
コード生成AIおすすめ10選!簡単にアプリ開発ができるツールをご紹介
AIが自動でコードを書いてくれるコード生成AI。日本語で指示をするだけでアプリ開発が行えるツールもあり、プログラミング初心者でもアプリ開発ができると話題を集めています。
開発時の大きな戦略となりますが、実際に導入しようとしても、
「機能の違いが分からない」
「初心者でも使えるアプリがなさそう」
と、どれを選べばいいか分からない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、無料で使えるおすすめのコード生成AI10選をご紹介します。ノーコードでアプリが作れるものや、コーディングのサポートに特化したものなど初心者~上級者まで幅広く使えるコード生成AIを厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
コード生成AIとは

コード生成AIとは、AI(人工知能)を活用して、プログラムコードを自動生成してくれるツールのことです。従来の開発では、人間が一行一行コードを書き起こす必要がありましたが、コード生成AIを使えば、自然言語で「ログイン機能を作成して」と指示するだけで、必要なコードを瞬時に作成してくれます。
近年では、GitHub CopilotやReplitなど、様々なコード自動生成ツールが登場していて、個人開発から企業のシステム開発まで幅広く活用されています。また、コード生成AIでは、コードの自動生成だけでなくコード補完やバグ修正にも対応しているため、プログラミング初心者でも簡単に操作することが可能です。
コード生成AIを用いて簡単にアプリ開発ができる
コード生成AIの中には、日本語で「チャットボットを作りたい」などと指示するだけで、簡単にアプリ開発ができるツールも存在します。必要なコードは全て自動生成され、画面レイアウトやデータベース連携までAIがサポートしてくれるので、知識がないプログラミング初心者でもアプリを作れるようになります。
追加機能が欲しい場合やうまく動作しない場合でも、全て日本語で指示すればリアルタイムでコード修正を行うことが可能です。AIのサポートにより環境構築する手間もかからないので、アプリ開発に対するハードルを下げられるでしょう。
コード生成AIのメリット

コード生成AIを導入するメリットは以下のとおりです。
- 開発スピードの向上
- 開発コストの削減
- ヒューマンエラーの防止
ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
開発スピードの向上
コード生成AIを使うことで、コードを手作業で書く手間が軽減されるので、開発にかかる時間を大幅に削減できます。従来数時間から数日かかっていたアプリ開発作業を、数十分程度で完了させることができるので、開発リソースをより重要な機能設計や品質向上に集中できるようになります。
そのほかにも、基本的な入力・出力処理もAIによる自動生成・補完が可能です。開発者が一からコードを記述したり、細かな仕様を毎回考え直したりしなくて良いので、初心者でもスムーズに開発を進められるほか、経験者にとっても作業効率の向上が期待できます。
開発コストの削減
コード生成AIを導入することで、単純なコーディングを自動化できるので、エンジニアの人件費が軽減されて全体の開発コストの削減につながります。小規模な企業や個人間のアプリ開発・Web制作では、多くのコストをかけられないケースも多いですが、AIを活用することで限られた中でも開発を効率的に進められるようになるでしょう。
また、コード生成AIの中には無料で利用できるツールも多いです。社内ツールの開発などで試用し、効果を確認した上で本格導入を検討することも可能なので、リスクを最小限に抑えながら導入を進められる点も大きなメリットとなります。
ヒューマンエラーの防止
コード生成AIは、データに基づいてコードを生成するため、手作業で起こりがちな設計ミスを防げます。ミスのない安定したコード生成により、開発後のエラーを減らして修正にかかる時間やコストを最小限に抑えられるでしょう。
中には、リアルタイムでのエラー検出機能を備えたツールも増えていて、開発段階で早期に問題を発見・対処することも可能です。安定した品質のコードを生成できるので、プロジェクト全体の効率化にもつながります。
コード生成AIのデメリット

アプリ開発に役立つコード生成AIですが、懸念点として以下の2つのデメリットがあげられます。
- セキュリティ・品質のリスク
- 著作権やライセンスの懸念
それぞれのデメリットについてみていきましょう。
セキュリティ・品質のリスク
AIがコード生成を行う際に用いるデータの中には、セキュリティに問題があるコードが含まれている可能性があります。安全ではないコードを使用してしまうと、データを盗まれたり不正に操作されたりする恐れがあるので、商用利用する際はコードの安全性を確かめることが大切です。
特に、ユーザー認証やデータベース接続などでコード生成AIを活用したい場合、生成されたコードを必要に応じて最適化をすると良いです。アクセス制御やデータ暗号化により安全性が高まるので、未然にリスクを防ぐためにもセキュリティを強化しておきましょう。
著作権やライセンス違反の懸念
規約では商用利用が可能であっても、生成されたコードの一部が著作権に該当すると、ライセンス違反になる恐れがあります。このようなリスクは法的な問題に発展したり、サイト運営に影響を与えたりすることも考えられるため、コードの著作権は大丈夫か事前に確認しておくことが大切です。
また、コード生成AIで作ったアプリは商用利用できるケースが多いですが、中には無料プランでは利用が制限されていることもあります。ライセンス条件はツールごとに異なるので、利用条件を確認して正しく利用を開始しましょう。
コード生成AIの選び方

コード生成AIを選ぶ際は、利用目的を明確にしたうえで以下の3つのポイントを押さえておくと良いです。
- 料金プランを確認する
- 搭載機能を比較する
- 対応プログラミング言語を確認する
料金プランや機能を比較したり、使いやすさを試したりすることで自分に合うコード生成AIを選びやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
料金プランから選ぶ
コード生成AIには無料プランから有料プランまで幅広い料金体系が用意されています。ツールごとに提供される機能やサポート内容は異なり、無料プランでは一部の機能しか使えないケースもあるため、予算を設定した上で満足のいく機能が備わっているか確認すると良いです。
たとえば、学習目的で使いたい場合は無料プランがあるツールを選び、実際の利用感を試してみると良いでしょう。高めの料金設定をしているツールは、セキュリティ対策などがしっかりしている傾向にあるので、ビジネスシーンなどで使う場合におすすめです。ニーズに合う料金プランを選ぶことで無駄なコストがなくなり、コード生成AIを効率的に活用できるようになるでしょう。
搭載機能から選ぶ
自然言語からコードを生成できるもの、アプリ開発をAIが全て自動で行うもの、コードの解説がついているものなど、ツールごとに搭載機能は異なります。中には、デバッグ支援やテストコードの自動生成、アプリのテスト運用、本番公開まで対応しているものもあるので、欲しい機能が備わっているかチェックしてみましょう。
対応している開発言語もコード生成AIごとに違うため、確認せずに選んでしまうと「使用したかった言語がサポートされていない」といった問題が発生する可能性もあります。選ぶ際には、普段使用している開発環境やプロジェクトに必要な言語に対応しているか否かも確認しておくと安心です。
使いやすさから選ぶ
コード生成AIを選ぶ際は、操作の分かりやすさや日本語対応の有無なども考慮すると良いです。特にプログラミングの知識が少なくアプリ開発が初めての場合、操作法が難しいツールを選んでしまうと、開発が進まない可能性があります。コード生成AIの中には、チャット型でユーザーとの対話形式で開発を進められるツールもあるので、手軽に始めたい場合におすすめです。
複数のコード生成AIで迷っている場合は、無料プランで操作感を試してみると良いです。実際に操作をすることで、ツールの使いやすさや各機能の詳細が分かるので、選ぶ際の判断材料となります。
無料で使えるコード生成AIおすすめ10選

無料プランがあるコード生成AIおすすめ10選をご紹介します。それぞれ特徴や料金プラン、主な機能をご紹介しているので、ツール選びの参考にしてみてください。
- Windsurf AI
- v0
- Replit
- Amazon Q Developer(旧:Amazon CodeWhisperer)
- create ai
- Cody
- bolt new
- Dify
- TabNine
- Github Copilot
上から順にみていきましょう。
Windsurf AI

公式サイト:Windsurf
Windsurf AIは、日本語で指示できるコード生成AIです。自然言語だけでアプリを開発できる点が特徴で、Webアプリやモバイルアプリの開発を簡単に進められます。
Windsurf AIでは、ユーザーの修正や指示を自動的に学習するため、使えば使うほど精度の高いアプリ開発が可能になります。ノーコード/ローコードに近い感覚で操作できるので、プログラミングの経験が少ない人でも安心して使える点も特徴です。
機能面では、使用後にデータが一切保存されない「ゼロデータ保持機能」を搭載していて、情報漏洩のリスクがなく安心して利用できます。セキュリティ面を重視する開発現場でも使いやすく、安全性の高いコード生成AIといえます。
ただし、Windsurf AIはクラウド型ツールではないため、使用には開発ツールのダウンロードが必要です。日本語対応にする際も拡張機能のインストールも求められるので、初期設定で戸惑う可能性があり、ある程度パソコン操作に慣れている方に向いています。
【こんな人におすすめ】
・ノーコード感覚で操作したいプログラミングの知識が少ない人
・機密性の高いプロジェクト運用などでセキュリティを重視している人
・ネット環境に左右されず、ローカル環境で開発を進めたい人
【料金プラン】
無料プラン
プロプランをトライアル可能(2週間)
1日のデプロイ上限:1アプリ
プレビュー表示
タブの使用制限なし
階層構造上限なし
コマンド上限なプロ
月額15ドル
無料プランの機能に加えて以下が利用可能
1日のデプロイ上限:5アプリ
500クレジット/月企業
月額60ドル
企業プランの機能に加えて以下が利用可能
1,000クレジット/ユーザー/月
ユーザーの役割に基づいたアクセス権限の管理
最優先サポート
v0

公式サイト:v0
v0は、テキスト入力だけでアプリ開発やWebページの制作ができるコード生成AIです。操作方法は簡単で、ChatGPTのようなチャット形式で指示を出すだけでよく、初心者でも操作に迷う心配がありません。日本語対応で無料プランも備わっているので、アプリ開発に関する知識がなくても手を出しやすいでしょう。
また、v0では、shadcn/uiとTailwind CSSを用いてReactコードを生成していて、モダンでデザイン性に優れたアプリを作成可能です。作成したWebアプリやページは、すぐにオンラインで公開でき、開発からリリースまでのスピード感も魅力となります。
修正したい場合は、チャット内でテキストで指示するだけで良いので、プログラミングに不慣れな人でも簡単にアプリの調整ができます。操作が分かりやすい上に、コーディングの手間も減らせるため、すぐにアプリ開発を進めたい人におすすめです。
【こんな人におすすめ】
プログラミング未経験だけどアプリを作ってみたい人
・開発から公開作業まで簡単に行いたい人
・デザイン性の高いアプリを開発したい人
【料金プラン】
無料プラン
500クレジット/月Premium
月額20ドル
500クレジット/月Enterprise
カスタム価格
クレジット数カスタマイズ可能
Replit

公式サイト:Replit
Replitは、ブラウザ上でAIに指示するだけでアプリを作れるコード生成AIです。チャット欄に日本語で指示を出すと、すぐにアプリが作られるのでプログラミングの知識がなくても簡単に開発を始められます。出来上がったアプリのコードはファイルから確認でき、必要に応じて「○○機能を追加して」などと指示を加えられます。
Replitは、チャットで指示を出すだけなので使い方も分かりやすく、ノーコードに近い感覚で操作できてアプリ開発初心者にもおすすめのコード生成AIです。AIによる生成されたコードの解説を受けることも可能で、プログラミングを実際に開発しながら学習できます。
また、複数人でリアルタイムに編集できるコラボレーション機能も搭載しており、チーム開発にも対応可能です。チャット欄でやりとりしながら共同作業ができるので、リモート環境でもスムーズにアプリ開発を進められる点が特徴です。
【こんな人におすすめ】
・日本語での指示出しで簡単にアプリを作りたい人
・開発しながらプログラミングを学びたい人
・複数人で同時編集したい開発チーム
【料金プラン】
無料プラン(starter)
開発アプリ数:3アプリ
Replit Agent(トライアル)
公開アプリのみ作成可能
本番公開不可(一時的な共有は可能)Replit Core
月額20ドル
開発アプリ数:無制限Teams
月額40ドル
公開・非公開アプリの作成可能
アプリの本番公開可能Enterprise
価格は個別相談
Replit Coreの機能に加えて以下が利用可能
専用サポート
セキュリティの高度なカスタマイズ
SSO対応
Amazon Q Developer(旧:Amazon CodeWhisperer)

公式サイト:Amazon Q Developer
Amazon Q Developer(旧:Amazon CodeWhisperer)は、Amazonが提供しているコード生成AIです。会社の独自情報から回答を生成できることが特徴で、社内のドキュメントやナレッジに基づいたコード提案を受けられるため、業務に特化した開発支援が可能になります。
機能としては、コーディング時にリアルタイムでコード補完を行ったり、ユニットテストを自動生成したりと、開発スピードと品質を向上させる機能が搭載されています。日本語にも対応していて、英語に不慣れなエンジニアでも使いやすいでしょう。
ただし、コードの記述や補完はエディタ上での操作となるため、ある程度プログラミングに慣れている中〜上級者向けのツールといえます。コーディングの基礎知識は必要となるので、AIに全てを任せるのではなく、コーディング作業を効率化するサポート役として活用することがおすすめです。
【こんな人におすすめ】
・社内ドキュメントや既存コードに基づいたコード提案を受けたいエンジニア
・コーディング作業を効率化したい中〜上級者の開発者
・セキュリティや業務要件に準拠した開発環境を求める企業
【料金プラン】
無料利用枠
IDE内のチャット・デバッグ・テスト追加機能/月50回
開発タスク支援機能(Q Developer Agent)/月10回
コード変換・アップグレード/月1,000行
コンソールのエラー診断/回数制限ありPro
月額19ドル/1ユーザー
無料プランの機能に加えて以下が利用可能
IDEでのチャット、デバッグ、テスト追加/無制限
開発タスクの自動化・高速化(Q Developer Agent)
コード変換でアプリをすばやくアップグレード/月4,000行
クエリ生成の自動化/月1,000件
create ai

公式サイト:create ai
create aiは、「○○のアプリを作って」とプロンプトを入れるだけでアプリが作れるコード生成AIです。日本語にも対応していて、デザイン性の高いWebアプリやLP(ランディングページ)などを簡単に作成可能です。
無料プランでも、そのままオンラインで公開することが可能なので、まずは気軽に試してみたい方におすすめです。開発できるアプリの幅も広く、お問い合わせフォームや予約ページ、商品紹介サイトなど、目的に合わせた構成で理想のアプリ開発ができるでしょう。
また、コード編集画面ではChatGPTなどのAIモデルを組み込めます。簡単なアプリであれば無料プランで問題ないですが、有料プランではプライベートモードやカスタムドメインが使えて、より本格的なWebアプリを開発できるので、必要に応じて検討してみると良いです。
【こんな人におすすめ】
・テキスト入力だけでアプリを作りたい人
・LPやお問い合わせフォームなど、デザイン性の高いWebページをすぐに公開したい人
・AIや外部機能を組み込んだアプリを試作・検証したい人
【料金プラン】
無料プラン
1万クレジット/月
チャットでのアプリ生成
公開
AI統合Pro 20k
月額19ドル/1ユーザー
月額16ドル
2万クレジット/月
無料プランの機能に加えて以下が利用可能
毎月のクレジット数増加
プライベートプロジェクト
ブランドの作成を削除
カスタムドメインPro 50k
月額19ドル/1ユーザー
月額40ドル
5.5万クレジット/月
Pro 20kと同様の機能を利用可能Pro100k
クレジット数により金額変動(月額80ドル~)
11万クレジット~/月
Pro 50kの機能に加えて、優先サポートが利用可能
Cody

公式サイト:Cody
Codyは、安全性の高い環境でAIによるコーディングサポートを受けられるプログラミング中~上級者・企業向けのコード生成AIです。主な機能としては、コードの文脈から提案を受けたり、コードを自動補完したりするほか、設定ファイルやドキュメントの自動補完も可能です。対応言語も幅広く、Python、Go、JavaScript、TypeScriptなどの主要なプログラミング言語に対応しているため、さまざまな開発ニーズに応えられます。
有料プランでは、社内限定のコード検索や自分専用のプライベートワークスペースの設置ができることが特徴です。複数のユーザーが同じクラウド環境を使えるので、チーム開発にも適しています。
企業向けプランであるEnterpriseであれば、自社専用のクラウド環境を持てたり、危険なコードを自動でブロックしたり、AIに見せたくない情報を制限したりする機能も利用でき、高いセキュリティの中で安心して開発を行えます。24時間365日サポートの専用チームも付いているため、トラブル時にもすぐに対応してもらえる点も企業利用に適しています。
【こんな人におすすめ】
・セキュリティを重視したい企業の開発チーム
・プライベート環境を確保して複数人で作業を進めたいチーム開発者
・設定ファイルやドキュメントも含めて開発作業を自動化したい開発者
【料金プラン】
無料プラン
無制限のコード補完(オートコンプリート)
月200回までチャットとコマンド利用可能
複数のAIモデルを選択可能(GPT-4o-mini、Claude 3.5、Geminiなど)
マルチテナントクラウドで利用Enterprise Starter
月額19ドル/1ユーザー
最大利用人数:50人
無制限のオートコンプリート
チャットとコマンドの強化(制限緩和)
より高性能なAIモデルを利用可能(OpenAI GPT-4o、Claude 3.7など)
統合検索、コード検索、シンボル検索対応
プライベートワークスペース
非公開コードの検索
9時間365日サポートEnterprise
月額59ドル/1ユーザー
最低利用人数:25人~
Starterプランの機能に加えて以下が利用可能
複数のコードの一括編集
コードの問題点や改善点の自動指摘
自社専用の安全なクラウド環境
ユーザー・権限の管理
危険なコードのブロック
24時間365日サポート
Bolt.new

公式サイト:Bolt.new
Bolt.newは、参考画像によるアプリ開発にも対応しているコード生成AIです。
画像をアップロードすると、AIが自動でレイアウトやデザインを分析することが特徴で、画像に似た構成やスタイルのWebアプリを自動生成してくれます。チャットで指示を出すことも可能なので、「ここをもう少し明るくして」「このボタンを大きく」など細かな調整にも即対応できます。
生成の様子はリアルタイムで確認でき、どのようにアプリが形になっていくかを視覚的に把握できることも魅力です。生成スピードも非常に速く、ブラウザ上で指示を出すだけですぐにアプリが作られるので、思いついたアプリをその場で形にしたい時にも便利です。
また、React、Vue、Angularなどの主要なフレームワークに対応しているため、慣れ親しんだ環境で開発を行えます。完成したアプリは、ワンクリックでそのまま公開できるので、アプリ開発初心者でも完成後にやることが分かりやすく、すぐに共有ができるでしょう。
【こんな人におすすめ】
・デザインイメージからアプリを作りたい人
・ブラウザ上で素早くアプリを完成させたい人
・公開作業を簡単に行いたい人
【料金プラン】
無料プラン
基本機能が利用可能
生成コード数/制限あり
商用利用不可Pro
月額20ドル~
外部APIへのアクセス権限あり
商用利用不可チーム
月額60ドル~/1ユーザー
複数メンバーによる同時作業
プロジェクト管理機能
メールサポート
商用利用可
Dify

公式サイト:Dify
Difyは、ブロックを組み立てるようにアプリを構築できるコード生成AIです。アプリに追加する機能が一つひとつブロックのようになっていて、ドラッグ&ドロップで簡単に追加できる点が特徴です。あらかじめテンプレートも用意されているので、ゼロから作る手間を省きつつ、複雑なアプリを構築できます。
お問い合わせチャットボットなど簡単なアプリ開発であれば、AIにテキストで指示を出すだけで完成させることも可能です。複数のAIモデルを組み合わせたり、特定のデータのみから情報を抽出させたりできるので、カスタマイズ性の高い業務支援ツールや業界特化型アプリを作れます。
また、開発したアプリは公開・運用・管理まで一貫して対応可能です。ダッシュボードからユーザー数や使用状況の確認ができるので、他の分析ツールを導入しなくて良い点は大きな魅力です。
【こんな人におすすめ】
・ドラッグ&ドロップでアプリ開発を進めたい人
・社内データと連携させて業務用チャットボットを作りたい人
・開発後の運用・改善まで一つのツールで管理したい人
【料金プラン】
サンドボックス(無料プラン)
メンバー上限:1人
容量:50MB
アプリ開発上限:5アプリ
プロ
月額59ドル
メンバー上限:3人
容量:50GB
アプリ開発上限:50アプリチーム
月額159ドル
メンバー上限:50人
容量:50Gb
アプリ開発上限:200アプリ
TabNine

公式サイト:TabNine
TabNineは、コード補完・自動生成に特化したコード生成AIです。VSCodeなどの統合開発環境(IDE)で使用できることが特徴で、実際の開発フローに自然に組み込める点が魅力です。使用時は、拡張機能をインストールするだけで使えるため、特別なセットアップは不要で、初心者でも簡単に導入できます。
TabNineは、実際にコーディングする際のリアルタイムアシスタントとして活躍するので、日常的にコードを書くプログラマーやエンジニアに特におすすめです。基本的な機能はトライアル版として30日間無料で使用可能なので、まずはお試し感覚で使ってみたい方や、他のコード生成AIと比較検討したい方もじっくり機能を体験できます。
【こんな人におすすめ】
・日常的にプログラミングする現役エンジニア
・コード補完機能を試したい開発初心者
・普段使っている開発フローで機能を試したい人
【料金プラン】
開発(30日間の無料トライアルあり)
月額9ドル
IDE上のAIチャットで、開発のすべてのステップを支援
コード・テスト・ドキュメント・修正などをAIが自動生成
LLM(大規模言語モデル)搭載で高精度なコード補完
ローカルIDE環境に応じたパーソナライズ機能
Jira Cloud連携により、AIの応答・生成を通知エンタープライズ
月額39ドル/1ユーザー
開発プランの機能に加えて
テストやコードレビュー対応のAI機能
オンプレミスやVPCでのプライベート運用可
GitHub/GitLabと無制限に接続
Jira連携でAIの応答を通知
コード品質を保つカスタム検証ルール
モデルはオープンソースや独自開発も選択可
プロジェクトに最適化した専用AIモデルも構築可
Github Copilot

公式サイト:Github Copilot
GitHub Copilotは、Microsoft・OpenAI・GitHubが共同開発したコード生成AIです。主な機能は、コードの自動提案・生成、コード補完で、日本語で指示を出すことができます。AI技術にはOpenAIのAIモデルが用いられているため、コードの品質が高く、実用性が高いことが特徴です。
ソースコード編集画面で利用する際は、専用の拡張機能やプラグインをインストールする必要がありますが、プログラミング時にリアルタイムで補完や提案を受けられるため、実践的な開発に強いツールといえます。
また、「操作方法が分からず使えない」「プログラミング初心者で何をすればいいか分からない」といった方向けには公式のチュートリアルも用意されているので安心です。基本の使い方やコード補完の仕方など、実際に演習をしながらAIがステップごとに丁寧にガイドしてくれるので、初心者でも迷わず始められるでしょう。
【こんな人におすすめ】
・コードを書く時間を短縮したい現役エンジニア
・プログラミングを学び始めた初心者
・コードの一貫性や品質を維持しながらチーム開発を進めたい人
【料金プラン】
無料プラン
容量:500MB
問題追跡・プロジェクト管理機能
アプリ内通貨2,000/月Team
月額4ドル/1ユーザー
無料プランの機能に加えて
容量:2GB
アプリ内通貨3,000/月
デプロイ環境管理・シークレット
承認者の割り当てEnterprise
月額21ドル/1ユーザー
Teamの機能に加えて
容量:2GB
アプリ内通貨50,000/月
データ保存場所の管理
複数組織の一括管理
高度な監査・セキュリティ対応
24時間365日サポート
おすすめコード生成AIの機能比較一覧
ご紹介したコード生成AIの機能を一覧表でまとめました。実際に使用した上で操作難易度もレベル分けしているので、導入の参考にしてみてください。
アプリ名 | 無料 プラン |
有料プラン (最低価格/月) |
チャットでの アプリ開発 |
本番公開 | メンバーとの 同時作業 |
操作 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
Windsurf AI | 〇 | 15ドル~ | 〇 | 〇 | × | 中級者 |
v0 | 〇 | 20ドル~ | 〇 | 〇 | × | 初心者 |
Replit | 〇 | 20ドル ~ | 〇 | 〇 | 〇 | 初心者 |
Amazon CodeWhisperer |
〇 | 19ドル~ | × | × | × | 上級者 |
create ai | 〇 | 16ドル | 〇 | 〇 | × | 初心者 |
Cody | 〇 | 19ドル~ | × | 〇 | 〇 | 初心者 |
bolt new | 〇 | 20ドル~ | 〇 | 〇 | × | 初・中級者 |
Dify | 〇 | 59ドル ~ | 〇 | 〇 | 〇 | 初・中級者 |
TabNine | 〇 | ドル~ | × | × | × | 上級者 |
Github Copilot | 〇 | 4ドル~ | × | × | 〇 | 初・中級者 |
コード生成AIを使用する際の注意点

コード生成AIを利用する際は、以下の注意点を意識することが大切です。トラブルを防いで安全に活用するためにも、利用前に確認しておきましょう。
- データの取り扱いなどの利用規約を確認する
- コード生成AIに依存しすぎない
それぞれの注意点についてくわしく解説します。
データの取り扱いなどの利用規約を確認する
コード生成AIによっては、生成されたコードの著作権がサービス提供側に帰属していたり、AIに送信したデータを学習に使ったりするツールがあります。トラブルを防ぐためにも、コード生成AIを利用する際には、「データの取り扱い」「商用利用・著作権について」などツールごとの利用規約を確認しておくと良いです。
また、ビジネスシーンで活用する際は万が一の情報漏えいに備えて、社外秘のデータの扱いは慎重に行うことが大切です。クライアントワークや自社のプロダクト開発でトラブルが発生すると大きな損害に繋がるため、必要に応じて専門家とも連携しながら確認作業を行いましょう。
コード生成AIに依存しすぎない
コード生成AIは、生成時にインターネット上の公開コードや既存データを活用しているため、セキュリティに問題が生じる可能性もゼロではありません。特に公開コードを使用している場合、対策を怠り脆弱性のあるコードを使用してしまうと、攻撃の対象になる恐れも考えられます。
また、学習元のコードに明示的なライセンスが存在しない場合や、コピーされたコードの出所が不明確な場合には、気づかぬうちに著作権を侵害するリスクも起こり得ます。そのまま商用サービスに組み込むと法的トラブルに発展する可能性があるので、AIに依存しすぎずプログラマーによる最終確認を行うと良いでしょう。
コード生成AIでアプリ開発を始めてみよう
今回は、コード生成AIのおすすめ10選と選び方について解説しました。ご紹介したコード生成AIの一覧は以下のとおりです。
- Windsurf AI
- v0
- Replit
- Amazon Q Developer(旧:Amazon CodeWhisperer)
- create ai
- Cody
- bolt new
- Dify
- TabNine
- Github Copilot
コード生成AIは、開発をサポートしたり自動でコードを作成したりするツールです。コード生成AIにはそれぞれツールごとに特徴があり、ノーコードでアプリが作れるものから、コーディング支援に特化しているものまで幅広いです。
例えば、「v0」「Replit」は、日本語での指示が可能で初心者でも扱いやすいです。一方、「Cody」「Amazon Q Developer」はコード補完がメインとなっていて、安全な環境下で開発作業を向上することができます。また、bolt newはデザイン性の高いアプリ開発、Windsurf AIはローカル環境向けなど、特色は様々です。
今回ご紹介したコード生成AIは全て無料プランが用意されているので、実際に試して搭載機能や使い勝手を確認してみてくださいね。
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