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Facebook広告の運用初心者

Facebook広告初心者でも運用に活用できる7つのやり方

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Facebook広告の運用が、お問い合わせやお申込み、サービスの認知につながることを漠然と理解しつつも、初心者であるがゆえ、その仕組み・やり方がわからず、なかなか一歩足を踏み出せない方は、少なくないように思います。
数あるSNSのなかでも「Facebook」は活用する利用者数が多いため、効果的に大きな発信力を帯びていくことが期待できる傍ら、運用にはある程度の知見が必要であることも事実。ただ、長期的に考えると、メリットは多いです。
うまく使うことができれば、集客数は伸び、仮に停滞していた状況が続いていたならば見事に打開してくれるだろうし、これから事業を開始するにしても、申し分ないスタートダッシュを切れるかもしれません。

おすすめ要素がある一方で、構造が明瞭になったとして、あくまで、どのように活用するかが肝となってきます。闇雲に運用すれば良いものでは決してありません。
ということで、本記事ではFacebook広告の運用において、最大限に活用するためのやり方、そのポイントを、ずばり7つ挙げて解説します。内容はシンプル。初心者でも簡単に理解できることでしょう。だからこそ、必見、必読! まずは効果を生かす方法を知り、そのうえでプロフェッショナルの業者に問い合わせるのもオッケー、専門家に相談するのもオッケー。基本形式などを理解しておくと、不安は減り決断もしやすく、その後の継続運用もスムーズになるのではないかと考えます。

Facebook広告の仕組み

Facebook広告はオークション形式で3つの要素から総合的な評価を受け、そのスコアの高い順に落札されます。結果、いわゆる表示回数に該当するインプレッションや閲覧ユーザー数のリーチに反映。つまり、広告の露出数に影響を及ぼします。
なお、価値を決める3要素は、それぞれ「広告主の入札額」「広告の品質と関連度スコア(広告を見た人のいいね!やクリック数、エンゲージメント、ポジティブ・ネガティブな反応……等々のデータをもとにした評価数値)」「推定アクション率 (広告表示によって、コンバージョンや広告を見た人のアクションなど設定された最適化対象を得る可能性」です。

Facebook広告のメディアとしての基本的な特徴

Facebookは世界中で利用されており、国内でのユーザー数もほかのSNSと比べて多いといえます。
特徴的なのは、ユーザーの多くがスマートフォンで閲覧利用しているところでしょう。
パソコンの前だけでなく、通勤や通学、外出時などで触れる機会が多い、まさしくモバイルメディアとして使用されていることがほとんどのはずです。
実際、アクティブユーザーは2017年の時点で国内だけでも1日あたり1900万人を超えています。つまり、Facebookで広告を配信すれば、広く接触してもらえる可能性が高いのです。どうしたって価値は高いツール。使わないわけにはいきませんよね(再三、繰り返しますがもちろん活用の仕方が大事というのが前提です)。

Facebookは単に友人との交流を深めるだけでなく、当然、ビジネス目的で利用しているユーザーも少なくありません。20~40代の利用者層が比較的多く占めるなかで、働き盛りど真ん中を狙う企業やお店も頻繁に見受けられます。この世代をターゲットとした宣伝効果は、チラシや単なるWebサイトの運用以上に集客として期待せざるを得ないのがわかりますね。

注目すべきはFacebookのアカウントにもあります。そう、氏名や出身地、家族構成や誕生日といった情報が登録されているところです。広告戦略を考えるうえでターゲティングは重要な要素。ゆえにFacebook広告は、ほかのメディアよりもターゲティングの精度が高いのです。この点において、費用対効果が大きいといった特徴を備えています。

そういうわけで、いよいよ活用にあたってのやり方、そのポイントをお伝えしましょう。

ポイント1:豊富な広告フォーマットの種類を理解する!

Facebook広告の入り口

Facebook広告と呼ばれるものは、一つの型にはまっているものではありません。
利用者の用途に合わせてさまざまな種類のフォーマットが用意されています。

例えば、「動画広告」。人間の心理的にもつい目を向けてしまうことはありますが、何より多くの視聴者に訴えかけられるという点が、自ずとブランディングにつながっていくというメリットにつながります。
そして、「近隣エリア広告」。利用者の現在地情報を元にした店舗近くの人々に向けて表示される広告です。ユーザーも近くのお店を探すもの。となれば店舗へ導く広告とのマッチングは高確率になることでしょう。「リード獲得広告」は、単に顧客を呼び込むというよりは、見込み客となりそうな相手にアプローチしたい場合に有効です。ユーザーへ直接フォーム入力を促す仕組みのため、サイト内登録の手間が省け、なおかつFacebookのプロフィールに入力してある情報なら自動でフォームに挿入されるため、利便性が高いことがわかります。スマートフォンのような小さな画面で登録完了までスムーズに行えるのは、ユーザーにとって非常に便利なことです。

「リンク広告」「カルーセル広告」「モバイルアプリ広告」は、それぞれダイレクトレスポンスを目的としたものだといえます。
ダイレクトレスポンスとは、顧客に接触してから商品やサービスの購入にまでつなげることを目的とした広告です。
それぞれ見ていくと、リンク広告では宣伝したいページ、すなわち外部サイトへの誘導に一役買います。複数枚の画像や動画を表示できるカルーセル広告では顧客に何かしら刺さるものを提示していける可能性が高まります。そこで興味を持ってもらえば、認知拡大にもつながり、商品やサービスを販売する手段として有効に機能するわけです。
モバイルアプリ広告では、新規ユーザーの獲得といった目的以外にも、これまでのユーザーに復帰してもらうといった役割も担っています。リマーケティングによって休眠ユーザーを再び起こすのは、需要を掘り出すためにも念頭に置きたい施策ですね。
いずれにせよ、用途によって最適なフォーマットを選んでいくことが必要な戦略です。目的と手段に筋が通ることで、Facebook広告のメリットを最大限に活かしていけるでしょう。

ポイント2:ユーザーに対するきめ細かなアプローチが可能!

広告はただ発信すれば良いというものではなく、「誰に何を発信するのか?」という視点を持つことが大切です。
Facebook広告ではユーザーのプロフィール情報をもとにして、ターゲットを絞り込んだアプローチができます。年齢・性別・地域・学歴などの情報から、広告の内容を伝えたいユーザーを見極められるため、効率的なアピールが可能です。

また、ユーザーが所属するグループや友人といった「つながり」や、興味関心といった側面を示す「いいね」の動向などによってもターゲットを設定することができます。

先述した通り、新規の顧客を開拓すると同時に、すでに顧客となっている相手に対してもアプローチができるのもアドバンテージとして活用したいところ。加えて、電話番号やメールアドレス、過去の購入履歴や訪問履歴といったデータから特定のユーザーに向けた広告を発信できる点も生かすべきメリットです。もちろん、乱用することで逆効果を生み出しかねないですが、仮にすでに好意的であり、親密度が高いと思われるターゲットに類似のアイテムをレコメンドすれば、新たな成約につながる可能性は高いはずです。
精度の高い仕組みとデータ、そこに落とすロジックで、発信先をしっかり選定していきましょう。

ポイント3:予算と広告の出稿期間を自由に設定できる!

Facebook広告の予算調整

Facebook広告は、利用者の予算によって広告を出稿することが可能です。
予算の組み方としては1日あたり、もしくは広告を出稿したい期間で調整できます。
低予算での出稿が可能であるため、「まずは少ない金額で様子を見たい」といった使い方もできるわけです。
いわゆるキャンペーンとして、特定の期間だけ広告を出せることも魅力的。
ターゲット層がFacebookを閲覧する時間帯に合わせての公開のため、効果的に作用します。シチュエーションにもよりますが、ある程度ユーザーの行動パターンが絞れるならば、この仕組みを使わない手はないでしょう。

ポイント4:利用者の目的に合わせた最適化が行える!

Facebook広告の最適化

Facebookで広告を出稿する目的は、利用者によって異なるものです。
それを踏まえて、Facebook広告の優れた点として挙げられるのは、利用者が意図するマーケティングの目的によって広告を「最適化」できることにあります。

例えば、ブランディングを図ることが目的であれば、あらかじめファンになりそうなターゲットを絞り込んで、リーチ度(広告の到達率)を高められるのです。
飲食店などを経営していて来店者数を増加させたいといった目的があるのなら、店舗に近い人たちに対して集中的に広告を表示させることができます。
ほかにも、Webサイトに誘導してアクセス数を増やすことや、イベントへの参加者を募るといった狙いに対しても効果的に機能させられます。
フォーマットの種類でも紹介しましたが、多様な役割を担っていると同時に、目的に対して適切な手段の選定が行えるのです。

他方、ここで注意しておきたいのは、ユーザーに対して求める内容によって広告の表示方法が異なる点です。
画像サイズやテキストの文字数などが違ってくるので、広告を作成する前にきちんと確認しておきましょう。

ポイント5:「Marketplace Ad」なら誰でも出稿できる!

Marketplace Ad(マーケットプレイス・アド)は、Facebookのビジネスアカウントがなくても広告が出稿できるメニューのことを指します。
大きな特徴としては最低出稿額がないため、手軽に利用できる点です。

自分で出稿することが可能であるものの、「出稿の仕方がわからない」「出稿にまで手が回らない」といった場合には、集客を支援してくれる会社に依頼してみるのも良いでしょう。せっかく知り得たノウハウ、マニュアルがリソース不足で生かす機会がないのは勿体ないです。プロフェッショナルな企業なら、しっかりサポートしてくれます。

また、広告の出稿はタイミングも大事です。ビジネスチャンスを逃さないためにも運用方法については明確に戦略を立て、実行へと移していきましょう。

ポイント6:目的に合わせて2種類の掲載面を選ぶことができる!

目的別Facebook広告のタイプ

Facebook広告には、「ライトサイド」と「ニュースフィード」という2種類の掲載面があります。
ライトサイドはパソコンのみの表示です。ターゲット層がパソコンをメインに使うユーザーであれば訴求力は増し、広告効果も高まるといえるでしょう。
その一方で、ニュースフィードはパソコンだけでなく、スマートフォンにも広告を表示させることができます。視認性は言わずもがな。世のほとんどがスマホユーザーであることから、タッチポイントが増え、認知度向上に寄与する期待が持てます。

なお、ライトサイドはFacebookページがなくても利用可能であるものの、ニュースフィードの場合はFacebookページがあることが前提です。
利用目的とシチュエーションに合わせて、どちらを使うか検討してみましょう。

ポイント7:効果的に広告を活用するにはコツがある!

Facebook広告

これまで述べてきたポイントからも、Facebook広告が有益であるということは伝わったかと思います。しかし、肝心なのは広告効果を高めていく方法。積極的に発信していくことも大切ですが、効果的に活用するにはやはりいくつかのコツを押さえておく必要があります。
きめ細やかなアプローチについて述べた章(ポイント2)でも触れましたが、多用すれば良いというものでもありません。いくら集客を行いたいと思っていても、宣伝ばかりの投稿を続けていてはユーザーから敬遠されてしまう恐れもあるのです。

そこで、解決策。ユーザーとの距離を縮めるならば、自社にまつわるエピソードや業界の豆知識なども投稿してみましょう。一部の統計ではありますが、SNSと豆知識系は相性が良いことが多いです。ユーザーの「知りたい!」欲求を上手く刺激してみてください(笑)。
また、顧客とのこれまでのやりとりを一つのストーリーとして紹介するのもおすすめです。少なからず親近感を抱いてもらえると思います。
そして、写真。自社の商品やサービスに沿ったものを投稿してみると、ユーザーからの反応を増やしていけるでしょう。逆にいうと、文字情報だけに頼ってしまうと、なかなか愛着度を上げていくのは難しいかもしれません。

顧客からのレスポンスを逃さないためにはプロフィール情報を最新のものにしておくことも大切です。
興味を持ったユーザーが連絡しようとしても、以前の住所や電話番号が表示されていては、つながらないだけでなくクレームの原因にもなってしまいます。
ビジネスチャンスはちょっとした手間の中にあります。プロフィール更新だけでなく、運用全般にいえることです。心がけておきましょう。

おまけ:運用次第でビジネスチャンスを広げるきっかけになる!

Facebook広告をはじめよう!

良い商品やサービスを提供していても、顧客がたどり着く仕組みを作っていなければ、売上にはなかなかつながっていかないものです。そう考えると、Facebook広告の場合、そのシステムは整っています。よって、活用の仕方次第でビジネスチャンスを広げていくきっかけとなるでしょう。
自社のビジネスにおいて何が不足しているのかをよく見極めたうえで、利用していくことが大切です。

社内だけではなかなかアイデアがまとまらず、施策として採用してみたものの正直運用に困っている方々も一定数いると思います。はじめから外部の専門家や、広告に精通している企業に頼るのも一つの手段ではありますが、だからといって基本を知ることを疎かにしてもどこか曖昧にことが進んでしまう危険性を孕みます。つまるところ、親身になって相談に乗ってくれる専門業者との出会いだけでなく、基本知識の蓄積が、未来を明るく照らしてくれるのではないでしょうか。
そして、本稿を踏まえ、確実に言えることがあります。
Facebook広告は間違いなく効果的に活用できるツールです。
上手に運用してみてください!

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