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マーケティング
Googleショッピング広告の入稿方法と運用方法を解説!
2020/08/05

Googleはネットを使う人にとっては欠かせないツールで、ショッピングをする際も商品を調べるために利用している方も多いでしょう。Googleショッピングも影響力は大きく、株式会社フィードフォースが2019年10月に発表したECサイトのデータフィード利用状況の調査によるとGoogle ショッピング広告は、Facebook広告やInstagramショッピングに使うことができる「Facebookカタログ」などを抑え一番利用されています。
Googleショッピングは広告やキーワードを入稿する必要がなく比較的簡単に始められるので、ECサイトの売上向上に悩まれている方やこれからECサイトを出店しようとしている方にも適したツールといえるでしょう。
目次
- ○ Googleショッピングとは?
- ○ 今後さらなる展開も
- ○ Googleショッピングへの入稿方法
- ○ Google広告の運用方法とは
- ○ Googleショッピングの運用方法
- ・カテゴリーを設定する
- ・露出を増やす
- ・レビューの確認
- ・フィード内容を最新に保つ
- ・Googleアナリティクスを活用する
- ・商品タイトルの最適化
- ○ EC化とその強化は早めに
Googleショッピングとは?
Googleショッピングとは、Googleの検索結果ページにショップ情報が掲載される「広告」。掲載はクリック単価制で、ユーザーが商品をクリックしランディングページが表示された場合に料金が発生する仕組みです。広告料はオークション方式で行われるので、入札という形になります。商品検索をしてアクセスされることが多いので、購入意欲の高いユーザーを誘導することができます。検索するだけで商品画像や価格が表示され、購買意欲を掻き立てるような仕組みになっています。
今後さらなる展開も
Googleは2019年5月に行われた「Google Marketing Live 2019」でGoogle ショッピングの強化を発表しています。ユーザーがよりショッピングを楽しめるようにデザインされ、商品を探す際に細かく絞って検索ができるなど様々な変化が予定されています。実際に2020年4月にはアメリカ内でのGoogleショッピングの無料化が発表され、年内にはグローバル規模の拡大を予定しているので、日本でも無料で利用できる日が近いかもしれません。
ECモールは出店費用がネックですが、もしこれが実現されればオンラインショッピング市場は大きく変わる可能性があります。実店舗からECサイト利用への壁が低くなれば多くのお店がネットに進出し、良い競争が生まれるでしょう。ECサイトを運営するのであればGoogle ショッピングはチェックしておくべきツールと言えます。
Googleショッピングへの入稿方法
Googleショッピングに広告を出す場合はショップ情報と広告の設定を行わなければならないので、「Google Merchant Center」と「Google 広告」に登録する必要があります。大まかにいうとGoogle Merchant Centerではショップや商品の情報を入力し、Google 広告では広告の設定を行います。
まず、GoogleアカウントにログインしGoogle Merchant Centerで会社名と事業を行う国を登録します。
入力を終えたら利用規約を確認し「同意」を押します。
登録が完了したら今度は広告を配信するGoogle 広告とGoogle Merchant Centerアカウントをリンクします。管理画面右上のメニューにある「リンクアカウント」をクリックし、Google 広告のIDを入力したら「リンクリクエストを送信」をクリックして完了です。IDはGoogle Merchant Centerで確認できます。そうしたらGoogle Merchant Centerでフィード(商品情報)を登録します。商品情報はGoogleスプレッドシートやMerchant Centerと直接連動するやり方があるのでそちらを試してみてください。
そしてGoogle 広告からショッピングキャンペーンに登録します。キャンペーン作成画面からキャンペーンタイプ「ショッピング」を選択します。続いてGoogle Merchant CenterのIDを入力し、事業を行う国やキャンペーンのサブタイプを入力します。キャンペーンのサブタイプには、通常のショッピングキャンペーンの他にスマートショッピングキャンペーンというのがあります。スマートショッピングキャンペーンの詳細は次の項目で説明します。
Google広告の運用方法とは
はじめに、先ほどお話ししたスマートショッピングキャンペーンについて説明します。スマートショッピングキャンペーンは商品ショッピング広告とディスプレイ広告を融合させたもので、機械学習を使い、入札価格と広告のプレースメントを自動で設定してくれます。ターゲットを最適化し、入札単価を自動で設定してくれるのでコストが抑えられ、費用対効果が向上するという広告パフォーマンスが期待できます。
また、検索語句レポートが可能になったり、除外キーワードの設定ができたりするなど細かな機能の追加もできます。なお、通常のショッピングキャンペーンでは広告をGoogle検索にだけ出せるのに対し、スマートショッピングキャンペーンではGoogleディスプレイネットワーク、YouTube、GmailなどGoogleが提供しているサービス全般で配信が可能になります。
スマートショッピングキャンペーンを利用するには次の条件を満たしていることが必要となります。
1. 100人以上のアクティブユーザーを含めたマーケティングリストの関連付け
2. 広告がどのタイミングで売上につながったかをトラッキングできるよう、コバージョントラッキングの設定をする
3. 最新のフィードを30日おきにGoogleに送信できること
4. 通常のショッピング広告同様にショッピングキャンペーンの要件を満たしており、ポリシーに同意している。
Googleショッピングの運用方法
Googleショッピングへの入稿について説明が終わったところで、入稿した後の運用方法についていくつかポイントを紹介していきます。
カテゴリーを設定する
Googleショッピングではカテゴリーを細かく設定していると、上位に表示される仕組みになっています。大分類、中分類、小分類と分けられているので細かく設定し、自社の商品にあったカテゴリー構造を作ることが大切です。
露出を増やす
クリック数の低いものは入札価格を引き上げ、広告が表示される可能性を高めるといいでしょう。入札価格はインプレッションシェアなど競合指標を参考にするようにしましょう。
レビューの確認
レビューは商品を購入する際の大事な情報です。ユーザーの商品に対する反応を確認し、対策をとるようにしましょう。現在はアメリカのみの利用となっていますが「YOTPO(ヨットポ)」などEC向けのレビューツールもあり、こうしたものも今後連携利用できるかもしれないのでチェックしておくとよいでしょう。
フィード内容を最新に保つ
商品の変更があった場合はすぐに反映するようにしましょう。フィードが更新されていないとせっかくの購入チャンスを逃すことになります。また、フィードの定期的な更新はスマートショッピングキャンペーンを利用する上でも大切です。
Googleアナリティクスを活用する
Google広告とリンクさせ、セグメントをもとにリストを作成します。コンバージョンのデータだけではわからないユーザーに適したキーワードなどを探ることができます。
商品タイトルの最適化
ユーザーの求める情報を商品タイトルにも使用することが大切です。先ほども説明したようにGoogleショッピングでは商品情報を細かく入力して検索できるので、色や特徴などを入れるといいでしょう。ユーザーの反応を見てPDCAを回しながら改善していくことが必要です。
EC化とその強化は早めに
オンラインショッピングの需要が年々固まり、あらゆる業種がオンライン化を進めています。その中で自社の商品をアピールするためには、ブランディングやサイトのデザインを重視するだけでなく、多角的に露出を増やしていかなければなりません。Googleショッピングを利用すれば、自社の商品を多くの人に発信することができます。
ただ、今後さらなる機能の追加が予想されるGoogleショッピングは利用者数が今以上に増えることが予想されます。ECサイトを運営している方は今から強化をし、まだ開設していない方は早めに運営を始めた方がいいでしょう。様々な変化が多い中で各ショップも早めに策を練って対応することが鍵となります。
(本文・荒井隆一)
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