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WordPressの固定ページとは?初心者向けに投稿との違いや効果的な使い方をご紹介
2020/05/20

WordPress(ワードプレス)は、初心者にも簡単にサイトのコンテンツが作成・管理ができると人気のコンテンツマネジメントシステム(CMS)です。サイト制作をしていると、「会社情報」や「お問い合わせ」ページといった、ユーザーが常に必要とするような他の情報に埋もれさせたくないページが出てくるはず。このように単体で内容が完結するページは、WordPressの「固定ページ」を使って作成することが可能です。
今回は、この「固定ページ」についてご説明した後に、投稿との違いや効果的な使い方をご紹介いたします。
※WordPress5.0(2018年12月末にリリース)より標準化されたブロックエディターで解説いたします。
目次
- ○ 「固定ページ」とは?
- ○ 「投稿」との違いは?
- ・違い①:カテゴリー・タグの有無
- ・違い②:階層ページの作成可否
- ・違い③:デザインテンプレートの選択可否
- ○ 「固定ページ」の新規作成・編集・削除のやり方
- ・新規作成のやり方
- ・編集のやり方
- ・削除のやり方
- ○ 「固定ページ」の有効的な使い方
- ・使い方①:テンプレートの変更
- ・使い方②:階層ページの作成
- ・使い方③:トップページに固定ページを表示
- ・使い方④:メニューバーに固定ページを表示
- ○ おすすめのカスタムページテンプレート
- ○ まとめ
「固定ページ」とは?
「固定ページ」とは、単体で完結するページを作成するときに用いる機能のことを指します。「トップページ」「会社情報」「お問い合わせ」など、サイトを閲覧するにあたってユーザーに常に求められる情報を掲載する際によく用いられる機能です。
「投稿」との違いは?
WordPressには、「固定ページ」とは別に「投稿」というコンテンツの情報を更新する機能があります。では、このふたつの違いは何なのでしょうか?
違い①:カテゴリー・タグの有無
「投稿」では、カテゴリーやタグによって記事同士を紐づけることが可能ですが、「固定ページ」では紐づけができません。
そのため、「ブログ」「商品紹介」「コラム」といった情報の更新が頻繁に行われるコンテンツは、投稿機能で作成するのが一般的です。「投稿」から作成されたコンテンツでは、同じカテゴリーやタグのついた記事を一覧表示させることもできるので、ぜひ活用してみてくださいね。
違い②:階層ページの作成可否
「固定ページ」では、ページ間に親子関係を設定し、階層を作ることができます。
(例)親:サービス紹介
子①:飲食店一覧
子②:オリジナル商品一覧
子③:オンラインショップへのリンク
一方、「投稿」ではページ間に親子関係を設定することができません。
違い③:デザインテンプレートの選択可否
「固定ページ」での大きな特徴のひとつとして、ページごとにデザインを変更できるという点があります。自身でデザインを作成することもテンプレートからお気に入りのものを選ぶことも可能なので、カスタマイズのしやすさが魅力といえるでしょう。
「投稿」から作成したコンテンツは、記事ごとにデザインを変更することができないのであらかじめ注意が必要です。
「固定ページ」の新規作成・編集・削除のやり方
ここでは、「固定ページ」の新規作成・編集・削除の方法をご紹介します。
新規作成のやり方
①画面左側にある管理画面より、「固定ページ>新規追加」を選択します。
②新規固定ページの編集画面が出てくるので、該当箇所にタイトルと本文を入力します。
③入力が完了したら、右上にある「公開」をクリックして追加完了です。このとき、「プレビュー」からレイアウトの確認ができるので、公開前にチェックしておくとよいでしょう。
ちなみに、今までに作成した固定ページは、管理画面の「固定ページ>固定ページ一覧」より確認できます。
編集のやり方
①画面左側にある管理画面より、「固定ページ>固定ページ一覧」を選択します。
②編集したいページのタイトルをクリックします。固定ページ数が多い場合は、「タイトル」「作成者」「カテゴリー」のソート機能を使用すると便利です。
③固定ページの編集画面が出てくるので、修正したい部分を変更し、右上にある「更新」を押せば編集完了です。新規作成のときと同様に、「変更をプレビュー」からレイアウトを確認できるので、公開前に確認しましょう。
削除のやり方
①画面左側にある管理画面より、「固定ページ>固定ページ一覧」を選択します。
②削除したい記事のタイトルにカーソルをあわせます。
③タイトル下に現れたメニューから「ゴミ箱」をクリックし、ページ上部に「1件のページをゴミ箱に移動しました」というメッセージが出たら削除完了です。
また、固定ページ一覧において、「固定ページ」見出し下にある「ゴミ箱」をクリックすると、今までに削除した記事が閲覧できます。復元させたい記事のタイトルを選択し、「復元」を選ぶことで、再度記事を公開することも可能です。
「固定ページ」の有効的な使い方
単体で完結するページを作る際に使用する「固定ページ」ですが、さまざまな使い方があります。いくつか代表的な例をご紹介するので、ニーズにあわせてぜひ実践してみてくださいね。
使い方①:テンプレートの変更
WordPressでは、固定ページのデザインをテンプレートから選択することが可能です。カスタマイズの幅が広がるので、よりオリジナリティあふれるサイトが作れるはず。豊富な種類から選べますが、たとえば「サイドバーの表示有無」など、テーマによって使用できるテンプレートが異なるため事前に確認しておきましょう。
ちなみに、ここでいう「テーマ」とはサイト全体のデザインのことで、管理画面の左メニューの「外観>テーマ」からいつでも変更が可能です。
テンプレートの変更は以下の手順なので、ぜひ参考にしてください。
①画面左側にある管理画面より、「固定ページ>固定ページ一覧」を選択します。
②テンプレートを変更したいページのタイトルをクリックし、編集画面を開きます。
③画面右側「ページ属性」にある「テンプレート」のプルダウンから、「全幅ページテンプレート」を選び、ページを更新してください。これで変更完了です。
使い方②:階層ページの作成
固定ページでは、ページ同士を親子関係に設定し、階層ページを作成できます。オリジナル商品やサービス紹介ページなどに用いると、とても見やすいサイトになるのでおすすめの機能のひとつです。
階層ページの作成方法は、以下の手順です。今回は、分かりやすくするために親ページを<商品紹介>、子ページを<食品>とした例を用いています。
①画面左側にある管理画面より、「固定ページ>固定ページ一覧」を選択します。
②親子の「子」部分にしたいページのタイトル=<食品>をクリックし、編集画面を開きます。
③画面右側「ページ属性」にある「親ページ」のプルダウンから、親ページにあたるページ=<商品紹介>を選択し右上の「更新」をクリックしたら完了です。
使い方③:トップページに固定ページを表示
WordPressのテーマの多くは、基本的にブログ型のデザインとして作られています。ブログ型デザインの特徴は、新規記事がトップページにどんどん更新されていくというもの。そのため、更新するたびにトップページの内容が変わっていきます。
しかし、会社や店舗がユーザー向けのサイトを作成する場合、主力商品の情報やアクセスマップなどは、常にトップページに表示させておきたいですよね。このようなときは、以下の手順でトップページに固定ページを表示させることができます。
①画面左側にある管理画面より、「設定>表示設定」を選択します。
②設定画面内にある「ホームページの表示」のうち「固定ページ」のラジオボタンにチェックを入れます。
③「固定ページ」ラジオボタン下にある「ホームページ」のプルダウンから、トップページに表示させたい固定ページのタイトルをクリック。
④左下にある「変更を保存」を選択したら設定完了です。
使い方④:メニューバーに固定ページを表示
サイトのメニューバーに固定ページを表示させることで、ユーザーは知りたい情報をすぐに得られます。固定ページへの動線を作り、見やすいサイトを心がけましょう。
①画面左側にある管理画面より、「外観>メニュー」を選択します。
②メニューの編集画面が表示されるので、メニュー名に好きな名称を入力し、「メニューを作成」を押します。このとき、「オリジナルメニュー」や「メインメニュー」など、自身で分かるものであればどんな名称でも大丈夫です。
③画面左側にある固定ページのチェックボックスから、メニューバーに表示させたい項目にチェックを入れ、「メニューに追加」を選択します。もしメニューの表示順を変更したい場合は、ドラッグ&ドロップで調整してください。
メニューをサイト上のどの場所に表示させるかの設定もあわせて行えますが、使用しているテーマによって位置が異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
おすすめのカスタムページテンプレート
固定ページでは、ページごとにデザインを変更できます。そのため、「会社情報」や「お問い合わせページ」など、自分でカスタマイズしたテンプレートを作成し、より個性あふれるサイトの作成が可能なのです。
このとき、使用する固定ページ用テンプレートは「page.php」です。PHPとはお問い合わせフォームやショッピングカートなど、入力内容によって表示内容が変わりやすいサイト生成に利用されるスクリプト言語のこと。「page.php」を作成することで、より自分好みのサイト作成が実現しますよ。
まとめ
「会社情報」「お問い合わせ」「アクセスマップ」「採用情報」「サービス情報」など、更新する機会がほとんどないコンテンツは固定ページでの作成がおすすめです。固定ページごとにデザインを変えることもできるので、自由度の高いサイトを作ることができます。
WordPressは、触れば触るほど機能の知識が培われていくはず。そうすれば、カスタマイズ性も高まりどんどんサイト作成が楽しくなっていきますよ。
(本文・よしたかあしょう)
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