最先端のWebマーケティングを発信するメディア

最先端のWebマーケティングを発信するメディア

YouTubeのSEO対策!動画を検索結果で上位表示させるには?

最終更新日:
SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

YouTubeに動画を投稿しているけれど、動画の再生数やチャンネル登録者数があまり伸びずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

YouTube市場が拡大し、動画のニーズが高まる一方、新規参入者も続々と増えているため、YouTubeに動画をアップロードしたからといって、簡単に視聴回数を増やすことが難しくなってきています。

この記事では、動画の視聴回数を増やすための手段の1つとして、YouTube SEOをご紹介します。YouTube内の検索結果で上位表示を目指し、動画の視聴回数アップを目指していきましょう。

YouTube検索で上位表示させるためのYouTube SEO

動画時代を表象したイメージ

SEO対策というのは、もともとはGoogleなどの検索エンジンで、狙った検索キーワードで上位表示させるための施策のことを言います。

上位表示することでアクセスを増やせるため、ホームページの運営者はSEO対策をして検索順位のアップを目指します。

それと同じく、YouTubeのSEO対策は、YouTube内の検索結果で上位表示をさせるための施策です。検索結果の上位に表示させることで、多くの人の目にとまるようになり、動画視聴回数を増やすのが目的になります。

YouTube SEOの重要性

個人による動画の投稿だけでなく、YouTubeを活用した企業ブランディング。商品・サービス販促のためのマーケティングツールとしても活用されてきているため、動画をYouTubeに投稿しただけでは、視聴回数を増やすことが難しくなってきています。

YouTubeというプラットフォーム内でニーズのあるコンテンツを作ることや、動画のクオリティを上げていくことも大切ですが、動画のSEO最適化を図り、再生回数を増やしていくことも重要です。
一度動画が視聴されると、ユーザーがチャンネル登録をしなかったとしても、そのユーザーのおすすめ動画として掲載される可能性が高まります。

動画のタイトルや概要欄。動画の長さ、サムネイルのクオリティなどを最適化することで、検索結果で上位表示を狙っていきましょう。

動画ごとに対策キーワードを決める

まずは、どんなキーワードで動画にアクセスして欲しいのかを考えます。

例えば、「子犬のトイプードルがおもちゃのボールで遊んでいる動画」を投稿しているなら、「トイプードル 子犬 おもちゃ」「トイプードル ボール遊び」のようなキーワードで検索されたときに、上位に表示されれば、視聴される確率が高まるでしょう。

また、「クッキーの作り方の動画」を投稿しているなら、「クッキー 作り方」「クッキー レシピ」のようなキーワードが考えられます。

このように、どういう検索キーワードでアクセスを集めれば、視聴してもらえるのかを考えて、動画を投稿することが重要になります。

YouTubeの検索キーワードの探し方

YouTubeチャンネルの視聴回数を増やすという意味では、検索ニーズの多いキーワードでSEO対策をする必要があります。

よく検索されるキーワードの探し方として、もっとも簡単なのが、YouTubeの検索ボックスを利用して探す方法です。

YouTubeのサジェストキーワード

例えば、YouTubeの検索ボックスに「トイプードル」と入力すると、上の画像のようにサジェストキーワードが表示されます。

これは「トイプードル」というキーワードとあわせて、よく検索されているキーワードの一覧です。
そのため「トイプードル 子犬」「トイプードル カット」「トイプードル トリミング」などの動画を作成し、そのキーワードでSEO対策をすることで、視聴回数を増やしやすくなります。

この方法は、YouTubeのSEO対策のキーワードを探す際だけでなく、投稿する動画のネタ探しにも有効です。

YouTubeSEOで重要な10のポイント

YouTube画面

どんな対策をすれば上位表示できるのか。この答えを知っているのは、YouTubeを運営しているGoogleだけになります。

しかし、どういう動画が上位表示しやすいのか。その傾向を探り、対策をしていくことは可能です。ここでは、YouTubeの上位表示に影響すると考えられている要素を10個まとめました。

ここに挙げた施策を実践し、SEO対策を意識していないYouTuberと差をつけていきましょう。

動画の視聴回数と視聴時間

動画の視聴回数と視聴時間は、YouTubeのSEOにとても重要です。YouTubeは、なるべく多くのユーザーに、長時間動画を観てもらいたいので、人気の動画、視聴時間の長い動画を上位表示させます。

特に、最近は視聴時間を重視しているので、ユーザーが途中で視聴を止めてしまわないような動画をつくることが重要です。

例えば、同じテーマを扱っている動画が2つあり、1つは視聴時間2分。もう一方は5分だった場合、YouTubeが露出を増やすのは、5分の方の動画になります。

動画の長さ

視聴時間の長い動画が評価されるため、投稿する動画の長さも重要になってきます。

無駄に長くしても、途中で再生を止められてしまいますので、長ければ長いほど良いというわけではありません。また、適切な動画の長さは、動画のジャンルによっても異なります。

そのため、同じジャンルの人気動画を複数チェックして、どのぐらいの長さで投稿しているのかを確認し、そこに合わせていくのがおすすめです。

動画の視聴維持率

視聴維持率とは、ユーザーが継続して動画を視聴した割合を判断するものです。例えば、10分の動画を最後まで視聴してくれたら、視聴維持率は100%。10分の動画を5分だけ視聴して離脱した場合は、視聴維持率は50%となります。

視聴維持率が高い動画は、ユーザーに支持されている質の高い動画と判断されるため、YouTube SEOでも評価されると考えられます。

そのため、できるだけ最後まで動画を視聴してくれるように、動画の最初に概要を伝えたり一番重要な部分は最後にしたりと工夫をすることが大切です。

動画のサムネイル画像のクリック率

動画のサムネイル画像の品質によって、クリック率は大きく変化します。

パッと見て何の動画か分からなかったり、書いてある文字が読みにくかったりするサムネイルは、クリック率が低くなってしまいます。

サムネイルのクリック率が悪い動画は、YouTube側としても上位表示させる意味がありません。動画の内容だけでなく、サムネイル画像も、動画と同じぐらい力を入れて作る必要あるということです。

推奨されているサムネイル画像のサイズと解像度

解像度:1280×720(最小幅は640px)
画像のファイル形式:JPG、GIF、GMP、PNG
ファイルサイズ:2MB以下
縦横比:16:9を推奨

カテゴリー・タグの設定

YouTubeのSEO対策には、直接的な影響は少ないと言われていますが、同じカテゴリーやタグが設定されている動画の関連動画として表示されやすくなることがあるので、設定しておくに越したことはありません。

タグに関しては、あまり多く設定し過ぎるとスパム扱いされるリスクもあるので、多くても10個以下に抑えておいた方がよいでしょう。

また、動画の内容に関連のないタグを設定するのもNGです。

ユーザーが検索するキーワードをタイトルに含める

YouTube SEOの基本は、まず狙っているキーワードをタイトルに含めることです。

「トイプードル ボール遊び」で上位表示を狙うなら、「子犬トイプードル!はじめてのボール遊びが可愛過ぎた!」のように、サジェストキーワードを盛り込みながら、タイトルを付けましょう。

また、「トイプードルのボール遊び」のようなシンプル過ぎるタイトルだと、ユーザーに興味を持ってもらえず、クリック率が悪くなります。

キーワードを盛り込みつつも、ユーザーの興味を引くようなタイトルを考えなくてはなりません。

説明文を適切に記載し、キーワードを含める

動画の概要欄の説明文(ディスクリプション)は、YouTubeのSEO対策に重要な部分になります。動画の概要欄に全く説明が書かれていない動画も多く見られますが、これは非常に勿体ないです。

特に最初の2~3行が大切で、ここに狙っているキーワードを盛り込みながら、動画の内容に対する説明を簡潔に記載します。

そして、それ以降は自分のチャンネルの関連動画へのリンクや、タイムコードを使用した目次、チャンネル登録への誘導などをしつつ、説明文を作り込みましょう。

コメント数(エンゲージメント)

動画が人気なのかどうかを判断する基準のひとつに、コメント数があります。コメントが多い動画は、その動画に興味を示しているのかを計る指標となっているので、コメントを多くもらえるような動画作りが重要です。

稀にコメントを無効にしている動画がありますが、ユーザーとのコミュニケーションを図りながら、チャンネル登録者数を増やしていく意味でも、コメント欄はオーブンにし、なるべく返信を行っていくとよいでしょう。

動画視聴後のチャンネル登録数

動画閲覧後に、チャンネル登録がされるということは、その動画の内容がユーザーに支持されたということです。

そのため、動画視聴後のチャンネル登録数の多い動画は、YouTubeからも評価され、上位表示にポジティブに働くといえます。

字幕の設定

YouTubeでは、動画の音声をテキスト化した字幕を設定することができます。

字幕をつけることによる、ユーザービリティの向上はもちろんですが、動画の内容をYouTubeに対してテキストベースで伝えることができるのもメリットです。

また、動画のジャンルにもよりますが、英語の字幕を付けることで、視聴者の対象が日本だけでなく世界に広がることで、より多くのユーザーにアプローチできるようになります。

ユーザービリティの向上、SEO対策としての評価、視聴者数増加につながるので、字幕の設定とその翻訳は取り組んだ方がよい施策だといえます。

動画内で視聴者に行動を促すことも大切

動画の最後に、チャンネル登録や高評価を押してと呼びかけているのを見たことがあると思います。
小さいことのようですが、この一言があることで、行動してくれるユーザーもいるので、各動画でしっかり設定しておきましょう。

チャンネル登録を呼びかける

最後まで視聴してくれたユーザーというのは、それだけあなたの動画を評価しているということになります。

そうした人に対して、動画の最後でチャンネル登録を呼びかけることが、登録の後押しとなることも少なくありません。また、お願いされたことで、心理的にチャンネル登録してあげようかなと、考えてくれる可能性もあります。

YouTubeの機能で「エンドカード(終了画面)」を設定し、動画から直接チャンネル登録してもらえるようにするとよいでしょう。

コメントして下さい

前述したように、コメント数が多いと注目されている動画と判断されやすくなるため、動画にコメントをしてくれるように頼むことも大切です。

動画の最後にテキストで促してもよいのですが、説明文に「コメントをしてくれると励みになります」などを書き込んでおくだけでも、コメントをしてくれるユーザーが増えるかもしれません。

役に立ったら高評価を押して欲しい

動画の高評価が増えることも、YouTubeのSEOにとってプラスに働くと考えられます。また高評価が多いと、チャンネル自体の評価を高めることにもつながるので、「面白かった、役に立ったと思ったら高評価を押して」とお願いし、ユーザーの行動を促していきましょう。

YouTubeのSEO対策の重要度は今後増々高くなる

投稿される動画が増え、競合の参入も多くなるなかで、YouTubeのSEO対策は今後ますます重要になってくるでしょう。

  • 視聴者の役に立つように動画の説明欄を充実させる
  • 視聴維持率を高めるための工夫
  • サムネイル画像のクリック率の改善
  • カテゴリーやタグの設定
  • 視聴者とのエンゲージメント率を高める(コメント、評価数)
  • 海外の視聴者を想定した字幕の設定
  • 終了画面でのチャンネル登録、関連動画の設定

動画の内容やクオリティーの向上だけでなく、上記の対策も動画を投稿するたびに行っていく必要があります。

YouTubeのSEO対策になると同時に、チャンネル登録者数を増やすことにもつながりますし、おすすめ動画や関連動画にピックアップされる可能性も高まるはずです。

やれることは全て行うという気持ちで、チャンネル運営をしていかなくては、競合が増え続けるYouTubeのなかで成功することは難しいでしょう。

YouTubeで視聴回数を増やすためにSEO最適化を図る

YouTubeで動画の視聴回数を増やしたいなら、何よりも動画そのものをしっかりと作り込むことが大前提です。

そのうえで、YouTubeのSEO対策に取り組まないと、動画視聴維持率が悪くなったり、低評価ボタンを押されるなど、悪い評価が積み重なってしまい、チャンネルの評価を下げてしまうことにもなりかねません。

まずは、ユーザーから需要のある動画をつくること。それから、作った動画を露出していけるように、タイトルや説明文、サムネイル画像を最適化。そしてユーザーとのエンゲージメントを高めていくことが、動画視聴回数を上げていくうえで重要となります。

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

この記事を書いた人

いまい
サイト運営歴15年以上。立ち上げたサイトは数知れず。SEO、メルマガ、広告、YouTube、手あたり次第が過ぎて、何も身になってないことに最近気づく。もう少しだけ、Web業界にしがみついていたい。

UPDATE 更新情報

  • ALL
  • ARTICLE
  • MOVIE
  • FEATURE
  • DOCUMENT