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TikTokの対抗アプリ「Triller」の使い方を解説!日本語対応や日本版のリリースは?

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近年、トレンドを生み出すことも多いショートビデオSNSは、ビジネスにおいても価値が高まっています。これまではTikTok一強時代が続いていたものの、2020年頃からYouTubeShorts(ショート)やReels(リール)等も台頭してきており、群雄割拠の時代に入っていると言えるでしょう。

そうした中で、ダークホース的な存在になっているのが、アメリカ発のショートビデオアプリ「Triller(トリラー)」です。Trillerは日本への進出が決まっており、今後は日本ユーザーの増加が見込まれています。

今回はTrillerの特徴や使い方について解説します。

Trillerとは

Trillerは、アメリカ出身の大物ラッパーやハリウッド俳優などが出資を行なっているアプリです。ミュージシャンからの出資を受けているという背景からもわかるように、音楽を強みとしており、とりわけヒップホップが人気を集めています。

サービス開始は2015年と、実はTikTokより2年早く誕生しています。Apple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスと契約を結んでおり、使用できる音楽の幅が広いのが特徴です。また、Sony MusicやUniversal Musicなどの大手レーベルとも契約を結んでおり、メジャーからマイナーまであらゆる曲を網羅しています。また、音楽をフルで使用することが可能なので、ロングムービーを作成することもできます。

簡単にミュージックビデオを作成することも可能。音楽に合わせて歌ったショート動画を複数撮影すると、AIがそれらを自動で繋ぎ合わせ素敵な動画に仕上げてくれます。

Trillerの日本語版はある?

2021年8月の時点でTrillerの日本語版はリリースされておらず、英語版のみがダウンロード可能です。日本でもiOS版とAndroid版のダウンロードが可能でしたが、現時点ではどちらもダウンロードができなくなっています。

なお、2020年に日本の企業である株式会社ディー・エル・イー(DLE)がTrillerに出資することが発表され、日本向けにローカライズされたTrillerの展開を発表しています。

Trillerの使い方

TrillerはTikTokと同様に、会員登録をしなくても動画の視聴ができます。ただし、動画をアップロードしたり、アカウントをフォローしたりする場合は会員登録が必要です。

登録方法

(1)ホーム画面下のメニューバーから人型アイコンを選択します。
(2)プロフィール画面に移動するので、画面内に表示されている「Sign up/log in」を選択します。
(3)アカウントの作成方法を選択します。Twitter、Facebookアカウント、電話番号、Eメールなどの方法から登録を行うことができます。
(4)必要な項目を入力したら完了です。

プロフィール登録

(1)プロフィール情報を変更・登録する場合はログインした状態でホーム画面下のメニューバーから人型アイコンを選択します。
(2)プロフィール画面にある「Edit Profile」を選択します。ここでは下記項目を入力することができます。

Name:アカウント名
Username:ユーザー名
Email:メールアドレス
Bio:自己紹介文
Instagram Username:インスタグラムのユーザー名の連携
Cover Image:プロフィールページの背景
Private Account:アカウントの公開設定

全て入力が終わったら右上の「Done」を選択すれば完了です。

より細かな設定

動画の解像度や再生設定、パスワードの変更などを行う場合は、プロフィール画面の右上にある歯車アイコンから行うことができます。

歯車アイコンを選択すると下記項目の変更が行えます。

Change Password:パスワードの変更
Auto-scrolling feed:動画の自動連続再生の変更
Auto-play music player:音楽の自動連続再生の変更
Private Account:アカウントの公開設定
Contacts Syncing:アカウントの同期設定の変更
Allow Data Collection:利用データ収集の同意設定
Video Resolution:動画の解像度
Selfie Mirror:自撮り時の左右反転設定

動画の検索

Trillerでは、キーワード検索、ジャンル検索、トレンド検索から好みの動画を検索することができます。動画の検索はホーム画面下のメニューバーからルーペアイコンを選択して検索画面に移動します。

キーワード検索

検索画面にある検索窓からは、テキストを入力して見たい動画を検索することができます。ハッシュタグやユーザー名から検索することも可能です。

ジャンル検索

検索窓の下にはジャンルごとに分類されたアイコンが表示されています。ここから該当ジャンルの動画を検索することができます。

トレンド検索

ジャンルごとに分類されたアイコンの下に「Trending」と言う項目があり、トレンドになっているハッシュタグでまとめられた動画が表示されています。ここから人気になっているハッシュタグを探すといったことも可能です。さらに、Top Videoには再生回数が高い動画が表示されます。

ホーム画面からも探すことができる

ホーム画面上部の「Social」「Music」「Following」から好みの動画を探すことができます。

「Social」人気の動画を表示
「Music」MV風に作られた動画を表示
「Following」フォローしたユーザーの動画を表示

それぞれ選択すると動画が表示され、画面を上下にスクロールすると別の動画に切り替わります。

音楽の検索

Trillerで使用できる音楽はホーム画面下のメニューバーから音符のアイコンを選択すると検索できます。上部にあるアイコンからはトレンドやジャンル分けされた音楽を探すことができます。右上の虫眼鏡アイコンを選択すると検索窓が表示され、キーワード検索が行えます。

曲の表示

曲を選択して「Play」を選択すると試聴することができ、「Use」を選択すればその曲を使用して動画の作成が行えます。曲画面にある「Top Video」からはその曲を使用した動画が一覧で表示されるので、動画作りの際に参考にすることができます。

動画の作成

ホーム画面下のメニューバーからプラスマークを選択します。Trillerでは「Music Video」と「OG Video」の2種類を作成することが可能で、ここではどちらか作りたい方を選択します。「Music Video」は曲をフルで使用する方法で、「OG Video」は曲を使用しない16秒のショートムービーです。「OG Video」の場合はそのまま撮影画面が表示されます。

Music Videoのやり方

(1)先ほど説明した音楽の検索から使用したい曲を選択し、「Use」を選択します。なお、他のユーザーが使用している曲を使うことも可能で、動画画面の右下にある「・・・」を選択し、「Use song」を選ぶと曲のトリミング画面に移ります。
(2)曲を選択すると、どのパートを使用するか調整することができます。下にある数値では曲を何秒間使用するか設定できます。
(3)全ての設定が完了したら右上の「Done」を選択します。この際に端末へのカメラとマイクへのアクセスが求められるので、どちらも「OK」を選択します。
(4)撮影画面が表示されれば準備は完了です。

撮影の設定

撮影画面右側にあるアイコンからは様々な操作を行うことができます。

Flip:外と内のカメラ切り替え
Filter:動画加工のフィルターの選択。画面を色鮮やかにすることが可能
Speed:動画の速さの変更。Fast(早い)→Slo-Mo(遅い)→Normal(通常)で切り替え可能
Timer:撮影開始のタイマー設定。3、2、1のカウントダウン方式
Zoom:拡大率の変更
Camera Roll:端末内に保存されている動画のアップロード

撮影

動画の撮影は撮影画面下にあるビデオアイコンを選択すれば始めることができます。止める場合は同じ場所にある。停止アイコンを選択します。撮影が完了すると左上に動画が表示されます。複数の動画を繋げたい場合は、もう一度ビデオアイコンをタップすると、次の映像を撮影することができます。

撮影完了から公開

(1)撮影後は撮影画面右下にある「Next」を選択します。
(2)編集画面が表示されるので、トリミングができます。複数動画を撮影した場合、繋ぎ合わせた動画が表示され、「Shuffle again」を選択すると、AIが動画を最適な順番に組み替えてくれます。
(3)トリミングの完了後は右上の「Share」を選択します。
(4)動画の投稿画面が表示されます。ここでは下記情報を入力します。

テキスト入力欄:ハッシュタグや動画の概要
Choose Category:動画のカテゴリー
Set to private:非公開設定
Add Location:位置情報

(5)全ての情報を入力したら右上の「Post &Save」を選択して投稿が完了します。

Trillerにはビジネスの可能性も

日本語版のないTrillerはシェア率の高いTikTokと比べるとユーザー数は少なく、日本企業の参入は少ないのが現状です。しかし、そのような状況でTrillerは日本版のリリースを発表しており、今後の成長次第では、ビジネスにおいて新たな活用方法が生まれるかもしれません。

どの分野においても、パイオニアにはリスクが伴います。一方で、メリットも大きいはずです。ライバル企業が少ないうちにTrillerの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

RYUICHI ARAI
神奈川県出身。いきなりフリーランスとしてキャリアをスタートさせ、スポーツ関連の記事を執筆。過去にはHIPHOPライターとしても活動。ライター 以外にもコンテンツ制作や編集などの仕事も行う。趣味はフィールドワーク。

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