Instagram(インスタグラム)のプロアカウントとは?切り替え方法やビジネスアカウントとクリエイターアカウントの違いも解説
「インスタ」の略称で知られる大人気SNS、Instagram(インスタグラム)。インスタグラムには多くの一般ユーザーが利用する「個人用アカウント」以外に「プロアカウント」が存在し、さらに「プロアカウント」は「クリエイターアカウント」と「ビジネスアカウント」の2つに分けられます。
これらはいったい何が違うのでしょうか?この記事ではInstagramのアカウントの違いについて解説します。
目次
Instagramにおけるプロアカウントとは
Instagramのプロアカウントとは、ビジネスでInstagramを運用するユーザーに向けたアカウント設定のことを指します。
プロアカウントは2種類あり、「クリエイターアカウント」と「ビジネスアカウント」が存在します。
つまりInstagramには、初期状態から利用できる「個人用アカウント」と、2種類の「プロアカウント」の合計3種類のアカウントがあるということです。個人用アカウントからプロアカウントに切り替える際に、2種類のプロアカウントからどちらかを選べます。
クリエイターアカウントやビジネスアカウントに切り替えることで、個人用アカウントにはない下記のような機能が使えるようになります。
- 問い合わせ先を表示できるようになる
- メッセージの受信箱が2つになる
- プロフィール写真の下にカテゴリラベルを設定できるようになる
- インサイト(分析機能)を使えるようになる
- 予約投稿が可能になる
- 広告の出稿が可能になる
- ショッピング機能を設定できるようになる
- アカウントの管理を複数人で行えるようになる
これらの機能は、主にInstagramを閲覧目的で利用するユーザーには必要のない機能かもしれませんが、ビジネスに活用したい人にはどれも必須といえます。特に「インサイト」と「予約投稿」を駆使すると、アクティブユーザーが多い時間帯を狙って投稿できるため、効率良くコンテンツをアピールすることができます。
また、予約投稿はビジネスで活用する以外にも活躍するシーンは多いと思います。自主的に投稿する必要がないため、早朝や深夜などのピンポイントな日時での投稿が難しい方におすすめです。
予約投稿のメリット・デメリットや、手順の詳細などについては下記の記事をご覧ください。
プロアカウントに切り替えるメリット
個人用アカウントからプロアカウントに切り替えることで、フォロワーからのコンタクトを受けられるようになったり、投稿への反応を分析できるようになったり、広告出稿できるようになったりします。
広告を活用できれば、フォロワーが少ない初期段階からインプレッション(表示回数)を大きく増やすことができます。広告費は必要ですが、アカウントの認知度を高める機会となるので、集客目的の場合は大きなメリットがあります。
またカテゴリラベルの設定も重要です。プロアカウントに変更する際、コミュニティ、デジタルクリエイター、教育、起業家、健康・美容など、さまざまなカテゴリが提案されるので、自分のアカウントに最も近いものを選びましょう。
カテゴリ登録しておくことで、近い属性のユーザーに見つけてもらいやすくなったり、近いカテゴリの投稿が表示されやすくなったりします。
ショッピング機能を活用すれば、Instagram上で商品を販売することが可能になります。フォロワー数を増やせば集客もできるので売上アップが見込めるでしょう。
アカウントの切り替え方法など、詳細については下記の記事をご覧ください。
プロアカウントに切り替えるデメリット
プロアカウントは、さまざまな機能が使えるようになるため、基本的にはメリットが多いアカウント設定です。
しかし、プロアカウントは公開設定のアカウントですので、「非公開アカウント」にすることができません。非公開アカウントのままプロアカウントに変更しても、切り替えた瞬間に公開アカウントに設定されます。
クリエイターアカウントとは?
クリエイターアカウントとは、クリエイターやインフルエンサー等に向けて用意されたプロアカウントです。個人用アカウントからプロアカウントに切り替える際、クリエイターアカウントを選ぶことで使えるようになります。
クリエイターとは英語で「創造者」や「何かを作る人」という意味を持つ言葉です。一般的にはゲームクリエイターやミュージシャン、写真家などごく限られた職業だけに該当すると思われるかもしれませんが、Instagramでは誰でもクリエイターアカウントを利用できます。
ビジネスアカウントとは?
ビジネスアカウントとは、その名のとおりアカウントをビジネスで利用する方に向けて用意されたプロアカウントです。クリエイターアカウントと同じく、個人用アカウントからプロアカウントに切り替える際に「ビジネスアカウント」を選択すれば試用可能になります。
商品やサービスを宣伝・紹介する場合はビジネスアカウントを選択することをおすすめします。
クリエイターアカウントとビジネスアカウントの違い
どちらもプロアカウントのため基本的な機能は共通していますが、ビジネスアカウントの場合、クリエイターアカウントよりも、顧客からのコンタクトを受け取りやすくなる機能が使えるようになります。
店舗向けの機能が充実しているビジネスアカウント
クリエイターアカウントは連絡先にメールと電話番号(WhatsAppの電話番号も含む)の2種類を登録できますが、ビジネスアカウントの場合、住所も設定できます。投稿を目にした人がお店に予約を入れたり、来店しやすくなったりするため、実店舗などで活動しているユーザーにとって非常に便利です。レストランや美容室など、お店の商品やサービスのPRに活用しましょう。
また店舗向けのアクションボタンが設置できる点も大きな違いです。「席の予約」や「料理の注文」など、Instagram上で直接購買行動につなげられるので、売上アップが期待できます。
このとき、特筆すべきは導線の簡略化にあります。Instagramのプロフィール画面やストーリーズからホームページへリンクするケースと比べて圧倒的にシンプルです。アプリ内で完結し、外部に遷移させないので煩雑さがありません。利用者にとって非常に親切な仕組みだといえます。
ブランドコンテンツ広告について
ブランドコンテンツ広告とは、インスタグラマーの投稿(写真や動画)を提携した企業などが広告として利用できる機能です。
企業側にとっては、フォロワーが多い、あるいはターゲット層からの知名度が高いインスタグラマーの投稿を自社の広告として使えるので広告効果が期待でき、インスタグラマー側も自分の投稿を拡散してもらえるのでさらなる認知度アップが望めます。
有名インフルエンサーなどが提携したブランドの商品をPR投稿として紹介する「タイアップ」もブランドコンテンツ広告のひとつです。
ブランドコンテンツ広告を使うには、個人用アカウントからプロアカウント(クリエイターアカウントかビジネスアカウント)に変更した後、ブランドコンテンツツールの審査にパスする必要があります。
提携したい企業やブランドがあるクリエイターアカウントユーザーは、設定画面の「ビジネス」から「ブランドコンテンツ」を選択し、「ブランドパートナーに承認をリクエスト」より、そのアカウントを入力して検索しましょう。相手がこちらのリクエストを承認してくれれば、ブランドパートナーとして成立します。
また、ビジネスアカウントの場合は、提携したいインフルエンサーにリクエストをすることが可能です。
なお、個人用アカウントからクリエイターアカウントやビジネスアカウントに切り替えたからといって、固定する必要はありません。変更はいつでも自由にできるので色々と試してみましょう。
Instagramのプロアカウントに切り替える方法
Instagramのプロアカウントに切り替える手順を解説します。
1.プロフィール画面右上の「≡」をタップします。
2.「設定とプライバシー」をタップします。
3.下にスクロールして「アカウントの種類とツール」をタップしましょう。
4.「プロアカウントに切り替える」をタップします。
5.機能紹介があります。「次へ」をタップして進んでください。
6.カテゴリを選択しましょう。
選択肢は、「アーティスト」「ミュージシャン/バンド」「ブロガー」「衣料品(ブランド)」「コミュニティ」「デジタルクリエイター」「教育」「起業家」「健康・美容」「編集者」「ライター」「個人ブログ」「商品・サービス」「ゲーマー」「レストラン」「美容・化粧品・パーソナルケア」「食料品店」「写真家・フォトグラファー」「ショッピング・小売り」「動画クリエイター」の20種類あります。
7.「OK」をタップします。
8.「クリエイター」もしくは「ビジネス」を選択すれば設定完了です。
Instagramのプロアカウントを解除する方法
2024年現在、Instagramのプロアカウントをやめる場合は「プロフェッショナルダッシュボード」の「設定」から切り替えることができます。
Instagramのアップデートによって手順が変更される場合があるためご注意ください。
1.プロフィール画面の「プロフェッショナルダッシュボード」をタップします。
2.画面右上の歯車マークをタップしてください。
3.クリエイターアカウントの場合は「クリエイター」、ビジネスアカウントの場合は「ビジネス」をタップしてください。
4.「アカウントタイプを切り替え」をタップします。
5.「個人用アカウントに切り替える」をタップしてください。
6.「個人用アカウントに切り替える」をタップすれば完了です。
まとめ
多くのユーザーが利用するInstagramはビジネス活用に欠かせません。投稿を分析するインサイトやアクションボタンなど、集客や売り上げに関わる機能が充実しているため、ビジネスと親和性が高いSNSだといえます。
またビジネス目的でなく、自分の作品を広めたいなど認知度アップにも役立てられるので、ユーザーごとにさまざまな目的と活動方針に合った運用が可能です。
まずは何を目的としてInstagramを使うのか明確化したうえで、ご自身に合わせたアカウントやカテゴリを選んで活用してください。きっと良い成果が生み出せるでしょう。
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