じて変動
パッケージ:550,000円~2,200,000円
※ID数に応じて変動
別途オプションサービスあり。
転送可能なデータ量
SaaS:10GB
パッケージ:8GB
セキュリティ対策
- 富士通データセンター
- SSL暗号化
- アップロードファイルの暗号化
- 誤送信防止機能(送信後取消)
- ウイルスチェック
- 多要素認証(ワンタイムパス)
- ネットワークアドレス制限
- 利用者管理
- 使用制限設定
- 証跡ログ
- 送受信履歴表示
特許を取得した独自の暗号化技術を採用しており、高セキュリティとしてかなりの評価されています。一般社団法人日本損害保険協会に採用されているうえ、導入企業のほとんどが金融・保険業というだけでも安心感があるはずです。金額はやや高めですが、安全性が最優先であれば導入してみるのも良いかもしれません。
海外送信可能なおすすめファイル転送サービス5選
グループ会社や取引先が海外にある企業向けに、海外送信可能なファイル転送サービスをまとめました。
GigaCC OKURN | 24,500円/月~ | 想定外の費用が発生しない「ID課金型」。世界各拠点のゲートウェイサーバを経由させて通信経路を最適化する「グローバルゲートウェイ機能」あり。 |
---|---|---|
SkeedSilverBullet | 要問合せ | 日米欧で国際特許を取得した独自プロトコルを採用。海外に大量のデータを転送することを想定に開発されたので、従来のFTPの数十倍の速さでファイルを転送できる。 |
グローバルセキュアデータ転送サービス | 要問合せ | 名前の通り海外に高速でデータを送ることを前提に開発された。4重のセキュリティ技術で暗号化、秘密分散技術で無意味化などセキュリティ対策も万全。 |
DIRECT! EXTREME | 要問合せ | セキュリティ対策と業務効率化の2面で役立つファイル転送サービス。2024年7月にクラウドストレージとの連携も可能になった。TBSテレビの特許技術を採用している。 |
SECURE DELIVER | 38,000円/月~ | 従量課金制でコストを抑えられる。セキュリティ対策にかなり力を入れており、内容は専用ページで公開しているほど。国際空港や本田技研工業などでの導入実績あり。 |
どれもセキュリティが高くておすすめなので、予算やデータ量に合わせて選んでください。
GigaCC OKURN
公式:GigaCC OKURN
GigaCCは、想定外の費用が発生しない「ID課金型」の法人向けファイル転送サービスです。15年以上の歴史がある「GigaCCシリーズ」において利用率が高かった機能を標準搭載しているため、データに裏付けられた使いやすさが期待できます。世界各拠点のゲートウェイサーバを経由させて通信経路を最適化する「グローバルゲートウェイ」機能(オプション)を活用すれば、海外拠点・取引先とのファイル送受信も便利です。
利用料金
初期費用:50,000円
+
月額プラン
PLAN1:24,500円/月
PLAN2:48,800円/月
PLAN3:69,800円/月
※税別
別途オプションあり(要問合せ)
転送可能なデータ量
PLAN1:5GB
PLAN2:25GB
PLAN3:50GB
セキュリティ対策
- SSL/TLS暗号化
- サーバ内暗号化
- ウイルスチェック機能
- 2要素認証
- 履歴ログ管理
- IPアドレス制限
- 不正アクセス自動ロック
- ZIP強制暗号化
- 認証パスワード必須化
上記は、GigaCCのセキュリティ対策の一部です。法人向けを謳うだけあって、強固なセキュリティ体制を整えています。その結果、株式会社みずほ銀行、住友商事株式会社、株式会社ジュピターテレコムなど、名だたる大手企業が導入しています。金融系・外資系の実績も豊富なので、安心して海外とデータのやり取りを行えます。
SkeedSilverBullet
SkeedSilverBulletは、大量のファイルデータと海外へ高速転送するために作られたサービスです。日米欧で国際特許を取得した独自プロトコルを採用しており、従来のFTPの数十倍の速さでファイルを転送してくれます。日本語と英語に対応しているので、何かあったときの問い合わせできるのも心強いです。
利用料金
「サーバーセッション合計上限帯域」+「クライアントライセンス/年」+「サーバーオプション機能」から、企業に合ったプランを提供。(要問合せ)
▼公式価格事例
SkeedSilverBulletサーバ(50Mbps)×1+GUIクライアント×1=306,000円
転送可能なデータ量
無制限。
回線帯域:50Mbps、100Mbps、1Gbps
セキュリティ対策
- 国際標準「AES」を採用
- 送信データの完全性確保
- レジューム機能(データ欠損防止)
- 転送履歴機能
- アクセス権限管理
SkeedSilverBulletは、米欧で国際特許を取得した独自プロトコルを採用しており、各国のセキュリティ基準をクリアしています。レジューム機能を搭載しているので、転送が中断しても復旧後に自動的に途中からファイルの転送を再開します。これにより、データの欠損の心配がありません。
グローバルセキュアデータ転送サービス
グローバルセキュアデータ転送サービスは、日立システムズエンジニアリングサービスが提供しています。名前の通り、国内だけでなく海外に大量かつ高速でデータを送るためのものです。問い合わせは、日本語と英語に対応。なお、通信などでタイムアウトになったとしても、エラーになったピースを自動でリトライするので、データの欠損の心配はありません。
利用料金
基本料金:30,000円/月~
別途オプションサービスあり
※見積は要問合せ
転送可能なデータ量
無制限
セキュリティ対策
- 日立データセンターが中継サーバー
- 4重のセキュリティ技術で暗号化
- 秘密分散技術で無意味化
- HTTPS通信
- 複数クラウドへの分散化
- セキュアアーカイブ
グローバルセキュアデータ転送サービスは、日立のセキュリティ技術が組み込まれています。4重で暗号化しているうえ、データをピース化して分散しています。万が一漏洩したとしても、元データの状態が不明のままなのでリスクを最小限に抑えられます。機密性が高い医療・製造業の開発拠点が海外にある企業での導入が進んでいるほどです。
DIRECT! EXTREME
DIRECT! EXTREMEは、もとは日本⇔中国でデータを転送するサービスでしたが、今やそのほかの海外ともデータのやり取りができるよう進化しています。更新頻度が高く、2024年7月5日にクラウドストレージとの連携オプションを追加しているほどで、ますます業務効率化に役立つサービスとなっています。TBSテレビの特許技術である独自のUDP通信プロトコルやオンザフライ機能を用いており、高速でデータ転送が可能です。
利用料金
「初期費用」+「月額基本料金」+「超過料金」に応じて請求。(要問合せ)
▼月額基本料金プラン例
EXTREME500:150円/1GB
EXTREME1000:130円/1GB
EXTREME2000:110円/1GB
エンタープライズ:要問合せ
転送可能なデータ量
無制限だが月額基本受信料の目安あり。
EXTREME500:500GB
EXTREME1000:1,000GB
EXTREME2000:2,000GB
エンタープライズ:2,000GB以上
※超過分は別途清算
セキュリティ対策
- 国内サーバー
- SSL/TLS暗号化
- AES暗号化
- ログ履歴の自動取得
- チェックサム機能あり
- Mbps単位で帯域制限の設定が可能
DIRECT! EXTREMEは、日本国内にサーバーがありデータ保管しています。海外への情報流出の懸念がありません。3種類の暗号化を採用しているなど、誰が使っても高セキュリティなサービスを提供しています。容量が大きいデータのやり取りが多い、出版系・研究機関での導入実績もあります。
SECURE DELIVER
SECURE DELIVERは、1度に100GBまでのデータを日本国内外に高速転送できます。利用する分だけの従量課金制なので、無駄なコストはかかりません。良く使うユーザーだけプランを変更することっも可能です。日本企業、富士フィルムが提供するサービスなので仕様や問い合わせは全て日本語。困ったときの問い合わせをしやすいのも魅力と言えます。
利用料金
デリバー500:38,000円/月
デリバー1000:65,500円/月
デリバー2500:98,500円/月
デリバー5000:159,000円/月
デリバー10000:280,000円/月
デリバー30000:610,000円/月
※超過1通ごとに別途請求あり
転送可能なデータ量
1度に10ファイル、100GBまで。月間送受信通数に制限あり(プラン名の数字)。
セキュリティ対策
- JIS Q 15001取得
- IS 796406/ISO 27001取得
- CLOUD 798352/ISO 27017取得
- ASP SaaS 0177-1403取得
- データの暗号化
- ウイルスチェック
- URL無効化機能(誤送信防止)
- ファイル自動削除
- 監査チェック機能
- ログ取得機能
- ユーザー・IPアドレス制限
SECURE DELIVERはセキュリティ対策に力を入れており、専用ページを用意して内容を公開しているほどです。国際規格ISMSを取得しているので、海外とのデータのやり取りでも安心して利用できます。日本航空株式会社、成田国際空港株式会社、本田技研工業株式会社など、海外と連携している名だたる企業で導入しています。
自社のセキュリティ基準や用途に合わせて最適なものを選ぼう
ファイル転送サービスには、料金が安いものや送信可能なデータ量が大きいもの、セキュリティが堅固なものやサービス内容が充実しているものなど、サービスによってさまざまな強みがあります。
大差ないようにみえても、細かい部分に他サービスとの違いが垣間みえます。個人で導入する場合は、ひとまず使ってみて柔軟に乗り換えられるでしょう。一方、企業として正式に導入を検討している場合は、長期的な目線サービスを選ぶことが求められます。試用期間を設けて慎重に判断するのも選択肢のひとつです。
自社のセキュリティ基準や用途に適したサービスを選んで使うことで、サービス独自の強みが存分に活かされるでしょう。
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