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Remoとはどんなツールのアイキャッチ

Remoとはどんなツール?機能の特徴やアプリの有無・利用の注意点を解説!

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Remo(リモ)は、オンライン上でコミュニケーションを取る機会が増えている近年において、バーチャルオフィスツールという新しい形式のビデオ会議ツールとして注目を集めています。ですが、実際にどのような機能を持ち、何ができるのかよくわからないという方も多いでしょう。

そこで、Remoの基本的な機能や活用方法、注意点にくわしく解説します。バーチャルオフィスツールの選定にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

Remoとは

Remoのサイトトップ

参照元:Remo

Remoは、オンライン上で擬似的にイベント会場やオフィス環境を構築し、自身のアバターを配置することで全体、もしくは近くの人とコミュニケーションを図れるバーチャルオフィスツールです。

参加者は自身のアバターを通じて空間内を自由に移動し、近くにいる人とグループ会話を始めたり、プレゼンテーションを行ったりできます。これにより、現実のオフィスでも起こりえる身近な人とのコミュニケーションや会議室ごとの打ち合わせ、イベント会場におけるブースなどをオンライン上でも実現することが可能です。

また、Remoは様々な業界や用途に対応できるよう、豊富なカスタマイズ機能を備えています。企業のブランドカラーに合わせた空間デザインや、イベントの性質に合わせたレイアウト変更など、ユーザーのニーズに柔軟に対応できる設計となっている点も特徴の一つです。

Remoの4つの特徴

Remoの4つの特徴のイメージ

Remoには、以下のような4つの特徴があります。

  • 基本の機能はビデオ会議
  • アカウントの種類が4つある
  • 2D・3Dスペースのテンプレートがある
  • CTAボタンや投票システムを利用できる

Remoは単なるビデオ会議のためのツールではなく、各スペースで「実際に現場にいるかのような感覚」でコミュニケーションを図れます。ここでは、上記で挙げた4つの特徴についてくわしく解説します。

基本の機能はビデオ会議

Remoは、他のWeb会議ツールと同様にビデオ会議を行えます。ただしRemoと他のツールとの大きな違いは、会議の場所が視覚的に表示されていることです。

Remoではフロア内を自由に移動でき、部屋ごとにテーマを設定して参加者同士で交流できます。また、オンラインで大規模なイベントを開催した際も、実際の会場のように小グループでの会話が可能です。

そのほか、Remoには主催者がセミナーのように登壇ステージに立ち、プレゼンをする「プレゼンテーションモード」も備わっています。プレゼンテーションモードでは参加者がスピーカーに向けてリアクション出来る機能が搭載されているのも特徴です。

アカウントの種類が4つある

Remoでは作成したアカウントを、以下4つのタイプに分けることができます。

  • ホスト(オーナー)
  • イベントマネージャー・アシスタント
  • スピーカー
  • ゲスト

上記4つのうち、「ホスト」と「イベントマネージャー・アシスタント」は管理者とチームメンバーの位置づけとなり、イベントの編集やゲストの招待などが行えます。また、フロア内のテーブル席が埋まっている場合でも「ホスト」「イベントマネージャー・アシスタント」のうち1人はその1席に座ることが可能です。

「スピーカー」「ゲスト」はイベントに招待される側のアカウントで、基本的にはフロア内の移動や各テーブルごとのコミュニケーションが行えます。なお、プレゼンテーションモード中に「ホスト」「イベントマネージャー・アシスタント」から招待されたゲストは登壇してプレゼンができます。

このようにRemoでは主催側とゲスト側で権限を分けて運用することが可能です。

2D・3Dスペースのテンプレートがある

豊富な2D・3Dスペースのテンプレートが用意されていることもRemoの大きな特徴です。テンプレートを使用すれば、企業や組織の目的に応じた最適なデザインスペースを簡単に作成できます。

2Dテンプレートは平面にテーブルやステージなどが配置されており、真上から見下ろす形になるので、シンプルに使いたい場合におすすめです。一方で、3Dテンプレートは部屋の仕切りや庭、プールなどがリアルに再現されており、実際にその場にいるかのような臨場感が味わえます。

さらに、カスタムフロアプランを追加すれば、企業の説明会であれば実際の企業ブースのような内装をデザインしたり、パーティーなら華やかな会場を用意したりするなど、用途に合わせて様々なカスタマイズができます。

CTAボタンや投票システムを利用できる

CTAボタンと投票システムもRemoの特徴的な機能の一つです。

CTAボタンはバーチャル空間内の任意の場所に設置でき、クリックすることで外部リンクへの誘導や特定のアクションのトリガーとして機能します。例えば、プレゼンテーション中に関連資料のダウンロードリンクを設置したり、商品紹介イベントで購入ページへの誘導を行ったりできます。

また、投票システムは参加者から意見を募るツールです。シンプルな選択式の質問からクイズ形式のものまで、様々な投票を実施可能で、投票を作成したホストは回答状況をリアルタイムで閲覧可能です。

Remoの利用シーンやメリット

Remoの利用シーンイメージ

Remoは、従来のビデオ会議ツールでは実現できなかった「ユーザー自身が自分から話しかけに行く」という能動的な動きを取れるのが特徴です。その特徴を活かし、以下のような場面で活用することができます。

  • 仮想オフィスとしての利用
  • オンラインのイベント会場
  • 教育メタバース空間の実現

ここではRemoの利用シーンやメリットについて詳しく解説します。「Remoが他のWeb会議ツールとどう違うのか分からない」「Remoのメリットを知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

仮想オフィスとしての利用

Remoを仮想オフィスとして利用すれば、リモートワークのデメリットであったコミュニケーション不足を解決できます。

従来のリモートワークは気軽にメンバーとコミュニケーションを取れないため、業務の進行が遅れたり、チームの士気を維持するのが難しかったりします。しかし、Remoを使えば画面上に部署内の人が集まりつつ、実際のオフィスのように自由に移動して会話することができます。

例えば、Remoのルーム上では6~8席程度のテーブルに集まって休憩がてら雑談できたり、ホワイトボードを活用して簡単な打ち合わせをしたりすることも可能です。また、フロア内に作成された部屋内でのやり取りは、他の参加者からは確認ができません。そのため、部屋内では気兼ねなく会話を楽しめます。

このようにRemoを活用すれば、リモートワークのデメリットであったコミュニケーション不足が解消できます。

オンラインのイベント会場

Remoは、様々な種類のオンラインイベントにも最適です。例えば、以下のようなイベントをオンラインで開催できます。

  • ワークショップ
  • ファンミーティング
  • 合同説明会

これらのイベントは、通常なら施設などを予約して現地に参加者を集める必要があります。しかし、Remoを使えばオンライン上にイベント会場を作り、そこへ参加者を集めて交流することが可能です。

オンラインイベントは現在も多くの企業や団体が開催していますが、Remoの場合は「現地で交流している感覚」で参加できるのがメリットと言えます。例えば、就職活動の合同説明会であれば、就活生が自宅にいながら気になる企業の話を聞いて回ることもできるでしょう。

このようにRemoを活用することで、参加者の移動時間や会場の用意をすることなくリアルに近い形式でイベントを楽しんでもらうことができます。

教育メタバース空間の実現

Remoは、教育分野においてもメリットがあります。特に、コロナ禍をきっかけにオンライン授業が普及しましたが、生徒同士や教師とのコミュニケーション不足が課題でした。しかし、Remoを使えばバーチャル空間の特性を活かしてこれらの課題を解決できます。

例えば、大学の講義では教室のような空間で通常の授業を行い、グループワークではチームごとに別々の「テーブル」に分かれて生徒同士がコミュニケーションを取ることが可能です。教師は各グループを巡回して指導を行うこともでき、実際の教室での授業に近い形式を取ることもできるでしょう。

コロナ禍によって急速に普及したオンライン授業ですが、Remoなら従来のオフライン授業では当たり前にあった繋がりやコミュニケーションを実現できます。

Remoの料金と有料プランの特徴

Remoの料金プランイメージ

Remoの料金体系は、ユーザーのニーズに応じて「継続利用プラン」「単発利用プラン」の2つが用意されています。各プランの料金は以下の通りです。

継続利用プラン 単発利用プラン
料金プラン 29,000円 24,000円
契約期間 3ヶ月
6ヶ月
年間サブスクリプション
1ヶ月
主な特徴 スペース常時開放可能(連続利用時間制限なし) スペースの最大連続利用時間のカスタマイズ可能

参照元:Remo「料金プラン

仮想オフィスや長期的なイベント開催、オンライン授業などを検討している場合は年間サブスクリプションのある継続利用プランが向いています。対して、単発や不定期に開催されるイベントでRemoを利用したい場合は単発利用プランがおすすめです。しかし、単発利用プランはスペースの連続利用時間に制限がある点に注意しましょう。

機能無制限で14日間利用できる無料トライアルもあるので、まずは無料トライアルで導入を検討してみるのもおすすめです。

Remoの使い方

Remoの使い方イメージ

Remoを利用するためには、まずRemoのアカウントを作成してログインを行います。アカウントは無料トライアルに申し込むことで作成可能です。

アカウントにログインした後は、「マイイベント」から任意のイベントを作成できます。イベント作成時には以下の項目を入力する必要があるため、事前に準備しておきましょう。

  • 公開イベントまたはプライベートイベント
  • イベント名・キャッチコピー
  • 開始時刻と終了時刻
  • イベント説明文
  • フロアプラン
  • 最大ゲスト人数

イベントの設定が完了した後は、スピーカーやゲストを追加して完了です。また、作成したイベントに共同主催者や運営者を招待したい場合は、「アカウント設定」から参加者のメールアドレスを入力することで追加できます。

ゲスト側は、主催者から送られるURLからログインし、カメラやマイクなどの利用推奨環境テストを行ってからイベントに参加します。基本的にはコミュニケーションを取りたいテーブルに任意で移動しながら、自由に会話を楽しむことができます。

Remoの注意点

Remoの注意点イメージ

Remoは便利に活用できるコミュニケーションツールですが、利用する際は以下のような注意点があります。

  • 無料プランは用意されていない
  • アプリではなく利用はブラウザのみ
  • 参加人数が増えると音声や接続のエラーが起きやすい

これらを事前に理解しておくことで、より効果的にRemoを活用することができます。3つの注意点について、解説します。

無料プランは用意されていない

まず初めに注意しておきたいのが、無料プランが提供されていないことです。14日間の無料トライアルはありますが、継続的に利用するためには必ず有料プランに加入しなければなりません。

ただし、継続プランだけではなく単月のみのプランも用意されているので、まずは無料トライアルで使用感を確認しつつ、使いたい時だけ契約する、という方法を選ぶと良いでしょう。

アプリではなく利用はブラウザのみ

Remoは専用のアプリが提供されておらず、利用にはWebブラウザが必要です。そのため、インストールする手間は省けますが、以下のような点には注意が必要です。

  • 推奨ブラウザ(Chrome、Firefox、Edge)以外では動作が不安定になることがある
  • ブラウザのバージョンアップが必要な場合がある
  • 個人の利用環境によってはブラウザの動作が遅くなる可能性がある

また、Remoはブラウザでアクセスすればスマートフォンでも利用可能ですが、「画面共有」「ホワイトボード」が利用出来ない点に注意しましょう。そのため、画面共有やホワイトボードを利用するイベントホストやスピーカーはPCの利用が必須です。

参加人数が増えると音声や接続のエラーが起きやすい

イベントやオンライン会議でRemoを使用する際は、音声が聞き取りにくくなったり接続が不安定になったりする点にも注意が必要です。

オンライン会議などで課題となるのが接続エラーですが、これは「個々の通信環境や利用している」「端末のスペックが不足している」など、複数の要因が考えられます。接続エラーを発生させにくくするには、開催側と参加側それぞれで以下の点に留意しましょう。

開催側の注意点 参加者の注意点
・安定した通信環境を確保する
・必要に応じて参加人数を絞る
・事前に通信テストを済ませておく
・不要なブラウザタブやアプリケーションを終了させておく
・通信速度安定した環境で参加する

上記で挙げた注意点を踏まえて、事前準備をしておきましょう。

Remoでリモート会議やイベントを成功させよう

Remoでリモート会議を成功させるイメージ

Remoは、基本的なビデオ会議以外にも仮想オフィスやオンラインのイベント、教育メタバース空間と言った様々なシーンで活用できるツールです。特にオンライン上の空間を共有し、部屋を分けて必要に応じてコミュニケーションが取れるのはRemoの大きな特徴と言えるでしょう。

近年は、リモートワークやオンラインイベント、オンライン授業など、直接顔を合わせずにコミュニケーションを取る機会が増え続けています。Remoはそうした状況でも積極的なコミュニケーションを促すことができます。

14日間の無料トライアル期間も設けられているので、リモート会議やイベントに最適なツールをお探しの場合は、ぜひRemoの導入を検討してみてください。

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この記事を書いた人

おさだ
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、サングローブに入社。前職以外では、旅行・登山などアウトドア系の記事経験もあり。とにかく記事を書くことが大好きです。

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