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無料音声読み上げソフト・アプリ3選! 自然な声で「ながら」作業も時短も可能に

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音声読み上げソフトは元々、目の不自由な方や高齢者など、文字を読むのが苦手な方が、ウェブ上で快適にテキストを読むためのソフトでした。

最近では、音声に感情が入るなど進化しており、効果的な学習や業務効率化を実現する目的をはじめ、幅広い分野で利用されています。情報を得る際にテキストを見るのではなく、音として拾うことができれば「ながら作業」が可能になり、作業の効率化を図ることができるでしょう。

テキスト情報を音声で受け取れる環境は、ユーザーにとっては様々なメリットをもたらします。自社サイトへの音声読み上げソフトの導入は、検討しておいて損はないでしょう。

この記事では、音声読み上げソフトについての解説と、無料で使える音声読み上げソフト・アプリを紹介していきます。

音声読み上げソフトとは

音声読み上げソフトは、メールの文章や、ホームページなどのテキストを音声に変換し読み上げてくれるソフトです。人間の音声を人工的に作り出すことは「音声合成」と呼ばれており、最初はコールセンターや公共施設でのアナウンスなどで使用されていました。

ネットが一般の方に使用されるようになると、テキストを読むのが困難な人にホームページの情報を伝えたいという考えから、音声読み上げソフトが活用されはじめました。

当初は機械音でテキストを読み上げるものばかりでしたが、最近では実際に人間が話しているかのように感じられるソフトも出てきています。ほとんどのソフトは日本語だけでなく、英語や中国語、韓国語など複数の言語に対応しています。

最近では音声メディアが増加し、情報を音声で取得する方法が注目されています。今後も、新たな機能を持った音声読み上げソフトの誕生が予想されている状況です。

音声読み上げソフト導入のメリット

テキストを読むのが困難な人に情報を届けられる

テキストを音声にして届けることで、テキストを読むのが困難な人にウェブ上の情報を届けることが可能になります。年齢問わず多くの人が利用するサービスを提供している場合や、公共性が高いサービスを展開している会社では特に大きなメリットになるはずです。

ながら作業ができる

テキスト情報を音声で拾うことができれば、ユーザーは車の移動中や勉強中など、他の作業をしているときでも利用するでしょう。音声で情報を発信すればユーザーは忙しい時でも手軽に情報を取得しやすくなるため、ブログやニュースなど、リアルタイムの情報を扱うようなウェブサービスと特に相性がいいでしょう。

ユーザビリティが向上しやすい

サイト上の知りたい情報を音声で瞬時に取得できれば、ユーザーは快適に利用することができます。長い文章でも、音声の補助があれば頭に入りやすいでしょう。

想いや感情が伝わりやすい

最近の音声読み上げソフトでは、抑揚や声の高さを調整できるものがあり、人間が発する声に近づけることができます。部分的に強調する、注意喚起を促すために語気を強めるといったことができれば、ユーザーに発信者の意図がより伝わりやすくなるでしょう。

音声読み上げソフトの導入例

金融庁や市役所など行政機関のホームページでは「ReadSpeaker(リードスピーカー)」というサービスを導入しています。ユーザーはソフトをダウンロードする必要がなく、読み取りたいテキストをコピーすると「読み上げる」というメニューが表示され、すぐに音声が再生されます。

朝日新聞が提供している「アルキキ」は、朝日新聞デジタルでピックアップしたニュースを音声で聞くことができるというサービスで、忙しいビジネスマンに人気です。

日常で目にすることの多いYouTubeやテレビでも、導入は進んでいます。我々の身近なところでも音声読み上げソフトは活用されているのです。

無料の音声読み上げソフト・アプリ

テキストーク

テキストーク

サイトURL:https://gui.jp.net/textalk/
商用利用:可
動作環境:Windows10/8/7/Vista

音声合成エンジン「Open JTalk 」を利用してテキストを読み上げます。音声の種類は男性の声が1種類、女性の声が6種類、英語の女性の声が1種類の計8種類が収録されています。

「読み仮名辞書機能」があり、もとは対応していなかった言葉も、登録することで読み上げ時の読み方を指定することが可能です。読み上げた音声はWAV形式とMP3形式で保存することができます。この2つは動画編集をする際によく使用するデジタル音源なので、動画で使用する場合はおすすめです。

バージョンの更新は2015年2月で止まっており、今後のアップデートが期待できない点には注意が必要です。

音読さん

音読さん



サイトURL:https://ondoku3.com/ja/
商用利用:可(無料版はクレジット表記必須、その他注意事項あり)
動作環境:PC、スマホ

2020年5月にリリースした新しいサービス。音声の種類はロボット、音声ロボットの機械的な声から男性のアナウンサーA、Bや、たくみ、みずきといった架空の人物が用意されており、全部で8種類の様々なイントネーションから選べます。

30以上の言語に対応。無料版と有料版がありますが、無料版でも毎月最大5000文字までの読み上げることが可能です。人間に近い喋り方で読み上げて欲しい場合におすすめのソフトです。

Googleテキスト読み上げ(Androidアプリ)

ダウンロードURL:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.tts&hl=ja&gl=US
商用利用:不明

Androidスマホで利用できるアプリで、画面上のテキストを読み上げてくれます。30以上の言語に対応しており、Google Playで本を読み上げることもできます。メールやスマホで書いた文章を読み上げたいという場合におすすめです。

機能性重視の場合は有料の音声読み上げソフト・アプリがおすすめ

ただテキストを読み上げるだけでなく、人間のように読み上げてほしいという場合や、更なる機能が欲しいという場合は、有料の音声読み上げソフト・アプリをお勧めします。

有料のソフトでは抑揚や声の高さを調整することができ、音声が人間に近いものに仕上がります。また、音声ファイルの保存が簡単であったり、商用利用も問題なく行えたりと、あらゆる面で無料版より優れています。よりサービスとしてのクオリティを求める場合は有料のソフトがおすすめです。

音声読み上げソフトを使うときの注意点

音声読み上げソフトは、機械がテキストを読み上げるので、意図していない間違いやエラーが出てしまうことがあります。

喋り方がおかしくなる場合がある

使用するソフトやテキストの内容によって、不自然なイントネーションになってしまったり、急に早口になったりと、動きがおかしくなる場合があります。ソフトによっては細かな調整ができるので、不自然な箇所をピンポイントで修正しながら音声を作成するといいでしょう。場合によっては別のソフトを試してみてもいいかもしれません。

句読点や段落を読み取らず聞き取りづらい

句読点や段落は機械にとって理解しづらいものであり、正しく読み取れない場合があります。このような場合はソフトの設定で句読点の間隔がおかしかったり、段落が区切られずに一行で表示されてしまったりしているかもしれません。可能であれば、文章を変更する、設定を変更するなどして対処しましょう。

読み間違いが発生する

読み間違いは、特に漢字で発生することが多く、一般的な読み方でない場合や難しい漢字の場合は注意が必要です。また、数字やカタカナなど、日本語と英語読みの両方ができてしまう時にも注意が必要です。ユーザーへの信頼度が下がってしまうので、正しく読まれるようにできる限り文章を調整しましょう。

テキストを読み上げると可能性が広がる

音声メディアの増加により、音声コンテンツはいっそう注目されています。それに伴い、音声読み上げソフトもさらに進化していくでしょう。

音声のニーズが高まれば、無料でも使いやすいソフトが出てくる可能性があります。使用するソフトを悩んでいる場合はあらゆるサービスを試すのがおすすめです。ソフトによって声質や機能が違うので、お試しで導入してユーザーからの反応を見てみるのもいいでしょう。

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この記事を書いた人

RYUICHI ARAI
神奈川県出身。いきなりフリーランスとしてキャリアをスタートさせ、スポーツ関連の記事を執筆。過去にはHIPHOPライターとしても活動。ライター 以外にもコンテンツ制作や編集などの仕事も行う。趣味はフィールドワーク。

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