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ポートフォリオ作成

職種別WordPressでポートフォリオを作る方法とおすすめテーマ

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フリーランスの方、これから独立してフリーランスを目指す方、あるいは転職を考えているクリエイターにとってポートフォリオはとても重要です。なぜなら、自分の能力を相手に知ってもらうための大切なツールだからです。いざ作るとなると難しく感じるかもしれませんが、WordPressを使えば初心者でも手軽に作成することができます。

ポートフォリオとは?

ポートフォリオは「クリエイターが実績をアピールするための作品集」で、就職の面接やクライアントへの売り込みの際に活躍します。作品を掲載するだけではなく、作者の考えや個性などをアピールするものでもあるので、様々な趣向を凝らすことも大切です。相手はポートフォリオを見てあなたの実績や仕事に対しての考えを確認し、会社やそのときの案件とマッチングするかどうかを判断します。ポートフォリオを作成するためにはまず、これまでの作品を収集し、そこから整理、分析する必要があるので、自身の過去を振り返ることからスタートすることになります。

ポートフォリオ作りにWordPressが向いている3つの理由

ではなぜ今回、WordPressを使ってポートフォリオを作ることをおすすめするかというと、そこには3つの理由があります。

簡単に作れてすぐに始められる

ブログ形式で始められるなど、WordPressには初心者でもwebサイトが作りやすい環境が備わっているので、手軽に作り上げることができます。なので、急にポートフォリオが必要になった場合や、相手に合わせて急遽変更することになった場合もすぐに作ることができます。

また、WordPressは多くのユーザーが利用しているので、何か困ったことがあってもすぐに検索して調べることができます。例えばサイトの更新やメンテナンス方法などもweb上に載っているので、維持・管理がしやすいのもポイントです。ポートフォリオが閲覧できなくなったり、中身が変わってしまったり、といったリスクも抑えることができるでしょう。

プラグインで機能を拡張できる

ポートフォリオは自身をアピールするものなので、自分なりのアレンジが必要となります。細部に遊び心を持たせたり、アニメーションを表示させたりしたいときも、WordPressにはプラグインが充実しているので、すぐに実現することができます。

様々な種類のテーマが存在する

WordPressには企業向けから個人向け、ECサイト向けやブログ向け、あらゆるテーマが存在しています。それぞれのニーズにあった幅広い選択ができるので、自身の活動にあったポートフォリオを作ることができます。無料のテーマであってもクオリティが高いものが多く、そのままの状態でも使うことができるので「とりあえず作品を表示させたい」という人にもおすすめです。

ポートフォリオに必要な情報・見せ方とは

PC作業

では早速、ポートフォリオを作っていきましょう。とはいってもどういう風にしたらいいか悩みますよね。そこで今回はカメラマン、web デザイナー、動画クリエイター、ライターの4種を例に挙げて、それぞれの作品の見せ方を解説します。

カメラマン

作品の見せ方

なんといっても写真のインパクトが大切です。どういったテイストの写真を撮っているのか相手に伝える必要があるので、お気に入りの写真をファーストビューで表示させましょう。動きを付けて相手の視覚に訴えかけるなど見せ方に工夫を凝らすとなおよいです。普段テーマを決めて撮っている方は、それが分かるように並べて表示させると、相手に自身がどんなカメラマンなのか伝わりやすくなるでしょう。もちろんサイトデザインも作品の世界観が伝わるようなテーマを選ぶのがよいです。

その他、必要な情報

カメラマンは作品が主体となる職業なので、プロフィールは書かず写真のみでアピールするという方が多いです。もしプロフィール文を載せる場合は今までのキャリアや、どんな写真を撮っているのか、好きなのか、など写真に対しての思いを表現するといいでしょう。

webデザイナー

作品の見せ方

webデザイナーの場合はなんといってもサイト自体がアピールになるので、伝えたいことを直接表現しやすいでしょう。自身の感性と個性をしっかりと落とし込み、サイト全体で相手に訴えかけることが大切です。アニメーションを使ったり、文字を縦書きで表記したりするなど遊び心を入れると、相手に興味を持ってもらいやすくなります。

その他、必要な情報

webデザイナーの方は特にサイトをきっちりと作る必要があるので、その際に自身の情報もしっかりと書くようにした方がいいかもしれません。プロフィール文には基本情報、これまでに手掛けた実績のほかに、どういうことをモットーにしているかということも入れると誠実さが伝わります。

動画クリエイター

作品の見せ方

どのような動画を撮影してきたのか、編集ができるのかというのを相手にできるだけわかりやすく伝えることが大切なので、作品の説明やプロジェクト名も併せて載せておくとアピールに繋がります。幅広いジャンルの動画を撮ってきた人は作品ごとに動画のテイストが変わるので、それぞれページを作っておくとすっきりと見やすくなります。クライアントが好まないテイストの動画の作成実績がある場合は、限定公開にすると決まった人しか見ることができないのでおすすめです。また、可能であれば、ポートフォリオ用に自身の作品を短くまとめた動画やPR動画などを作って載せるといいでしょう。

その他、必要な情報

撮影した動画はYouTubeにアップしておくと、閲覧した方が情報をシェアしやすくなるのでおすすめです。プロフィール文はカメラマンと同様に、そこまでこだわりを持たなくてもいいかもしれません。

ライター

作品の見せ方

書いた記事をただ載せるだけでなく、企画から関わった場合や編集や撮影なども自身で行った場合は、きちんとアピールするようにしましょう。写真や映像と違い、記事はパッと一目見ただけでは相手に伝わりません。どうしても情報量が多くなってしまうので、ポートフォリオに載せる本数は厳選し、記事に関するエピソードなどを重視して記載すると、ライターとしての仕事に対する考えが相手に伝わりやすくなります。

その他、必要な情報

可能であればPV数やSNSでのシェア数など、ユーザーの反応がわかるものも載せるといいでしょう。専門分野があればその情報も入れておくと親切です。プロフィール文では、どんな人にどういった考えで取材を行なってきたかなどを重視して書くと、これまでのキャリアと得意なことが伝わりやすいです。

クリエイターにおすすめのテーマとプラグイン

WordPress

続いては先ほどあげたクリエイティブ職におすすめのテーマを紹介します。また、ポートフォリオを作る際に押さえておきたい3つのプラグインも紹介します。

カメラマン

PHOTEK

記事情報やサイドバーなどムダな要素がなく、ファーストビューでは写真だけを表示できます。写真をクリックするとフォトページが表示され、左に作品、右に説明文が出る仕組みになっています。テーマは赤と黒と白でデザインされており、鮮麗された作りで写真を引き立たせてくれます。HTMLの知識がなくてもカスタマイズできるようになっているので、自分好みにサイトをアレンジしやすいのもおすすめポイントです。

webデザイナー

MIKADO

「和」の要素が詰まったデザインで、日本ならではの雰囲気が表現されています。文字が縦書きで表示できるなど、1つのページに神秘的な空間を感じる作りになっており、自身の感性と個性を思う存分に落とし込むことができます。また、カスタムも簡単にできるため自身の要求を再現してくれる機能性もあり、時間を要せずにハイクオリティなポートフォリオを作ることができるでしょう。

動画クリエイター

Superflick

ファーストビューにはフルサイズの動画が表示され、見るものを魅了してくれるでしょう。サイトはモダンな作りで余計なものが削ぎ落とされており、映像を引き立たせてくれます。プロフィールを表示するページには自身をアピールする画像を大々的に表示でき、おしゃれな雰囲気に仕上げることができます。さらに動画を紹介するのに便利なグリッドレイアウト表示も可能です。

ライター

MODERNISM

シンプルで無駄なものがなく、記事の良さを引き立たせてくれます。先ほど説明したように、ライターは伝える情報が多くなってしまうので、サイトは記事の表示を少なくし整理して使うといいです。また、機能が厳選されているので高速で表示することができ、相手にストレスを与えることがありません。なお、デザインの販売元である「isotype」はすべてのテーマで日本語の美しさにこだわっており、文字にこだわっていることをアピールできます。

おすすめのプラグイン

AddToAny Share Buttons
自身の活動をアピールする中でSNSも有効活用したいですよね。このプラグインを使えばシェアボタンやフォローボタンを簡単に設置することができます。カスタマイズ性にも優れているので、ボタンのサイズなどを好みに合わせて調整できます。

Photo Gallery
「YouTube・Vimeo」に対応しており、写真や動画のギャラリーを簡単に作ることができます。画像サイズを自由に変更できたり、角丸にしたりすることができ、レスポンシブにも対応しています。

Contact Form 7
このプラグインを使えば問い合わせフォームを簡単に作ることができ、自動返信メールやサンクスページなどもカスタマイズすることが可能です。ポートフォリオを作っても、それを見た人が「仕事を依頼したい」とコンタクトが取れなければ意味がなくなってしまいます。問い合わせフォームは必ず設置するようにしましょう。

ポートフォリオはクリエイターのマストアイテム

クリエイターにとって自身の作品は大きな財産です。しかし、それらが眠ってしまっていてはもったいないですよね。ポートフォリオを作ればSNSのプロフィール欄や名刺にも掲載でき、思いがけないビジネスチャンスにつながるので、ぜひ試してみてください。また、これから転職される方やクリエイターを目指す方は、作品が完成するたびに随時ポートフォリオを更新するようにすれば、急に必要になったときも困ることがありません。

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この記事を書いた人

RYUICHI ARAI
神奈川県出身。いきなりフリーランスとしてキャリアをスタートさせ、スポーツ関連の記事を執筆。過去にはHIPHOPライターとしても活動。ライター 以外にもコンテンツ制作や編集などの仕事も行う。趣味はフィールドワーク。

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