
WordPress のカスタムフィールドとは?使い方や設定方法、出力結果を解説!
WordPressのカスタムフィールドとは、独自の入力項目を作成できる機能のことです。ECサイトや飲食店など、商品数が多いwebサイトで活躍し、編集作業の効率化などに役立ちます。
しかし、数あるWordPressの機能のなかでも、少し踏み入った内容になるので、「いまいちよくわからない」という方は多いことでしょう。
そこで本記事では、WordPressのカスタムフィールドについてわかりやすく解説します。
目次
WordPressのカスタムフィールドとは

カスタムフィールドとは、タイトルや本文以外の項目を追加できるWordPressの機能です。
WordPressの投稿画面では、「タイトル」「本文」が入力項目として表示されます。一般的なwebサイトや個人ブログならこの項目だけで十分です。
しかし、画像を多用するECサイトの場合、商品情報を毎回手動で入力する必要があります。多くの方にとって効率化させたい部分なのは間違いないでしょう。
カスタムフィールドを利用すれば、独自の入力項目を新たに設定できます。具体的な出力結果は以下のとおりです。

WordPressのカスタムフィールドを使うメリット
ここでは、WordPressのカスタムフィールドを使うメリットを紹介します。具体的には以下のとおりです。
- 入力作業が効率的になる
- 商品情報の入力漏れが減る
- 表記を統一できる
- 表現方法が広がる
- CSSの管理がしやすくなる
それぞれ詳細を解説します。
入力作業が効率的になる
カスタムフィールドの最大のメリットは、入力作業が効率的になる点です。
アパレルショップや飲食店の場合、商品画像を定期的に掲載すると思います。ただ、そのたびに「価格」「概要」「素材」などの項目を作成し、情報を入力するのは手間でしょう。
カスタムフィールドを利用すれば、それぞれの項目が記載されたテンプレートを作成できます。新メニューを掲載したり、売れ筋商品の情報をマイナーチェンジしたりする際も、項目の数値等だけ変更すればOKです。
作業効率の大幅な向上を期待できます。
商品情報の入力漏れが減る
カスタムフィールドを利用すれば商品情報の入力漏れを減らせます。
たとえば家電製品のレビューサイトを作成し、以下の項目を必ず入力するケースを想定してみましょう。
【入力項目】
- 価格
- 製造年月日
- 型番
- メーカー
- カラー
数個程度なら間違いのない情報を入力できると思いますが、家電製品の数が増えるにつれて、意図しない人為的なミスが発生する可能性は否めません。
カスタムフィールドを利用すれば、入力項目がテンプレートで表示されます。必然的に商品情報の入力漏れを減らすことが可能です。
表記を統一できる
webサイトを複数人で管理することもあるでしょう。その際、記載する方法が人それぞれ違ったら、webサイトの統一感やブランディングに影響を与えてしまいます。読者のリーダビリティの低下を招く可能性もあります。
カスタムフィールドを利用すれば、入力項目がはっきり可視化されているので、表記の統一がしやすいです。ECサイトを複数人で運営する場合などにおすすめします。
表現方法が広がる
カスタムフィールドに入力したデータは数値として扱うことができます。入力情報をもとにグラフを表示したり、位置情報をベースに自動で地図を表示したり、webサイトの奥行きが深まるでしょう。
CSSの管理がしやすくなる
CSSとは、Cascading Style Sheetsの略称で、webサイトのデザインやレイアウトを指定する際に使用します。
1記事ごとにCSSを記述することもありますが、同じような内容を複数記事に適用させたいならカスタムフィールドが便利です。商品情報の入力項目のように、一度作成したテンプレートを使い回せます。
WordPressのカスタムフィールドを活用するシーン

ここでは、WordPressのカスタムフィールドを活用するシーンを解説します。具体的には以下のとおりです。
- ECサイト運営
- 不動産関連会社の施工実績
- 飲食店のレビューサイト
それぞれ詳細を解説します。
ECサイト運営
一般的なECサイトの場合、商品画像や商品名、価格、大きさや重量など、詳細ページにはさまざまな情報が記載されています。新商品をリリースするたびに、入力項目を作成するのは面倒ですし、マイナーチェンジの際に1から作り直すのは避けたいはずです。
また、雑貨などを扱う店舗の場合、取り扱う商品の数や種類も多岐にわたります。
カスタムフィールドを活用すれば、商品の詳細ページのテンプレートを一度作成してしまうことで、情報入力作業の効率を大幅に向上させられます。余った時間を発送手続きなどに転換すれば、業績アップにもつながるでしょう。
不動産関連会社の施工実績
リフォーム会社では、実際の施工実績を自社サイトに掲載することが多いです。予算や施工エリア、施工内容などをはじめ、さまざまな情報を記載する必要があります。
また、不動産を紹介するwebサイトの場合、物件の画像に付随する形で、家賃や間取り、周辺環境などをユーザーに伝えるケースが目立ちます。その際、物件ごとにフォーマットが異なれば、ユーザーのリーダビリティを損ねてしまうでしょう。
カスタムフィールドを利用することで、webサイトに統一感を持たせることができ、ユーザーの満足度アップにもつながります。
飲食店のレビューサイト
飲食店のレビューサイトでもカスタムフィールドは役立ちます。お店の基本情報をはじめ、単品メニューの価格やコース料金、営業時間、アクセスなど、記載すべき情報が多岐にわたるからです。
1店舗ずつ情報をまとめることもできますが、レビューサイトにおいては現実的といえません。カスタムフィールドを活用し、管理コストを削減しましょう。
WordPressでカスタムフィールドを表示させる方法
WordPressでカスタムフィールドを表示させる方法は以下のとおりです。
- 標準搭載機能
- プラグイン
それぞれ詳細を解説します。
標準搭載機能
カスタムフィールドはWordPressに標準機能として搭載されています。しかし、初期状態では表示されないので別途設定が必要です。
具体的な手順は以下のとおり。
まずは、投稿画面の赤矢印の部分をクリックします。

次に、「オプション」を選択します。

次に、「カスタムフィールド」の欄にチェックを入れます。


そうすると、投稿画面の下部にカスタムフィールドが表示されます。

プラグイン
WordPressのカスタムフィールドに活用できるプラグインだと、 Advanced Custom Fields がおすすめです。

Advanced Custom Fields とは、WordPressの固定ページや投稿ページにカスタムフィールドを追加できるプラグインです。200万以上(2023/3/15時点)のインストール数を誇り、多くのユーザーに信頼されています。
また、シンプルかつ直感的な操作に対応しており、カスタムフィールドの設定が初めての方でも問題ありません。「フェールタイプ」と呼ばれる入力項目がデフォルトで存在するので、難しい作業を求められない点が魅力です。
WordPressとカスタムフィールドのまとめ
今回は、WordPressのカスタムフィールドについて解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 商品情報などの入力作業を効率化できる
- ECサイトやレビューサイトにおすすめ
- WordPressの標準機能とプラグインの2択
カスタムフィールドを活用すれば、商品情報の入力作業の抜け漏れなどを削減できます。また、表記を統一することが可能なので、webサイトのブランディングにも役立つでしょう。
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