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E-A-Tについての解説

E-A-Tとは?Googleからの評価を高めたいSEOでの重要指標

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E-A-Tとは、Googleが公開する検索品質評価ガイドラインにて定義されているWebサイト評価基準で、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った造語です。
ガイドライン内では、E-A-Tは極めて大事だと言及されています。それゆえ、E-A-Tを満たしたWebサイト作りを進めることは、今やSEOにおいて不可欠です。
本記事では、E-A-Tが重要視されるようになった背景から、それぞれの項目の定義や高め方に至るまで具体的に解説していきます。

SEOにおいてE-A-Tが重要視されている背景

SEOにおいてE-A-Tが重要視されている背景

Googleの検索アルゴリズムの精度が不十分だった2000年初頭の時期は、ブラックハットSEOとも呼ばれる検索エンジンの機能を逆手にとった対策が横行していました。コンテンツの伴わないサイトで闇雲にキーワードを詰め込んだり、被リンクを大量購入し形式だけは人気サイトに見せかけたりするスパム的手法が、SEO対策としてある程度通用する時代があったのです。

しかし、もちろんGoogle側がそうした状況を好ましく捉えていたわけではありません。そもそもGoogleの経営方針は、ユーザーのニーズを満たす関連性と信頼性の高い情報を提供するというユーザーファーストにあります。また、ユーザーが常に有益な情報に触れることができれば、自ずと有料広告へのアクセスも増え企業収益を高めることにもつながります。そこで、Googleは小手先の技術に頼ったサイトではなく、信頼性の高い良質なコンテンツが検索上位表示されるよう年々検索アルゴリズムを進化させてきました。
そうした流れのなか、Googleがサイトの品質評価をするうえで重要視するようになったのがユーザーファーストに直結するE-A-Tです。検索アルゴリズムの精度が向上した2010年代後半以降は、以前のようなブラックハットSEOはほとんど効果がなく、E-A-Tを満たしたユーザー目線のサイト作りが最優先で求められています。

専門性(Expertise)とは

専門性(Expertise)とは

以下、E-A-Tを構成する3つの要素について説明していきます。
まず専門性(Expertise)とは、コンテンツやWebサイト全体が特定の分野やジャンルに特化しているかという視点です。同じようにコンテンツ豊富なサイトがあったとしても、百貨店の如くあらゆる分野を取り扱うサイトよりも、ファッションやグルメといった特定ジャンルに絞ったサイトの方がユーザーにとって役に立つという捉え方です。
たとえば、単にペットに関する情報を取り扱っているサイトよりも、小鳥に特化したサイト、熱帯魚に特化したサイトの方が専門性の高いコンテンツと位置付けられます。
さらには、熱帯魚の中でもメダカの品種や生態について網羅したサイトということであれば、ユーザーニーズを迅速且つ的確に満たす専門的コンテンツとしてより一層ポジティブな評価を得ることになるでしょう。

権威性(Authoritativeness)とは

権威性(Authoritativeness)とは

権威性(Authoritativeness)は、第三者から見てサイトが優れた価値あるコンテンツとして評価されているかという視点です。権威性においては、コンテンツの中身だけではなく、当該コンテンツの発信元が「どのような組織に所属する誰なのか」という部分が大きく評価に影響します。権威性が関わる事例として、Googleが具体的に示しているのが医療情報コンテンツです。ある病気の対処・治療法について、一個人が発信しているサイトと医師や医療機関が発信しているサイトがあった場合、やはり後者が発信するコンテンツの方を、一般ユーザーにとって間違いのない有益な情報、すなわち権威性のある情報として検索エンジンは優先的に評価します。
また、別のサイトやSNSなどでどの程度話題に上がっているのかも権威性評価に影響するポイントです。もちろん、自然と被リンクを集められれば、検索結果にも寄与しやすいでしょう。ゆえに取り組むべきは先のブラックハットSEOではなく、どうすればユーザーが言及、参照したくなるかを考慮した施策です。それは外部SEOの本質に適ったものだといえます。

このように権威性には、発信者の資格・肩書き・知名度といった面も少なからず関連することから、中・長期的な視点が必要です。くれぐれも安易だからといってダーティーな手法へと舵を切ることのないよう気を付けましょう。

信頼性(Trustworthiness)とは

信頼性(Trustworthiness)とは

信頼性(Trustworthiness)は、サイトコンテンツの発信者がユーザーにとって信頼できるかどうかという視点です。ここでは、コンテンツや発信者の真偽はもちろんのこと、サイト自体のセキュリティ面の信頼度も同様に問われています。よって、企業情報や運営者プロフィールを詳細に明示し、サイトをSSL化し安全に閲覧できる環境を整えることは必須といえるでしょう。また、商品レビュー、口コミも大事な要素です。
食べた(美味しかった)、使用した(使いやすかった)、着用した(着心地が良かった)といった実体験の感想は、ユーザーのみならず、検索エンジンにとっても評価の判断材料になり得るものと考えます。

専門性を高めるための方法

専門性を高めるための方法

それでは、E-A-Tの高め方を具体的に紹介していきます。

まず、専門性を高めるには当然ながら一定のジャンルに特化しなければなりません。注意すべきは、蛇足を避けることです。コンテンツ充実のためあれこれ書きたくなる気持ちは分かりますが、仮にサッカーの情報サイトを運営するならば、野球や格闘技といった他種目の話題についてはあまり手を伸ばさない方が得策です。なぜなら、せっかく確立しようとしているサッカーという専門性が、検索エンジンから見ても弱まる可能性があるからです。

特化した後は、量・質ともに網羅させましょう。
どのジャンルでも、類似サイトは多数オンライン上に存在しているはずです。そのなかでも検索エンジンに注目してもらうためには、一般ユーザーにとって明確で有益な情報を豊富に掲載したサイトを作り上げなければなりません。ある職業について紹介するサイトであれば、仕事内容、労働環境、年収情報、将来性、職業に就くための進路、求められる適正、必要な資格、その試験内容、口コミ、体験談……等々(挙げればキリがありませんが)、検索意図を満たしつつメイントピックに関連する情報を細部まで提供することがサイトの専門性向上につながります。

他方、コンテンツを充実させたいが、運営者自身にそこまで専門的な知識や経験がないというケースもあるかもしれません。
然らば、「その分野の専門家に取材・インタビューを行った内容を掲載する」あるいは、「コンテンツを専門家に監修してもらう」といった方法も選択肢の一つです。
確かに健康情報を発信するサイトに豊富なコンテンツを掲載したからといって、一個人からの情報では専門性に疑問を抱かれても仕方ありません。そこで、専門医の監修という形でアドバイスやコメントを提供してもらえればどうでしょう。それだけで、少なくともユーザーから見てサイトの専門性は上昇するはずです。担当した専門家の名前やプロフィール、できれば顔写真などもサイト内に合わせて掲載しておくと尚良いでしょう。

ちなみに、専門家への依頼によって得られるメリットは決して専門性を高めるだけではないこともポイントです。そう、後述するサイトの権威性や信頼性アップの手段としても機能してくれます。

権威性を高めるための方法

権威性を高めるための方法

続いて、権威性を高める方法について解説していきます。
権威性を高める最低限の方法として、運営者や運営会社の情報をサイト内に詳しく記載しておく必要があります。ただ、身元を記載したからといって、知名度のある個人や会社でない限りすぐに権威性の獲得につながることは難しいでしょう。しかし、どこの誰ともわからないコンテンツ作成者では尚更です。専門性や信頼性の面でもまず評価されにくいと思ってください。対策の一つとして、運営者情報は可能な限り丁寧に記載しておきましょう。

また、虎の威を借りる狐さながらに知名度の高いサイトから被リンクを獲得することも意識すべきポイントです。
被リンクをもらうサイトはどこでもよいわけではありません。かつて通用したスパム的手法で被リンクを増やしていては、評価は一向に上がらないどころか検索アルゴリズムから不正判定を受けることも考えられます。
特定のコネクションがある場合を除けば、権威あるサイトから被リンクを得るには、基本、地道に有益なコンテンツを発信していくことが遠いようで王道です。価値は育てるものだと捉えてください。オリジナリティも大切です。自身の運用するサイト(コンテンツ)のテーマ、ジャンルにおいて業界全体を引っ張っていくつもりで、勿体ぶらずお手本になり得る一次情報をどんどん公開していけるとよいでしょう。

同様にコツコツとサイテーションを獲得することも、蔑ろにはできません。
サイテーション(citation)とは引用を意味し、他のサイト内やSNS上で企業名・サイト名・サービス名などが紹介されたケースを「サイテーション獲得」と表現します。
リンクとは異なりますが、Web上で言及されていることはユーザーから関心を寄せられているとも解釈できるため、検索エンジンが評価してくれる可能性も無いとは言い切れないのです。

とにもかくにも、専門性の高いユーザーファーストのコンテンツ作りが、ゆくゆくはサイトの権威性の向上へとつながっていきます。
意識して取り組みましょう。

信頼性を高めるための方法

信頼性を高めるための方法

そして、サイトの信頼性を高める方法です。
まず、上記2つ(専門性、権威性)とも重なりますが、運営する個人や会社の情報を詳しくサイト上で開示しましょう。名称以外にもコンテンツの公開日や更新日、住所、電話番号、メールアドレス、できれば組織人数やオフィス風景などもあるとより好ましいです。こうした記載は検索エンジンにとっても閲覧ユーザーにとっても信頼性を判断する要素になり得ます。

また、最新のコンテンツを提供できるよう常に心掛けましょう。古い情報を放置したまま更新しないでいると、たちまちユーザーに飽きられるはずです。何よりも情報が古いせいで事実と反してしまう可能性も否めません。当然、Google側もそのページを評価するわけにはいかないでしょう(クエリによっては上位表示されることもありますが、だからといって更新を怠らないようにしましょう)。
防止策としては、やはり定期的なチェックです。サービスの料金プランや、法改正の関わる事項、行政手続きなど、旧情報を目にすることでユーザーが不利益を被ってしまいそうなトピックは特に注意してください。

さらに気を付けたいことは、情報やデータの引用元です。参照するサイトが嘘ばかりでは当然、巻き添えを食らいます。
信頼性を損ねないためにも、引用元の精査はしっかり行ってください。どんなジャンルでも確実なのは公的機関の情報です。
個人の見解と区別(引用・参照元を明記)することを前提に、学会の論文や科学的根拠のあるソースを使うようにしましょう。

YMYLとの関係性や注意点

YMYLとの関係性や注意点

最後に、E-A-TとYMYLの関係について整理しておきます。
YMYLとは「Your Money Your Life」の略称で、Googleの検索品質評価ガイドラインで登場する項目の一つです。日本語では「あなたのお金、あなたの生活」と直訳できるように、私たちのお金や生活(健康)に関わる分野が該当します。
このYMYLに含まれるジャンルのWebサイトについては、Googleは検索時の評価基準を特に厳格に適用すると明言しています。
すなわち、YMYLに含まれる金融・医療・ニュースサイトなどは、SEO評価においてE-A-Tが重視されるというわけです。
この背景には、かつて医療系キュレーションサイトで専門性や信憑性に乏しい情報が多くのユーザーの目に留まり、それをGoogle側が大いに問題視したという経緯があります。不正確な情報により多くのユーザーが不利益を被っては、検索サービスの有益性が損なわれてしまうという強い危機感があったようです。

ここで、YMYL以外の分野ならSEO対策でE-A-Tを考慮しないでいいのかという疑問が生じるかもしれません。簡潔にいうと、YMYL以外のサイトでもE-A-Tを十分に考慮してください。
YMYLは一見、対象範囲が狭い印象を受けますが、実際はショッピングや栄養情報なども含み、潜在的にはかなり広範なジャンルで関連性を持っています。
そもそも、E-A-Tを意識する事自体がユーザー満足度の高いサイトに仕上げるための非常に理にかなったアプローチです。
可能な限りどのサイトでも対応してください。

ユーザー目線のサイト構築にE-A-Tは必須!

ユーザー目線のサイト構築にE-A-Tは必須!

E-A-Tは、Googleが理念として掲げるユーザーファースト(の情報提供)を実現するための核となる評価基準です。
Googleがコンテンツの質をより高精度で評価できるよう舵を切っている以上、各サイトがE-A-Tを強化する取り組みは今後ますます必要となるでしょう。
もちろん、SEOの側面だけで重要視するわけではありません。
あくまで、ユーザーにとって親切であること、有益であることを意識するうえでE-A-Tは欠かせない概念です。
ここを見間違えると、小手先のテクニックに走り、いずれまた痛い目にあうことが考えられます。

つまるところ、ユーザー目線を起点に構築したサイトは必然的にE-A-Tが含まれるということです。それゆえ、SEO評価にも期待が持てます。

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この記事を書いた人

ヒゴ
無知、無能、無粋、無才、無点法……。SEOやアクセス解析に腐心しつつも、それらはまるで逃げ水のように追いかけては遠く離れ、ようやく掴んだと思った矢先にはシビアな現実を突きつけられる有様です。あるいはライターとして名を連ねることに気後れしながら、日曜大工のスタンスで恣意的かつ箸にも棒にもかからない駄文をまき散らしています。隠し切れない底意地の悪さ。鼻持ちならない言い回し多数。どうかご容赦ください。

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