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【初心者向け】Googleビジネスプロフィールの使い方から運用のコツまで解説!

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MEO

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地域ビジネスの集客を強化したいなら、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は欠かせないツールです。とはいえ、「登録したけれど使い方がわからない」「MEO対策って何?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Googleビジネスプロフィールの基本的な使い方から、効果的な運用のコツまでを、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。

適切に活用すれば、新規顧客の獲得はもちろん、ブランディングの強化や地域での認知向上にもつながります。無料で始められる強力なツールを最大限活用して、集客を成功させましょう。

GoogleビジネスプロフィールはMEO対策で使う

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Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)は、Google検索やGoogleマップ上に店舗や企業情報を表示させる無料ツールです。

特に「地域+サービス名」などのローカル検索では、上位表示される「ローカルパック」への掲載を目指すMEO(Map Engine Optimization)対策に欠かせません。MEO対策とは、Googleマップやローカル検索で自社の情報を上位表示させ、ユーザーの来店や問い合わせに直結させる施策です。

Googleビジネスプロフィールに正確な情報を登録し、口コミや写真、投稿などを適切に運用することで、検索エンジンとユーザーの両方からの信頼性が高まり、検索結果に有利に反映されます。

つまり、Googleビジネスプロフィールは単なる店舗情報の掲載ツールではなく、地域での集客力を高めるための重要なマーケティング手段であり、MEO対策の中核を担っています。

Googleビジネスプロフィールを使うべき理由

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今の時代、お店を選ぶときにまずインターネットで検索するのが当たり前になっています。

とくに地域に根ざしたお店やサービスでは、Googleビジネスプロフィールが「お客さまと最初に出会う場所」になることが多く、集客や売上アップにも大きく関わる大切なツールです。

近くにたくさんの競合店がある中で、お客さまに選ばれるお店になるには、Googleビジネスプロフィールを上手に使いこなすことがとても重要です。

ここからは、次の3つのポイントをもとに、Googleビジネスプロフィールがなぜ集客に効果的なのかをわかりやすく紹介していきます。

来店や問い合わせを増やすため

Googleビジネスプロフィールを使う最大の理由は、お店への来店や問い合わせが増えることです。

たとえば、「地域名+業種(例:〇〇市 美容室)」と検索したときに、お店がGoogleマップ上に大きく表示されると、多くの人の目にとまりやすくなり、クリックされる確率も上がります。表示されたプロフィールには、電話番号や営業時間、道案内などが分かりやすく載っていて、気になったその場で行動してもらいやすいのも大きなポイントです。

とくにスマートフォンで検索する人が多い今、近くのお店を探しているユーザーにしっかりアピールできるGoogleビジネスプロフィールは、地域のお店にとってとても強力な集客ツールなのです。

店舗や会社のブランディングのため

Googleビジネスプロフィールは、集客だけでなく、お店や会社の「ブランディング」にもとても役立つツールです。

たとえば、お店の外観や内装、スタッフの写真、提供している商品やサービスの写真を載せることで、初めて見る人にも「どんなお店か」がひと目で伝わります。さらに、定期的に投稿したり、口コミに返信したりすることで、お店の誠実な姿勢やサービスへの思いも伝えられます。

特に、口コミに対して丁寧に対応することは、既存のお客さまとの良い関係を見せるチャンスにもなり、これから来ようとしている人にも安心感を与えることができます。

こうした積み重ねが、Google検索の中でも「このお店なら信頼できそう」と思ってもらえるキッカケになり、他のお店との差をつけるポイントにもなります。

認知向上のため

Googleビジネスプロフィールは、地域でお店の知名度を高めたい人にとって、とても役立つツールです。

とくに「〇〇市 美容室」などで検索したとき、Googleマップと一緒に上位3店舗が表示される「ローカルパック」に入ると、多くの人の目にとまりやすくなります。

お店の写真やサービス内容、投稿などを定期的に更新していくことで、検索結果に何度も表示され、ユーザーの記憶にも残りやすくなります。さらに、口コミが増えると「地域で人気のお店なんだな」という印象を持ってもらえ、新しいお客さまが来てくれるきっかけにもなります。

Web広告とちがって、Googleビジネスプロフィールは無料で使えるうえに、自然な検索からお客さまが集まる仕組みなので、コストをかけずに地域での知名度を上げたい方にはぴったりの集客方法です。

Googleビジネスプロフィールを使うべき業種

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Googleビジネスプロフィールは、特に「地域密着型」の業種にとって強力な集客ツールです。Google検索やGoogleマップに上位表示されれば、ユーザーの視認性が高まり、来店や問い合わせに直結します。

以下の表は、使うべき業種と活用のポイントをまとめています。

業種 活用目的 活用効果・ポイント
飲食店(レストラン・カフェ・居酒屋など) 集客・予約獲得 メニュー・写真・口コミにより来店動機を強化。近隣検索でローカルパック表示に有利。
美容室・エステサロン ブランディング・予約促進 施術風景や店内写真で安心感を与え、口コミや投稿で信頼を構築。
接骨院・整体・治療院 信頼構築・新患獲得 口コミ評価が選定要素になる業種。専門性を写真や投稿でアピール可能。
歯科 安心感の訴求・患者獲得 診療内容やスタッフ紹介、施設写真で信頼を高め、地域検索で認知向上。
外壁塗装・リフォーム業 地域認知・問い合わせ獲得 施工事例写真と口コミで実績を示し、エリア検索で選ばれやすくなる。
フィットネスジム・パーソナルジム 差別化・体験促進 設備やトレーナー紹介、料金・投稿による魅力発信が可能。
教室(学習塾・英会話教室・音楽教室など) 認知向上・安心訴求 教室風景や実績を可視化し、保護者層の不安を解消。地域密着型検索に強い。
士業(税理士・弁護士等) 信頼獲得・相談促進 対応業務や相談可能内容を明記し、誠実な印象づけと地域集客に活用できる。
不動産業 問い合わせ増加・信頼性向上 物件案内や地域対応力を示し、移住・転勤層などの検索ニーズに対応。
学習塾・スクール 保護者向け認知・ブランディング 実績や方針の見える化で信頼性を高め、クチコミも信頼材料になる。
ホテル・旅館 宿泊予約・口コミ強化 客室写真やサービス内容の掲載、口コミ管理が集客に直結する。
小売店(アパレル・雑貨・書店など) 来店誘導・在庫訴求 店舗の雰囲気や取り扱い商品の紹介で購買意欲を刺激できる。
サービス業(クリーニング・修理店など) 地域認知・利用促進 料金や対応内容を明示し、マップ経由での利用を促進。

これらの業種は、Googleビジネスプロフィールの充実度がそのまま集客力につながるため、積極的に活用していきましょう。

Googleビジネスプロフィールを使うために必要なこと

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Googleビジネスプロフィールを使うには、いくつかのステップが必要です。

  • ・Googleビジネスプロフィールの登録
  • ・オーナー確認の実施
  • ・基本情報の設定

これらの初期設定を正確に行うことで、Googleからの評価も高まり、検索結果への反映がスムーズになります。それぞれについて解説します。

Googleビジネスプロフィールの登録

Googleビジネスプロフィールを使うには、まずビジネス情報の登録が必要です。Googleアカウントにログインしたうえで、Googleビジネスプロフィールの管理画面にアクセスし、ビジネス名・業種・所在地などを入力していきます。

途中で「実店舗の有無」や「対応エリア」などを聞かれるため、自社のビジネス形態に合った選択をしましょう。入力が完了すると、Googleからオーナー確認の案内が表示されます。

オーナー確認の実施

Googleビジネスプロフィールを一般公開するためには、「オーナー確認(ビジネスの所有者であることの証明)」が必要です。このステップを完了しない限り、プロフィールはGoogle検索やGoogleマップに反映されません。

確認方法には、ハガキの郵送による認証がもっとも一般的で、登録住所にGoogleから確認コードが届きます。その他、ビジネスの種類によっては電話やメール、動画撮影による確認が選べる場合もあります。

オーナー確認が完了すると、プロフィールがGoogleに正式に登録され、各種機能が利用可能になります。確認がうまくいかない場合は、ヘルプガイドや専門業者への相談も検討しましょう。

基本情報の設定

登録とオーナー確認が済んだら、ビジネスプロフィールの基本情報を設定しましょう。最初に入力すべきは以下の3つです。

  • 店舗名:屋号や会社名を正確に記載
  • 住所・電話番号(NAP情報):Webサイトや他媒体と一致させることが重要
  • カテゴリ:業種に合った適切なカテゴリを選ぶ(例:ラーメン店、美容室など)

さらに、営業時間や定休日、祝日営業の有無も設定しましょう。これらの情報はユーザーの意思決定に大きく影響します。誤情報や未入力があると、Googleの評価が下がるだけでなく、ユーザーの不信感にもつながるため、丁寧に設定を行うことが大切です。

Googleビジネスプロフィールの使い方と運用のコツ

Googleビジネスプロフィールの使い方と運用のコツの画像

Googleビジネスプロフィールを効果的に活用するには、ただ登録するだけでなく、各機能を正しく運用することが重要です。プロフィール情報の充実や写真の定期更新、投稿機能の活用、商品・サービスの登録など、MEOに直結する使い方があります。

ここでは、Googleビジネスプロフィールの使い方から運用のコツを、初心者でも実践しやすく解説していきます。

Googleビジネスプロフィールの管理画面の機能についてくわしく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

プロフィールを充実させる

Googleビジネスプロフィールでは、まずお店や会社の情報をしっかりと充実させることが、とても大切な第一歩です。

検索して表示されたときに、「このお店、行ってみようかな」と思ってもらえるかどうかは、プロフィールに載っている情報の内容で決まります。できるだけたくさんの情報を、正しく・わかりやすく・魅力的に書いておきましょう。

とくに「店舗の紹介文」は、お店のコンセプトやこだわりを伝えるチャンスです。たとえば、

  • 「創業30年の老舗フレンチレストラン」
  • 「女性専用の完全予約制エステサロン」

といった具体的で印象に残る説明があると、初めての人にも伝わりやすくなります。
さらに、「地域名」や「サービス内容」を自然に文中に入れておくと、検索結果でも見つけてもらいやすくなります。

また、お店の特徴を伝える「設備・サービスの情報」もきちんと設定しておきましょう。

  • 飲食店なら「Wi-Fiあり」「テラス席あり」
  • 美容室なら「キッズスペースあり」「バリアフリー対応」

など、お客さまのニーズに合った情報を出しておくことで、「ここに行ってみよう」と思ってもらえる可能性が高くなります。

もちろん、電話番号やホームページのURLが正しく登録されていることも重要です。気になった人がすぐに連絡を取れるように、スムーズな導線を用意しておくことが集客のポイントになります。

写真や動画で魅力を伝える

写真は、お店やサービスの魅力を伝えるうえでとても大切なポイントです。文字だけでなく、見た目で伝える情報は、お客さまの印象を大きく左右します。

たとえば、外観・内装・メニュー・スタッフ・イベント風景など、いろいろなシーンの写真を30枚以上載せるのが理想です。明るい場所で清潔感を意識しながら、スマートフォンでも十分きれいな写真が撮れますが、こだわるならプロのカメラマンにお願いするのもおすすめです。

また、写真は一度載せたら終わりではありません。季節メニューや新サービスが出たら、こまめに更新することが信頼アップにつながります。

投稿機能で情報を発信する

Googleビジネスプロフィールの「投稿機能」は、お知らせやイベント情報などを気軽に発信できる便利な機能です。たとえば、営業時間の変更や臨時休業、期間限定のセール、今日のおすすめメニューなど、いろいろな情報を写真付きで伝えることができます。

投稿は週に1〜2回を目安に、こまめに更新するのがおすすめです。投稿のタイミングは、ランチ前や仕事帰りなど、ユーザーが検索しやすい時間帯を意識しましょう。

また、「詳細はこちら」「予約する」といったボタンをつけると、見た人がすぐに行動しやすくなります。定期的な投稿は、来店のきっかけを作るだけでなく、Googleからの評価アップにもつながります。

商品やサービスを登録する

Googleビジネスプロフィールでは、お店の商品やサービスを登録できる機能があります。たとえば、アパレル店なら新作アイテム、飲食店なら人気メニューを、写真や説明つきで紹介できます。

これにより、検索している人が「このお店に行ってみたい」と思いやすくなります。価格は任意ですが、できるだけ表示しておくと安心感を与えられます。説明文には、「どんな特徴があるか」「どんな人におすすめか」など、具体的な情報を書くと効果的です。

さらに、オンライン予約を導入している場合は、Googleビジネスプロフィールに予約ボタンを設置することも可能です。ユーザーはページから直接予約できるようになり、集客のチャンスが広がります。

口コミの獲得と返信する

Googleビジネスプロフィールの「口コミ」は、集客に大きく関わる大切なポイントです。お店を知らない人は、他の人の感想(口コミ)を見て「ここに行こうかな」と判断します。

良い口コミが増えると、それだけでお店の信頼がアップします。返信するときは、「ご来店ありがとうございます。〇〇を気に入っていただけて嬉しいです」など、感謝の気持ちを込めて、口コミの内容にふれるのがポイントです。

悪い口コミには、感情的にならずに丁寧に謝り、改善への姿勢を見せましょう。誠実な対応は信頼回復につながります。

口コミを増やすには、QRコードをレジ横に置いたり、会計時にひと声かけたりするのも効果的です。口コミの数や質は、検索で上に表示されやすくなる要素にもなっています。

Q&A機能で疑問を解消させる

Googleビジネスプロフィールには「Q&A機能」があり、お店についての質問をユーザーが投稿し、それに答えることができます。

たとえば、「駐車場はありますか?」「予約は必要ですか?」「子ども連れでも大丈夫ですか?」など、よくある質問を事前にQ&Aとして登録しておくと、初めての人でも安心して来店を検討できます。

質問が来たときは、できるだけ早く、ていねいに答えるようにしましょう。知りたいことがすぐにわかると、来店につながりやすくなります。

また、Q&Aを充実させておくことで、お客さまからの電話や問い合わせが減り、お店のスタッフの負担も軽くなります。ちょっとした工夫で、信頼感と効率の両方をアップできますよ。

パフォーマンスデータから改善する

Googleビジネスプロフィールには、「どれだけ見られているか」「どう使われているか」などが分かる便利なデータ機能(パフォーマンス)があります。

たとえば、「検索やマップで何回表示されたか」「プロフィールを見た人が電話をかけたか、ルートを調べたか」といった行動のデータの確認ができます。さらに、どんなキーワードで検索されているかも分かるので、投稿や紹介文を見直す参考にもなります。

確認すべき主なポイントは次の通りです。

  • 検索・閲覧数(どれくらい見られているか)
  • ユーザーの行動(電話・ルート案内・サイト訪問)
  • 検索キーワード(どう探されているか)
  • 人気の写真・投稿(よく見られている内容)
  • 来店につながるアクション数
  • 地域内の平均との比較(相対的な評価)

これらの情報をもとに「投稿の時間を変える」「人気キーワードに合わせた情報を増やす」といった改善ができます。数字をヒントに、ビジネスを少しずつ育てていく感覚で活用しましょう。

MEO対策の効果を上げるポイント

MEO対策の効果を上げるポイントの画像

Googleビジネスプロフィールを活用してMEO対策の効果を最大化するには、Googleのアルゴリズムに沿った運用が不可欠です。

MEOでは主に「関連性」「距離」「知名度」の3要素が評価基準とされています。これらを意識した情報管理やコンテンツ発信を行うことで、Googleマップやローカル検索での上位表示が期待できます。

ここではMEOの成果を高めるために押さえておくべき5つの重要ポイントを解説します。

NAP情報を統一する

NAPとは「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」のことを指し、Googleビジネスプロフィールだけでなく、ホームページやSNS、他のサイトでもすべて同じ情報に統一しておくことが大切です。

Googleはお店の情報がどれだけ正確かを重視していて、NAPの内容がバラバラだと、「信頼できないお店かも」と判断され、検索順位にも影響することがあります。

たとえば「1-2-3」と「1丁目2番地3号」など、住所の書き方が少し違うだけでも別のお店と見なされることもあります。

電話番号を変えたときや店舗を移転したときは、すべての媒体の情報をしっかり更新しましょう。定期的に見直して、誤字や表記ゆれがないかチェックすることが、MEO対策にもつながります。

MEO対策キーワードを意識する

MEO対策で大切なのは、「どんな言葉で検索されているか」を意識して、そのキーワードをGoogleビジネスプロフィールに反映させることです。

たとえば、「中野 ラーメン」「大阪 美容室 メンズ」など、地域名+業種やニーズを組み合わせた言葉がよく検索され、上位表示にもつながりやすくなります。

ただし、自分のお店に合っていないキーワードを使っても意味がなく、かえって効果が下がることもあります。まずは、Google検索の入力候補(サジェスト)やキーワード調査ツールを使って、どんな言葉がよく検索されているかを調べてみましょう。

そのうえで、お店の紹介文や投稿内容に、自然な形でキーワードを入れていくのがポイントです。ユーザーが実際に使う言葉で対策することで、集客につながりやすくなります。

適切なカテゴリを設定する

Googleビジネスプロフィールでは、「ビジネスカテゴリ」の設定が検索結果に大きく影響する重要なポイントです。

たとえば、「美容室」「理容室」「ヘアサロン」は似て見えますが、それぞれ検索される目的や表示され方が違います。

まずは、自分のお店のいちばん大事なサービスに合ったカテゴリを「メイン」として選びましょう。ほかに提供しているサービスがあれば、必要に応じて「追加カテゴリ」として登録します。ただし、関係のないカテゴリをたくさん登録すると、Googleからの評価が下がることもあるので注意が必要です。

「どのカテゴリが合っているか分からない…」という場合は、同じ業種の他店を参考にするのもおすすめです。正しいカテゴリ選びは、検索結果に表示されやすくなる大事な一歩です。

口コミをしっかり管理する

MEO対策では、「口コミの数」「口コミの内容」「返信のしかた」もとても大切なポイントです。良い口コミがたくさん集まると、Googleからの信頼が高まり、検索で上に表示されやすくなります。

口コミを集めるには、来店後に「よかったら感想をお願いします」と声をかけたり、QRコードつきのカードを渡したり、店頭にQRコード入りポップを設置することが効果的です。

投稿された口コミには、できるだけ丁寧にお礼の返信をしましょう。たとえ悪い内容でも、感情的にならずに、落ち着いて誠実に対応することが大切です。

また、返信の中にお店の特徴やサービス名を自然に入れておくと、検索でも見つけられやすくなります。口コミは、お客さまとGoogleの両方に信頼されるための大事なポイントです。

やってはいけないNG施策

MEO対策では、Googleのルール(ガイドライン)を守ることがとても大切です。もし違反すると、検索順位が下がったり、プロフィールが非公開になるなどのペナルティを受けることがあります。

特に注意したいNG行為はこちらです。

  • 自作自演の口コミや、報酬を渡して書いてもらうこと
  • 実際と違うサービス内容や住所を登録すること
  • 関係ないキーワードをたくさん入れること
  • 実在しない店舗や、複数アカウントの乱用

Googleは、正しい情報をユーザーに届けることをとても重視しています。悪気がなくてもルール違反になることもあるため、定期的にポリシーを確認し、正しく運用していくことが安心につながります。

参照:Google に掲載するビジネス情報のガイドライン

Googleビジネスプロフィールは自分だけで使える?

Googleビジネスプロフィールは自分だけで使える?の画像

ができます。ただ、しっかり効果を出すには、定期的な更新や写真の追加、口コミへの返信、投稿、データ分析など、多くの作業が必要です。

「忙しくて手が回らない…」「効果的な運用方法が分からない…」という場合は、専門の業者にお願いしたり、便利なツールを使ったりするのもひとつの方法です。

プロにまかせることで、時間をかけずに効果的なMEO対策ができ、ライバルのお店と差をつけやすくなります。自分でできること・まかせたほうがよいことを分けて考え、ムリなく運用していくことが成功のポイントです。

ツールを活用する

Googleビジネスプロフィールは、ひとりで運用している場合でも、便利なツールを使えば作業の手間を減らすことができます。

たとえば、口コミの自動返信や、複数の店舗をまとめて管理できる機能、投稿の予約配信などができるツールもあります。こうしたツールを活用すれば、日々の管理がぐっと楽になり、効率よく運用できます。

ただし、ツールには費用がかかるものもあるため、使う前に「コストに見合った効果があるか」をしっかり確認することが大切です。無料でも、投稿予約や簡単な分析ができるものもあり、小規模なお店ならそれで十分な場合もあります。

時間を節約しつつ、しっかり集客につなげたい方には、ツールの導入はおすすめです。

【業種別】効果的な使い方とコツ

【業種別】効果的な使い方とコツの画像

Googleビジネスプロフィールは、業種によって特に効果を発揮する機能や、重視すべきポイントが異なります。

ここでは、それぞれの業種の特性に合わせた、Googleビジネスプロフィールを効果的に活用する具体的なコツをご紹介します。自分の店舗や会社に合った運用方法を取り入れることで、集客効果をさらに高めることができるでしょう。

飲食店の場合

飲食店では、Googleビジネスプロフィールにメニュー情報や店内の様子をのせることがとても大切です。

料理の名前・価格・ボリューム感・アレルギー情報など、来店前にお客さまが知りたいことをきちんと書いておきましょう。季節限定やおすすめ料理は、こまめに更新することが信頼につながります。

料理の写真は、明るい場所で、できれば湯気やツヤが伝わるように撮影すると、食欲をそそります。角度や背景を変えて何枚か撮って、一番おいしそうな写真を選びましょう。料理だけでなく、店内の様子や席の写真、接客の雰囲気も見せるとお店の魅力が伝わりやすくなります。

また、Google上で予約できる機能も活用しましょう。混雑を避けたいお客さまにとって便利で、予約のチャンスを逃さずにすみます。

美容・エステの場合

美容室やエステでは、施術の前後を比べた「ビフォーアフター写真」がとても効果的です。ヘアスタイルやお肌の変化が一目でわかり、サービスの良さが伝わりやすくなります。※ただし「結果には個人差があります」といった注意書きを忘れずに。

また、メニューには料金や施術時間をきちんと書くことで、お客さまが安心して予約できます。どんな違いがあるのかも、わかりやすく説明しましょう。

さらに、口コミはお店の信頼を高める大きなポイントです。施術後に「よろしければご感想をお願いします」とやさしく声をかけると、自然な形で投稿をお願いできます。返信をするときは、お客さまの悩みに共感し、ていねいな言葉でお礼や説明を伝えることで、信頼されるお店としての印象が強まります。

治療院の場合

接骨院や整体院では、施術前後の写真(ビフォーアフター)を使って、体の変化を伝える方法が効果的です。ただし、これは医療広告ガイドラインの対象になるため、「効果には個人差があります」「すべての方に同様の結果を保証するものではありません」などの注意書きを必ず添えましょう。

また、「肩こり」「産後骨盤矯正」など、悩みごとにメニュー名・施術内容・料金・時間をわかりやすく記載すると、検索にも強くなります。

口コミも新規集客には大きな武器です。施術後に「よろしければご感想をお願いします」と声をかけるだけで、自然な投稿が期待できます。いただいた口コミには、感謝の気持ちを込めて、誠実に返信することが信頼につながります。

外壁塗装業の場合

外壁塗装やリフォーム業では、まだGoogleビジネスプロフィールを活用していない会社も多いため、しっかり情報を載せるだけでも他社と差がつきます。

特に効果的なのが、施工前と施工後の写真(ビフォーアフター)です。「どこで」「どんな工事を」「どれくらいの期間で行ったか」など、具体的な内容と一緒に写真を紹介すると、仕事の信頼度が高まります。

また、Googleの投稿機能や口コミ返信機能を活用することで、地域での認知度も上がりやすくなります。保証内容や実際のお客様の声も積極的に載せて、信頼感を伝えましょう。

競合が少ないエリアでは、基本的な運用を丁寧に続けるだけでも上位表示されやすくなります。

ジムの場合

パーソナルジムやフィットネスジムでは、ビフォーアフターの写真がとても強いアピールになります。見た目の変化がわかることで、「私もこうなれるかも」と感じてもらいやすくなります。※ただし「結果には個人差があります」といった注意書きを忘れずに。

また、トレーニングの内容や料金表をわかりやすく表示することも大切です。興味を持った人がすぐ体験予約できるように、予約ボタンやリンクを設定しましょう。

口コミはジム選びの大事なポイントです。たとえばトレーニング後やイベント後に「よろしければご感想をお願いします」と伝えることで、自然に投稿を促すことができます。

さらに、スタッフの紹介や施設の写真も安心感につながります。特に、清潔で通いやすい雰囲気が伝わる写真は好印象を与えます。

よくあるトラブルと対処方法

よくあるトラブルと対処方法の画像

Googleビジネスプロフィールを運用していると、さまざまなトラブルが発生することがあります。

代表的なものには、以下があります。

  • ・オーナー確認がうまくいかない
  • ・情報が勝手に変更される
  • ・アカウントが停止された
  • ・閉業や移転をした
  • ・重複登録されている

いずれも対応を誤ると検索結果や集客に悪影響を及ぼすため、正しい対処方法を把握しておくことが重要です。ここでは、よくある5つのトラブルとそれぞれの解決策について解説します。

オーナー確認がうまくいかない

Googleビジネスプロフィールでは、オーナー確認(オーナー認証)を行うことで、ビジネス情報の編集や口コミ管理などが可能になります。ただし、ハガキが届かない、電話認証が使えないといったトラブルが起こることもあります。

まずは、Googleビジネスプロフィールのヘルプページで原因と対処法を確認しましょう。住所の表記ミスや郵便の不備があると、ハガキが届かないことがあります。

もし電話やSMS、メールでの確認方法が表示されていれば、他の方法も試してみてください。(利用できる認証方法は、ビジネスの種類によって異なります)

それでもうまくいかない場合は、管理画面の「ヘルプ」→「お問い合わせ」からGoogleに直接相談しましょう。その際は、ビジネス名・住所・電話番号・問題の内容・試した対応方法などをできるだけくわしく伝えると、対応がスムーズです。

情報が勝手に変更される

Googleビジネスプロフィールでは、登録した情報が第三者やGoogleの自動処理で変更されてしまうことがあります。これは、Googleがユーザーからの提案やWeb上の情報を参考に、店舗情報を自動で更新する仕組みがあるためです。

もし内容が勝手に変わってしまったら、まずは管理画面にログインして正しい情報を再登録しましょう。内容がすぐに反映されない場合は、少し時間をおいてから再確認してください。

また、変更の原因として「ユーザーからの編集提案」や「他サイトとの情報の食い違い」が考えられます。修正ができない、あるいは何度も誤った情報に戻る場合は、Googleサポートに問い合わせることで異議申し立てができます。このとき、正しい情報の証拠(公式サイトなど)を提示することが大切です。

アカウントが停止された

Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止されると、検索やマップにビジネスが表示されなくなり、集客に大きな影響が出ます。停止の多くは、Googleのガイドライン違反によるものです。

まずは、Googleから届いたメールで停止理由を確認しましょう。たとえば、「キーワードの入れすぎ」「誤った情報の登録」「重複した店舗登録」「不適切な写真の掲載」などがよくある原因です。

次に、Googleの「ガイドライン」ページを読み、どこが問題だったかを特定します。見つけた違反点は、すぐに削除・修正してください。

対応が完了したら、管理画面から「再審査リクエスト」を送りましょう。その際は、「どこをどう直したか」を具体的に記載すると、スムーズに審査されやすくなります。審査には数日かかることもありますが、誠実な対応が復旧への第一歩です。

閉業や移転をした

ビジネスを閉業したり移転したりする場合は、Googleビジネスプロフィールの情報を早めに更新することが大切です。古い情報のままだと、ユーザーが迷ってしまい、Googleからの評価も下がる可能性があります。

閉業の場合は、管理画面にログインし「閉業としてマーク」を選びましょう。これにより、「このビジネスは閉業しました」と明示されます。完全に削除もできますが、口コミなどの過去の情報も消えるので注意が必要です。

移転の場合は、管理画面で新しい住所に変更します。場合によっては、新しい場所で再度オーナー確認が必要になります。電話番号や営業時間が変わる場合も、一緒に更新を忘れずに。

古い住所の情報が残っている場合は、「閉業マーク」をつけるか、Googleに削除を依頼しましょう。

重複登録されている

Googleビジネスプロフィールが重複して登録されている状態(重複リスティング)は、Googleからの評価を下げてしまい、MEO対策の効果にも悪影響を与えます。ユーザーも「どの情報が正しいのか」分からず、来店機会を逃す恐れがあります。

まずは、自分のビジネス名でGoogle検索やGoogleマップを使って重複登録がないか確認しましょう。もし見つかった場合、通常は古い情報の方や管理していない方を削除申請します。管理画面から「削除」または「重複を報告」を選んで手続きを行いましょう。

もし削除できない場合は、Googleマップ上の「情報の修正を提案」機能を使って「閉鎖・削除」を報告するか、Googleのサポートに直接連絡することで対応が可能です。その際は、正式に運用しているアカウント情報と、重複しているページのURLをきちんと伝えましょう。

まとめ|Googleビジネスプロフィールは「育てる」時代へ

まとめ|Googleビジネスプロフィールは「育てる」時代への画像

ここまで、Googleビジネスプロフィールの基本から、効果的な使い方、よくあるトラブルの対処法までをご紹介しました。

Googleビジネスプロフィールは、単なる店舗情報の登録ツールではありません。お店や会社の魅力を伝え、集客につなげる「育てる資産」です。登録しただけで終わりにせず、写真や投稿の更新、口コミへの返信、データ分析など、継続的に運用していくことが成功のカギになります。

こうした取り組みを続けることで、Google検索やマップでの上位表示も期待でき、来店数や問い合わせの増加、地域での認知度アップにもつながります。

ぜひこの記事を参考に、今日からでもできることから始めてみてください。Googleビジネスプロフィールを上手に活用し、あなたのビジネスの魅力をもっと多くの人に届けましょう。

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この記事を書いた人

しのはら
テレビ業界・法人営業職を経て、マーケティング領域に転身。サングローブ株式会社にて、MEO対策・SEO施策・Web広告運用を中心に、累計300社以上の集客支援を担当。特にGoogleビジネスプロフィールを活用したローカルマーケティングを得意とし、上位表示とCV数向上に貢献してきた実績を持つ。近年は、実務で得たノウハウをもとにWebメディアの記事執筆も担当。現場での経験に裏打ちされた「成果につながるコンテンツ制作」を信条として活動している。

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