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メルマガ配信を検討中なら知っておきたい作り方とシステム

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近年、インターネットを介したコミュニケーション手段としてSNSが発展してきており、商品やサービスの情報提供もSNSを使って行う企業が少なくありません。しかしメルマガ(メールマガジン)もいまだに顧客とのコミュニケーションツールとして有効です。

情報通信白書 令和2年版』(総務省)によると、インターネットの利用目的の中で「メールの送受信」の割合が最も多く、13歳から60歳以上の80%近くを占めています。情報を送りたい相手がメールアドレスを持ってさえいれば、パソコンでもスマートフォンでも端末を選ばずに配信できるため、メルマガは現在でも効果のあるPR手法だといえるでしょう。

メルマガを配信する3つの目的

メルマガは企業側が伝えたい情報を顧客にダイレクトに伝えられることや、性別・年齢・職業といった顧客の属性に合わせて最適な内容で配信できることが魅力です。しかし、相手によって細かく調整するためには、目的やターゲットをハッキリさせることが重要です。

メルマガを運用する場合の主な目的は、配信する相手の状況によって大きく3つに分けられます。すなわち、「見込み客を増やすこと」「商品やサービスの販売促進」「自社のファンづくり」の3つです。送ろうとしているメルマガが、このうちのどれに当てはまるかによって、配信する内容も変わります。

見込み客を増やす

メルマガ配信を始めたばかりの場合、受信するユーザーはその商品やサービスについてあまり認知していないことが多いでしょう。そんなときはメルマガによって直接購入を促すよりも、まずは見込み客を増やすことを目的とします。

そのため商品やサービスの情報はもちろん、その業界の基礎的な知識などを配信し、ユーザーの興味を少しずつ育てるような内容にします。配信する情報が多すぎたり、セールス感が強すぎたりするとユーザーは興味を失ってしまうため、あくまで情報提供に徹するスタンスが求められます。

商品やサービスの販売促進をする

メルマガ配信を継続し、ユーザーの商品・サービスに対する理解が一定以上進んできた、あるいは囲い込みができた場合、次は具体的に商品やサービスの販促を行いましょう。

実際の購入につながるよう、キャンペーンやお得なクーポンの情報、新商品の紹介、利用者向けセミナーへの誘導などを配信します。この段階では頻度が高すぎるとユーザーに敬遠されてしまうため、検証を重ねて適した配信タイミングと頻度を見つけることが重要です。

自社のファンづくりをする

すでに自社の商品やサービスを利用している顧客には、リピート促進も兼ねて、よりその商品・サービスのファンになってもらうためのメルマガを配信するのがオススメです。

この段階では、購入した商品やサービスの基本的な使い方、よくあるQ&A、一味違った活用法、関連商品の案内など、ユーザーに「この商品・サービスを利用していてよかった」という価値を感じてもらうことが目的です。一度購入して終わりではなくその後も継続的に顧客とコミュニケーションを続けることで、顧客一人あたりのライフタイムバリュー(取引開始から終了までの総利益額)を増加させることにつながります。

メルマガの作り方

メルマガの作り方

メルマガを配信すると決まったからといって、いきなり本文から書き始めるのはNGです。実際にメルマガ配信を運用していくには、手順を次の3つに分けて考えると、今行うべきことが明確になります。

  1. 配信先メールアドレスを集める
  2. 誰にどんな情報を配信するかを考える
  3. 効果測定し改善していく

まずは基本的な流れに沿って作ることで、動き出しが早くなり、試行回数も稼げるようになります。実際には、メルマガ配信を続けることでノウハウが積み上がり、作成方法もそれぞれの状況に適した方法に変えられるようになるでしょう。
それぞれ詳しく説明します。

1.配信先メールアドレスを集める

せっかく時間をかけて最高のメルマガを書いたとしても、それを受け取る相手がいなければ宝の持ち腐れです。まずは自社の商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーのメールアドレスを集めましょう。

自社のWebサイトに設置した問い合わせフォームからメルマガ登録を促す、無料の資料請求の際にメールアドレスの記入を必須にする、商品やサービスのパッケージにユーザー登録を促す案内を付けるなど、メールアドレスを収集する方法は工夫次第でさまざまな手段が考えられます。

いずれの場合も「このアクションでメルマガが届く」ということが分かるようにしておく必要があります。ユーザーが知らないうちにメルマガの配信対象になっていると、悪印象を持たれる原因になりかねないためです。

2.誰にどんな情報を配信するかを考える

次に配信するコンテンツの中身を決めます。

先述のとおり「見込み客」「購入を促す」「ファンづくり」の3段階に分けて配信ユーザーの想定を行うのが基本的な方法ですが、より細かくターゲットをしぼりこんでもよいでしょう。

「本当にこういう人がいるんじゃないか」と感じられるような、詳細に設定された人物像のことを「ペルソナ」と呼びます。ペルソナを考える際には、年代・性別・職業・居住地・趣味・生活環境・行動原理などを深く掘り下げていきます。この情報を社内で共有することで、メルマガだけではなくPR戦略全体に強い根拠をもたせることが可能です。

3.効果を測定し改善していく

メルマガの開封率やCVR(成約率)を上げ、より頼もしい販促ツールに育てるためには、配信したメルマガの効果測定とデータにもとづいた改善が必要です。

ユーザーはメルマガのどこまで読んで止めたのか、どのリンクをクリックしたのか、全配信先のうち何割がメールを開封したのかなど、1通のメールから次に活かせるデータは数多く手に入ります。この記事を含めメルマガを作る方法はWebで検索すればたくさん見つかりますが、最も重要なのは手に入れたデータを自分で読み解き、適切な改善策を実施することです。ある程度の基礎知識を得たあとは、トライアンドエラーを繰り返して自社の顧客の傾向を掴んでいきましょう。

有料&無料メルマガ配信システム5選

顧客が極端に少ない場合は手動で送ることも考えられますが、基本的にメルマガを配信するには配信システムを利用して自動で一斉送信する方法が一般的です。ある程度以上の規模の顧客をかかえている場合は特に、システムを利用しなければ期待したPR効果を得ることは難しいでしょう。

顧客を「見込み」「販促」「ファン化」といった段階に分類する、ステップメール(複数回に分けて送るマガジン形式のメルマガ)を何回目まで送ったかを管理する、配信段階の異なる大量の顧客それぞれに適した内容を送るなど、非常に細かく手間のかかる作業を正確に行うことがメルマガの効果を最大化するカギです。

これらの作業は人力で実行すると時間がかかり、かつミスが避けられません。そのため一括で正確に管理ができるメルマガ配信システムが必要です。メルマガ配信システムには有料で豊富な機能が使えるものと、無料でコストがかからない分、機能がコンパクトなものがあります。

WiLL Mail(ウィルメール)

WiLL Mail

WiLL Mailはメルマガを初めて作成する人でも、見やすいHTMLメールを簡単に作れる有料のメルマガ配信システムです。HTMLメールはメール画面をWebページのように見せることができますが、HTMLの知識がなければ作成が難しいです。

しかしWiLL Mailはコードなどを知らなくても使えるエディタを搭載しているため、誰でも気軽にHTMLメールを作成できます。またメール配信結果をグラフなどで数値化し、分析しやすくしてくれる機能も備えています。

初期費用0円・最低契約期間1ヶ月と始めやすい料金体系である点も魅力です。月の使用料金はメールの送信数に応じて変わります。2022年1月現在、14日間の無料トライアルを実施しているため、実際に操作をしながら機能の使い心地を試してみるのもオススメです。

WiLL Mail

blastmail(ブラストメール)

blastmail

blastmailはミック経済研究所「クラウド型eメール一斉配信サービスの市場動向」において2019年まで9年連続で顧客導入数1位を獲得し続けた、メルマガ配信システムの中でも特に広く使われているものです。

blastmailにも簡単にHTMLメールを作るエディタが搭載されています。用途に応じたテンプレートが用意されているため、どうデザインしたらよいかわからない人でもスピーディーにメルマガを作れるでしょう。データの分析機能においても、開封率・開封日・ユーザー情報・URLのクリック状況を把握できるため、配信時間や内容の改善に活かせるでしょう。

初期費用10,000円・最低契約期間は3ヶ月ですが、1年契約を結ぶことで初期費用がゼロになります。月額料金は登録アドレス件数に応じて変化するため、同じ顧客に何通メールを送っても費用がかさむことはありません。7日間の無料お試し期間中もすべての機能が使えます。

blastmail

配配メール(はいはいメール)

配配メール

配配メールは「費用対効果が高いメールマーケティングサービスNo.1(2021年4月20日時点、株式会社ショッパーズアイ調べによる)」といわれている、9,000社以上の導入実績(2022年1月時点)があるメルマガ配信システムです。

HTMLメールエディタ、Google Analyticsとの連携、ホットリード(メルマガに反応のある顧客)抽出機能、暗号化、添付ファイル送信など便利な機能が多数揃っています。使える機能によってLightプランからBridgeプランまで4つのプランに分かれているため、本当に必要な機能だけを活かしやすい配信システムです。細かく料金が分かれるため、まずは見積もりを依頼する必要があります。

また配配メールでは「同一IPの使用を避ける」「エラーが出たアドレスの排除」「悪質な配信元を排除」といった対策をとっており、メルマガ配信時の悩みである「メールが迷惑メール扱いされてしまう」という問題を極力排除する仕組みでメールを配信できます。

配配メール

Customers Mail Cloud

Customers Mail Cloud

Customers Mail Cloudはクラウドサーバを利用したメルマガ配信システム。HTMLエディタやデザインテンプレートなどのメルマガ作成支援機能はありませんが、非常に強固なセキュリティ・高いメール到達率・高速配信が支持されており、金融機関や信販会社など、顧客情報管理の重要性が高い業界での導入実績が豊富です。

2022年1月現在利用できるプランはProのみで、企業ごとに応じた占有型のメール配信システムを提供するとのことで、サービス利用前にお見積り依頼が必要です。

Customers Mail Cloud

【無料】acmailer(エーシーメーラー)

acmailer

acmailerは自社サーバ内にシステムを構築するCGIタイプのメルマガ配信システムです。メール配信日時の予約、届かなかったメールアドレスのリスト化、配信履歴の保存、テンプレートの作成など、メルマガを運営する上で必要最低限の機能が備わっています。

配信メール内にリンク付きの著作権表示を記載すれば全機能が無料で利用できるため、まずはコストをかけずにメルマガ配信を始めてみたいという場合に役に立つでしょう。

acmailer

メルマガを作るときは「ユーザーは何を求めているか」を考える

メルマガに限らずどのようなPR手法でも同様ですが、一度ユーザーに情報を届けたら終わりではなく、それをもとに「手に入れてみたい」「やってみたい」と思わせることが大事です。必要性を感じないような内容のメールが届き続けるだけでは、商品やサービスの印象をむしろ悪化させる要因にもなってしまうでしょう。

メルマガを受け取る人に好意的に受け止めてもらうには、商品やサービスの押し売りをせず、あくまで相手の目線に立って「今、知ったら嬉しいことはなにか?」を考えてメールの内容を作ることが求められます。

顧客と直接コミュニケーションができる機会を単なる作業にしてしまうことがないよう、しっかりと戦略を立てて運用していきましょう。

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この記事を書いた人

イワタ ヨウスケ
大学時代は外国語、宗教関連の研究に従事。コーポレートサイトやWebメディアのライティング、書籍の出版に携わる。好きな動物は猫。ちゅ〜るは歌いながらあげる派。

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