就労継続支援B型の利用者の集め方!効果的な集客方法と成功のコツを解説
就労継続支援B型の利用者が集まらない場合、支援を必要としている人に情報を届ける導線が十分に整っていないかもしれません。
支援内容や体制に自信があっても、事業所数の増加や情報収集手段の多様化により、従来の集客方法だけでは見学や問い合わせにつながりにくくなっています。利用者集めを成功させるには、どこで事業所を知り、どのような流れで行動につながるのかを整理し、自事業所に合った集客導線を設計することが大切です。
本記事では、利用者が集まらない理由と、必要としている人に情報を届けるための具体的な集客方法を分かりやすく解説しますので、集客施策を見直す際にぜひご活用ください。
目次
就労継続支援B型の現状と利用者が集まらない原因

就労継続支援B型では、近年の競争環境の変化により、情報発信を行っても十分な認知が得られないケースが増えています。このような状況下で集客成果を出すためには、まずは利用者が集まらない主な原因を理解し、自事業所に合わせた対策を講じることが大切です。ここでは、就労継続支援B型の利用者が集まらない主な原因を3つご紹介します。
事業所数の急増による競争の激化
近年、就労継続支援B型への社会的ニーズが高まるにつれて、参入する企業や法人の数が急増しています。厚生労働省の資料によると、令和3年4〜6月期には14,176箇所であった事業所数は、令和7年1〜3月期には18,614箇所にまで増加しました。
約4年間で4,400箇所以上の事業所が新たに参入しており、地域における利用者獲得の競争は激化していると言えます。このような状況下で、効果的な集客に取り組まないと、近隣の競合事業所に利用者が流れてしまい定員割れを起こしやすくなります。
工賃以外の魅力が伝わっていない
就労継続支援B型の利用者集めがうまくいかない理由の一つに、事業所の強みが十分に伝わっていないことが挙げられます。平均工賃月額1万円未満の事業所が増えている中では、工賃だけで差別化を図ることは難しく、他との違いが分からなければ利用者を紹介してもらう動機づけにつながりません。
利用者集めを行う際は、「工賃は高くなくても安心して通えそう」「このスタッフに相談したい」と感じてもらえるような、事業所ならではの魅力を明確に伝えることが大切です。支援体制や雰囲気、スタッフの関わり方などを具体的に示すと特徴が伝わり、新規利用者の獲得につながります。
知ってもらうための集客導線が弱い
利用者が就労継続支援B型を知るきっかけは、相談支援事業所からの紹介だけでなく、SNS、Web広告、インターネット検索など様々です。そんな中で、集客導線が弱いと事業所の存在を知ってもらえる機会が少なくなり、見込み利用者との接点が持てなくなります。
また、集客方法を一つに絞っていることも、利用者集めがうまくいかない原因です。情報収集の方法が多様化している中で、発信の場が限られていると、本来出会えたはずの利用者と出会えなくなってしまう可能性があるので、さまざまな集客経路を活用することが大切です。
就労継続支援B型の利用者の集め方【オンライン】

就労継続支援B型の利用者を安定して集めていくためには、ホームページやSNSなどを活用したオンライン施策に取り組むことが大切です。ここでは、オンラインで行う就労継続支援B型の集客方法を5つ紹介します。
ホームページ作成
ホームページは、支援内容や1日の流れ、スタッフ体制など、事業所の詳細を分かりやすく伝えられる就労継続支援B型の集客方法です。利用者が知りたい情報を整理して掲載しておくことで、初めての方でも安心して問い合わせをしやすくなります。
また、施設の写真を複数掲載する、相談申し込みのボタンを分かりやすい位置に配置する、といった工夫を凝らすとユーザーの興味を引くので、ホームページ作成では細かな部分まで気を配ることが大切です。
ホームページ作成が初めての方、集客につながるポイントを知りたい方は、以下の無料ダウンロード資料をチェックしてみてください。
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MEO対策
MEO対策は、地域で就労継続支援B型を探している人に対して、就労継続支援B型の存在を知ってもらうための方法です。Googleマップで「地域名 + 就労支援」と検索された際、事業所の情報を上位に表示させるために、具体的には以下のような取り組みを行います。
-
Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる
基本情報を正しく登録し、説明文に「就労支援」や「作業内容」などの検索キーワードを盛り込む。
-
「中の様子」がわかる写真を定期的に投稿する
作業風景や施設内の写真を掲載し、事業所の雰囲気を見せる。
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口コミの収集と丁寧な返信
利用者や家族に口コミを依頼し、届いた声に丁寧に返信する。高評価は信頼向上と検索順位アップにつながる。
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「最新情報」機能を活用して更新頻度を上げる
日常の様子をこまめに発信し、事業所が活発に活動していることをアピールする。
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名前・住所・電話番号の統一
ホームページやSNS上の名称・住所・電話番号の表記を統一する。
これらの施策を地道に継続することで、地域での検索順位向上が期待できます。MEOについてもっと詳しく知りたい方は、以下の無料ダウンロード資料をチェックしてみてください。
SEO対策
SEO対策は、検索結果でホームページを上位表示させる就労継続支援B型の利用者の集め方です。「〇〇市 就労継続支援B型」「精神障害 就労支援」など、実際に検索されているキーワードに合わせてサイトを整えることで、検索結果に表示されやすくなります。
サイトでは、就労支援に関する専門性の高いコンテンツを発信すると、ホームページ自体の価値が高まり、幅広い悩みを持つ層へアピールできるようになります。検索経由でのアクセスが定着すれば、多額の広告費をかけない独自の集客ルートを確立することが可能です。
SEOについてもっと詳しく知りたい方は、以下の無料ダウンロード資料をチェックしてみてください。
SNS運用
SNS運用は、事業所の日常の様子を発信して、強みをアピールする就労継続支援B型の集客方法です。パンフレットでは伝わりにくいスタッフの人柄や作業風景をリアルタイムで発信することで、利用を検討中の方やご家族の不安を払拭できます。
日々の投稿がそのまま「動くパンフレット」のような役割を果たすため、時間が経つほどに事業所の魅力を伝える強力な武器になっていきます。
リスティング広告・SNS広告
リスティング広告・SNS広告は、検索キーワードや閲覧履歴に応じて、就労継続支援B型の広告を表示する集客方法です。Google広告やYahoo広告といったリスティング広告では、「〇〇市 就労継続支援B型」「精神障害 就労支援」などの関連キーワード検索時に、自然検索よりも上に表示されるため、多くの人の目に入りやすくなります。SNS広告は、利用者の年齢や興味・関心、閲覧傾向などの情報をもとに配信先を設定でき、ターゲット層へ効率的に情報を届けることが可能です。
ただし、人気キーワードほど広告費が高くなる傾向があり、クリックされるたびに費用が発生する仕組みのため、地域やキーワードを慎重に選定した適切な運用が求められます。
就労継続支援B型の利用者の集め方【オフライン】

就労継続支援B型の利用者を集める際は、オンライン施策に加えて、対面によるオフラインの集客活動も大切な役割を果たします。
ここでは、対面や紙媒体を活用した4つの集客方法をご紹介します。オフライン施策とオンライン施策を組み合わせて、就労継続支援B型を知ってもらう機会を広げましょう。
相談支援事業所への営業
相談支援事業所への訪問営業は、就労継続支援B型の存在を知ってもらい、利用者の紹介につなげるための集客方法です。特に、利用者の特性や希望に合った事業所を探している相談支援専門員にとって、事前に情報が整理されている事業所は紹介しやすくなります。
訪問時には、事業所の概要や支援内容、対応している障害特性、作業内容、受け入れ体制などをまとめた資料を持参し、分かりやすく説明することが大切です。また、一度の訪問で終わらせず、定期的に足を運ぶことで信頼関係が築かれ、状況に応じた継続的な利用者紹介につながりやすくなります。
見学会・イベントの開催
見学会やイベントの開催は、事業所の雰囲気を実際に感じてもらえる集客方法です。就労継続支援B型を検討段階で不安を感じている人も少なくありませんが、実際の様子を見てもらうことで利用後のイメージがしやすくなり、具体的な検討につなげられます。
見学会やイベントでは、以下のポイントを意識して実施すると効果的です。
-
スタッフと直接話せる対話の時間
支援スタッフと一対一で話せる時間を設け、相性や人柄を確かめてもらいます。
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個別の悩み相談と体験利用の案内
不安を解消する相談時間を確保し、体験利用への具体的な進め方を伝えます。
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具体的な就職実績の紹介
一般就職した人の実例や、どのような進路に進んだかの実績を提示します。
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失敗や体調不良時のサポート体制
体調を崩した時のフォロー体制などを具体的に伝えます。
チラシ・パンフレットの配布
チラシやパンフレットは、就労継続支援B型の理念や支援内容を一目で整理して伝えられる集客方法です。口頭説明だけでは伝わりにくい情報も、紙媒体として残ることで、後から見返してもらいやすくなります。
実際に配布を行う際は、写真やイラストを取り入れるなど、視覚的なわかりやすさにも配慮すると効果的です。また、反応や問い合わせ数を記録しながら内容を見直すことで、より確実な成果が得られます。
就労継続支援B型の利用者集めを成功させるポイント

就労継続支援B型の利用者集めを成功させるためには、事業所の強みを明確にし、ターゲット層のニーズに応えた戦略的なアプローチを行うことが大切です。
ここでは、成功のために押さえておきたい3つのポイントを解説します。
コンセプト・ターゲットを設定する
就労継続支援B型の利用者集めを成功させるためには、まずターゲットとなる利用者像を明確に設定することが大切です。対象となる障害特性や年齢層、どのような支援を求めているのかといった要素を整理し、理想の利用者像を具体的に描きましょう。
利用者のニーズを把握したうえで支援内容を整理することで、期待に合ったサポートを提供しやすくなります。また、事業所ならではの強みや特徴も明確になり、他の事業所との差別化につながるため、選ばれやすい事業所づくりが可能になります。
信頼される実績を伝える
利用者やその家族に信頼されるためには、具体的な実績を伝えることが大切です。
例えば、一般就労実績をホームページに掲載したり、関係機関に紹介したりして支援成果をアピールしましょう。利用者の事例、工賃の実績、スキルアップの支援実績など、数字で示せる成果を積極的にアピールすることで、事業所の信頼性が高まり、集客効果につながります。
実際に、以下の方法で就労継続支援B型の実績を伝えられます。
- ホームページで一般就労実績や工賃実績を数値で紹介する
- ブログで利用者の支援事例や就労までのプロセスを発信する
- SNSで日々の作業風景や取り組みの様子を継続的に発信する
- パンフレットや実績資料に支援成果をまとめ、関係機関へ共有する
- 説明会や見学対応の場で、具体的な実績をもとに支援内容を説明する
高工賃・魅力的な作業内容など、選ばれる理由を設計する
就労継続支援B型が安定的に利用者を確保するためには、どのような点で選ばれたいのかを意図的に設計することが大切です。例えば、高工賃を重視する場合は作業単価や生産性の見直し、作業内容の魅力を高めたい場合は将来につながるスキル要素の導入、通いやすさを重視する場合は柔軟な通所時間の設定など、目指す方向性によって取り組む施策は異なります。
現時点で明確な強みが定まっていない場合でも、利用者にとって負担になっている点などを整理することで、改善の方向性が見えてきます。強みは運営を通じて段階的に構築していくものなので、まずは対応可能な項目の見直しから進めていきましょう。
就労継続支援B型の利用者の集め方まとめ

就労継続支援B型の利用者集めでは、支援内容の良さだけでなく、必要としている人に情報が届き、見学・問い合わせへつながる導線設計が欠かせません。
事業所数の増加や情報収集手段の多様化により、従来の方法だけでは成果が出にくくなっているため、オンライン施策とオフライン施策を組み合わせて接点を増やすことが大切です。
集客施策の設計や運用に不安を感じる場合は、就労継続支援B型の集客に強い専門家へ相談することも一つの方法です。弊社では、就労支援事業所の集客課題に対して、現状分析から導線設計、施策選定・改善までを見据えた集客支援を行っています。集客導線の見直しや安定した利用者確保について詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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