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画像編集

無料オンライン画像編集ソフト「Photopea(フォトピー)」の使い方

最終更新日:
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スマホの普及により、今までよりも手軽に撮影したり、その写真をSNSに投稿したりして楽しむ人は多くなりました。撮影するだけではなく自分で編集してみたいと思う人も増えてきたのではないでしょうか。

写真を加工する際には画像編集ツールが必要になりますが、最初から有料のサービスにはなかなか手を出しにくいですよね。そんな人におすすめしたいのが、無料で使える無料画像編集ツール「Photopea(フォトピー)」です。

Photopea(フォトピー)とは

Photopeaは無料の画像編集ツールです。会員登録などせずにだれでもweb上で利用できるため、インストールする必要はありません。UIがAdobe Photoshop(アドビ フォトショップ)に似ているので、そちらを触ったことがある人は使いやすいのではないでしょうか。

ファイルはJPG、PNG、PDF、GIFなどの形式に対応しています。また、PSD、AI、XD、Sketchにも対応しているため、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター)、Adobe XD(アドビ エックスディ)、Sketch(スケッチ)で作成したファイルを開くことも可能です。スマホで使用することもできますが、快適に操作するにはパソコンでの使用をおすすめします。

なお、PhotopeaはChrome ウェブストアでダウンロードすることもできるので、お使いのブラウザ環境では編集途中で止まってしまうなど使用感が不安定な場合はダウンロード版を利用した方がいいかもしれません。

一応有料版もある

Photopeaには有料版もありますが、現時点(2021年4月)で無料版との違いは画面右端に表示される広告が消えること、操作履歴が30件から60件に増えることだけなので、加入しなくても充分利用できるでしょう。

おすすめポイント

どのOSにも対応しており、パソコンの環境に縛られずに使用することができます。また、インストールやダウンロードを必要としないので、ストレージに充分な空きがない場合も問題ありません。無料ツールではおなじみの広告表示も右側に表示されるのみで、あまり煩わしさを感じさせないので快適に使用することができます。

注意点

Photopeaはブラウザ内で起動されるため、編集内容が保存されません。誤ってページを閉じたり、パソコンの電源を落としたりすると、編集途中のデータが消えてしまうので注意が必要です。普段、アプリを使用することが多い人は、いつもの癖でページを切り替えたりすることがないよう気をつけたほうがいいかもしれません。

Photopea(フォトピー)の使い方

まずは、Photopeaの公式サイトにアクセスします。
海外のツールであるため、以前は別途設定しないと英語表記のままでしたが、現在は日本語で表示されます。もし、英語で表示された場合は次の手順で対応してください。

表記を英語から日本語に変更する

More
Language


画面上部にあるメニューバーの「More」を選択します。

次に「Language」を選択すると、言語が一覧表示されるので「日本語」を選択します。これで設定は完了です。

基本的な操作

TOP画面


ここからは基本的な操作について説明していきます。Photopeaは初心者でも使いやすいように設計されており、たとえば画像の読み込みや新規プロジェクトの作成は、トップ画面に表示されているメニューの一覧から行うことができます。

画像の読み込み

画像を読み込みたい場合は「コンピュータから開く」を選択します。続いて読み込みたい画像を選択すればPhotopeaに読み込ませることができます。

レイヤーの作成

レイヤーを作成する場合は「新規プロジェクト」を選択します。あとは画像サイズを選択するだけで完成します。テンプレート画像が豊富に用意されているので、デザインをそのまま使用することもできます。

明るさや色の調整

明るさ調節


画面上部にあるメニューバーの「イメージ」を選択し、「調整」から「明るさ/コントラスト」を選択します。後は好みの明るさとコントラストに調整するだけです。

モザイク(ぼかし)を入れる

ぼかし
モザイク


左のツールバーから短形マークを選択し、モザイク(ぼかし)を入れたい箇所を囲います。

次に画面上部のメニューバーから「フィルター」を選択し「ピクセル化」、「モザイク」の順に選択していきます。後はモザイクのセルサイズを調整すれば完了です。

テキスト入力

テキスト
フォント変更


左のツールバーからテキストツールを選択し、文字を挿入したい場所を選択すると文字を入力することができます。

フォントや文字サイズを変更するときは、画面上部にあるメニューバーの下から調整することができます。また、行送りなど、細かな調整をしたい場合は右側のメニューバーにある「文」のマークを選択すると行うことができます。

※Photopeaでは日本語のテキストを挿入すると、フォントによっては文字化けする可能性があります。この対処法については次の項目で紹介します。

切り抜き

切り抜き


左のツールバーから「切り抜き」を選択し、切り抜きたい箇所を囲えば完了です。

スポット修正

スポット修正
ブラシツール


写真に写りこんでしまった汚れなどを消す場合は、左のツールバーにあるブラシツールを選択します。後は消したい箇所をなぞれば完了です。

ブラシのサイズや形状を変更したい場合は、右側にあるツールバーから「ブ」のマークを選択すると変更ができます。

ファイルの保存

ファイルの保存


画面上部にあるメニューバーの「ファイル」を選択します。PSD、PSB形式で保存する場合は「PSDとして保存」か「保存 PSD/PSB」を選択します。それ以外の形式で保存する場合は「別名で保存」を選択すると、対応しているファイル形式が表示されるので、ここから保存を行います。

ダウンロード方法

Chrome ウェブストアにアクセスし、「Chromeに追加」を選択すると、ダウンロードできます。

フォント入力が文字化けする場合

Photopeaでは、「DejaVu Sans」など日本語対応していないフォントがあるため、文字化けすることがありますが、日本語に対応しているフォントに変更すれば問題なく入力できます。

以前は「DejaVu Sans」がデフォルトだったため、フォントを変更しないと日本語が打ち込めませんでしたが、現在は自動でフォントが切り替わり、文字化けが発生しないことが確認できています。ただし、ブラウザの使用状況などによっては文字化けが発生する可能性もあるので、その場合は次の方法を試してみてください。

日本語対応のフォントを探す方法

日本語対応フォント


「Chi-Jap-Kor」にチェックを入れると、日本語に対応したフォントが一覧として表示されます。

おすすめの日本語対応フォント

「Noto Sans JP」
Google Fonts

「Noto Serif JP」
Google Fonts

「M+ 1m」
「M+ 1c」
M+ FONTS

Photopea(フォトピー)ならコストをかけずに画像編集ができる

SNSの拡大もあって写真を使用する機会が多くなり、今や画像編集は専用のソフトやスキルを持っている人だけが行うものではなくなりました。しかし、パソコンの標準ソフトだけでは細かい編集を行うことや質の高い作品に仕上げることが難しく、かといって有料の専用ソフトは手が出しにくいため、お悩みの方も少なくなかったと思います。Photopeaはコストをかけずに簡単に細かい編集を行うことができるので、これまでにない画像編集ソフトといえるかもしれません。

画像をおしゃれに加工する技術が身につけば、ビジネスでも活用できるのではないでしょうか。まずは自分で撮影した写真をよりよい作品に仕上げてみたり、自身のSNSアカウントのヘッダーやホームページの素材など身近なものを制作したりして新たな活躍の可能性を広げてみましょう。

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この記事を書いた人

RYUICHI ARAI
神奈川県出身。いきなりフリーランスとしてキャリアをスタートさせ、スポーツ関連の記事を執筆。過去にはHIPHOPライターとしても活動。ライター 以外にもコンテンツ制作や編集などの仕事も行う。趣味はフィールドワーク。

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